2012年5月19日 (土)

甲子園で3連敗して借金生活が始まる!

  HE
楽  天000000210 390
阪  神000100010 250

星野監督の楽天を甲子園に迎えての交流戦はまたまた敗戦で始まってしまいました。交流戦に入って3連敗です。能見投手がテレーロ選手の逆転ツーランとフェルナンデス選手の犠牲フライで沈み、打線は早めのスイッチの楽天投手陣に5安打2得点に抑え込まれました。ベンチワークも問題ありです。楽天と比較せずとも、エースとはいえ能見投手を引っ張り過ぎですし、代打の代打の新井選手がホームランを打ったので目立ちませんが、その前に林選手をムダに引っ込めたのは何をか言わんやです。その昔に「ベンチがアホやから、野球がでけへん!」とうそぶいた阪神選手がいましたが、私の気持ちもそれに近くなって来つつあります。

いくら何でも甲子園4連敗は避けるべく、
がんばれタイガース!

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お台場へ実物大ガンダムを見に出かける

ガンダムフロント東京ロゴ

今日はお天気もよく、中間テスト前の子供達を尻目に、私は自転車で出かけました。スウォッチのベルトが切れかかっているので銀座まで出かけて、ついでにお台場に渡りました。その昔に青山に住んでいたころは同じ港区内だったんですが、今ではかなり遠くなってしまいました。お目当てはダイバーシティ東京プラザにあるガンダムフロント東京です。よく知られている通り、実物大ガンダムがいました。下の写真はモテの通りの実物大ガンダムとガンダムカフェの入り口のロゴです。

ガンダム

ガンダム後ろ姿

ガンダムカフェ

すでに写真を出してしまいましたが、少し混同しやすいものの、お台場には実物大ガンダムのいるガンダムフロント東京のほかに、ガンダムカフェもあります。前者はエンターテインメント・スペースでお台場しか私は知りませんが、後者はカフェで秋葉原の方が有名かもしれません。これ以上の説明は私にはムリなんですが、一応、リンクを張ってありますので、ご興味ある向きは自分で確かめて下さい。今日はどちらも立ち寄って子供達へのおみやげを買い求めました。下は地図を貼り付けてあります。ご参考まで。

銀座からであれば、晴海通りから晴海大橋を渡るのが一般的な気がしましが、実は、私は高所恐怖症なので、晴海大橋を自転車で渡るのは怖い気がして、いつも、晴海大橋の手前で左折して豊洲から大回りしてお台場に入っています。そのうちに、レインボー・ブリッジで自転車を押して渡るのも経験したい気がします。

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2012年5月18日 (金)

鈴木光司『エス』(角川書店) を読む

鈴木光司『エス』(角川書店)

鈴木光司『エス』(角川書店) を読みました。かの有名な『リング』のシリーズの最新刊であり、先週に封切られた映画映画「貞子3D」の原作です。一応、知らない人のために書いておくと、『リング』のシリーズは1990年代の日本を震撼させた超有名なホラー小説です。ハリウッドで映画化されています。『リング』、『らせん』、『ループ』の3部作に加え、短編集の『バースデイ』をはさんで、本作『エス』はシリーズ5作目の最新刊です。『バースデイ』までは角川ホラー文庫に収録されています。まず、出版社のサイトから本の内容紹介を引用すると以下の通りです。

あの呪いが復活する! 映画「貞子3D」原作が登場!
映像制作会社に勤める安藤孝則は、ネット上に公開されたとある映像を解析することに。その映像とは、男が自身の自殺を中継した衝撃の映像だった。その日から孝則の周囲では奇妙なことが起こり始める!? 今、"S"の呪い

