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2006年3月 1日 (水)

スイスの表記に関するトリビア知識

今日、豪ドルの相場を調べるために、クロスレートの表がある日経新聞のマンデー日経はどこにあるか、と同僚に尋ねて恥をかきました。そんな別冊は相当前になくなってしまっているようです。ジャカルタにいたころは日経新聞を取っていて、そのころにはマンデー日経があったのですが、同僚にいわせると、最近ではそんなものは見かけない、とのことでした。我が家では朝日新聞を取っているので知りませんでした。
結局、ネット上にあるブルームバーグのサイトで調べたのですが、各国レートが載っていて、その中に、当然のようにスイスフランもあります。スイスフランの表記はCHFです。たまに、SFRと表記されることもありますが、やや田舎っぽい雰囲気が漂います。為替については、日本円がJPYで、米ドルがUSD、英ポンドがGBP、ユーロがEUR、豪ドルがAUD、香港ドルがHKDなどと、各国ともとても分かりやすい表記になっているにもかかわらず、スイスフランだけが何の略だか分かりづらいCHFになっています。これについては為替ディーラーであっても、ほとんどの人は何の略か知らないらしいのですが、私は調べたことがあります。なぜ、CHがスイスの略として使われるかはラテン語に起因しています。
CHFの最後のFはもちろんフラン(franc)なのですが、最初の2文字はConfoederatio Helvetiaの略なのです。どちらもラテン語で、前のConfoederatioは連邦や連合を意味します。英語ならconfederationです。後ろのHelvetiaは、Exciteがネット上で提供している研究社の新英和中辞典第6版によると、「ヘルベティア: a (古代ローマの)アルプス地方。b スイス (Switzerland) のラテン語名《郵便切手に表示されている名称》。」と出てきます。切手好きの人なら知っているらしいです。すなわち、郵便切手に表示されている公式の国名ということになっています。また、私はスイスに行ったことがないので確認していませんが、自動車のナンバープレートもCHと表記しているらしいです。
要するに、CHはラテン語で表記されたスイス連邦の意味なのです。最後にフランのFをつけて、CHFがスイスフランを意味しているというわけです。

ですから、インターネット上でもスイスの国をあらわすアルファベットの2文字はCHです。日本のJPに相当します。私は外交官をしていたことがあるので外務省にも友人があり、もうすでに日本に帰国した人なんですが、スイスのジュネーブに駐在していた人から教えてもらって、一昨年にスイスのフリーのメールアドレスを取ったことがあります。決して、なりすましに悪用したりしている訳ではありません。LiveNetなる業者さんです。ドイツ語と自己責任という言葉を十分に理解している人は試してみるのも一興かもしれません。もっとも、私は決しておススメはしません。そんなに使い勝手がいいとは思えないからで、日本にもっといいフリーメールがジャカスカあります。

また、スイスのジュネーブのことは、知っている人は知ってるんですが、「寿府」と外務省では呼びならわされています。特に、外交機密だったりはしないと思います。単純にレポートを短くするための知恵だと思います。
私が外交官をしていた1990年代初頭はGATTウルグアイラウンドの終盤で、ドンケル事務局長が最終案を提案したりして、各々の任国における反応なんかの情報を収集して本国に送ったりしていたんですが、報告の電報はCCでジュネーブ代表部にも転電していました。その時に「寿府代」なる言葉が出てきて、これはジュネーブ代表の意味だと教えてもらったことがあります。もっとも、その前から知っていたのかもしれません。

今夜は、女房の誕生日を祝いつつ、為替のクロスレート表から思い出したスイスのCH表記についてのトリビア知識でした。

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