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2006年6月30日 (金)

阪神タイガース快勝

我が阪神タイガースは今夜から東京ドームでジャイアンツと3連戦です。
しょっぱなの今夜は快勝でした。私は我が家ではチャンネル権がないので、7時からのドラえもん1時間スペシャルを見終えてから、試合でいえば7回からの後半3イニングズ、1時間くらいを日テレのCATVで拝見しました。巨人を零封してしまいましたので、点が入ったのは阪神だけなんですが、その点が入ったのは7回の矢野のツーランと9回の暴投の計4点を見ることが出来ました。
セパ交流戦明けの阪神はヤクルトに負け越して、広島との北陸シリーズでもとてもアップアップしながらの1勝1分けでしたので、抑えの久保田投手は骨折するし、昨年の打点王の今岡内野手は手術らしいしと、けが人続出でお先真っ暗だと心配していたのですが、巨人が阪神の調子を上向かせてくれるかもしれません。それくらい巨人の調子は悪いです。
1回表の守備もお粗末でした。7回から見始めたので、1回の阪神の得点機はリプレイだったんですが、目を疑いました。ディロン三塁手の悪送球はまだしも、その後、1回表で2点入ったばかりなのに、内野が前進守備でしたから、原監督や守備コーチもメチャメチャになっているんではないでしょうか。ピッチャーだけを比べると、下柳投手よりも工藤投手の方がが上なんですから、どっしりと構えていればよかったのに、と思わずにはいられませんでした。ともかく、あの1回の内野の前進守備には驚きました。
それから、これはリプレイで見たのが多いので何ともいえないんですが、3人の右バッターが3人ともセンターから右方向にホームランを打ちました。最後の矢野捕手だけはリアルタイムで見ていたので分かるんですが、要するに、ピッチャーが外角しか攻めないので狙い撃ちされている印象がありました。濱中外野手とシーツ内野手のホームランはその1球しか見ていませんので、実は、よく分かりませんが、矢野捕手のホームランはそうだったと思います。
最後に、9回の連続暴投については何もいうことがありません。ジャイアンツも落ちるところまで落ちたな、という感じです。その裏に能見が2三振を含めて、三者凡退でゲームセットだったんですから、今夜のゲームを象徴するイニングだったような気がします。

伝統の一戦がつまらないので巨人に奮起してもらいたい気もしますが、我が阪神タイガースには大きなチャンスであることはいうまでもありません。交流戦後半から少し調子を落としていたんですが、ここで一気に調子を上げたいものです。イチローの言葉をマネすると、「今シーズンいっぱいは阪神に勝てない」と巨人選手に思わせるくらい、メチャメチャ勝って欲しいです。

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小学生に必要とされる基礎学力は何か?

毎度おなじみ、朝日新聞の夕刊からの話題なんですが、今日は教育に関する話題が2点ありました。ひとつは、東京都区部で国立や私立の小学校、要するに、区立以外の小学校に通わせる比率が朝日新聞の独自調査で明らかになり、渋谷区なんかは国立・私立の小学校への進学比率が24%に上るというもので、もうひとつは三笠宮寛仁親王殿下の長女彬子さまがオックスフォード大学マートン・カレッジへの留学期間を延長して、修士課程から博士課程に進まれる、というものです。

後者については、世間一般の高学歴化に宮様も対応されたということなんでしょうが、前者の国立・私立の小学校への進学比率がとても高いのには驚きました。渋谷区の24%というのは、要するに、4人に1人ということで、これはとても高い比率だと思います。というのは、大手総合商社のガバナンスやCSRを担当している部長さんから聞いたことがあるんですが、最近では、東証に上場している企業の株主構成が、大雑把に、金融機関、事業会社、外国人、個人投資家で25%ずつくらいになっていて、この1/4の比率に達するとゲームのルールが変更される場合がある、とのことでした。その時に聞いた例えがいいか悪いか分からないんですが、4人で麻雀をしている時に、1人が外国人となり、もう1人が個人投資家となると、株式持合いのころから明らかに株主対応のルールが変化したといっていました。大学時代の哲学の講義でヘーゲルの弁証法というのがあり、量的変化が質的変化に転化する、というのがあったんですが、この質的変化に転化するカタストロフィックなポイントは1/4、25%くらいだそうです。もっとも、私は今年1月26日のブログでも表明した通り、確率的なズレを伴いつつ微分方程式に沿った連続的な変化で歴史は進んでいると考えていますので、ヘーゲル弁証法で考えるようなカタストロフィックで質的な変化は想定していないんですが、まあ、それにしても、25%の比率に達すれば微分方程式の傾きである偏微分係数がかなり大きくなる可能性は十分に理解できます。
国立・私立の小学校への進学比率は渋谷区以外では、我が港区と文京区で高くて15%以上、それに次ぐのが千代田区、目黒区、世田谷区で、逆に、低いのが東部の区のようです。朝日新聞のサイトにある地図を見れば一目瞭然です。朝日新聞の記事にはないんですが、文京区が地図上で非連続的に高いのは筑波大学付属小学校がある影響ではないかと思われます。我が港区が高いのは、これも記事には分析がないんですが、慶応義塾幼稚舎があるからかもしれません。朝日新聞の記事は基礎的な事実関係だけを報道していて、その分析は示していないので、少し物足りない気がします。

私自身は京都府宇治市の市立のすぐ近くの小学校に通っていましたし、我が家の子供達もすぐ近くの区立の小学校に通わせています。そもそも、上のおにいちゃんが小学校に上がるころに我が家はジャカルタ在住でしたから、選択肢もなく、日本人学校に入れて、日本に帰ってきた時には小学1年生の途中でしたから、お受験の何のは通過してしまった後でした。下の子は、当然のように、おにいちゃんと同じ小学校に通わせています。
こういった事情で、我が家にはお受験はそもそも無理だったんですが、今の小学校にはとても満足しています。元来、私は小学生の基礎学力は古くからの読み書き算盤であると考えているからです。計算能力については、全国的に百マス計算がはやったりしていますが、中学に上がって算数が数学になって、実際の数字ではなく文字式で抽象度の高い数学能力を身につける前に、その前提として実際の数字による計算能力を高めることはとてもいいことだと思います。私の現在の出向先の職場ではエコノミストは少なくて、財政再建のためのドーマー方程式について微分方程式を展開することにも拒否反応を示す人もいたりしますが、抽象度の高い理論を扱うためには、その基礎となる実務的な計算能力は欠かせません。
また、国語能力のうちでも、しゃべったり、聞いたりは、当然のように出来ると思うんですが、読み書きは別です。小学校の図書館からよく本を借りてきますので、読書が重視されているように見受けられます。それから、特に、書くことはもっと重視されてしかるべきであると思っているんですが、今の小学校では、週に3回も日記の作文の宿題が小学校2年生に出されています。下の子はそれなりにこの宿題に苦しんでいるようで、親の方も日記のネタになるように、週末なんかにはアチコチに連れ歩いたりせねばならないんですが、日本人として当たり前の文章能力を重視することはとても大切だと思います。

ということで、この週末も親バカの私は子供達とともに遊びに行きたいと思います。

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2006年6月29日 (木)

ケロロ軍曹の教育的効果

その昔、小学校時代に習った三角食べはご存じでしょうか。私が小学生だったころは米飯給食なんてなかったので、おかず→パン→牛乳、という風に一度に同じものを食べずにローテーションで回して食べていくやり方です。これを普通の家庭の夕飯になぞらえると、おかず→ご飯→お味噌汁、という風になるかと思います。この三角食べに比べられるのが、我が家では、赤ちゃん食べと称しているんですが、おかずをワッと先に食べた後、ご飯にフリカケをかけて食べ、最後にお味噌汁を飲む、ということになります。もっと上品にはばっか食べということを最近知りました。
実は、つい最近まで、我が家の下の子は小学2年生になるにもかかわらず、赤ちゃん食べをしていました。我が家は大皿方式ではないので、おかずの皿を全部平らげた後、女房にフリカケを要求し、ご飯にかけて食べた最後に、味噌汁を飲んでいました。どうしてこうなったかというと、要するに、お箸の使い方がヘタだったからです。おかずはお箸で食べられるんですが、ご飯はスプーンで食べていたわけです。ですから、三角食べができずに赤ちゃん食べにならざるを得なかったわけです。実は、上のおにいちゃんはなぜか器用なので、とても小さいころからお箸が上手でした。写真で確認すると、下の子のお宮参りから帰ってきた後の食事ではお箸で食事しています。2歳になったか、ならないかのころです。しかし、なぜか下の子はお箸がヘタだったんです。兄弟の個性というか、同じように育てているつもりですが、これだけ違いがあるのは謎です。
それが、子供達の大好きなケロロ軍曹の影響により、つい、ここ2-3日で三角食べが出来るようになってしまいました。コミック第1巻の最初の方にあるんですが、ケロロ軍曹が日向家の捕虜となり、掃除や洗濯などの家事をさせられるとともに、食事も夏美や冬樹といっしょに食べるようになると、宇宙人のくせに見事な三角食べを披露して夏美が驚いたりします。このシーンに感銘を受けた下の子は、とても律儀に三角食べをするようになりました。つい最近も、お箸で納豆を練りに練ったあげく、納豆だけを先に食べて、ご飯をフリカケで食べていたので、私が見かねて納豆ぐらいはご飯にかけて食べるようにいったばかりなんですが、親の注意や教育的指導よりもマンガのほうがとても強い影響を持っていることを実感させられてしまいました。要するに、やればできるんです。
たしかに、ケロロ軍曹はとても非日常的なキャラがとても日常的なストーリーを展開するというもので、キャラが特徴的ですし、ストーリーはよく考えられています。12チャンネルで放送されているアニメも面白いですし、我が家の子供達にはコミックの方も飽きないようです。我が家がよく行く原宿のキディランドの5階にはケロロ軍曹の実物大のフィギュアがあるんですが、サイズがとてもピッタリ感があって、確かに、とてもかわいいです。思考や行動のパターンとともに外見からも子供達の心を捉えているように思います。
もちろん、昔から、巨人の星を見てプロ野球選手に憧れたり、明日のジョーを読んでボクシングを始めたりと、マンガの影響はとても強いのですから、親としてはそれをうまく利用したいと思います。

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2006年6月28日 (水)

税金より財団が有効か?

新聞で盛んに報道されていますが、オマハの賢人、ウォーレン・バフェット氏が4兆円の個人資産をマイクロソフトのビル・ゲイツ夫妻が設立したゲイツ財団に寄付すると発表しました。その際のコメントが振るっていて、「税金を払って財務省に任せるより、ゲイツ財団はお金の効用を最大化してくれる」とのことです。

以下は、いつもおなじみの朝日新聞のサイトからの引用です。

巨額の寄付を表明した米投資家ウォーレン・バフェット氏は26日、その大半を受け取る財団を運営するビル・ゲイツ・マイクロソフト会長夫妻と共同で記者会見した。バフェット氏は、富を社会に還元する方法として「税金を払って財務省に任せるより、夫妻の財団はお金の効用を最大化してくれる」と思いを語った。
個人資産の85%にあたる370億ドル(約4兆3000億円)を寄付するバフェット氏は「私が投資の能力で他人より優れているように、社会還元ではゲイツ夫妻の財団が優れている」と説明。同財団には約310億ドル分の株式を少しずつ譲る計画で、一度に大量に渡すより、年々の株価上昇を反映して結果的により多くの寄付ができるとの狙いも披露した。
資産家の子孫を裕福にする相続制度については「機会均等の考えを弱める」と改めて批判。ブッシュ政権が推進する遺産税廃止の動きに対しても「遺産税は非常に公平な税で、骨抜きは見たくない」と非難した。
ゲイツ夫妻は「世界の医療充実と教育の支援という財団の活動を深められる」(メリンダ夫人)などと感謝した。

エコノミストを自称する私の目から見て、バフェット氏の発言の経済的なポイントは2点で、第1に、バフェット氏の目的に対して、政府か特定の財団か、どちらがより有効で効率的な資金の活用が出来るか、第2に、遺産税・相続税は公平か、不公平か、です。細かい制度的な面を別にすれば、どちらも、バフェット氏の行動や意見が正しいように見受けられます。
まず、税金、あるいは、その他の方法で個人資産を国庫に納入しても、一般財源として取り扱われるのであれば、その配分先は民主主義的な選択によりなされると考えられます。世界的な大富豪と一般国民の意志に基づく民主主義的な配分が同じであるという保障はどこにもありません。というより、違っていて当然であると考えられます。特定のハッキリした意図で資産を配分して欲しいのであれば、財金などで国庫に納入するよりも、特定の目的を有する財団に寄付した方が、バフェット氏の意図に適う活用がなされるのは当然です。もっとも、これくらいの金額になれば、自分で財団を作るという手もあります。少なくとも、現時点での米国や日本の財政状況を踏まえると、バフェット氏の個人資産は国債償却に充てられる可能性が高く、もしも、国債が比較的富裕な層に保有されているのであれば、これらの層に還元される可能性が十分あるといわねばなりません。
遺産税・相続税については、親の資産状況による生まれついての不公平を取り除く観点から、生活に必要な部分を除いて、ある程度は高率の税金を課すことが公平の観点から許容されると考えられます。逆に、高率の遺産税・相続税を回避したいのであれば、税金の対象とならない使い方をすべきなんでしょう。もっとも簡単な方法は、親が生きているうちに教育に資金をつぎ込むことです。個人資産がその子弟の人的資本に使われることは、社会全体にスピルオーバーする部分も少なくないことから、かなりの程度は容認されることでしょうし、東洋的な「子孫に美田を残さず」といった価値観にも合致する面があると思います。
ここで大きく脱線するんですが、華道や茶道などにおける家元制度についてはどのように考えるべきでしょうか。ある程度の知性や感性の遺伝的要素とともに幼少からの教育効果により、結果として、家元が同一家に相伝されるのか、それとも、秘事口伝のような排他的な相続により家元制度が維持されているのか、によると私は考えています。私の考え方はかなりあいまいで、家元制度を擁護する立場からは前者の遺伝及び教育効果による結果としての一家相伝を支持するでしょうし、家元制度に批判的な立場からは後者の排他的な相続にスポットライトを当てる人もいるでしょう。でも、厳密には家元制度ではないんですが、歌舞伎の名跡の襲名なんかは、私の父親くらいの昭和一桁世代くらいまでは梨園に対して差別的な見方をする人もいたりしますので、後者の要因がより強く働いて、特定の家や集団の内部でなされる面があるのではないか、とも考えられます。

ということで、バフェット氏の寄付を話題にしつつ、最後は家元制度まで話が飛びました。日銀の福井総裁の預貯金残高が2億円近くあったとの最近の報道を見ても、我々サラリーマンにも1億円くらいまでのお金であれば、宝くじが当たるなど、がよかったりして、場合によっては、それくらいは拝める可能性がないとはいえませんが、さすがに、1兆円の単位になると酒の肴でしかありえません。今夜は、結局、庶民からはほど遠い金額のお金の処分に関するブログでした。一応、評論したつもりですので、経済評論の日記にしておきます。

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2006年6月27日 (火)

ハリーが第7巻で死んじゃう?