以下、このパラグラフはネタバレです。未読の方は自己責任でお願いします。主人公は『らせん』で生き返った安藤孝則です。引用にある通り、USBメモリに格納された動画が安藤のもとに持ち込まれ、安藤はこれをパソコンのハードディスクにコピーしますが、このコピーされた動画が変化というか、進化というか、新たな展開を遂げて行きます。動画の中で自殺したと考えられたのは、過去の幼女連続殺人事件で死刑判決を受け執行されたばかりの柏田であり、柏田が殺害していたのは「山村貞子」ではないかと推理が進みます。『リング』でビデオを見た時、通常はリング状ウィルスにより1週間後に心筋梗塞に罹患して死に至るんですが、その時が排卵期に当たっていた女性の場合はS状ウィルスになって妊娠し1週間後に「山村貞子」を産み落とすことになります。要するに、カギカッコ付きの「山村貞子」とはホンモノの山村貞子と同じDNA遺伝子情報を有するクローン人間のことです。しかし、柏田は実は高山竜司であり、「山村貞子」の幼女を殺害していたのは別の男がいて、柏田こと高山は「山村貞子」を助けていた、という驚愕の事実がパソコン内の2次元の世界にいる高山から3次元の現実世界にいる安藤に伝えらたりします。
さて、私の理解が進まないのは、この作品『エス』は明らかに『リング』と『らせん』に続く作品であるんですが、3部作最後の『ループ』との関係です。すなわち、『エス』は『ループ』とは特に関係を持ちません。『リング』と『らせん』に続いて『ループ』と『エス』がそれぞれ独立して存在するという関係に私には見えます。ただし、本作品『エス』は文句なく時代をかなり下っていることは明らかであり、その意味で、『ループ』で打ち止めになりそうだったシリーズが、別系統の『エス』で新たな継続性を持たされたように私は受け止めています。この作品で高山竜司は2次元の世界から3次元にいる安藤孝則にパソコン画面を通じてメッセージをよこしましたが、その中で「1次元に行く」という趣旨の発言を残しています。ひょっとしたら、1次元から高山竜司が最後に3次元世界に対してメッセージを送るシリーズ最終作がある可能性は否定できません。それはそれで楽しみだったりします。

引用にある通り、映画「貞子3D」が本作の出版と時期を同じくして封切り公開されています。今月末の中間テスト後にでも見に行くかどうか、我が家のホラー小説評論家である下の子と相談したいと思います。

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2012年5月17日 (木)

交流戦はいいところなく甲子園で日本ハムに連敗して5割に戻る!

  HE
日本ハム001003000 470
阪  神000000010 181

甲子園に日本ハムを迎えての交流戦は無様な連敗で始まってしまいました。守りのミスもあれば、ベンチは何の采配らしきものもなく、投手陣はそこそこ投げているものの、打つ方は相手チームを上回るヒットを放ちながら点が取れても尺取虫のようで、勝てそうな気配すらありませんでした。阪神の和田監督と日本ハムの栗山監督の新人監督の対決でしたが、栗山監督が積極的に仕掛ける一方で、和田監督はおよそ手をこまねいて傍観しているだけの采配に終始しました。

次の楽天戦は、
がんばれタイガース!

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1-3月期1次QEの高成長は持続するか、それとも一時的な特殊要因か?

本日、内閣府から1-3月期のGDP速報、エコノミストの業界で1次QEと呼ばれる統計が発表されました。ヘッドラインとなる季節調整済みの実質GDPは前期比で+1.0%増、前期比年率で+4.1%増と潜在成長率を大きく上回る高成長を記録しました。まず、いつもの日経新聞のサイトから統計のヘッドラインを報じる記事を引用すると以下の通りです。

