2018年9月23日 (日)

クラリベイト・アナリティクス「引用栄誉賞」やいかに?

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例年通り、10月上旬はノーベル賞ウィークとなります。ノーベル財団のサイトには以下の発表予定が明らかにされています。

10月1日
医学生理学賞
10月2日
物理学賞
10月3日
化学賞
10月5日
平和賞
10月8日
経済学賞

例年は木曜日が文学賞の公表なんですが、今年についてはご存じの通り、来年2019年に今年の授賞者も含めて公表される運びとなっています。
ということで、ノーベル賞の科学部門、すなわち、医学生理学賞、物理学賞、化学賞、経済学賞の4部門に相当するクラリベイト・アナリティクス「引用栄誉賞」が9月20日に明らかにされています。経済学賞については、以下の3組5人が受賞の栄誉に浴しています。

  • Manuel Arellano, CEMFI, Madrid, Spain, and Stephen R. Bond, Oxford University, UK, for contributions to panel data analysis, especially the Arellano-Bond estimator. This method exploits time patterns in panel data to estimate the economic response to a change in a policy or other variable, while controlling for permanent unobserved confounding variation.
  • Wesley M. Cohen, Duke University, Durham, NC, and Daniel A. Levinthal, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA, for their introduction and development of the concept of absorptive capacity (i.e., the ability of firms to evaluate, assimilate, and apply external knowledge) and its contribution to advancing our understanding of the innovative performance of firms, industries and nations.
  • David M. Kreps, Stanford University, Stanford, CA, for contributions to dynamic economic phenomena, in choice theory, finance, game theory, and organization theory.

功績については、最初のアレジャーノ教授とボンド教授は、パネルデータ分析のうちのアレジャーノ・ボンド推計と呼ばれるダイナミックパネル推計手法の開発、次のコーエン教授とレビンソール教授は、研究開発などにおける吸収能力をイノベーションに活かすとの概念、最後のクレプス教授は、不完備情報の動学ゲーム理論、に対するそれぞれの貢献と私は受け止めています。まあ、研究所の同僚などとお話をしないでもなかったんですが、クレプス教授のゲーム理論について私は詳しくないものの、アレジャーノ・ボンド推計なんて1990年ころに開発されていますし、吸収能力 absorptive capacity についても原著論文は大昔の1990年ではなかったかと記憶しています。ノーベル賞も経済学賞については、そんなものかもしれません。

最後に、今年のノーベル経済学賞の私の予想は、新々貿易理論のメリッツ教授ということにいておきますが、アレジャーノ教授とボンド教授もとても親しみを覚えています。

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2018年9月22日 (土)

猛虎打線が序盤から爆発し大量援護で藤浪投手は6回4失点ながら4勝目!!

  RHE
阪  神036002101 13180
広  島002002000 483

ほとんど試合は見ていないんですが、猛虎打線が序盤から爆発し大量援護で藤浪投手は6回4失点ながら4勝目だったようです。最下位から5位に順位をひとつ上げて、明日からの甲子園でのジャイアンツ戦に連勝すれば、あるいは、クライマックス・シリーズに望みが出てくるかもしれません。

甲子園に戻ってのジャイアンツ戦は、
がんばれタイガース!

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今週の読書はバラエティ豊かに計8冊!!

今週は三連休でスタートしましたし、それなりに時間的な余裕もあって、経済書も含めて、歴史書や米国のトランプ政権批判本、さらにミステリなどなど、バラエティ豊かに、あるいは、バランスよく、以下の通りの計8冊です。今日のうちに近くの図書館を自転車で回ったんですが、これほどではないとしても、来週は経済書らしい経済書がない一方で、今週と変わりなく、そこそこのボリュームの読書をしそうな予感です。