今日の夕刊にハリー・ポッターの記事が出ていました。作者のローリング女史が英国のチャンネル4のインタビューを受けたとかで、次の最終巻の第7巻で、ハリー、ロン、ハーマイオニの3人のうち2人が死ぬ運命にある、と答えているそうです。最近になって金庫に入れてあったハズの最終章を書き直したそうです。朝日新聞のサイトから引用すると、次の通りです。

世界的なベストセラー小説「ハリー・ポッター」の著者J・K・ローリングさんが26日、英国の番組「チャンネル4」のインタビューに応じ、完結編となる現在執筆中の第7作で、3人の中心的な登場人物のうち2人が死ぬ運命にあることを明らかにした。現地では「ハリーも死ぬのでは」と受け止められている。
ロイター通信などによると、ローリングさんは90年ごろに最終章をすでに書き上げていたと話し、「当初考えたストーリーでは、彼を死なせるつもりはなかった」。ところが、最近になって最終章の内容を変更したとし、「1人は助かるが、2人は死ぬことになるだろう」と述べた。
ローリングさんはインタビューで誰が死ぬのか明らかにしなかったが、ストーリーを変更した理由について、ほかの作家に作品が盗まれないように、著者が主人公を死なせる心理状況は理解できると説明。ただ、「嫌がらせの手紙を受け取りたくない」と述べ、それ以上の言及は避けた。第7作の出版時期は未定。

なお、今夜のブログにはネタバレがありますので、ここから先を読む場合はご注意下さい。
6月19日のブログでも書いたように、第3巻までは謎解きに目を見張らせるものがありましたが、第4巻以降は人が死ぬことによりストーリーを進めようとする意図が感じられるのは事実です。最後の最後で、ハリーまで死んでしまうことになれば、主人公を死なせて他の人に使われないようにするとの意図は理解しますが、やっぱり、このシリーズの評価は落ちることになるかもしれません。少なくとも、私は謎解きから人の死に重点が移ったことをとても残念に思っています。ハリー、ロン、ハーマイオニのうち、2人が死ぬらしいですから、たとえ、ハリーが死ななくても私の懸念が的中しそうな気がします。
すなわち、第1巻「賢者の石」では誰がヴォルデモート卿の手先として賢者の石を手に入れようとしていたのか、第2巻「秘密の部屋」ではハリーが手に入れるまでは誰がトム・リドルの日記を持っていたのか、また、それは誰が仕組んだのか、第3巻「アズカバンの囚人」ではアズカバンを脱獄したシリウス・ブラックとは一体何者なのか、などの謎が見事に解かれました。もちろん、第1巻から第6巻まで、最後のクライマックスは魔法大戦争的なヴォルデモート卿vsハリー、あるいは、不死鳥の騎士団の戦いです。しかし、第1巻から第3巻までは誰も死ななかったように記憶しているんですが、第4巻「炎のゴブレット」ではセドリック・ディゴリーが、第5巻「不死鳥の騎士団」ではシリウス・ブラックが、第6巻「謎のプリンス」ではダンブルドア校長先生が、それぞれ死んでしまいます。また、人が死ぬのに合せたように、第4巻では三大魔法学校対抗試合のために、ボーバトン校とダームストラング校の校長先生や代表選手が登場人物に加わりますし、第5巻ではその名も不死鳥の騎士団のメンバーが、これまた、大挙して登場します。
登場人物の入替りにより、ストーリーを進めるのはよくあるテで、村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」なんかも、よく人の死ぬ小説だと思った記憶がありますが、ハリー・ポッターのシリーズの場合、第1巻から第6巻までページ数が増大していって、さらに、第4巻から人の入替りでストーリーを進めているように思えてなりません。私から見れば小説のが落ちていっているように見受けます。逆に、最終刊の第7巻に大いに期待しています。

最後に、第7巻の注目点をいくつか考えてみたいと思います。
第1に、ホグワーツ校の校長先生です。マクゴナガル副校長がダンブルドア校長の後に昇格するんでは少しインパクトが小さいような気がしますし、でも、今までに登場していない新たな校長先生が来るんではインチキ臭いような気もします。ダンブルドア校長先生が復活する可能性もゼロではない気がします。そのために分霊箱なんてモノが第6巻に登場して、ヴォルデモート卿だけでなく、ダンブルドア校長先生も分霊箱を持っていたのかもしれません。
第2は、誰が新たに登場して、誰が死ぬかです。まず、第6巻の最後に言及されたRABとは誰かです。まったく想像も出来ませんが、第7巻で新たに登場するキーパーソンであることは確かでしょう。もちろん、最後にハリー、ロン、ハーマイオニのうちの2人が死ぬと作者のローリング女史が発言しているんですから、これはそうなるんでしょうし、他にも死ぬ人がいるのかもしれません。
第3に、スネイプ先生ネビル・ロングボトムの動向が気になります。スネイプ先生はヴォルデモート卿の手先なのか、不死鳥の騎士団に忠実なのか、これは見物です。それから、第6巻から急速に重要人物になったネビルが不死鳥の騎士団の一員としてどんな活躍を見せるのかも注目に値すると思います。

今からハリー・ポッターの第7巻がとても楽しみです。

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2006年6月26日 (月)

風呂敷と算盤

今夜のブログのタイトルの漢字は読めますでしょうか?
フロシキソロバンです。フロシキはともかく、ソロバンは少し難しいかもしれません。

なぜ、今夜のブログで風呂敷について書くかというと、今朝のNHK生活ほっとモーニングで風呂敷を取り上げて、風呂敷のさまざまな使い方などをクイズ形式で紹介していたからです。また、実は、私が公務員になった20年余り前には、風呂敷算盤を前任者から引き継いだことがあります。というか、役所の机の引出しにどちらも入っていました。当時のすべての公務員が風呂敷と算盤を引き継いだというつもりはありませんが、今は見かけなくなった風呂敷と算盤は、どちらも、役所で必需品というほどではないものの、かなり使われていた記憶があります。ということで、風呂敷のついでに算盤も取り上げてみました。

まず、算盤について、私なんかは小学校で習ったにもかかわらず、算盤を使おうにも使いこなせず、もっぱら電卓に頼っていました。当然です。しかし、私が役所で最初に配属された部署の局長さんは立派なエコノミストだったんですが、足し算や引き算はいうに及ばず、掛け算や割り算まで算盤でこなして、入ったばかりの私に方眼紙でグラフを書かせたりしていました。一応、私は課長補佐の指示で局長の算盤の計算結果を電卓で検算させられたりしていました。
その次の部署では、わずかな額ではありますが、47都道府県に補助金を交付する業務があり、県ごとに3桁から4桁の額の47都道府県の合計を計算しなければならなかったんですが、電卓で何度計算しても違う答が出てきてイヤになったことがあります。今なら表計算ソフトでごく簡単に計算できるのでしょうが、当時はそんなものもなく、とても原始的に計算していました。その時に教えてもらったのですが、隣の課の私の2年後輩に珠算8段の人がいるらしいので、その人に47都道府県の補助金額の表を持っていくと、算盤に触れもせずにチラリと目で見ただけの暗算で答を出してくれ、とてもびっくりした記憶があります。
しかし、このような達人がいたさすがの算盤も、私のような未熟者の比率が大きくなったためか、役人の世界でも電卓に取って代わられて行きます。そして、今では、その電卓も表計算ソフトに取って代わられてしまっているように見受けられます。

風呂敷についても、最初は、局長さんなんかの役所の幹部にくっ付いて、国会随行して行く時に資料を入れて持ち運んだりしました。何でも包めて、モノが布だけに持つところが柔らかで、それはそれなりに便利に使っていた記憶があります。でも、せいぜい2-3年で、風呂敷から封筒や普通のカバンに移行したと思います。特に、風呂敷が不便だったとも思わないんですが、逆に、特に便利だったとも思いません。自然の成り行きだったと思います。
でも、その後も、サンティアゴの在チリ大使館に経済アタッシェとして赴任していた時に、商社さんの新しいオフィス開きお土産に風呂敷をもらったり、海外出張の折に相撲絵の風呂敷をお土産で持って行ったりと、別の方面でも風呂敷を活用していたりしました。今でも、特に、お寺さんへのお届けなどのお使い物を風呂敷に包んでお届けしたりして、割合と活用している方ではないかと思います。それにしても、今朝のNHKの風呂敷活用術には少し驚いたりしました。

時代の流れとともに、実用面ではさらに優れたモノが生み出されているわけですから、ある意味で、日本独特の文化であったであろう風呂敷や算盤が使われなくなるのも自然なことなのかもしれません。懐かしく思いながら朝のNHKを拝見していました。

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2006年6月25日 (日)

ムシキング大会でのルール変更を大いに憤慨する

午後から、渋谷にあるセガのゲーセンに行きました。昨日、エントリーしておいたムシキング大会に出場するためです。おにいちゃんは最後の出場枠の最終エントリーだったんですが、下の子はキャンセル待ち順位1番目で、これも難なく出場できました。それどころか、32人の出場枠のうち、5人ほどがキャンセル待ちを入れても埋まらず、不戦勝が頻発していました。
渋谷の渋東シネタワーの隣にある渋谷ギーゴなるセガのゲーセンなんですが、昨日エントリーした時に渡されたメモには2匹vs2匹で、2匹のムシの合計が300以下とあって、それ以外のワザのレギュレーションはないと聞いていたんですが、我が家が集合時間に着いた時には、2匹のムシの合計が340以下で特殊ワザ禁止、に大きくルール変更されていました。昨日の午後に私は店員さんにシッカリ確認したんですが、ボロクソ変更されていました。理由ムシキングのホームページで、340以下で特殊ワザ禁止と掲載してしまったので、そのように変更したとのことでした。私は大いに抗議しましたが、受け入れられません。もちろん、子供の遊びですから、そんなに気合を入れて抗議するのでもありませんし、事前に、入念にホームページをチェックしてルールの確認をするほどの熱心さは持ち合わせませんので、そんな軽く流すタイプの親を持った我が家の子供達が不幸なのかもしれませんが、何かとても不誠実な感じがしました。でも、所詮、そこはゲーセンでやる子供のゲームですから、重要なビジネス契約なんかとはとは違うんでしょう。
ムシキング大会左の写真は大会開始を待つ我が家の子供達です。ルールが大きく変更されたので、兄弟でワザカードを融通しあって特殊ワザを抜いたりして、ずいぶんと苦労していました。ムシカードの方は合計300で用意してきたので、これはどうしようもなく、ムシキングに命を懸けて情報収集している他の親子の合計340とは明らかに大きな差が生じてしまいます。ほとんどの子供は140のムシと200のムシの合計340の組合せでしたが、我が家の子供達は合計で300のレギュレーションの組合せにしています。こんなにムシに差があれば勝てるはずもありません。今日も我が家の子供達は、おにいちゃんも下の子も1回戦で敗退しましたが、これは無理もありません。

3人でとても憤慨してしまいましたが、しっかりと、来週の大会にもエントリーしてきました。でも、ゲーセンの店員さんを信用するのは止めにします。ビジネスの相手としてはどうなんでしょうか。今週は負けても仕方ない事情がありましたが、たかが子供のゲームながら、私も1度くらいは我が子が勝つのを見てみたいです。

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午前中は人生ゲームで遊ぶ

今日の午後はムシキングの大会があって、渋谷のセガのゲーセンに行きますので、午前中は家でブラブラします。子供達のリクエストで人生ゲームをします。足を折り畳めるテーブルを持ち出して、和室に広げます。人生ゲームの前に私とおにいちゃんとでポケモン・カードゲームをしたりします。
人生ゲーム子供達は真剣に人生ゲームに取り組みます。左の写真は人生ゲームのルーレットを真剣な表情で見つめる子供達です。いつも、子供達は親をカモにしようとしているんですが、今日はなぜか、女房がトップになりました。最後の最後まで政治家から大物政治家にランクアップした下の子がリードしていたんですが、ゴールの直前で「タヒチの島を買う」ハメに陥ってしまい、25万ドルのムダな支出のために、12万ドル差で女房にトップをさらわれてとても不機嫌でした。女房はタレントになって、給料日のたびに大きな数字をルーレットで出して、いいお給料をもらっていました。
私とおにいちゃんがフリーターになってしまい、途中で、私は医者になれたんですが、おにいちゃんはサラリーマンだったため、私が3位でおにいちゃんが最下位になってしまいました。人生ゲームはいろいろと考えさせられるイベントもいっぱいあるんですが、私の疑問は、職業別でサラリーマンのお給料がとても悪いことです。私も含めて、大多数の大学卒業者がサラリーマンになると思うんですが、そのサラリーマンのお給料が人生ゲームでは冷遇されているような気がします。我が家の人生ゲームではサラリーマンのお給料が8000ドルなのに、フリーターのお給料はルーレットの出た目の1000倍ですから、不安定ではありますが、場合によってはフリーターのお給料の方がサラリーマンよりも高くなることもありえます。実際には、良し悪しは別にして、正社員とフリーターでは給与面で大きな格差があるのが現実です。
我が家でも、取りあえず、フリーターにならないことを主眼に人生ゲームの教訓を子供に伝えたいと思います。

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2006年6月24日 (土)