GDP実質成長率、年率4.1%増 1-3月、3期連続プラス
内閣府が17日発表した2012年1-3月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質で前期比1.0%増、年率換算で4.1%増となった。季節調整で昨年10-12月の伸びがプラスに改訂され、3四半期連続のプラス成長になった。自動車販売を中心に個人消費が堅調だったほか、東日本大震災からの復興需要も景気をけん引している。
政府は1-3月期のプラス成長をみて5月の月例経済報告で景気の基調判断の引き上げを検討する。上方修正すれば9カ月ぶり。4月までは基調判断を「緩やかに持ち直している」と6カ月連続で据え置いており「回復」などの表現を使うことを検討している。
実質GDPは年率換算で約517兆2729億円と08年7-9月以来の高水準。生活実感に近い名目GDPは前期比1.0%増、年率換算で4.1%増だった。実質GDPの前期比の増減にどれだけ影響したかを示す寄与度は民間需要が0.5%分と大きく、公的需要は0.4%分。外需は0.1%分を押し上げた。
需要項目別では個人消費が1.1%増えた。昨年末に復活したエコカー補助金の影響で自動車を含む耐久財が大幅に伸びたほか、レクリエーションなどサービスも好調だった。住宅投資は足元で着工が増えているが、人手不足などで工事は進んでおらず1.6%減。設備投資は電子通信分野などを中心に3.9%減った。
公共投資は5.4%増と3四半期ぶりのプラス。特に被災地での公共工事が増えている。輸出は2.9%増となり、タイの洪水の影響で3.7%減と落ち込んだ昨年10-12月期から大幅に回復した。米国経済が持ち直しつつあり、自動車の輸出も堅調だった。
総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは季節調整値の前期比で0.02%と13四半期ぶりにプラスに転じた。生鮮食品の値上がりが影響している。ただ前年同期比ではマイナス1.2%とデフレ基調は続いている。
内閣府が同日公表した11年度の実質GDP成長率はマイナス0.01%。震災やタイの洪水で輸出が落ち込んだ影響が響き、2年ぶりのマイナス成長だった。

ということで、いつもの通り、とても適確にいろんなことが取りまとめられた記事なんですが、次に、GDPコンポーネントごとの成長率や寄与度を表示したテーブルは以下の通りです。基本は、雇用者報酬を含めて季節調整済み実質系列の前期比をパーセント表示したものですが、表示の通り、名目GDPは実質ではなく名目ですし、GDPデフレータと内需デフレータだけは季節調整済み系列の前期比ではなく、伝統に従って季節調整していない原系列の前年同期比となっています。また、アスタリスクを付した民間在庫と内需寄与度・外需寄与度は前期比成長率に対する寄与度表示となっています。なお、計数は正確を期しているつもりですが、タイプミスもあり得ますので、データの完全性は無保証です。正確な計数は自己責任で最初にお示しした内閣府のリンクからお願いします。

需要項目2011/
1-3
2011/
4-6
2011/
7-9
2011/
10-12
2012/
1-3
国内総生産GDP▲2.0▲0.3+1.9+0.0+1.0
民間消費▲1.5+0.6+1.1+0.7+1.1
民間住宅+1.6▲3.1+4.8+0.1▲1.6
民間設備+0.2▲0.4▲0.2+5.2▲3.9
民間在庫 *▲0.9+0.0+0.3▲0.4+0.4
公的需要▲0.6+2.0+0.1+0.2+1.5
内需寄与度 *▲1.8+0.7+1.1+0.7+0.9
外需寄与度 *▲0.2▲1.0+0.8▲0.7+0.1
輸出▲0.4▲6.3+8.7▲3.7+2.9
輸入+1.2+0.2+3.5+0.9+1.9
国内総所得GDI▲2.8▲0.6+1.5▲0.0+0.8
名目GDP▲2.6▲1.0+1.5▲0.3+1.0
雇用者報酬+1.1▲0.3▲0.2+0.6+0.2
GDPデフレータ▲1.9▲2.4▲2.2▲1.9▲1.2
内需デフレータ▲1.0▲1.1▲0.7▲0.6▲0.3

さらに、テーブルに加えて、いつもの需要項目別の寄与度を示したグラフは以下の通りです。青い折れ線でプロットした季節調整済みの系列の前期比成長率に対する寄与度で、左軸の単位はパーセントです。棒グラフの色分けは凡例の通りとなっていますが、本日発表された昨年1-3月期の最新データでは、前期比成長率がかなりの高成長であるとともに、それに大きく寄与しているのが赤の消費と黄色の公的需要であるのが見て取れます。