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まず、若林公子『金融市場のための統計学』(金融財政事情研究会) です。私はこの著者はまったく知らないんですが、研究者というよりは実務家のようで、各章末に数学的捕捉と題した解説があって数式もいっぱい出て来る一方で、金融市場の実際の商品取引の実務で統計がいかに生かされているかも取り上げられています。なお、数式も偏微分はごくわずかに出て来るに過ぎず、その意味で、高校レベルの数学の知識でも何とかがんばれば理解できそうな気もします。ただ、VaR = Value at Risk については、もう少し解説して欲しかった気もします。最近では今年2018年8月11日付けの読書感想文で三菱UFJトラスト投資工学研究所『実践金融データサイエンス』を取り上げたんですが、ソチラの方がやや学術的な内容かという気がします。その昔、ジャカルタにいたころには慶應義塾大学の蓑谷千凰彦先生の『よくわかるブラック・ショールズモデル』とか、『金融データの統計分析』などで勉強していたんですが、実務上の金融市場の商品開発に比べて、それほど大きな進歩があったようには見受けられないのは、私の見識が不足しているからかもしれません。

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次に、朝倉祐介『ファイナンス思考』(ダイヤモンド社) です。著者は、私の知る範囲では、コンサルのマッキンゼーからのご転身でmixi社長だったと記憶しています。本書では、タイトル通りのファイナンス思考に対比して、PL脳という概念を批判的に捉え、ファイナンス思考でキャッシュフローを重視するのではなく、PL脳で売上げや収益を重視し、無借金経営や経常黒字に重点を置く経営を批判しています。こういったPL脳的な目先の会計上の数字を重視して、逆に、将来的な収益の芽を育てない経営ではなく、ファイナンス思考では、将来的な成長の姿を描き、キャッシュを有効の使いつつも回収する意思決定を推奨しています。また、別の観点ではPL脳に過去という視点を当て、ファイナンス思考は未来を構想する、という見方も提供しています。長らく公務員をしてきた身にはやや縁遠いながら、エコノミストとしては判る部分もあります。

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次に、玉木俊明『逆転の世界史』(日本経済新聞出版社) です。著者は京都産業大学の経済史の研究者なんですが、実は、私も経済史ながら、私が経済学部卒業であるのに対して、著者は文学部の歴史学科ではなかったかと記憶しています。なお、今年2018年2月17日付けの読書感想文で、同じ著者の『物流は世界史をどう変えたのか』を取り上げており、物流がご専門のようです。従って、本書でも物流や交易を軸に、長い人類の歴史をヘゲモニーの観点から解き明かし、従来の定説に対比させる新しい観点を提示しています。特に、アジアに位置する日本人研究者として、中国を中心とする先進地域アジアが、後発の欧州によってい大航海時代から産業革命の時期くらいに経済力で逆転され、そして、再び、21世紀になって逆転しつつある現状を解説し、最後に、中国の一帯一路政策を取り上げて本書を締めくくっています。中国の中原の統一は現在の欧州EUになぞらえたり、世銀・IMFといった国際機関を米国ヘゲモニーの手段として捉ええたり、決して丸ごと斬新とはいいかねる視点ですが、それなりに面白くはあります。

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次に、前田雅之『書物と権力』(吉川弘文館) です。著者は研究者なんですが、略歴を見ても、歴史学なのか文学なのかは判然としません。古典学というべき分野があったりするんでしょうか。本書では、印刷技術が未発達で書物の大量生産が出来ない中世、おおむね平安期から江戸初期の書物の占めるポジションについて、特に、源氏物語や平家物語などの古典的な価値ある文学作品の書物の権力との関係を解き明かそうと試みています。ケーススタディとでもいえましょうが、宗祇などの連歌師の書物の流通への関与、伏見宮家から足利将軍への『風雅集』贈与の持つ意味、また、書物の贈与と笛などの名器の寄贈の異同の解明、さらに、書物の伝播・普及と権力との結びつきを解明すべく議論を展開しています。中世期における古典的な価値ある書物を持つことの意味がよく判ります。ただ、ページ数もそれほどない小冊子ながら、古典的な書物以外の文物、本書でも取り上げられている笛の名器、あるいは、もっと時代が下がれば茶の湯の茶器など、本書で「威信財」と呼んでいる関連ある名器文物との比較ももっと欲しかった気がします。書物が政治的権威を帯びるには「古典」としての正統性を得る唯一の「威信財」ではなかった気がするからです。ただ、終章で、別の比較ながら、私もずっと念頭に置いていた欧州中世の修道院を舞台にしたウンベルト・エーコ教授の『薔薇の名前』との直接的な対比が検討されています。とても興味深い視点です。