渋谷で散髪の後、原宿のキディランドでガンプラを買う

午後からはお出かけします。
子供達の髪の毛がかなり伸びたので、渋谷の散髪屋さんに行きます。先月に行ったのと同じところです。早くて安いのがとても助かります。デザイン的には何ともいえませんが、小学生の散髪ですので、余り気には留めません。
その後、少し渋谷で遊んで行こうということになり、セガゲーセンに行きます。渋東シネタワー隣にあり、先日来、ムシキングの大会に出たところです。おにいちゃんがムシキングのカードを持って来ていたので、少しだけ遊びます。私が店員さんにエントリーできるムシキングの大会があるかと確認すると、明日の午後3時からのがまだ1人分だけ残っているといわれます。取り急ぎ、おにいちゃんの名前でエントリーします。さらに、キャンセル待ち順位1番目で下の子も登録します。前回の経験でも、32人のエントリー枠の中で、2-3人のキャンセルが出ていましたので、明日も1人はまず確実にキャンセルが出るでしょうから、下の子も大会に出られるのではないかと思います。
山手線に乗って渋谷から原宿に出ます。いつものキディランドに向かいます。まず、5階に上り、ガンプラを買い求めます。最近はガンプラを買っていなかったんですが、今日は買い与えました。最近買っていなかった主たる理由は、下の子が最後のガンプラを未完成で放置している、ということだったんですが、実は、女房が不用意にガンプラの部品を踏んで壊したのが原因で、私が瞬間接着剤でくっつけた部品が美しくないために、下の子のガンプラ制作意欲が落ちていたと思われ、これは大いに同情に値しますので、おにいちゃんからの強い要求もあり、今日はガンプラを買い与えました。兄弟でシッカリと品定めをし、私の示した予算の範囲内で2体買い求めます。
ガンプラを買った後は地下のゲームコーナーで遊びます。おにいちゃんはムシキングのカードを持ってきており、下の子はたまごっちカップのカードを持ってきています。レジで100円玉に両替して遊ばせます。これも予算を決めて、その範囲内で子供達の好きなゲームをプレーさせます。下の子が選んだたまごっちカップが大人気で、たくさんの小学生が並んでいたんですが、くじ運の強い下の子はレアカードを出しまくって、並んでいる他の子からカード交換をしきりと持ちかけられたそうです。でも、本人もレアカードだと分かっているので、交換はしなかったっそうです。ただ、出るカードにとても偏りがあり、下の子にはごっちカードばっかり出て、1枚しかアイテムカードを持っていないので、アイテムカードには少し食指が動いたようなことをいっていました。

ガンプラ原宿から表参道を歩いて、4時過ぎに家に帰り、子供達は早速ガンプラ作りに精を出します。左の写真はガンプラのケースを持つ子供達で、今日の収穫はおにいちゃんがソード・インパルスで、下の子がMS-06ザクIIです。下の子はMS-05ザクIとの間で迷いに迷ったんですが、結局、MS-06のザクIIに決めました。段々と子供達の影響でガンプラに詳しくなっていく自分が少し怖いような気がしないでもありません。
夕食後は、ガンプラの完成とともに、明日のムシキング大会に向けたカード選びが本格化することと予想されます。

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午前中は夏休みの旅行計画を議論する

今日の午前中は団地の草むしりがあり、女房と下の子が参加しました。私とおにいちゃんはサボリで家にいて留守番です。草むしりが終わってから、夏休みの旅行計画について議論します。方向性としては、ジャカルタから帰国してから、ここ2年ほど海水浴に行っていましたので、今年は山に虫取りに出かけることに決めています。ムシキングの影響で、カブトムシやクワガタがお目当てで、実際に、そのようなコースを含むツアーがいっぱいあります。
しかし、実際には何も決まっていないわけで、いつ行くのか、どこに行くのか、などを議論します。子供達は、要するに、カブトムシやクワガタが捕れればそれでいい、というスタンスです。女房は出来るだけ安く上げたい、というスタンスです。私は特に見識がない、というスタンスです。

まず、時期については、さすがに4年生になったおにいちゃんののスケジュールがかなり詰まっているので、それを勘案して8月のしかるべき時期に決めます。ここでは、女房が主導権を取ります。
次は宿です。最初は、値段の点から、国家公務員共済の日光のホテルに少し傾きました。ハッキリいって、メチャメチャ安いです。一家4人が和室に泊まり、1泊2食付で1人当たりのお値段は素泊まりのビジネスホテルの半額くらいです。でも、お泊まり以外のアトラクションがとても少ない点が難点でした。案内には昆虫採集が出来る、とあったんですが、電話して確かめると、トンボやチョウなんかで、東京で捕れるのと変わりありません、とキッパリといわれて諦めます。
結局、我が家が加入している生協のオススメ旅行パックのなかから、カブトムシやクワガタが確実に捕れる、というより、このレベルになれば、カブトムシやクワガタがもらえる、のを選び出します。女房が電話で確かめた上で、このパックに決めます。もちろん、私も賛成します。自動車のない我が家では、荷物は私が持つことになるので、鉄道の最寄の駅とホテルの間を送迎してくれるサービスはとても重要です。

午後からは出かけます。

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2006年6月23日 (金)

阪神タイガース久保田投手の骨折

サッカーのワールドカップも日本代表にとっては終わったようですので、プロ野球の話題を取り上げたいと思います。
阪神タイガースの守護神であるクローザー久保田投手が右手を骨折し、4週間のギプス固定と2ヶ月の戦線離脱だそうです。とても長くなりますが、以下は大阪ニッカンスポーツのWEBサイトからの引用です。

連覇を狙う岡田阪神に激震が走った。リーグ戦再開を翌日に控えた22日、守護神久保田智之投手(25)の右手第4、第5中手骨骨折が明らかになった。21日にベビーカーから落ちそうになった長女を助けようとした際に右手を地面に強打した。4週間のギプス固定が必要で、実戦復帰は早くても8月末になる。久保田に代わって藤川球児投手(24)がクローザーで起用される予定だ。また、右手尺骨部の骨挫傷の今岡誠内野手(31)も痛みが引かないため1軍選手登録を抹消された。
リーグ戦再開に向けて調整練習が行われた甲子園に、緊急事態発生の報が届いた。21日に守護神久保田が利き腕の右手甲を骨折。復帰まで約2カ月を要することが明らかになった。
「昨日の晩に電話があった。まさかと思った。そんなことでなあ…」
前夜に球団関係者から連絡を受けた岡田監督はまだショックの色がありあり。普段はケージ裏に立ち打撃練習を見守るが、この日は帽子を脱いだままベンチに腰掛け、視線は宙をさまよっていた。
練習休日で、久保田は家族と束の間のリラックスタイムを過ごしていた模様。ところがベビーカーから長女が落ちそうになったのを見て、とっさに右手を出し、地面で拳を強打したという。
「まさかこんなことになるとは思いませんでした。チームに迷惑をかけっぱなしなので、少しでも早く治して、チームに貢献できるように頑張りたいです。ご心配をおかけしてすみません」
自身のホームページで久保田はチームとファンに謝罪した。子を持つ親としてはごく自然な行為。しかし、プロの投手として払った代償は大きかった。この日、大阪市内の病院で精密検査を受け、「右手第4、第5中手骨の骨折」で4週間のギプス固定が必要と診断された。常川チーフトレーナーは全治期間について「ギプスが外れてから判断することになる」と慎重に話したが、実戦復帰まではその倍の2カ月を要する見込み。本格復帰となれば9月までずれ込むことを覚悟せざるを得ない状況だ。
今季の久保田はここまで36試合に登板し、4勝16セーブを挙げている。5敗を喫するなど不安定な投球も目立ったが、ここにきて調子も上向き。また、延長になれば3イニング投げられるタフネス守護神として岡田継投にはなくてはならない存在だ。岡田監督はピッチングスタッフ全体でカバーすることを覚悟。悲願の連覇、日本一にへ向け虎投が過酷な夏を迎える。

引用した記事にもあるように、久保田投手のお子さんベビーカーから落っこちそうになったのが直接の原因らしいので、親バカの私としてはとっても同情しています。厳しいことをいう人からすれば、子供のことなんか放っておいて、ピッチャーの命である利き腕を大切にせよ、ということになるのかも知れませんが、そこは、親が子に注ぐ愛情の一環として、とっさに何らかのアクションを無意識のうちに取ってしまうのは無理からぬことです。繰返しになりますが、私は大いに同情します。でも、プロの世界ですから、お給料が下がるかもしれませんが、それはそれでオッケーなんじゃないでしょうか。
これまた、引用の記事にありますが、阪神タイガースでは、昨年の打点王今岡選手も右手尺骨部の骨挫傷などのケガが耐えません。また、今岡選手や久保田投手は、ハッキリいって、今年は昨年ほどは活躍していないような気がします。今岡選手の打棒が全然振るわず低迷しているのはハッキリ数字に表れていますし、久保田投手もすでに救援で5敗しています。しかし、私が強調したいのは、投打の主力がこんな状態なのに、まだまだ阪神タイガースはペナントレースでとてもいい位置につけていることです。まあ、逆説的に考えれば、今岡選手や久保田投手が昨年並みに活躍していれば、今頃はブッチ切りの首位に立っていたかもしれませんが、これだけ、ケガの選手がいたり、エースの井川投手が冴えなかったりしても、ヤクルト相手にボロく負けている今夜のゲームが終わっていない昨日の時点で、中日とゲーム差なしの2位につけているのは、やっぱり、阪神タイガースの選手層が厚くなった結果だろうと思います。その意味で、今の星野シニアディレクターが監督だったころに二軍監督として若手を育成してきた、現在の岡田監督の功績の一部なのだろうと思います。
思い返せば、1985年に21年振りの優勝をした時も、リリーフエースの山本投手アキレス腱を切断して、代役の中西投手が立派に勤めを果たしました。引用記事にもある通り、今年は藤川投手がいるじゃないですか。しかも、私の見るところ、藤川投手は絶好調です。十分に久保田投手の抜けた穴を埋めてくれると思います。1985年の優勝は1964年以来21年振りの優勝で、その当時から、次の優勝は1985年から21年先の2006年だといわれていたものです。要するに、今年です。我々ファンにはうれしいことに、2003年、2005年と優勝してくれたんですから、今年も優勝日本一を目指してがんばって欲しいものです。


がんばれ阪神タイガース

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2006年6月22日 (木)

1人でベッドに寝かせると子供の寝相がよくなるのか?

先日から子供達が子供部屋のベッドで寝るようになり、今夜で3晩目です。いままでの2晩でベッドから落ちた形跡はありません。あるいは、おにいちゃんは一番奥の子供部屋で普通の低いベッドで寝ていますので、ひょっとしたら、夜のうちにベッドから落ちていて、親に報告していないだけかもしれませんが、少なくともケガをするなどの大事には至っていません。下の子は140センチもあって、自分の身長より高いロフトベッドで寝ていますので、落ちれば相当の衝撃が家の中を伝わるハズですし、何よりも、2晩続けて女房が下のソファベッドで寝ていますので、落下の事実は認められません。
先日、2月15日や3月31日のブログでも書きましたように、教育的観点からは、まず、寝相をよくするためには子供部屋に1人で寝かせるべきであり、寝相をよくしてから子供部屋に1人で寝かせるのでは段取りがよくないのではないか、と、私は考えていましたが、たった2晩ながら、それが実証されつつあるように感じますので、とてもうれしいです。学習効果の確認ではないのですから、寝相のような生活習慣については、一定の年齢に達すると、一定の生活習慣を身につけるべきであって、身につけるべき環境を与えたり、何らかの新規の行動を実行すべきではないかと考える次第です。
もちろん、たった2晩で結論を出すのはとても時期尚早で、これから先、何日か、何週間か、何ヶ月かにベッドから落ちないとも限りませんので、油断は禁物ですが、そうそう毎晩のように女房が下の子のソファベッドで寝られるわけでもありませんし、ある程度、ベッドから落ちないであろうことを確認したら、それで次の段階に移行するんでしょう。大げさないい方ですが、要するに、下の子もちゃんと寝相をよくして、親に下のソファベッドで寝てもらわなくても大丈夫なようになってくれるハズです。もっとも、さらにずっと先になって、大学生くらいになるとを飲んで帰ってきたりするんで、そのような場合には、生来の寝相の悪さが出てベッドから落ちることも考えられるんですが、大学生まで大きくなって酒を飲むようになった子供の寝相を心配する親なんて、冗談以外の何ものでもありません。
つい先日まで、和室のに4人分の布団を敷いて川の字で寝ていた時には、人数が集まっているだけで蒸し暑くて、さらに、子供達が暑がりなこともあって、エアコンを入れていたため、私にはやや寒く感じられたんですが、子供達のベッドが届いて子供部屋で寝るようになってから、多分、今夜も、エアコンなしで寝ているので、私も子供達とともに快適な睡眠を取れるようになっています。子供達はエアコンを入れて快適にベッドで寝ているようです。というか、子供部屋のベッドで寝ているだけで、うれしくて充実感が高まっているように見受けられます。下の子のソファベッドで寝かされていた女房も、割合と快適な睡眠のようで、決して不利な条件にあるとはいえないようです。女房は下の子といっしょで少し暑がりなのでこの2人は体感気温が似ているのかもしれませんから、ひょっとしたら、私と同じ寝室には帰ってきてくれないかもしれないと心配したりしています。もっとひょっとしたら、女房はずっと下の子の部屋で寝続けるのかもしれません。でも、それはそれで構わなかったりします。

このままベッドからの落下事故がなく、子供の寝相がよくなってくれることを祈っています。

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2006年6月21日 (水)

オフィスが蒸し暑い

今週に入ってから梅雨の中休みなのか、割合といいお天気になって気温が上がっています。オフィスがとても蒸し暑いです。服装はクールビズになって、ネクタイや上着は着用していないんですが、オフィスがこれだけ蒸し暑いのでどうしようもありません。けしからんことに、個室持ちの高官の中には自室だけ冷房を入れている人もいるやに聞き及びますが、私くらいの下々は冷房なしでを開け放って仕事しています。
実は私は体感気温はそれほど高くはありません。体型からするとデブですので、暑苦しいように見られがちですが、実は、周囲の人に私の体型が暑苦しさをまき散らしているほどは、自分自身ではそんなに周囲の人よりも強烈に暑さを感じるというわけではありません。もっとも、暑いのには弱いことは確かです。デブですからもかきます。我が家では昨夜から子供達が子供部屋のベッドに寝て、昨夜なんかは私が1人で畳の和室に寝たりしていましたが、昨夜はエアコンも入れずに1人で寝ていたりしました。エアコンを入れ始める前の話なんですが、女房が寝室の蒸し暑さに耐え切れず夜中にを開けたまま寝てしまい、私は明け方に冷え冷えとした感じになって文句を言ったりしたこともあります。にもかかわらず、私の感覚からしても我がオフィスはかなり蒸し暑いです。今日はまだマシでしたが、昨日や一昨日はホントに耐えられる限界ではないかとさえ思いました。