GDP前期比成長率と需要項目別寄与度の推移

さらに、下のグラフは復興需要のひとつの大きな要素を占めると考えられる公的固定資本形成の推移をプロットしています。2009年の政権交代から一定のラグを経て、マニフェストの「コンクリートから人へ」が実行されて公共投資は抑制気味で推移していたところ、昨年4-6月期にいわゆる仮設住宅の建設で大きく増加した後、政治情勢などを反映して年後半はサッパリだったんですが、今年に入って1-3月期に復興需要が顕在化したことが読み取れます。海外の報道でも、Wall Street Journal のサイト"One major driver of the first quarter expansion was public investment." と指摘されていたりします。

公的固定資本形成の推移

今回の1次QEのもうひとつの特徴は引き続きデフレータのマイナス幅が縮小していることです。季節調整していない原系列のデフレータの前年同月比は下のグラフの通りですが、季節調整済みのデフレータは、GDPデフレータ、国内需要デフレータ、民間消費デフレータとも、2005年=100となる指数値で10-12月期から0.1ポイント上昇しています。なだ先は長そうですが、着実にデフレ脱却の必要条件を満たしつつあると私は受け止めています。誠についでながら、何度もこのブログで書いた通り、デフレ脱却の十分条件は賃金の上昇と私は考えていますので、念のため。

デフレータ前年同期比上昇率の推移

最後に考えるべきポイントは、1-3月期の潜在成長率を上回る高成長が足元の4-6月期以降も続くかどうかですが、私は否定的に受け止めています。すなわち、1-3月期の高成長の背景はGDPコンポーネントで考えると消費と公的固定資本形成であり、さらに、くわしく見るとエコカー補助金とうるう年が消費を押し上げ、復興事業が公共投資をかさ上げしたと考えるべきです。いずれも多くのエコノミストの間で、持続可能性はほとんどないと考えられています。せいぜい、エコカー補助金が年度半ばまで継続するかどうかであって、予算残高をにらんでの最後の駆込みが終われば一定の反動減は避けられません。特定の財に対して特定の期間だけ補助金を出す政策の限界です。特定の業界の利害を代弁する場合は別にして、こういった政策がマクロの成長策として好ましいと考えるエコノミストは少ないと私は受け止めています。加えて、1-3月期にはわずかながらプラスになった外需も、欧州のソブリン・リスクと為替動向と国際商品市況の3つのリスクにさらされていますので、どこまで持続可能かは疑わしいと考えるべきです。もちろん、原発稼働とも連動して電力制約が極めて大きくなったりしない限り、足元の4-6月期からマイナス成長に陥るとまでは見込まれず、引き続きプラス成長を維持するものと私は予想していますが、成長率は鈍化するものと覚悟すべきです。

デフレ脱却に向けて必要条件が満たされつつあるのは喜ばしい限りですが、量的に雇用を拡大し、質的に賃金を上昇させる政策を指向する必要性を繰返し主張しておきたいと思います。

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2012年5月16日 (水)

日本ハムの左投手に軽くひねられ完敗!

  HE
日本ハム101000001 3101
阪  神000001000 150

今日は日本ハムの左投手になすすべなく、軽くひねられて完敗です。今年は、日本ハムのダルビッシュ投手、ソフトバンクの和田投手や杉内投手など、一級品のピッチャーが抜けましたので、セにもチャンスありと言われましたが、今夜の阪神はダメでした。ほぼノーチャンスと見受けました。金本外野手がブレーキでした。これが実力の差なのかもしれません。僅差のゲームを采配でものにするのは今の阪神では不可能です。

明日は安藤投手を盛り立てて、
がんばれタイガース!

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機械受注統計から今後の設備投資を見通す!

本日、内閣府から3月の機械受注統計が発表されました。この統計のヘッドラインであると同時に、GDPベースの設備投資の先行指標である船舶と電力を除く民需は季節調整済みの系列で7463億円、前月比▲2.8%減となりました。前月比マイナスは3か月振りです。もっとも、市場の事前コンセンサスは▲3%を超えるマイナスでしたので、数字の印象よりも強めに受け取る向きも少なくないと聞き及んでいます。まず、いつもの日経新聞のサイトかから記事を引用すると以下の通りです。