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次に、ナオミ・クライン『NOでは足りない』(岩波書店) です。著者は米国出身のカナダ在住の左派ジャーナリストであり、同時に活動家 activist の面も持っていたりします。私は10年ほど前に同じ岩波書店から出版された『ショック・ドクトリン - 惨事便乗型資本主義の正体を暴く』を読もうとチャレンジしたことがあったんですが、何と諦めました。邦訳が悪い可能性もありますが、私がこの10年で途中で読むのをギブアップしたのは、外国書を含めて片手で数えるくらいであり、中には、海外旅行中に日本から持っていった本を読みつくして、現地で2冊10ドルで買い入れたペーパーバックの『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』もあったりします。ハリーがエラ昆布を食べて湖に潜るあたりまで読んだ時点で我が家に帰宅したと記憶しています。それはともかく、本書はタイトルから容易に想像される通り、トランプ米国大統領に対して「NOでは足りない」No is not Enough と表現しています。最近の気候変動の観点を含めて、さまざまな視点からトランプ米国大統領にNOを超える意見を突き付けていますが、私に印象的だったのは、通商制限的な公約によりトランプ支持に回った労働組合幹部への著者の冷ややかな視線です。米国だけでなく、独裁的な政治指導者、それもポピュリズム的な指導者に対しては、かなりの程度に成り立つ視点かもしれません。

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次に、安田正美『単位は進化する』(DOJIN選書) です。著者は産業技術総研の研究者であり、専門は時間の測定ということです。本書では、国際単位系(SI)で定義されている7つの単位のうち、長さ、質量、時間、電気、温度を取り上げ、さらに、単位の定義の歴史的な変遷を振り返る際に、経済社会的な要因も忘れずの盛り込んでいます。科学の進歩は生産を通じて経済社会の発展に直結し、その同時進行的、というか、共存して進行する車の両輪のような存在を感じさせます。経済では基本的に有効数字は3ケタです。私は統計局で消費統計を担当する課長として、家計で月単位に支出する金額が円単位で6ケタになることから、そこまでの有効数字は保証できないと主張した記憶がありますが、その昔は4ケタだったのが、経済の成長とともに6ケタまで達したわけです。でも、単位の世界では最低でも8ケタ、場合によっては十数ケタの精度が必要とされます。有効数字のケタ数の中途半端な経済の世界のエコノミストでよかった、と思わないでもありません。

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次に、知念実希人『祈りのカルテ』(角川書店) です。著者は慈啓会医大卒の医師であるとともに、医療分野のミステリなどの著書も少なくない売れっ子の作家ですが、私は作品は初めて読みました。大学病院の研修医を主人公に、内科、外科、小児科、皮膚科などを研修で回り、患者のさまざまな、そして、ちょっとした謎を解き明かしていきます。すなわち、睡眠薬を大量に飲んで救急搬送されてきた女性、初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人、薬の服用を回避して入院することを希望するかのような女児、循環器内科に入院し米国での心臓移植を待つ我が儘な女優、などなど、決して健康ではない入院患者の心情をちょっとした謎解きで解明します。計5章の長編ともいえれば、連作短編集ともみなせます。決して、出版社のうたい文句のように「感涙必至」とは私は思いませんし、それほど読後感がいいわけでもなく、でも、一定の水準をクリアしてまずまずの出来ではないかという気はします。ただし、今後もこの作家の本を読むか、といわれれば、ややビミョーかもしれません。