私は2000年から3年間赤道直下のジャカルタに赴任して、現地の政府機関で仕事をしていたんですが、ジャカルタに限らず、東南アジアの国々ではかなり冷房を利かせます。ホントかどうか知りませんが、室温が冷えていれば冷えているほど格式の高い仕事をしているように考えているらしいです。事務室がそうですし、当然、会議室になれば、重要な会議をしていることを実感するために、ギンギンに会議室を冷やします。ジャカルタなんか電力不足が深刻であったにもかかわらず、年がら年中、エアコンを休ませることもありません。従って、エアコンの耐用年数が短いと聞いたことがあります。我が家でも3年間の滞在中に大家さんにお願いしてエアコンを取り替えてもらった記憶があります。
ジャカルタのずっと前に駐在していたサンティアゴでもかなり冷房は利かせていました。私がサンティアゴに駐在している1992年6月に、ブラジルのリオデジャネイロで地球サミット(UNCED)が開催されて、環境の保全と持続可能な開発をテーマに179ヶ国の政府首脳や自治体、NGO関係者が集まったことがあります。在チリ大使館からも応援の出張者を派遣したように記憶しています。そのころから、地球環境問題が議論されていたんですが、サンティアゴでも昼間は冷房を入れていたりしました。もっとも、サンティアゴはほとんど砂漠の気候ですので、湿度がとても低くて、さらに、真夏でも日が落ちて夜になれば気温がグッと下がりますから、日本のように熱帯夜なんてものはなくて、夜間に寝苦しくないようにエアコンを入れる必要はありませんでした。それどころか、夜間に外を歩く際には上着が必要なくらいの気温でした。

当然ながら、蒸し暑さが限度を超えると作業効率が落ちます。窓を開け放っているので、ペーパーウェイトなどで風が吹いても資料が飛ばないようにする必要があります。いろいろな工夫をしながら不便を最小化して、持続可能な地球の開発を続けていくのはとても重要なことですが、同時に、便利な生活に慣れ親しんでしまった後ではとてもタイヘンなことなのかもしれません。

今夜のブログは無理やりに、海外生活の思い出の日記にしておきます。

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2006年6月20日 (火)

子供達のベッドが届き、今夜から子供部屋で寝る

先日、通信販売で注文しておいた子供達のベッドが届きました。予定では夏休みから子供達は自分の部屋のベッドで寝ることにしていたんですが、1ヶ月ほど前倒しして、今夜から子供部屋のベッドで寝かせることにしました。

私が役所から家に帰ると、下の子がものすごい勢いで突進して来ました。通信販売で注文したベッドが届いて、おにいちゃんの方のベッドは女房が昼のうちに組み立てたんですが、下の子のベッドは力及ばず女房にはムリだったといい張ります。まあ、女房は専業主婦ですから昼間の時間はタップリあります。私はフルタイムで働く公務員ですから、それなりの時間にしか家に帰れません。しかし、モノがかなり大きなロフトベッドですから、体格的には小さな男性にも負けない我が女房もムリだったのか、と思って、1日の仕事を終えて帰ってきたばかりですが、夕食を後回しにして私が組み立てることにします。下の子はおにいちゃんと同じように、今夜からすぐに子供部屋のベッドで寝たいので、何としても組み立ててくれと強硬に要求します。
一応、確かに、大人2人で組み立てるようにインストラクションにあります。でも、夕食の時間になりましたので、女房の応援は困難と判断し、時折、利害関係がとても深いと考えられる下の子に手伝わせたりしながら、私1人で黙々と組み立てます。私以外のみんなが夕食を食べている間に、夕食を後回しにして組み立てます。Tシャツに着替えて、エアコンをかけて組み立てたんですが、汗みどろになります。何とか1時間半ほどかけて組立てを終えます。女房がロフトベッドに下の子の布団を運びます。おにいちゃんとともに、下の子もベッドが組み立て終わったので大喜びではしゃぎ回ります。よくよく思い出すと、ジャカルタで初めてのベッド生活になった時に、子供達がはしゃいでトランポリンよろしくベッドで跳びはねたことを記憶していましたので、私から、きつく、ベッドで跳びはねたりしないように申し渡します。でも、おにいちゃんの普通の高さのベッドはともかく、下の子のロフトベッドでは成長して小学生になった子供はとても跳びはねるだけのアローアンスがないことを発見しました。我が家の天井が特に低いわけでもないと思いますが、立ち上がることすらできないように見受けられます。
でも、跳びはねるのはともかく、依然として、ベッドから落ちないかは心配です。何度もこのブログでも取り上げたように、特に、下の子はとても寝相が悪いのです。ロフトベッドから落ちるダメージはとても大きいんではないかと不安になります。しかし、そこは本人も自覚しているようです。下の子が注文したロフトベッドの下はソファになっていて、これがソファベッドにもなる、つまり、二段ベッドにもなる、という優れモノでしたので、時折、親が下の段で寝て警戒することが可能です。下の子も寝相が悪いことを自覚しているだけに、プライバシーの何のといわず、時折、親が下の段で寝るのは許容しています。というより、まだまだ子供ですので、逆に、うれしがっているように見受けられます。でも、夜中ずっと起きていて警戒するわけにもいきません。取りあえず、今夜は女房が下の段で寝ることになりました。
ということで、突然ながら、昨夜まで一家4人で布団を並べて川の字で寝ていた6畳の和室に、今夜は、私一人で寝ることになりました。

下の写真は組み立て終えたばかりの子供部屋のベッドの子供達です。

おとうとのロフトベッド  おにいちゃんのベッド

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2006年6月19日 (月)

ハリー・ポッター第6巻「謎のプリンス」を読み終える

まず、表題とは何の関係もありませんが、6月初めにテコンドーのお稽古で左腕を骨折したおにいちゃんのギプスがようやく取れました。レントゲンを撮って骨がくっついたのを確認したそうです。私は40年余りの生涯で骨折したり、ギプスをつけたりしたことがないので、実は、よく分かりませんが、入浴の時なんかを見ていると、とても不便そうだったのでかわいそうに思っていました。今、おにいちゃんは下の子とともに日テレの名探偵コナンの特番を見ていますが、取りあえず、快方に向かっていることが実感できてうれしいです。

さて、閑話休題。ハリー・ポッターを第1巻の「賢者の石」から読み返して、ようやく、今日で第6巻の「謎のプリンス」を読み終えました。作者のローリング女史の言葉通り、段々と物語が暗くなっていきます。第6巻「謎のプリンス」では、とうとう、最後の方でホグワーツ校がヴォルデモート卿との戦場となってしまいます。また、第6巻の物語そのものが、ヴォルデモート卿のさまざまな秘密を解き明かすストーリー建てですので、明るいハズはありません。なお、今夜のブログはネタバレがありますので、この先を読み進む方はご注意下さい。
ハリー・ポッターのシリーズも第6巻となって、そろそろ、評価が分かれ始めるように思います。すなわち、マンネリ化してきた、という人と、ますます面白い、という人です。ある意味で、私はどちらも正解だろうと思います。いうまでもなく、闇の勢力であるヴォルデモート卿との戦いの物語なんですが、英米的な考え方で、敵と味方がハッキリと分かれているわけではありません。もちろん、ダンブルドア校長やハリー、そして、ハリーの友人であるハーマイオニー、ロン、ネビルなど、不死鳥の騎士団に属するシリウス・ブラック、ルーピン、トンクス、パーシーを除くウィーズリー一家、ハグリッドなどは圧倒的に正しい集団で、それに対するヴォルデモート卿とその配下の死喰い人たちが悪い集団なんですが、スネイプ先生はどちら側なのかハッキリしませんし、第3巻の「アズカバンの囚人」ではシリウス・ブラックも最後の最後にならなければ、どちら側なのかが分かりませんでした。
物語は正と悪の戦いなのですから、その観点からはマンネリ化してきているのは事実だと思います。他方で、ハリー、ハーマイオニー、ロンなどとともに、ロンの妹のジニーなども、当然ながら、着実に成長してきて思春期を迎えており、それなりの感じやすい年頃になって、ラブストーリーの趣きも加わってきています。でも、もちろん、ヴォルデモート卿との正と邪の戦いが本筋ですから、マンネリ化していると読み取られるのは仕方がないことかもしれません。
プロットについても、第3巻「アズカバンの囚人」までは見事な謎解きがありましたが、第4巻以降は物語が冗長になってきたせいもあり、謎解きよりも誰かが死ぬことによりストーリーを進めようとの意図を勘ぐられても仕方がないように思います。第4巻「炎のゴブレット」ではハリーとともにホグワーツ校代表となったセドリック・ディゴリーが死にますし、第5巻「不死鳥の騎士団」ではハリーの名付け親のシリウス・ブラックが死にます。本日読み終わった第6巻「謎のプリンス」では最後にダンブルドア校長の葬式が営まれました。でも、ダンブルドア校長がホントに死んだのかどうかは、スネイプ先生がヴォルデモート卿の側の死喰い人かどうか、と同じようにのままです。ひょっとしたら、ダンブルドア校長は第7巻で生き返るのかもしれませんし、スネイプ先生はヴォルデモート卿側ではなく不死鳥の騎士団に忠実であったことが明らかになるのかもしれません。
私の意見としては、このままマンネリ化していく可能性も大いにありますが、やっぱり、第7巻を見ないとハッキリしないということです。作者のローリング女史は第7巻を最終巻とする予定で、しかも、第7巻の最終章はすでに書き上げて金庫に収納してあるといわれていますので、楽しみにしたいと思います。なお、世間のうわさでは、第7巻の原版・英語版は2007年7月7日に世界同時発売だそうです。日本語訳はその1年後くらいなのでしょうか。

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2006年6月18日 (日)

ビーバー隊の活動で電力館に行く

今日は下の子のビーバー隊の活動です。お天気がさえなかったので代々木公園でのサイクリングに代わって、渋谷の電力館に行くことになりました。最初の集合のところで、ビーバー隊の隊長さんが「電力館に行ったことのある人?」と聞いたので、下の子が元気よく手を上げます。我が家は先月行ったばかりです。ムシキングのトーナメントの途中の時間を利用して、バッテリーコーナーの発電とかで遊び回りました。しかし、下の子は「いつごろ行った?」との隊長さんの次の質問に遠慮して、「1年も前じゃない」とあいまいに答えていました。1ヶ月ほど前のゴールデンウィーク明けに行ったといえば、隊長が少しかわいそうだと思ったんでしょう。大人と小学生の間の会話ながら、小学生の側から思いやりを示した例ではないでしょうか。
電力館では2階にコインロッカーがあるんですが、1階の受付で傘を預けた後、隊長さんの指示で7階の休憩室に荷物を運び込みます。隊員の保護者が荷物を監視することになり、私は先月も電力館に来たばかりですので、ハリーポッターを読みながら7階の休憩室で荷物当番をします。隊長のほか、おとうさんが私をいれて3人、おかあさんが6人、子供達に同行してきています。最初は、私がもう一人のおとうさんとともに荷物当番をしていました。でも、その人は私のように軽い読み物を用意していなかったらしく、電力館のパンフレットに目を通していたのですが、すぐに読み終えたらしく、私を残して子供達の様子を見に行ってしまいました。
正午近くまで、誰も荷物当番を交代に来てくれなかったので、私の判断で荷物を7階の休憩室に置き去りにして、私も子供達の活動に参加します。ビーバー隊の子供達は5階にいましたので、私も5階のバッテリーコーナーなんかで子供と遊びます。下の写真はバッテリーコーナーの足踏み発電で遊んだ後の下の子です。

電力館

昼食は7階の休憩室でオニギリです。なぜかは知りませんが、日本のボーイスカウトのランチは昔からオニギリと決まっているそうです。外国ではサンドイッチと聞いたことがあります。でも、チリでそうだっただけで、ボーイスカウトの本場の英米でどうなのかはよく知りません。
結局、サイクリングは9月以降に延期されてしまいました。でも、ボーイスカウトは英米流の学年で数えますので、我が家の下の子は9月からはカブスカウトに進級してしまいます。ビーバースカウトのままであればサイクリングも出来たのかもしれませんが、カブスカウトならよく分かりません。新しい活動が待っているのかもしれません。

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2006年6月17日 (土)

昼食でマクドナルドに行く

今日は、下の子が女房に連れられて外出してしまったので、私とおにいちゃんが留守番でした。だいたい家にいたんですが、他のことはともかく、昼食で正午過ぎに出かけます。表参道を原宿に向かって歩きます。ほとんど、週末にはいつものことになっています。表参道ヒルズと同じ、原宿に向かって右側の歩道を歩いて行くと、表参道の交差点からすぐにマクドナルドがあります。ここで昼食にします。
他のマクドナルドには見られないんですが、このお店では1階の座席がテラス風に外に向けて配置できるようになっています。でも、我が家は禁煙席の地下席で食べることにします。表参道ヒルズからもっとも近いマクドナルドだと思うんですが、とても空いていました。たぶん、このあたりまでお出かけで来る人たちはマクドナルドなんかには入らないんでしょう。
食後、もう少し原宿の方に足を伸ばして、いつものキディランドに行きます。今日は店頭でハイパーヨーヨーの実演をしていました。店内放送では世界チャンピオンらしいです。でも、私もおにいちゃんも興味はないので、せっせとムシキングに励みます。たまごっちは持って来なかったんです。
歩いて2時頃に家に帰り着きます。我々に続いて、下の子もすぐに家に帰って来ました。私はまだ検査していないので、何やら得体の知れないアレルギーがあって、6月はくしゃみが止まらなくなるんですが、今日はいつもの抗アレルギー剤の効き目が悪くて、午後からは和室でゴロゴロして過ごしました。

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2006年6月16日 (金)