3月の機械受注、前月比2.8%減 4-6月の見通しは2.5%増に
内閣府が16日発表した3月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整値)は、前月比2.8%減の7463億円だった。マイナスは3カ月ぶり。製造業、非製造業からの受注がともに減少した。
業種別では製造業が8.4%減。前の月に大型案件が出た化学工業や造船業の反動減が響いた。船舶・電力を除く非製造業は、スマートフォン(高機能携帯電話)が好調な通信業からの受注が伸び悩み、3.9%減だった。
内閣府は今回、季節調整値の改定を実施。1月の受注額(船舶・電力除く民需)は前月比0.7%増(改定前は3.4%増)、2月は2.8%増(同4.8%増)へと下方修正されたため、1-3月期の受注額は2兆2620億円となり、前期から0.9%増と昨年12月時点の見通し(2.3%増)を下回った。一方、4-6月期は2.5%増加が見込まれるため、内閣府は機械受注の基調判断を「緩やかな増加傾向がみられる」に据え置いた。
船舶・電力や官公需などを含む3月の受注総額は前月比4.1%増と2カ月ぶりのプラスに転じた。防衛省からの航空機受注が官公需を大きく押し上げたほか、電力業からは設備点検や検査に用いる原子力関連の受注が入った。
しかし、国内とは別に海外からの受注をまとめた外需は14.4%減と2カ月連続で減少した。1月に大型案件が計上された反動に加え、海外の景気回復ペースの鈍さを反映しているとみられる。
同時に発表した2011年度の受注額(船舶・電力を除く民需)は前年度比6.2%増の8兆9742億円と2年連続で増えた。内訳をみると製造業は5.9%増、非製造業は6.6%増だった。自動車の工作機械や産業用ロボットが好調だったことに加え、その他非製造業から電子計算機、建設業からは建設機械の受注が増えたことが要因。

次に、いつもの機械受注のグラフは以下の通りです。上のパネルは船舶と電力を除く民需のコア機械受注の実額とその後方6か月移動平均を、下のパネルは外需、製造業、船舶と電力を除く非製造業の需要者別の機械受注を、それぞれプロットしています。いずれも季節調整済みの系列であり、影を付けた部分は景気後退期です。なお、毎年3月で季節調整の再推計が行われており、本日発表分でも過去にさかのぼって季節調整済みの統計が改定されています。

機械受注の推移

上のグラフを見れば理解できますが、3月単月では減少に転じたものの、もともとが振れの激しい統計ですので、6か月後方移動平均で見ると緩やかな増加基調を維持しており、統計作成官庁である内閣府でも、基調判断を「緩やかな増加傾向」に据え置いています。私も基本は楽観的な見方をしていますが、ただ、機械受注の先行指標と見なされている外需が、このところ、やや落ちて来ているのが気がかりです。欧州のソブリン・リスクなど外需には不透明要因が大きく、今後も足を引っ張られる可能性は否定できません。

機械受注達成率の推移

1-3月期が終了したことにより、四半期計数が公表されていますが、まず、単純な伸び率では1-3月期は前期比+0.9%増だった一方で、4-6月期は+2.5%と見込まれています。このあたりは引用した記事にもある通りです。また、私の楽観論のもうひとつの根拠は、達成率です。この機械受注の達成率が90%を上回るか下回るかで経験的な景気の転換点を見出せる場合があり、この1-3月期はやや低下したものの90%をラクに上回っています。最近では、昨年2011年の4-6月期に震災に起因する供給制約のために90.1%まで落ち込んだことがありますが、その後は安定的に90%を大きく上回って推移しています。達成率から見ても、機械受注が緩やかながら増加基調を維持して、設備投資の増勢につながると期待しています。

景気回復が続いて、雇用や設備に波及することにより、さらに景気拡大が続くことが期待されています。私自身は設備投資マインドは回復しつつあると考えていますが、現在の足元のリスクはギリシアなどの欧州のソブリン・リスクと早過ぎる日銀の引締めだと私は考えています。かなりムリのある消費者物価見通しをかかげて日銀が引締めを指向していることは、第一生命経済研のリポート「消費者物価の先行きを展望する」などでも明らかにされており、私はリフレ派のエコノミストとして大いに懸念しています。