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最後に、本格ミステリ作家クラブ[編]『ベスト本格ミステリ 2018』(講談社) です。収録作品は、岡崎琢磨「夜半のちぎり」、阿津川辰海「透明人間は密室に潜む」、大山誠一郎「顔のない死体はなぜ顔がないのか」、白井智之「首無館の殺人」、松尾由美「袋小路の猫探偵」、法月綸太郎「葬式がえり」、東川篤哉「カープレッドよりも真っ赤な嘘」、水生大海「使い勝手のいい女」、西尾維新「山麓オーベルジュ『ゆきどけ』」、城平京「ヌシの大蛇は聞いていた」、有栖川有栖「吠えた犬の問題」であり、最後の『バスカビル家の犬』を素材にした評論を除いて短編ミステリとなっています。すべてではないかもしれませんが、「どんでん返し」をテーマにする作品が少なくなく、なかなか楽しめます。代表的なミステリ近作を集めているので、別のアンソロジーなどで読んだ作品もありましたが、出来のいい作品ばかりですので、結末を記憶しているミステリでも2度楽しめるかもしれません。

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2018年9月21日 (金)

やっぱり広島に負けて最下位定着か?

  RHE
阪  神003000000 391
広  島00002023x 780

リリーフ陣が終盤に打ち込まれて広島に逆転負けでした。最下位定着かもしれませんが、それでも、3位に食い込んでクライマックス・シリーズ進出のチャンスあるというのは、セリーグにとっていいことなのか、そうでないのか、ビミョーなところです。

甲子園に戻ってのジャイアンツ戦は、
がんばれタイガース!

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世界経済の成長率見通しが下方修正された OECD 「中間経済見通し」やいかに?

昨日、経済協力開発機構(OECD)から「中間経済見通し」OECD Interim Economic Outlook が公表されています。副題は High uncertainty weighing on global growth となっており、5月に公表された「経済見通し」と比較して、世界経済の成長率がやや下方修正されています。しかし、我が国経済については今年2018年と来年2019年とも+1.2%成長で据え置かれています。もちろん、pdfの全文リポートもアップロードされています。まず、プレゼンテーション・スライドの p.2 から Key messages を引用すると以下の通りです。なお、どうでもいいことながら、p.24 の最後のスライドも同じ Key messages になっています。

Key messages
  • Global growth is peaking and is less synchronised
    • Global growth should plateau at 3.7% in 2018 and 2019
    • The job market has recovered but slack remains and wage growth is disappointing
  • Risks are intensifying, uncertainty is widespread
    • Rising trade restrictions risk hurting jobs and living standards
    • Tightened financial conditions increase stress on a number of EMEs
    • Political risks could prevent Europe from thriving
    • Ten years after the crisis, some financial risks have built up again
  • Policies should aim to enhance resilience, productivity and inclusiveness
    • Reduce policy uncertainty, especially for trade, to support confidence and investment
    • Review fiscal policy to react in case of a downturn and prioritise investment
    • Implement reforms to boost long -term productivity and opportunities for all

やや長くなりましたが、利上げを継続する米国金融政策の動向や米中間の貿易摩擦の高まり、さらに、雇用を増加させ生産性を向上させるための構造政策など、いろいろな論点が提示されているんですが、私のブログは国際機関のリポートに着目するのもひとつの特徴であり、景気局面と成長率見通しに関してグラフを引用しつつ簡単に取り上げておきたいと思います。

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まず、スライドの順番は前後しますが、「中間経済見通し」のプレゼンテーション・スライド p.5 から成長率見通しの総括表を引用すると上の通りです。今年5月の「経済見通し」と比較して、世界各国がおしなべて成長率の下方修正されている中で、我が国と中国については成長率見通しが据え置かれています。サウジアラビアが上方修正されているのは国際商品市況における石油価格の上昇を反映したものですが、左側の先進国ではかなり多くの国が下方修正されている中で、右側に並べられたG20のうちで新興国や途上国では、決して多くはないものの、上方修正されている国も見受けられます。ということで、現在の世界経済の景気局面について、リポートでは、"The expansion may now have peaked." と表現されています。