初めてのナイター観戦は1時間で退屈

今日は昼過ぎに雨が止んだので、職場の同僚とナイター観戦に行きました。セパ交流戦のヤクルト・ロッテ戦を神宮球場で観戦しました。家から近いので子供達も連れて行きました。子供達にとっては生まれて初めての野球観戦でした。子供達の意見を聞いて、夕食はマクドナルドのハンバーガーにしようと、球場近くで買ってから球場に向かったので、試合開始には少し遅れてしまいました。外野の自由席でしたので、早めに行った職場の同僚に席を確保してもらって観戦します。
試合とは関係なしに、まず、ハンバーガーで夕食にします。飲み物は適当に調達したペットボトルの飲み物です。入場した時にも飲み物をもらいました。子供達は野球のルールもよく分かっていないので、試合展開には関係なく食べます。私は阪神ファンですから、ヤクルトが勝とうが、ロッテがリードしようが、これまた余り興味ないので子供の世話に明け暮れます。それでも、子供達の第一印象はカクテル光線に照らし出された人工芝がとてもきれいだった、ということで、それなりに満足します。でも、レフト側の外野席で、ロッテのファンが攻撃の時に立ち上がるので、我が家の子供達はまったく見えなくなってしまい、途中で席を替わったりしました。

ナイター観戦レフト側の外野席からの観戦でしたので、小振りの双眼鏡を持ち込みました。視野は狭まりますが、よく見えます。当たり前です。夕食が終わってからは、おしゃべりしながら熱心に野球を楽しみます。でも、球場まで歩いたり、夕食を食べたりして、最初の方はかなり汗をかきました。職場の同僚には上着まで着こんで観戦しているのもいましたが、私には蒸し暑かったです。双眼鏡とともに団扇も持ち込んでいましたので涼を取ります。でも、これは最初の方だけで、空が真っ暗になり、私も落ち着いてきたので蒸し暑さは気にならなくなりました。
内野席から見ていてもそうなんですが、レフトの外野席から見ていると、ちょっとしたレフトの定位置くらいへのフライでもオーバーフェンスのホームランのように見えて仕方がありませんでした。特に、私は子供達を守らねばならないので、少し過剰に反応していたのかもしれません。当然ながら、我々の近くにホームランは飛び込んで来ませんでしたが、レフトへのホームランはありました。ヤクルトのリグス選手の10号ホームランではなかったかと記憶しています。
ルールもよく分からないし、ひいきのチームではないのでから、そんなに子供達の集中力が続くハズがないく、すぐに飽きて退屈してしまいました。1時間で球場を後にしました。帰り道にテピアの前のセンサー式の噴水に近づいたり離れたりして、水を出したり止めたりして遊び、最後に、お土産にジェット風船を屋台で買って家に帰りました。しかし、ジャカルタではもちろんのこと、松戸でも今の青山でも、我が家の子供達はほとんど夜は出かけないので、夜のお出かけというだけで、何となくウキウキして楽しげな様子でした。車があれば、もっと夜のお出かけができるんですが、そのためだけに自動車を購入することはとっくに諦めています。

お土産も買いましたし、短い時間でしたが、十分に楽しんで家に帰りました。でも、この先3-5年くらいは子供達と野球場に行くのはムリだと悟りました。

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2006年6月15日 (木)

構造改革と産業政策は矛盾するか?

今週で通常国会が会期末を迎えます。9月の退陣を表明していますので、小泉総理の下での最後の国会であると考えられます。そこで、小泉総理が5年余りにわたって取り組んできた構想改革について少し考えたいと思います。
まず、構造改革とは何か、についてです。エコノミスト的にいえば、全要素生産性を引き上げることです。でも、全要素生産性を規定する要因を明らかにできればノーベル賞ものですから、政策的に全要素生産性を引き上げるのはとても難しいことです。しかし、もう少し簡単にいうと、私は構造改革とは小さな政府と同義だと考えています。要するに、政府が経済に介入する余地をできる限り小さくし、市場による資源配分を最大限活用することが構造改革であると考えられます。
そのためのひとつの手段は規制緩和です。経済的規制は市場メカニズムを歪めるだけですので、原則として、撤廃されるべきであることは何度も政府が繰り返し表明してきたところです。単純な規制だけでなく、関税や補助金なども市場による資源配分を歪めていると考えられます。
もうひとつ考えるべきは産業政策です。少し前にいわれていたように、戦後日本の高度成長には産業政策が寄与した、との考えは私は怪しいと思っています。もちろん、2つの事実は事実として認めます。つまり、高度成長期の日本は欧米の先進諸国に例を見ないような産業政策を実施していたことと、実際に高度成長したことです。しかし、産業政策が原因となって、高度成長の結果をもたらしたかどうかは、私は疑わしいと考えています。「疑わしい」とまでいうのがいい過ぎである可能性もありますが、少なくとも、産業政策と高度成長の因果関係については明確な証拠がないと考えています。昨年夏くらいの経済セミナー(日本評論社)で東大の三輪教授なんかが連載で政策金融について論じていたのと私は同じ立場です。
すなわち、高度成長期には資金、とりわけ、外貨が不足していて、設備投資のための資金や資本財や技術ライセンスを外国から導入するための外貨を当時の通産省などが市場メカニズムの外側で、産業政策により配分したことは事実であろうと思います。そして、その設備資金や外貨で高度成長を達成したのも事実でしょう。しかし、産業政策で市場を通らない形で資源配分したことが、市場で資金や外貨を資源配分したのよりも有意に高度成長に貢献したのか、といわれれば疑問です。要するに、産業政策で資金や外貨を配分しなくても、通常の市場による資源配分でも、あるいは、極端にいえば適当にどこに配分してもあの時期には高度成長したんではないかと疑っています。

ここで、構造改革が誰に支持されているかについても考えてみたいと思います。民間レベルでは競争力のある企業や産業界で支持されるのであろうことは明白です。逆に、海外を含む市場の競争にさらされたくない企業や産業界で支持の度合いが低いであろうと考えられます。競争力がキーワードです。あえて議論を惹起するようないい方をすれば、強者が構造改革を支持し、弱者は消極的であるといえるかもしれません。その意味では、構造改革を進めることは格差を拡大する方向に向かっている可能性もあります。
役所の関係では、まず、伝統的に日銀は構造改革を支持する立場にあります。1980年代末に日銀総裁だった前川氏の名を冠した前川レポートが構造改革の方向性を明らかにしたことは有名です。日銀は市場を通して金融政策を実行しますので、政府による資源配分でなく市場をより重視する構造改革に積極的なのは当然といえます。市場の機能が高まるほど金融政策の実効性が高くなるからです。
役所関係では、いうまでもありませんが、政府規制を多く有している官庁ほど構造改革には消極的ではないかと想像されます。中央省庁再編前のベースで考えると、運輸省とか厚生省とかです。場合によっては、大蔵省も含める向きもあるかもしれません。ここで微妙なのが通産省です。行政指導を規制に含めると、割合と通産省は規制官庁であった可能性が高いです。さらに、一昔前の産業政策を中心になって担ってきた官庁でもあります。しかし、霞ヶ関の官庁街では通産省は構造改革派の官庁であると考えられてきました。官庁エコノミストを自称する私がいうのだから間違いありません。整合性ある考え方としては、一昔前の行政指導などによる産業政策から市場を重視した政策に転換したのかもしれません。

最後に、タイトルで示した設問ですが、構造改革と産業政策は、結論からいえば、明らかに矛盾します。構造改革は市場をより活用する政策であり、産業政策は市場の外で資源配分を行おうとする政策だからです。真っ向から矛盾するとすらいえます。
いずれにせよ、今週で国会が会期末を迎え、自民党の総裁選に入って小泉総理の後継総理が9月に決まります。構造改革が今後どのように受け継がれるのか。大いに興味を持って自民党の総裁選を見守りたいと思います。

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2006年6月14日 (水)

日銀福井総裁の村上ファンドへの投資は問題か?

昨日の参議院財政金融委員会で日銀の福井総裁が参考人として出席し、富士通総研に在籍していた当時に村上ファンド1000万円投資していることを明らかにしました。今日の朝刊を見ると、今年2月に解約を申し出て、6月いっぱいで解約されるそうです。今日の夕刊には村上ファンドや社会保険庁改革に関する集中審議が、明日、参議院予算委員会で小泉総理や福井総裁も出席して開催されるとの記事が出ていました。

福井総裁が村上ファンドに1000万円投資していた件については、やや違っているのかもしれませんが、私は真っ先にハリー・ポッターが第4巻「炎のゴブレット」で取り上げられている三大魔法学校対抗試合に優勝した賞金の1000ガリオンを、友人のロンの双子のおにいさんのフレッドとジョージがイタズラ専門店を出す資金として上げてしまったことを思い出しました。どうでもいいことですが、ハリーにはもうひとつだけ条件があって、ロンにパーティーローブを買ってあげるとの要求をしたように記憶しています。ハリーのフレッドとジョージへの投資は、もちろん、ウィーズリーおばさんやほかの人にはナイショだったんだと思います。
単純に1000の単位が語呂が合っていたことのほかに、この2つの投資には共通点があります。もちろん、まったく何の問題もない100%真っ白な投資ではなく、いく分、ほんの少しですが、後ろめたい部分があるということです。しかし、大問題になるほどではありません。福井総裁の村上ファンドへの投資は日銀の内部規定なんかに照らしても問題ないようですし、小泉総理や安倍官房長官なども擁護する発言を繰り返しています。私は日銀の倫理規定は知りませんが、日銀の然るべき部署の人がそのように発言しているようですからそうなんでしょう。結果的にどうなるかは分かりませんが、福井総裁が辞任しなければならない要素は少ないように思います。もっとも、ご本人が自発的に辞任するかどうかは定かではありません。別件ですが、フレッドとジョージのウィーズリー兄弟がハリーに投資資金を返上して、イタズラ商品の開発を止めるとはとても思えません。
しかし、私に興味があるのは、福井総裁が村上ファンドに対して投資を解約すると通知したのが2月だと報道されていることです。ちょうど、ライブドアが強制捜査されて、堀江前社長が逮捕された時期に合致します。そのころから、ライブドアの次は村上ファンドだとウワサされていましたし、また、逆にいえば、福井総裁が日銀総裁就任以降も3年近くも村上ファンドへの投資を続けていたことになります。この解約のタイミングは少し気にならないでもありません。でも、純粋な個人資産の投資ですし、収益の深刻が正しく行われていたんでしょうし、いうまでもなく、日銀総裁として村上ファンドに有利になるような金融政策運営が行われていたとはとても考えられませんから、大問題として取り上げるのも気が引けます。
昨日は東証の日経平均が大幅に下げ、一部に、「福井ショック」を報道されたりしましたが、単純に個人投資家がライブドア・村上ファンドに加えて日銀総裁がズルい投資をしていることを嫌気して売りに走ったのもあるのかもしれませんが、まったく逆に、ライブドア・村上ファンドの捜索や福井総裁の個人資金について倫理的な面ばかりを強調する日本マーケットを嫌気した外国人投資家が売っている、との見方をする人も一部にいるように聞き及んでいます。
経済取引に倫理の観点を持ち込むのはとても正しいことなのだと思いますが、経済合理性を無視して倫理だけを追い求めることも困難だと思います。先日の村上ファンド捜査によりマーケットにアク抜け感が出て株価が上昇する可能性を指摘して、私は大きく外したんですが、今回は少し冷静に日本経済や世界経済のファンダメンタルズを考えるべき時期だと思っています。ホントに経済の先行き明るいんでしょうか?

あんまり評論はしていませんが、経済評論の日記に分類しておきます。

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2006年6月13日 (火)

スポーツ観戦の好き嫌い

昨夜はワールドカップのオーストラリア戦を見てしまいましたが、子供達が寝ているのでテレビからヘッドフォンを引っ張って実況を聞きながら、何か起こりそうな時だけ画面に目を向けて、ほとんど、を読んでいる状態でした。要するに、サッカーは点が入らないのでつまらないように私には感じられるのではないかと思います。もっとも、私のプロ野球のテレビ観戦の仕方も同じようなものです。
今週末に職場の同僚とプロ野球観戦に行こうかと予定しています。我が家から近い神宮球場なので、子供達に聞いたところ、いっしょに行きたいというので、親子3人で出かけるつもりをしています。私にとっては久し振りの野球観戦で、子供達にはナイター観戦は初めてなので楽しみなんですが、野球はお天気次第ですから、雨が降れば中止です。

スポーツ観戦については、自分が実際にプレーするのかどうかで大いに違うと思いますが、どうしても好き嫌いがあります。私が実際にプレーする機会が多いのはゴルフとテニスなんですが、どちらもジャカルタから帰国して以来やってません。でも、このゴルフとテニスについては自分がやる立場から、少しでも参考にしようとの観点で見るような気がします。ですから、特に、テニスなんですが、ゴルフもそうで、男子プロのプレーを見ても私のような平均的なアマチュアには参考になりません。別に、華やかだからとかいう理由ではなく、自分の参考にならないからとの理由で女子プロのプレーをついつい見がちになってしまいます。
自分がプレーしないスポーツについては、やっぱり、プロ野球のテレビ観戦の機会が断然多いです。もちろん、阪神タイガースの試合です。地上波のテレビで放送される巨人戦とともに、その他の試合もほとんどがCATVで見られるからです。当然の循環ですが、よく見るから好きになり、好きだからよく見ることになります。もちろん、逆の悪循環もあります。
自らプレーするゴルフとテニス、それから、プロ野球観戦を別にすれば、私はどうも、展開が遅くて結果がなかなか出ないスポーツの観戦は敬遠します。最後の結果の瞬間だけ見れば十分との考えをしています。例えば、駅伝とかマラソンとかの長距離走、モータースポーツの耐久走なんかです。例えば、マラソンを2時間余り見ているのはとても苦痛です。2日がかりで数時間をかけて箱根駅伝を見ようとは思いません。自動車やバイクのモータースポーツにしても、スプリントものはともかく、昔あったような鈴鹿8時間耐久レースなんて、少なくとも最初から最後まで、ずっと見ようとは思いません。ワールドカップで盛り上がっているサッカーについても、マラソンや駅伝と同じような感想を持っています。
米国では人気のあるスポーツとして、野球、フットボール、バスケットボール、それに、やや地域的な偏りはありますがアイスホッケーなんかが上げられます。サッカーはもっとも多くの国や地域で愛好されているスポーツですが、なぜか、米国では人気がありません。私の友人の米国人にいわせると、サッカーよりもフットボールや野球の方が面白いといいます。ただし、これらの競技をしようと思えばかなりの用具を準備しなければなりません。お金がかかることについては、ゴルフやテニスにはもっと費用がかさみます。ボールひとつでできるサッカーとは違います。ひょっとしたら、これらは豊かな国のスポーツなのかもしれません。特に、ゴルフやテニスの世界では先進国途上国のレベルには圧倒的な差があるように思います。マラソンでアフリカ勢が強いのとは対照的なような気がします。