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2012年5月15日 (火)

消費者態度指数から消費者マインドを考える

本日、内閣府から4月の消費動向調査の結果が発表されています。ヘッドラインとなる消費者態度指数は季節調整済みの系列で見て40.0と3月の40.3から▲0.3ポイント低下しました。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

4月の消費者態度指数、1年ぶり悪化 雇用の持ち直し一服で
内閣府が15日発表した4月の消費動向調査によると、消費者心理を示す一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は前月比0.3ポイント低下の40.0だった。悪化は1年ぶり。雇用の持ち直し一服が消費者マインドの改善に水を差した。
指数を構成する「暮らし向き」など4項目のうち3つで悪化した。有効求人倍率は上昇しているものの、雇用者数の減少や非労働力人口の減少を背景に「雇用環境」が11カ月ぶりに低下した。高水準を維持する自動車販売の増加に一服感が出てきたことも「耐久消費財の買い時判断」の低下につながった。
しかし、所得環境は悪くない。3月の現金給与総額が増えたことや春闘の結果が昨年並みだったことを受けて、「収入の増え方」は前月から上昇し、マインド悪化に歯止めをかけた形となった。
内閣府は、消費者心理の基調判断に関して「持ち直しの動きが続いている」から「持ち直し傾向にある」へと表現を変更。「単月のマイナス幅は小さく、ゴールデンウイークの消費動向が良かったことから景気の基調が変わったとはみていない」(内閣府)といい、判断は据え置いた。
1年後の物価見通しについて「上昇する」と答えた割合は68.1%と前月(65.9%)から増加し、「低下する」や「変わらない」と答えた割合はともに減少した。食料品やガソリン価格の高止まりが、消費者の懸念につながっている。
調査は全国6720世帯が対象。調査基準日は4月15日で、有効回答数は5034世帯(回答率74.9%)だった。

次に消費者態度指数のグラフは以下の通りです。季節調整済みの系列をプロットしており、影を付けた部分は景気後退期です。

消費者態度指数の推移

統計作成官庁である内閣府では、4月の消費者マインドの基調判断について「持ち直し傾向にある」と、前月の「持ち直しの動きが続いている」から据え置きました。消費者態度指数を構成する4つのコンポーネントのうち、「収入の増え方」は前月と比べて上昇したものの、「暮らし向き」「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」は低下しています。私は先月のエントリーで公務員給与の引下げが何らかの影響を及ぼす可能性を指摘しましたが、「収入の増え方」がプラスに動いたんですから、公務員給与引下げの影響を指摘した私の予想は外れたことになります。しかし、引用した記事にもある通り、雇用の改善が足踏みすれば消費者マインドの改善にも響くことは明らかです。
また、季節調整していないブロック別の原系列指数の動きを見ると、北海道・東北と東海と九州・沖縄が上昇し、関東と近畿で横ばい、北陸・甲信越と中国・四国で低下となっています。季節調整の処理のベースが異なりますから単純に当てはめるわけにはいきませんが、大雑把に、3月から4月にかけての消費者マインドの動向は東高西低と私は受け止めています。

4月10日付けのエントリーで取り上げた景気ウォッチャーでも4月の足元の判断はやや弱含んでいましたが、先行きは決して悪くありません。輸出や復興需要にけん引された現在の景気回復が雇用の拡大や賃金の上昇から内需主導の景気拡大につながるかどうかを注視したいと思います。

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2012年5月14日 (月)

フジテレビのドラマ「鍵のかかった部屋」を見る

ドラマ「鍵のかかった部屋」

毎週月曜日夜9時からフジテレビで放送されているドラマ「鍵のかかった部屋」を楽しみに見ています。4月16日に放送が始まり、今夜でほぼ中間点の5回目になります。といっても、このブログでチラリと書きましたが、4月13日の金曜日にスジ悪の仕事が入って、初回の4月16日は見られず、その後も、下の子が録画しておいたのをせっせと見て、最近、ようやくキャッチアップしました。原作は言うまでもなく、貴志祐介『硝子のハンマー』、『狐火の家』、そしてドラマのタイトル通りの『鍵のかかった部屋』です。私はすべて読んでいます。今夜までに放送されたのは原作のタイトルで示すと以下の5話です。