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加えて、「中間経済見通し」のプレゼンテーション・スライド p.3 から景気局面に関して、成長率がピークアウトしつつあり、各地域でシンクロしなくなったとのグラフを引用すると上の通りです。左側の棒グラフは成長率の停滞を示し、右側は成長率のばらつきが表されています。利上げ継続の観測が強い米国経済については、成長率は日欧と比較して高いながらも徐々に低下すると見込まれている一方で、我が国の成長率は低いながらも安定的に推移すると予想されており、欧州経済はその間を行く、といったところでしょうか。

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最後に、目を国内に転じると、本日、総務省統計局から8月の消費者物価指数 (CPI) が公表されています。CPIのうち生鮮食品を除く総合で定義されるコアCPIの前年同月比上昇率は前月統計から緩やかに加速して+0.9%を記録しています。いつものグラフは上の通りであり、折れ線グラフが凡例の色分けに従って生鮮食品を除く全国のコアCPI上昇率と食料とエネルギーを除く全国コアコアCPIそれぞれの上昇率を示しており、積上げ棒グラフは全国のコアCPI上昇率に対する寄与度となっています。エネルギーと食料とサービスとコア財の4分割です。加えて、いつものお断りですが、いずれも総務省統計局の発表する丸めた小数点以下1位の指数を基に私の方で算出しています。丸めない指数で計算している統計局公表の上昇率や寄与度とはビミョーに異なっている可能性があります。さらに、酒類の扱いも私の試算と総務省統計局で異なっており、私の寄与度試算ではメンドウなので、酒類(全国のウェイト1.2%弱)は通常の食料には入らずコア財に含めています。

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2018年9月20日 (木)

敬老の日は何歳からが対象なのか?

今週月曜日9月17日は敬老の日の祝日でした。私は誕生日が9月14日で、その昔は敬老の日は9月15日に固定されていましたので、敬老の日の前に必ず年を取ることになっていました。今年は特に還暦の60歳の誕生日を終えて敬老の日が来ましたので、そろそろ私も「敬老」される年齢に達したような気がしなくもなく、加えて、キャリコネ・ニュースで「62歳の父親に『敬老の日ギフト』贈ったら『まだ老人じゃない』とブチギレ 何歳になったら祝っていいの?」なんてのも見て、それとなく調べてみると、9月12日付けでビデオリサーチひと研究所から「『敬老の日』の対象は68歳から」と題するリポートが明らかにされています。5年前より1.2歳上昇したらしいです。pdfの全文リポートもアップされています。

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上のグラフは、ビデオリサーチのサイトから、「敬老の日」の対象は何歳から? という問いに対する回答結果をプロットしたグラフを引用しています。そして、結果は、15~74歳の調査対象者全体の平均値は「68.3歳」でした。2013年の調査の結果と比べると、約+1.2歳上がっているそうです。右のグラフは回答者の年代別の結果なんですが、大雑把に、自分の年齢が上がれば敬老の日の対象年齢も上がる、と捉えているようで、その中で、若い世代でも66~67歳くらいからを敬老の日の対象と考えているようですので、少なくとも成りたて60歳の私は対象外のような気がして、やや安心していたりします。

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この調査では、「敬老の日」の対象だけでなく、いろんな呼称についてのイメージ年齢も聞いているようで、上のグラフは、ビデオリサーチのサイトから、呼称からイメージされる年齢ゾーン のグラフを引用しています。40代初めから60代初めは「おじさん」と「おばさん」で、60代末から「おじいさん」と「おばあさん」になるようです。私がもうすぐ達するであろう60代半ばは、どちらなのか不明なんですが、まあ、見た目や動作などから、どちらかに区分されるんだろうという気はします。