私は先進国向きのスポーツが好きなのかもしれないと思いつつ、今夜のブログを終わります。もう、現在開催中のワールドカップのサッカーは、もう見ないような気がします。トリノ・オリンピックは最後のフィギュア女子の荒川選手の金メダルで救われましたが、あの時も結果を求める意見がありました。ワールドカップもそうだと思います。「よくがんばった」は高校生まででしょう。

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やっぱりサッカーは好きになれない

ワールドカップのオーストラリア戦を見終えて感想を書こうとしましたが、やっぱりサッカーは好きになれない、の一言で終わってしまいました。
私はほとんどを読み続けていました。サッカーを見たのは10分くらいだったでしょうか。明日はプロ野球に戻ります。
おやすみなさい

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2006年6月12日 (月)

サッカーのワールドカップ開幕

上のおにいちゃんが少し前に高尾山に遠足で行ったんですが、今日、その写真を家に持って帰ってきました。やっぱり、ウチの子はかわいいですねえ。

それはさておき、閑話休題。今夜10時からののオーストラリア戦を皮切りに日本チームのワールドカップが開幕します。まだ結果は出ていない段階で今夜のブログは書いています。というのも、私はどちらかというと、サッカーよりもプロ野球、特に阪神タイガースのファンだからです。でも、ここまでマスコミなどのワールドカップが上がってきたので、私もブログでも取り上げたいと思います。

青山の我が家の近くにnakata.net cafeがあります。名前の由来は申し上げるまでもなく、日本チームの司令塔の中田英寿選手です。青山通りと骨董通りの交差点近く、渋谷に向かって右側の青山通り沿いにあります。私は入ったことはないんですが、先週あたりから青山通りに行列ができているので、よくはやっているんだろうと思います。6月9日のワールドカップ開幕の日から試合開催日に限って、営業時間を翌日の朝6時まで延長しているそうで、店内でワールドカップの試合のパブリックビューイングを開催しているらしいです。また、東芝のスポンサーにより、ワールドカップ開催地であるドイツにもnakata.net cafeのドイツサテライトができているそうです。ただし、何分、nakata.net cafeに入ったことがないし、ドイツにも行ったことがないので伝聞に基づいています。
余り興味がないので、サッカー観戦は在チリ大使館で経済アタッシェをしていた時に、サンティアゴでインターアメリカンカップが行われたことがあり、その試合を見に行ったことがあるだけです。国立競技場から無理すれば徒歩圏内に住んでいるにもかかわらず、日本のサッカーの試合は見に行ったことはありません。また、野球の阪神タイガースのように、特定のひいきのチームもありません。でも、前に住んでいた松戸では近くの柏に本拠を置く柏レイソルのファンが多かったような気がします。また、親元の官庁の事務次官は埼玉出身なので、事務次官室に浦和レッズのポスターが貼ってあったような気がします。これも、余り興味がなかったので不正確な記憶かもしれません。

まあ、私とサッカーとの関係はこれくらい希薄で、公務員のくせに愛国心もそんなに強いとは思っていないんですが、それでも、世間を上げてワールドカップが話題になっていると、それなりに興味をそそられます。はやりものには弱いほうです。愛国心が薄くても、国を代表して世界で戦っているわけですから、応援しないのも気が引けます。今夜は夜更しをして、これから少しテレビでも拝見しようかと思います。

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2006年6月11日 (日)

午後からはパソコンゲームで遊ぶ

クロノス昨日からの天気予報が外れて、夕方5時過ぎに現時点まで雨が降り続いてしまいました。
おにいちゃんのギプスがまだ取れていないこともあり、今日は家の中で遊び続けます。先日の朝日新聞にもネットのRPGが人気であるとかの記事がありましたが、我が家でも子供達がクロノスをプレーしています。世間のワールドカップ熱に便乗して、我が家の子供達もサムライブルーアーマーのスーツを買い込んで自分のアバターに着せたりしています。でも、我が家のパソコンはクロノスをプレーするソフトの最低スペックに割合とギリギリなので、時折、パソコンがフリーズしながらも、それなりに楽しんでいます。

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ビーバー隊の活動で三田地区まちぐるみ運動会に参加

今日は、下の子がボーイスカウトのビーバー隊に参加していて、その活動の一環として田町駅前にある港区スポーツセンターで開催された三田地区まちぐるみ運動会に参加して来ました。
田町駅でビーバー隊が集合した後、歩いて港区スポーツセンターにみんなで行きます。まず、下の子はプラカード持ちをやらされます。下の子が担当したのは三田慶南町会でした。参加者はたぶん地元の商店街あたりのおじいさんがたった1人でした。そのおじいさんから、この町会は読んで字のごとく慶応大学の南側に位置する町会だと教えてもらいました。人数の多い地区が真ん中に集められ、下の子のせいでもないのに下の子と三田慶南町会のたった1人の参加者のおじいさんは端の方に追いやられます。次にウォームアップとしてラジオ体操がありました。まあ、これは型通りといえるでしょう。
ウォームアップの次から競技が始まります。いろんなのがあったんですが、まず、下の子はサバイバル競争に参加します。名前は物々しいんですが、段ボールで作ったキャタピラの中に子供が入って前進する速さを競う競技です。小学生が参加できます。しかし、この結果はさえないものでした。1着から3着までは割りといい賞品が出ると聞き、次はがんばることにします。次は2人1組の競技でボウリング競争でした。空のペットボトル3本をボーリングのピンに見立てて、ボールを転がして全部倒してから戻って来るものです。ペットボトルを倒さなければ戻ることは出来ません。1人がボールを転がしてペットボトルを倒し、もう1人はボール拾いで、ペットボトルが倒れなかった場合にボールを戻します。もちろん、花形のペットボトルを倒す役が下の子で、私はボール拾いです。何と、下の子は1回で3本のペットボトルを倒してしまい、一目散に後ろのゴールを目指して駆け出したんですが、ボールがなかったり、ペアで手をつないでいなかったりすると失格だと聞いていたので、私がボールを拾った後に必死で下の子を追いかけて、何とかゴール前で下の子に追いついて、ボールを持って手をつないでゴールしました。大人どうしのペアもあったのに堂々の1着でした。洗面器とスポンジの賞品をもらいました。
ビーバー隊の活動としては正午までの午前の部で終わるけれども、もしも、午後の部の参加したいのであればお弁当をもらってきてあげると、ビーバー隊の隊長さんにいわれたんですが、下の子は早く家に帰って女房とおにいちゃんに自慢したいので、午後からは参加せずに家に戻りました。

下の写真は、左側のが三田慶南町会のプラカードを持つ下の子で、右側のがボーリング競争で1着になった下の子と私ともう一人のビーバー隊の隊員です。なお、どうでもいいことですが、左側の写真で下の子の右後ろに座っている方は落選中の前衆議院議員の海江田万里さんです。海江田さんから空席ひとつを空けて右側に座っている人は、やっぱり、衆議院議員で現在の経済財政・金融担当大臣の与謝野馨さんの代理の方らしいです。来賓のご紹介で知りました。なお、下の画像をクリックすると、別窓でオリジナルサイズの画像がご覧いただけます。よく分かっていませんでしたが、我が家は衆議院議員選挙の区割りでは東京1区に位置しているのかもしれません。

三田慶南町会のプラカード  ボーリング競争で一等賞

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2006年6月10日 (土)

夏休みの予定を考える

今日も、午後から原宿に歩いて出かけました。
いつものキディランドに行き、地下のゲーム機のコーナーに下りてムシキングたまごっちカップで遊びます。今日は、下の子がたまごっちカップでレアカードが出まくって、列をなしているほかの子供達から羨ましがられていたりしました。おにいちゃんもムシキングの2006ファーストのカードが出るマシンで新しいムシカードや技カードを出して喜んでいました。
我が家の子供達がキディランドでゲーム機に並んで、ゲームで遊んでいる時に、私は原宿駅近くのコクドビルに歩いて行き、昔は、そこに西武トラベルが入っていたので、夏休みの旅行計画の参考になるパンフレットなんぞをもらおうと思っていましたが、何と、コクドビルが建替えなのか何なのか、閉鎖されていて目的を果たせませんでした。

我が家は2004年4月に上のおにいちゃんが小学校に上がった半年後の2003年9月にジャカルタから帰国しましたので、帰国後3回目の夏休みです。ジャカルタに駐在していた時は、子供達が小学校に上がる前の幼稚園でしたので気軽に休みを取り、空いている毎年9月に一時帰国して、USJディズニーリゾートに行ったりしていました。ジャカルタに戻る途中にシンガポールやペナンなどに立ち寄って、リゾートを満喫したりしていました。上のおにいちゃんが小学校に上がった後は、小学生ですから気軽に9月にお休みを取るわけにもいかず、さらに、昔風にいえば絵日記を書く必要もあり、夏休み中にどこかに旅行することとし、昨年と一昨年は外房に海水浴に行きました。そろそろ、今年は海ではなく、山に行こうかと思っています。
春休みに都会のど真ん中に引っ越して来ましたので、夏休みくらいは山の中で大自然とふれあい、虫取りでもして遊んで来ようかと考えています。山の中ですので、レンタカーでも借りて、私も自動車運転のスキルが低下しないように努力してみようかとも考えています。しかし、山の中で本格的なキャンピングをしようというわけではないのですが、悲しいかな、行楽地情報がほとんどなく、どこかの旅行代理店で情報を仕入れようと考えています。
昔は原宿駅前に西武トラベルがあったんですが、今では閉鎖されてしまっていて、結局、今日のところは諦めました。最近の原宿駅から表参道駅までの表参道通りはとてもすごい人出です。特に表参道ヒルズ側の歩道がすごい人出です。原宿駅前まで行けば、池袋と渋谷を結ぶ地下鉄13号線の建設中です。まだ左手にギプスをつけたままのおにいちゃんを連れて無理は出来ませんので、夏休みの予定を考えるのは明日以降にしました。

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2006年6月 9日 (金)

公務員は人事がお好き?

現在の通常国会が来週末で会期末を迎え、小泉総理大臣らが会期延長はしないと明言していることから、国会がとうとう来週いっぱいで閉幕しそうなカンジです。役所では、国会が会期末を迎えて、サミットが終わることには、そろそろ夏の定期異動の話題が出たりします。雑誌などでも取り上げられたりします。そのうちに、新聞辞令が出るかもしれません。もちろん、私なんかの参事官レベルではなく、局長レベル以上、事務次官などの人事情報です。
私の親元のは経済官庁だった役所は、前世紀にはとても小さな役所だったので、人事部局が大きな権限を持っているようには見えませんでしたが、私の観察するところ、人数の大きな官庁ほど人事部局が大きな権限を持ってたり、出世コースになっているように見受けられます。典型的には郵便局を持っていた郵政省ですし、役所ではありませんが、JRになる前の国鉄なんかもそうです。
私の見る限り、公務員は人事が好きです。もっとも、一般的な民間企業のサラリーマンでも人事は好きなんだろうと思います。会社によっては「課長・島耕作」に見られるような派閥抗争もあったりするんだろうという気がします。役所では「課長・島耕作」にあるような露骨敵対的な派閥抗争はないようにも思いますが、私がそこまでエラくなっていないので知らないだけかもしれません。少なくとも、私は特に派閥に属していないように思います。でも、2001年からの中央省庁再編があったので、出身省庁での色分けは簡単にできます。それが派閥なんだといわれればそうかもしれません。否定はできません。
公務員がどうして人事が好きかといえば、要するに、お給料がつかずにポストがつくだけですから、どうしても、誰がどのポストに行くかを気にするんだろうと思っています。役所によっては事務次官コースみたいなものがあったりします。というより、ほとんどの役所はそんなのがあるんだろうと思います。典型的には財務省で、次の事務次官は主計局長で、次の次の事務次官は官房長で、というように、何年か先の事務次官まで決まっていたりしますし、それを週刊誌なんかでも報道されたりします。事務次官までとはいわないまでも、このあたりのポストは優秀な人物がつくことになっている、といった出世コースもあります。実は、私も隠れた出世コースをひとつだけ通っています。役所の中の業務上のポストではありませんが、国家公務員I種経済職試験委員です。歴代の試験委員のリストを見たことがあるんですが、私がどうしてこの中に入っているのか、とても不思議なほど優秀な人が名を連ねていたりします。たぶん、私以外は実力の世界で選ばれているんだろうと思います。私は単なる何かの偶然で選ばれた気がします。
それから、公務員の人事で日本の新聞の官尊民卑の傾向を実感するのは、公務員の人事だけがかなり詳しく新聞報道されることです。民間企業などでは社長さんとか、かなりエラい人の人事しか出ないんですが、公務員の場合は我々参事官や課長クラスでも新聞に出たりします。もちろん、テレビでは報道されたことはありません。実は、昨年夏の人事異動ではも新聞に載りました。朝日新聞日経新聞で拝見しました。ほかの新聞でも出ていたのかもしれません。私の女房は何を思ったのか、我が家で取っている朝日新聞を保存していたのですが、実は、このブログでも紹介した昨年11月の私の母親の古希のお祝いの時に持って行って見せたりしていました。その後も保存しているのかどうかは知りません。

今夜も公務員の人事の身近な話題でブログを軽く流しておきます。

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2006年6月 8日 (木)

言うべくんば真実を語るべし

私の好きな言葉です。本当は後段があって、「言うべくんば真実を語るべし言うを得ざれば黙するにしかず」となります。出典は河上肇博士です。知ってる人しか知らないと思いますが、戦前の京都帝国大学経済学部教授だった人です。学部長もしたのかもしれません。でも、昭和3年には教授職を辞していますので、よく分かりません。私は学生時代からエラい人だと思っています。80年近くに及ぶ京都大学経済学部の歴史の中で、偉大なる教授として後世に名を残しているのは、この河上博士と学部長から京都府知事になった蜷川虎三教授が上げられると思います。
何度か、このブログでも申し上げている通り、私は京都大学経済学部の卒業生です。私が在学していた当時、京都大学経済学部には、他の学部のことは知りませんが、いわば学部祭のようなものがあり、河上祭と呼ばれていました。今もあるのかどうかは知りません。私の在学中の河上祭で河上博士生誕100年記念祭というのがありました。その前後だと思うんですが、私は先の河上博士の言葉を西陣織にしたものをもらって、本のしおりにしていたことを記憶しています。今では失くしてしまいました。もしも、まだ河上祭が続いているのであれば、125年記念祭もあったのかもしれません。年数を計算すると、割合と最近のことだと思います。