  • 4月16日 「佇む男」、『鍵のかかった部屋』第1話
  • 4月23日 「鍵のかかった部屋」、『鍵のかかった部屋』第2話
  • 4月30日 「盤端の迷宮」、『狐火の家』第3話
  • 5月7日 「黒い牙」、『狐火の家』第2話
  • 5月14日 「歪んだ箱」、『鍵のかかった部屋』第3話

主人公は防犯探偵こと榎本径、弁護士の青砥順子で、順子の弁護士事務所の上司の芹沢がドラマでは配されていますが、原作では違うと思います。警視庁のハゲコウこと鴻野刑事はまったく禿げていない俳優さんだったりします。なお、どうでもいいことですが、4月30日放送の「盤端の迷宮」では原作者の貴志祐介が毒島竜王に扮して出演しています。ストーリーの基本は密室殺人の解明です。同じ作者のSF大作『新世界より』では超能力を持つ少年Aがサイコキネシスで部屋の鍵を開けて女性を暴行・殺害するとのくだりがありましたが、何の関係もありません。なお、この原作・ドラマは単なる密室の謎解きではなく、すべて殺人事件です。原作では見たことがありませんが、ドラマでは榎本が決めセリフの「密室は、敗れました」と言って謎解きが始まります。今夜のエントリーではネタバレなしで進めたいと思います。
まず、繰返しになりますが、私はすべて原作を読んでいるんですが、ビジュアルに解説してもらうととても分かりやすいと大いに感激しました。また、原作にはまったくあり得ないんですが、榎本が事件のたびに密室のミニチュアを作ってくれますので、頭の回転の鈍い私でも無理なく理解できるように工夫されています。特によかったのは第2回放送の「鍵のかかった部屋」です。サムターン錠にテープを絡めてドリルで施錠するのはわけが分からなかったんですが、画面で実演してもらったのを見て理解できました。第4回放送の「黒い牙」でも手のひら大のクモの大きさを実感できました。
今後の放送予定について、次回が「密室劇場」だということ以外、私はよく知らないんですが、まず、『狐火の家』の「狐火の家」が取り上げられ、さらに、長編の『硝子のハンマー』が何回かに分けて放送されるであろうことは容易に想像できます。しかし、例の劇団もの、すなわち、劇団「土性骨」、その後、改称して劇団「ES&B」を舞台とする『狐火の家』の「犬のみぞ知る Dog Knows」と『鍵のかかった部屋』の「密室劇場」をドラマにするとは思いもよりませんでした。というか、「密室劇場」をドラマにするんですから、当然、「犬のみぞ知る Dog Knows」も放送されるんだろうと期待しています。怖いもの見たさかもしれません。

毒島竜王役の原作者をテレビで拝見しました。実は、原作者と私は京都大学経済学部の同窓で、年齢的にもとっても近いんですが、原作者の貫録と落ち着きにはかなわないと感じてしまいました。なお、一応、今夜のエントリーは「読書感想文の日記」に分類しておきます。

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2012年5月13日 (日)

序盤の大量点で楽に逃げ切る!

  HE
阪  神420000002 861
D e N A000030000 391

今日は序盤に相手先発投手の乱調につけ込んでDeNA相手に完勝です。ブラゼル内野手のツーベースもあり相手内野陣のエラーもありで2回で6点を取って、その後は3回から8回までサッパリ音無しだったんですが、9回にダメ押しの2点を加え、先発メッセンジャー投手をつないだリリーフ陣も7回から無得点に抑え、藤川投手を温存して楽に逃げ切りました。6安打で8得点ですから、効率がいいと言うか、フォアボールやエラーなどの相手チームの乱調につけ込んだと言えます。両外国人に打点がついたのも評価できます。いずれにせよ、先制点を上げての逃切りは阪神の勝ちパターンです。安心して見ていられる試合でした。

今週からの交流戦も、
がんばれタイガース!

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