まったく別の経済に関する話題を2つ取り上げておくと、まず、経済協力開発機構(OECD)から「経済見通し中間評価」OECD Interim Economic Outlook が本日夕刻に公表されています。世界経済の成長率はやや下方修正されましたが、我が国の成長率は5月見通しから変更なしで、今年2018年来年2019年とも+1.2%成長が見込まれています。次に、10月に入ればノーベル賞の発表がありますが、本日午後に、ノーベル賞との相関が高いクラリベイト・アナリティクス「引用栄誉賞」が明らかにされています。ノーベル賞と同じように、医学・生理学、物理学、化学、経済学の各分野で日本人も含めて何人か上げられています。どちらも公表されたばかりですので私の方でフォローが追いつかず、日を改めて取り上げたいと思います。

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2018年9月19日 (水)

2か月連続で赤字を計上した貿易統計をどう見るか?

本日、財務省から8月の貿易統計が公表されています。季節調整していない原系列の統計で見て、輸出額は前年同月比+6.6%増の6兆6916億円、輸入額も+15.4%増の7兆1362億円、差引き貿易収支は▲4446億円の赤字を計上しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

8月の貿易収支、4446億円の赤字 原油高で輸入額膨らむ
財務省が19日発表した8月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4446億円の赤字だった。赤字は2カ月連続。輸出入ともに増えたが、原油高を背景に中東からの原油輸入額が増え、輸入額の増加が上回った。QUICKがまとめた民間予測の中央値は4477億円の赤字だった。
輸出額は前年同月比6.6%増の6兆6916億円だった。増加は21カ月連続。中国向けの半導体等製造装置やベルギー向け自動車が伸びた。パナマ向け船舶も増加に寄与した。
輸入額は15.4%増の7兆1362億円。アラブ首長国連邦(UAE)からの原粗油やオーストラリアからの液化天然ガス(LNG)が伸びた。原油の円建て輸入単価は57.8%上昇した。
8月の為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル=111円33銭。前年同月に比べて0.5%円安・ドル高に振れた。
8月の対米国の貿易収支は4558億円の黒字で、黒字額は14.5%減少した。減少は2カ月連続。医薬品などが伸びたことで輸出は5.3%増加した。輸入は航空機類などの影響で21.5%増だった。対米国の自動車輸出は金額ベースで1.5%減少した。

いつもの通り、包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。次に、貿易統計のグラフは以下の通りです。上下のパネルとも月次の輸出入を折れ線グラフで、その差額である貿易収支を棒グラフで、それぞれプロットしていますが、上のパネルは季節調整していない原系列の統計であり、下は季節調整済みの系列です。輸出入の色分けは凡例の通りです。

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上のグラフを見て理解できる通り、輸出入とも増加している中での2か月連続での貿易赤字ですし、日経・QUICKによる市場の事前コンセンサスでも▲4,550億円の赤字との結果が出ていましたから、大きなサプライズもなく、輸出額の増加を輸入額の増加が上回った結果です。その輸入額の増加も、国際商品市況における石油価格の上昇に起因しています。すなわち、季節調整していない原系列の統計で見て、原粗油の輸入数量は8月統計では前年同月比で+1.1%増にとどまっていたのに対して、輸入額の方は+59.6%増を示しています。この伸び率の差は価格の上昇ということになります。輸出は伸び率がやや落ちてきているとはいえ、引用した記事にもある通り、21か月連続で前年比で伸びています。国際商品市況の動向については、我が国がかなりの程度に小国になって影響力を及ぼせないわけですから、やや同しようもないと私は受け止めています。