ここ数週間で大きな事件が何件かありました。秋田の小学生1年生殺害事件、和田画伯の盗作事件、村上ファンドのインサイダー事件、シンドラー社のエレベーター事故事件などです。報道されている以上の事実関係は私にはよく分かりませんが、最初に、何らかの事実関係に関して否定的で自分に都合のいい情報を明らかにしておきながら、実はそうではなかったんではないか、と想像されるケースが多いように見受けられます。
秋田の事件では死体遺棄で逮捕された容疑者が、水死した自分の娘の四十九日の折りに報道陣に対して、自分の容疑を否認するような発言をしていますし、和田画伯はいまだに盗作を認めていないようなフシがあります。でも、私はシロートですが、和田画伯の絵とスギ氏の絵を並べて見せられると、どちらかがもう一方を盗作したとしか思えません。常に和田画伯の方が後から発表しているんですから、常識的には、和田画伯の方が盗作なんだろうと思う人がいっぱいいても不思議ではありません。村上ファンドの村上前代表については、ライブドアの幹部から「聞いちゃった」と記者会見でいっていましたが、検察の調べで自ら主導したんではないかと疑われています。
これらの中で、なぜか、シンドラー社だけが港区の主催する説明会などへの出席も執拗に拒否し、説明責任を果たしていないとこき下ろされながらも、何も発表しないのが、表現はともかく、新鮮に見えます。今朝の朝日新聞朝刊の天声人語に見られるように、世間一般の評価は厳しいものがありますが、このブログの最初に掲げたように、河上博士の「言うべくんば真実を語るべし。言うを得ざれば黙するにしかず」の観点からすれば、ある意味で、もっとも誠実な対応なのかもしれません。

小さいころから「嘘つきは泥棒のはじまり」と教えられてきた方も少なくないと思います。もちろん、企業組織などの社会的な存在であれば、説明責任を求められることも大いにありましょうから、シンドラー社が何の疑問にも答えようとしない態度を評価するわけではありません。私自身の問題として、学生時代に聞かされた河上博士の言葉について、特に、前段の「言うべくんば真実を語るべし」は、今後も忘れることなく肝に銘じておきたいと思います。

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2006年6月 7日 (水)

ハーマイオニの謎解きによりハリーはどの瓶を飲んだのか

先月5月17日にハリー・ポッターのシリーズ第6巻「謎のプリンス」が出たので買い求め、途中まで読み進みました。上下巻の上巻を読み終えて下巻に入ったところで、やっぱり、よくわけが分からなくなりました。私は、第1巻「賢者の石」は本を読み、かつ、映画も見ているのですが、第2巻「秘密の部屋」と第3巻「アズカバンの囚人」は映画を見ただけですし、第4巻「炎のゴブレット」と第5巻「不死鳥の騎士団」にいたっては本も読んでいなければ、映画も見ていません。ですから、第4巻と第5巻をすっ飛ばして第6巻「謎のプリンス」に進むのは無謀であると悟りました。ですから、ちょっと遠回りですが、第1巻「賢者の石」から読み返し始めています。昨日でこれを読み終え、今日からは第2巻「秘密の部屋」に入りました。
第1巻「賢者の石」では、ほとんどの方がそうだと思うんですが、最後のクライマックスでハリー、ロン、ハーマイオニの3人が賢者の石を取りに行くところが私も大好きです。3人がマクゴナガル先生の仕掛けたチェスの駒になって、ナイトになったロンが取られることでチェックメイトをかけ、結果的に、ハリーとハーマイオニがここを通り抜けた後、スネイプ先生の仕掛けた7つの瓶の謎を論理的にハーマイオニが解いて、ハリーが前進して黒い炎を通り抜け、ハーマイオニが後退して紫の炎を通り抜けます。私は特にこのところのハーマイオニの謎解きが大好きです。だって、最後のハリーが鏡から賢者の石を取り出して、ダンブルドア校長先生に助け出されるところは、ハリーが気を失ったとの前提で、かなり省略されていると思うからです。

今夜は、この謎を解明してみたいと思います。まず、ヒントを丸々1ページ書き写すのも何ですので、以下に私なりに取りまとめてみました。
(1) 大前提として、瓶は7つあり、入っているのは、イラクサ酒2本、毒薬3本、前進して黒い炎を通れる魔法薬1本、後退して紫の炎を通れる魔法薬1本の4種類。毒薬を飲むと死ぬ。
(2) ヒントは次の通り4つ。
 (a) 毒入り瓶のある場所は、いつもイラクサ酒の左。
 (b) 両端の2つの瓶は種類が違っていて、前進したいなら、2つはどちらも友ではない。
 (c) 7つの瓶は大きさが違い、小人も巨人もどちらも毒薬は入っていない。
 (d) 左端から2番目と右端から2番目の瓶は双子で中身は同じ。

結論からいうと、これを基に、ハーマイオニは後退して紫の炎を通るために右端の瓶を飲みます。しかし、ハリーが飲んだのは一番小さい瓶であることが書かれているだけで、どの位置の瓶かは不明です。また、書き出しはしましたが、(c)のヒントは実際に瓶を見ているハリーとハーマイオニ以外には意味不明です。前進できる瓶を探し出せば、結果的にそれが小人の瓶となるんですが、巨人の瓶は最後まで不明です。でも、もちろん、ハーマイオニには参考になったのだろうと思います。
私がとても単純に考えたのは、(d)のヒントで「双子(twins)」とあって三つ子ではないことから、左端から2番目と右端から2番目の双子の瓶はイラクサ酒である、ということです。毒薬なら三つ子であるハズです。これが正しいとすると、この双子のイラクサ酒の左側は毒薬でなければなりません。ここで、これ以降は、単純に、イラクサ酒を「酒」、毒薬を「毒」、前進する魔法薬を「黒」、後退する魔法薬を「紫」、そして、不明の瓶を「X」と表記すると、現時点で、7つの瓶の組合せは(毒酒XX毒酒X)となります。酒は2瓶とも使い果たし、(b)のヒントから端の瓶は黒ではないことが明らかですし、毒は酒の左側でなければなりませんから、右端はハーマイオニが解決したようにでなければなりません。ですから、7本の瓶の組合せは一歩進んで(毒酒XX毒酒紫)となります。最後に、残った2瓶は(a)のヒントから左から3番目が黒で、4番目が毒と推察され、結局、(毒酒黒毒毒酒紫)が結論として得られます。要するに、ハリーは一番小さい左から3番目の瓶を飲んだと推察されます。
ここで、自分でも分かっているんですが、私の解法の弱いところは「双子」にこだわって、三つ子の毒ではないとした点です。もしも、この双子が毒だったらどうなるでしょうか。(a)のヒントと併せて考えると、(X毒酒XX毒酒)の組合せが考えられます。酒は2瓶とも使い切りましたし、左端は黒ではないことが(b)のヒントから明らかですから、左端は毒か紫のどちらかになり、一意には解決されません。ですから、以下の3つの組合せが可能となります。すなわち、(紫毒酒黒毒毒酒)、(毒毒酒黒紫毒酒)、(毒毒酒紫黒毒酒)の3つです。これらの3つの組合せは(c)のヒントを別にすれば、(a)、(b)、(d)の3つのヒントを満たしています。
しかし、これは、ハーマイオニいうところのパズルですから、解が一意に決定しなければなりません。そうでないとパズルにならないからです。ですから、私は双子は酒で、7本の瓶の並びは(毒酒黒毒毒酒紫)となっていて、ハーマイオニが右端の瓶を飲み、ハリーは左から3番目の小人の瓶を飲んだと考えるのが正解だと考えています。

やや論理的に弱いことは認めますが、これ以外に原作と合致する解決はないように思います。なお、どうでもいいことですが、ここ3日ほど、かなり時間をかけて頭を使って長いブログを書き続けたので少し疲れてしまいました。明日からはしばらく軽く流そうと思います。

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2006年6月 6日 (火)

ポアンカレ予想は解けたのか?

昨日の朝日新聞の朝刊の片隅にポアンカレ予想が中国人数学者によって証明された、との記事を見かけました。昨日はニュースが満載で、秋田の小学1年生殺害事件、私が昨日のブログでも取り上げた村上ファンドの証券取引法違反事件、芸術選奨に選ばれた和田画伯の盗作事件、などなど、大きくて注目を集める事件がテンコ盛りだったため、興味のない向きには見逃されていたことと思いますが、私はしっかり見つけました。しかし、どうも、中身はよく分かりませんでしたので少し調べてみました。
私は数学者ではないので詳しいことは分からないながら、広東・中山大学の朱熹平教授と米ペンシルベニア州リーハイ大学の曹懐東教授が"Asian Journal of Mathematics"に発表した論文はペレルマン博士のポアンカレ予測の理論を応用しているようなんですが、そもそも、ペルレマン博士が2002年にオリジナルの自分自身の理論によりポアンカレ予想を解いていると考えられるからです。もっとも、朝日新聞の記事は新華社電(北京6月3日発)に基づくものらしいですから、基情報が怪しげなのかもしれません。

数学の難問といえば、2000年に米国のクレイ数学研究所が発表したミレニアム懸賞問題7問が有名です。そうです。あのスーパーコンピュータで有名なクレイ社の研究所です。しかし、その前のミレニアムもあります。ドイツ人の数学者であるダフィット・ヒルベルト博士が1900年にパリで開催された第2回国際数学者会議(ICM)において、数学における当時未解決であった問題をまとめたものがあり、ヒルベルト23問題と呼ばれるものです。なお、ヒルベルト博士はヒルベルト空間にその名を残す大数学者です。ついでながら、ヒルベルト空間とは、完備な内積空間、すなわち、内積の定義されたベクトル空間であって、その内積から導かれるノルムによって距離を入れる時、距離空間として完備となるような位相ベクトル空間のことです。ユークリッド空間ルベーグ空間もヒルベルト空間の特殊な形態のひとつであると解釈されます。申し訳ありませんが、何のことだか分からない人は、今夜のブログはこのあたりで諦めてください
もちろん、ヒルベルト問題は1900年の時点ですから、その当時としての限界があります。例えば、ルベーグ積分や位相空間などはまだ完成していませんでしたし、23の問題のうち、現在では反証が加えられているものもあります。例えば、第1問題はゲオルク・カントールによって提起された連続体仮説で、「実数の部分集合には(高々)可付番集合と連続濃度集合の二種類しか存在しない。」というものですが、1938年にクルト・ゲーデルによってこの仮説が成り立つような集合論のモデルが構成された一方で、1963年にポール・コーエンによりこれが成り立たないようなモデルが構成されたりしています。
なお、どうでもいいことですが、クルト・ゲーデルは1931年に不完全性定理を解いたことでも有名です。さらにどうでもいいことですが、ゲーデルが証明したこの数学の不完全性定理は、1927年にハイゼンベルクが証明した物理学(量子力学)の不確定性定理、ケネス・アローが証明した経済学の不可能性定理、とともに、3大不完全定理と呼ばれています。ですから、学問的純粋さとか抽象度の点において、数学、物理学、経済学がもっとも完成されたものであると考える人もいる、なんてことが「ホーキング宇宙を語る」に書いてあったような記憶があります。そんなに確かな記憶ではありません。なお、どんどん脱線するんですが、不完全性定理とは「どのような厳密な数学的体系においても、真であるにもかかわらず、その体系内で可能などのような方法によっても決して証明することも反証することもできない命題がある」というもので、不確定性原理は「粒子の位置と運動量のような観測量の同時の計測における精度には一定の限界がある」ということで、不可能性定理とは「社会的に合理的な選好、すなわち、(1)パレート効率性、(2)個人の選好の自由、(3)選択の独立性、(4)非独裁性の4つを同時に満たす社会的選好は存在しない」ということです。

クレイ研究所のミレニアム問題に戻ると、この7問は以下の通りです。
(1) P=NP問題
(2) ホッジ予想
(3) ポアンカレ予想
(4) リーマン予想
(5) ヤン・ミルズ理論と質量ギャップ
(6) ナヴィエ・ストークス方程式の解の存在と滑らかさ
(7) バーチ・スウィナートン・ダイアー(BSD)予想

なお、いつもながら、まったくどうでもいいことですが、ホッジ予想とポアンカレ予想とBSD予想の「予想」はConjectureの訳語ですが、リーマン予想の「予想」はHypothesisであり、「予想」ではなく、「仮説」の訳語を充てる場合もあります。

ポアンカレ予想に戻ると、ポアンカレ予想とは一言でいうと「単連結な3次元閉多様体は 3次元球面S3に同相である」というものです。もちろん、ポアンカレ予想は3次元だけでなく、4次元以上の高次元に拡張して一般化することができ、その場合は、「n次元ホモトピー球面はn次元球面に同相である」ということになります。
ただし、一般化された形では、2次元の場合での成立は古典的な事実であり、次元が4以上の場合はすでに証明が得られています。まず、5次元以上の時は1960年にステファン・スメールによって、4次元の時は1981年にマイケル・フリードマンによって証明されました。当然といえば当然なんですが、画期的な研究成果ですから、両人ともこの業績により数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞しています。ただし、証明に用いたメソドロジーは少し違っていて、スメールの証明は微分位相幾何学的なものでしたが、フリードマンの証明は純粋位相幾何学的なものでした。結果として、3次元だけが残されているわけです。

さて、米国のクレイ数学研究所のミレニアム懸賞問題に戻ると、ポアンカレ予想を証明した者に100万ドルの賞金が与えられます。私がすでに今年1月31日に東野圭吾「容疑者Xの献身」(文芸春秋)を取り上げたブログでも書きました通り、2002年ステクロフ数学研究所に勤務するロシア人科学者のグリゴリー・ペレルマン博士がポアンカレ予想の証明を発表しています。現在多くの研究者によって証明の検証がされているらしいんですが、多くの数学者がペレルマン博士の証明が正しいと考えているようです。ただしペレルマン博士は賞金を受け取る条件である「レフェリーつき専門ジャーナルへの掲載」をする気がまったくないらしく、また、この証明はあくまでポアンカレ予想を解く手引きを発表したに過ぎないと考えているようで、さらに、ペレルマン博士は賞金を目当てにしていないといわれています。要するに、ペレルマン博士が賞金をもらう可能性はとても低いのではないかと考えられているらしいです。
私はエコノミストを自称していますから、100万ドルは欲しいと思いますし、下種の勘ぐりかもしれませんが、大多数の人は100万ドルを欲しがるんではないかと想像しています。ただし、ポアンカレ予想をめぐるペレルマン博士の証明と朱教授・曹教授の論文との関係、すなわち、とびっきり高度な数学の証明についてはよく分かりません。というか、全然分かりません。でも、今年のアカデミックな世界での話題になるような気がしますので、私に理解できる範囲で今夜のブログで取り上げてみました。なお、何かの機会があれば、クレイ研究所のミレニアム問題のうち、私がもっとも興味あるP=NP問題をこのブログで取り上げてみたいと思います。