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輸出をいくつかの角度から見たのが上のグラフです。上のパネルは季節調整していない原系列の輸出額の前年同期比伸び率を数量指数と価格指数で寄与度分解しており、まん中のパネルはその輸出数量指数の前年同期比とOECD先行指数の前年同月比を並べてプロットしていて、一番下のパネルはOECD先行指数のうちの中国の国別指数の前年同月比と我が国から中国への輸出の数量指数の前年同月比を並べています。ただし、まん中と一番下のパネルのOECD先行指数はともに1か月のリードを取っており、また、左右のスケールが異なる点は注意が必要です。OECD先行指数に基づく海外の需要動向を見ると、中国では上り坂、先進国の集まりであるOECD加盟国では下り坂となっています。ただ、今週あたりから米中間のいわゆる貿易戦争が本格化し始めており、この両国への輸出の割合が高い我が国としては、今後の世界貿易の行方が気になるところです。大いに気になります。どのようなリパーカッションがあるかは私には想像もできません。

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2018年9月18日 (火)

秋めいて気温が下がって体力と体調が戻る!!

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上のグラフは今年元旦1月1日から昨日9月17日までのBMIの推移です。黄色いラインはタイムトレンドで回帰しています。今年7月からの猛暑では、私は確実に体調を落とし、ついでに体重も落ちて、もう還暦を迎えて9月には60歳だから仕方ないと思っていたんですが、ここ数日気温が下がってやや体調が戻りつつあります。体重は昨夜の段階ではBMIできっかり22.0でした。
私は週末の休日にはほぼ土日2日ともプールで泳ぎます。今まで普段2時間で4キロ泳いでいたのが、7月の猛暑のころから3キロほどしか泳げなくなり、もうダメかと思っていたものの、この3連休は3日ともプールに皆勤で、3日とも4キロ余りを泳ぐことが出来ました。もう少し様子を見なければ確かなことはいえないかもしれませんが、まだまだ4キロ泳ぐ体力は残っており、今夏の猛暑で普段から体調が低下していたのが水泳の距離にも影響していたのかもしれません。
元来、私は中学高校のころから陸上も水泳も短距離も長距離もダメで、ではどの距離が得意かというと、要するに中途半端な中距離しか得意ではなかったんですが、中学高校のころは、たぶん私の出身校でしか出来ない大仏殿1周競走というのがたまにあり、体育の先生にいわせれば、1マイルくらいか、ということで、その当時は知らなかったもので調べたら1.6キロくらいの距離なら、私でもそこそこの順位につけることが出来ていました。還暦を迎えた今では水泳でも3キロから5キロくらいを1時間半ないし2時間余りかけて泳いでいます。
還暦を迎えて、もはや、画期的に運動能力が向上することはあり得ませんが、出来るだけの体力と体調の維持管理はしておきたいと思います。

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2018年9月17日 (月)

終盤にホームラン攻勢を受け横浜に逆転負け!!

  RHE
阪  神1000020100 491
横  浜3000000102x 691

終盤のホームラン攻勢で横浜に逆転負けでした。とうとう先発投手がいなくなって、今日は榎田投手との交換トレードで加わった岡本投手の先発でした。出した方の榎田投手はそれなりに先発で結果を出しているものの、入った方の岡本投手は初回にスリーランを食らって4回で降板でした。終盤はホームラン攻勢で同点、サヨナラとリリーフ陣が打ち込まれました。今さらながら、ホームランの威力を見せつけられました。

次のヤクルト戦は、
がんばれタイガース!

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2018年9月16日 (日)

猛虎打線が19安打20得点の乱れ打ちで横浜を下し藤浪投手3勝目!!

  RHE
阪  神209000090 20192
横  浜200110000 480

猛虎打線の乱れ打ちで横浜を下し藤浪投手が3勝目でした。今日は中抜けのテレビ観戦で、3回の藤浪投手の満塁ホームランは見ていませんが、大山選手の3ホーマーの最後のスリーランは見ることが出来ました。最下位脱出に加えて、次は3位浮上でクライマックス・シリーズ出場を目指し応援します。

明日も、
がんばれタイガース!

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