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2006年6月 5日 (月)

村上ファンドの証券取引法違反と今後の見通し

今日の11時から村上ファンドを率いる村上世彰氏が記者会見を開きました。テレビで放送していたようですが、取りあえず、各種報道を基にこの記者会見のポイントを私なりに取りまとめると以下の通りです。

(1) ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引の証券取引法違反を認める。
(2) 組織としてのファンドの活動は継続を希望するものの、自身はファンド活動から身を引く
(3) 阪急ホールディングズの提案する阪神電鉄株の公開買付け(TOB)に応じ、阪神電鉄への役員派遣の株主提案は取り下げる。
(4) ファンドの解散は考えていないが、阪神電鉄株の売却により1800億円の現金が入るので、現在見込んでいる出資金1/4の1000億円程度の個別の解約には十分応じることが可能である。

5月30日のこのブログで、他の点はともかく、阪急ホールディングズの阪神電鉄株に対する公開買付け(TOB)について、検察特捜部の動きもにらみながら、私は村上ファンドが危険回避的な観点から割合と早い時期に受入れの結論を出すのではないか、との見通しを表明しましたが、その通りにコトが運んでいるようで、それなりに満足しています。もっとも、見通しが当たったからといって、一介の公務員には何のにもなりません。

そこで、今夜は一連の村上ファンドに関係する事件などについて、エコノミストの視点から少し考えてみたいと思います。エコノミスト的な視点ですから、証券取引法違反かどうかの法律家的な解釈は提供できません。悪しからず。ただし、阪神ファン的な視点は少し盛り込みたいと思います。
まず、第1に、村上世彰氏がファンド活動から引退することについては、ややまやかしがあるような気がします。証券取引法違反を認めているのですから、投資顧問業の欠格事項に抵触することは明らかで、期間はよく知りませんが、ご本人が「止める」と大見得を切らなくても、欠格条項のためにファンド活動が出来なくなるのは明らかです。ですから、どこかのシロートさんが「潔い」と評価したりすれば、恥をかくことにもなりかねません。要するに、「潔く引退する」のではなく、証券取引法違反により不適格者の烙印を押されるだけなんです。なお、世間の耳目を集めた村上世彰氏らのファンドマネージャーが投資顧問業を出来ないのは損失と考える向きもあるかもしれませんが、日本にはまだまだ優秀なファンドマネージャーがいっぱいいると思いますので、我が国全体の経済厚生的にもそんなに大きな損失ではないと思います。
第2に、村上ファンドが阪急ホールディングズのTOBを受け入れるのは危険回避的な場合だと考えていましたが、本来、危険中立的なファンドがTOBを受け入れる理由は、今回の検察特捜部の動きにより危険回避度が増したか、それとも、村上世彰氏をはじめとするファンドの主要構成員が十分危険回避的になるほどファンドが稼いだか、どちらかだと思います。そうでなければ、引き続き、危険中立的なファンド活動の範囲内で、暴落しかねない阪神電鉄株を保有し続けるリスクと阪神電鉄の企業価値を高めるチャンスを比較考量したものでしょう。ですから、検察特捜部が阪神タイガースの救いの主になったとばかりはいえないような気がします。今回の検察特捜部の立件とは関係がなく、あくまで、冷静な経済計算の結果である可能性も大いにあるからです。
第3に、この観点から、阪神球団の星野シニアディレクター(SD)が「天罰」発言をしたのは、阪神ファンである私から見ても大人気ないと思います。村上世彰氏の逮捕で星野SDは勝ったような気でいるかもしれませんが、阪神電鉄や球団の経営能力に大きな疑問が残されていることは事実で、今後、阪急との経営統合によりややレベルの低い阪神の経営能力も高められることが必要です。私は5月31日のブログに阪急のTOBは瀬戸際戦略と書きましたが、結果的に、大成功に終わったわけですから、阪神よりの阪急の方が経営能力が高いんでしょう。なお、星野SDの「天罰」発言に戻ると、村上世彰氏の記者会見の中で大いに批判していたそうですが、これもどうかと思います。私はこんな場合にとても適切な言葉を知っています。喧嘩両成敗です。もっとも、ケンカを始めたのは星野SDのような気がしないではありません。なお、どうでもいいことですが、村上世彰氏が認めた証券取引法違反は罰則が3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金(併科も可)という微罪ですから、検察特捜部も大騒ぎの割には成果が少ないような気がしますし、今回の一連の出来事の勝者がいるとすれば、まんまとTOBを成功させた阪急ホールディングズということになるだろうと私は考えています。少なくとも阪神電鉄はTOBされるんですから、とても勝者とはいえません。
第4に、村上ファンドの存続については、私は懐疑的です。まず、今日の日経新聞朝刊の1面にも出ていたキーパーソン・クローズのために、解約したい出資者はかなり有利な条件で解約できるからです。企業としてもオリックスは資金を引き上げたとの情報もあります。さらに、検察特捜部とともに、最近、特に摘発に熱心な金融庁を含めた金融や規制などの当局のスタンスからすれば、コンプライアンスは絶対の信頼条件であり、トップが証券取引法違反となれば、資金を引き上げる投資家は1/4にとどまらない可能性があると思うからです。ですから、たとえ村上ファンドが存続したとしても、ファンドに残るのは怪しげな個人投資家だけということになりかねません。
第5に、今回の一連の村上ファンド事件のマーケットへの影響は限定的だと思います。理由は3点あって、すでにこのブログで表明済みのものです。おさらいをすると、マーケットはすでにライブドア事件で調整局面に入っていること、村上ファンドの立件はすでにマーケットに織込み済みであること、日本経済のファンダメンタルズが引き続き良好であると考えられていること、3点です。3番目のは、本当にファンダメンタルズが良好であるかどうかはともかく、良好であると考えられていること、が重要なポイントです。むしろ、村上世彰氏の逮捕によりマーケットはアク抜け感があって、これから上昇に向かう可能性すらあります。この見通しは、阪急のTOBを村上ファンドが早期に受け入れる、との予想よりも自信がありますが、私のこの予想に従って損失を被っても、一切、何らの保障はありませんので、念のため。
最後に、村上ファンドとは必ずしも強い関係はないですが、オリックスの先行きについて心配しています。村上世彰氏の後見人的な存在としてオリックスの豪腕経営者の宮内会長がいたことは周知の事実ですが、オリックスの企業グループとしてはともかく、プロ野球球団のオリックスについてはやや心配があります。一昨年に近鉄を吸収して、球団名こそオリックス・バファローズにしましたが、昨年からのユニフォームはオリックスのままで近鉄ファンの気持ちを逆なでしましたし、来年以降は大阪ドームを買収して神戸を見捨てようとしています。エコノミストとしては理解できなくもないですが、経済合理性のみに従って、プロ野球ファンの気持ちに対して無神経な球団経営を進めれば、ファンからソッポを向かれて、結果的に、経済合理性を失うことにもなりかねません。現在、パリーグの5位ということは、シーズンを始める前から楽天が最下位であると予想されていたのですから、実質的な最下位とすらいえます。ファンに無神経な球団経営の上に成績もさえないとなれば、経済合理性の観点から球団が売りに出されないとも限りません。大阪ドームの命名権を京セラが買ったことから、早くも、京セラ・バッファローズ誕生との怪情報も流れています。もっとも、京セラだったらまだ関西圏にプロ野球球団が残りますが、経済好調な中部圏の企業にでも買われたら関西圏には阪神タイガースしか残らなくなってしまう、なんて冗談も飛び出さないとも限りません。

やや長くなったのでここまでとし、今夜のブログはさすがに評論しましたので、阪神タイガースの日記ではなく、久し振りに、経済評論の日記に分類しておきます。

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2006年6月 4日 (日)

キディランドの後で小学館の学年雑誌を買うのに苦労する

今日も、午後から子供達にせがまれて原宿のキディランドに行きました。ガンプラをそんなにしょっちゅう買い与えるわけにはいかないので、今日は地下のゲーム機のコーナーで遊ばせます。たまごっちカップムシキングです。今日は下の子もムシキングのメモリーカードを持ち込んでポポの冒険編で遊びます。おにいちゃんも適当にバランスを取って、たまごっちカップとムシキングを遊びます。この間、私は原宿駅周辺で本屋を探します。しかし、ラフォーレ原宿の5階だか6階だかにある山下書店まで行くのもメンドウだと思った私が大間違いで、結局、小学館の学年雑誌を求めて、大移動を繰り返すことになります。おにいちゃんは「小学四年生」、下の子は「小学二年生」です。
要するに、私の方の解釈では、まあ、今日中に入手できなければ明日でもいいか、女房に買いに行かせるか、くらいの軽い気持ちで、キディランドからは近距離ながら我が家とは逆方向にあるラフォーレに行くのをメンドウがったのですが、子供達にいわせれば、何としても今日中に入手し、たまごっちやムシキング、あるは、その他の情報を知っておかないと小学校の話題についていけない、とまではいわないが、明日ではとても遅いといい出します。それならそれで、早めにいってくれれば対処したんですが、すでに、原宿のラフォーレから表参道交差点の方に来てしまっており、まず、ここから近くの大きい本屋さんということで青山ブックセンターを訪れます。しかし、薄々感じていたんですが、ここでは小学館の学年雑誌の取扱いがありません。青山通りから少し骨董通りに入ったところにある本屋さんは日曜休業でシャッターが下りていました。このあたりで、子供達の要求もエスカレートします。何としても、今日中に入手したいと声高にいい出します。
仕方がないので、子供達が先月号を女房に買ってもらった本屋を聞き出すと、さすがにおにいちゃんは覚えており、青山一丁目のツインタワーにある流水書房だというので、地下鉄に乗って青山一丁目に向かいます。しかし、これも、薄々恐れていたんですが、日曜日が閉店でした。新宿や渋谷などのターミナルと違って、青山通り沿いのお店なんかは土曜日は開けても、日曜日はお休みのところが割合とあるようです。特に、どこかのチェーンで展開しているところではなく、個人営業のお店のようなカンジのところは日曜日休みのケースが多いような気がします。
最後の手段で渋谷に出ます。旭屋書店が撤退していたのは知っていましたが、ハチ公前交差点からもっとも近い大盛堂書店で小学館の学年雑誌の取扱いがないのは知りませんでした。これほどポピュラーな書店で小学館を扱っていないとは思ってもいませんでした。ここで決断です。いずれも渋谷駅西口ながら、井の頭線をはさんで、東急プラザの紀伊国屋書店か、あるいは、東急本店通りのブックファーストか。ここで、なぜか、私はやや遠めのブックファーストを選択します。まあ、どっちにも小学館の学年雑誌はあったのかもしれませんが、規模の大きい方がより確実に入手できると考えた次第です。
ようやく、小学館の「小学四年生」と「小学二年生」を入手できた後、子供達の心配は私の財布に移行します。我が家の財政母親が握っていて、父親の財布はとても頼りにならないこと、だから、今日も出かける時に父親は母親からお小遣いをもらっていること、あるいは、昨日のうちにガンプラを買い与えてあるので、父親の財布はかなり減っているハズであること、などなど、子供達は鋭く直感しています。下の子なんかは、「こんなにアチコチ移動して、帰りの地下鉄の切符代はあるのか、なければ、歩いて帰るハメになるのか」と、かなり直接的な心配を始めます。まあ、さすがに、そこまで困窮しているわけでもなく、5時前に家に帰り着きました。

下の写真は、小学館の学年雑誌を読みふける我が家の子供達です。左がおにいちゃんで、右が下の子です。

小学四年生  小学二年生

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2006年6月 3日 (土)

ケロロ軍曹の影響によるガンプラ作りのためキディランドでお買い物

我が家の子供達は金曜日の午後5時半から12チャンネルで放送しているケロロ軍曹が大好きです。12チャンネルのアニメだけでなく、コミックの方も12巻まで全部買いそろえてあります。残念ながら、平日の5時半からの放送では、普通のサラリーマンである私は見られませんが、コミックを読むことは出来ます。なお、このケロロ軍曹はケロン星から地球侵略にやってきたんですが、今では、東京都西部の日向家に捕虜として居候して、掃除洗濯などの家事を分担される一方で、ガンプラ作りに熱中しています。そんなわけで、ケロロ軍曹の影響から、我が家の子供達もガンプラ作りを始めてしまいました。

そもそも、ガンプラとは、読んで字のごとく、ガンダムのプラモデルです。要するにそれだけです。ただし、かなり精巧に作られており、私が子供の頃に作っていたような粗雑なものと違って、接着剤は必要としません。うまくパーツを組み合わせることで出来上がるようになっており、小学生くらいであれば3時間ほどで完成するようです。もちろん、いろんなバージョンのガンプラがあって、大きいのやら、小さいのやら、塗料が凝っていてキラキラ光るのなど、ものすごいバリエーションがあると聞いたことがあります。ケロロ軍曹ではありませんが、マニアも多いんでしょう。

我が家から近いところでガンプラを売っているんでしたら、渋谷か原宿になります。今日は、原宿のキディランドに行きました。10時前に家を出て、ブラブラ表参道を歩いて原宿に向かいます。キディランドは表参道ヒルズの向かい側になりますし、早い時間帯でしたので、表参道の道はそんなに混んではいませんでした。まず、キディランドの5階に上ります。ガンプラを売っているフロアです。実に絶妙のコンビネーションなんですが、ガンプラのコーナーのすぐ隣はケロロ軍曹のフィギュアなどのおもちゃを売っているコーナーになっています。好みのガンプラを買い求めた後、我が家の子供達もケロロ軍曹のおもちゃを吟味します。でも、今日は、おにいちゃんが劇場公開記念版の限定バージョンのガンプラを欲しがって、限定バージョンのは価格も特別ですから、一気に私の財布から紙幣がなくなりましたので、ケロロ軍曹のおもちゃは買いません。なお、ケロロ軍曹のフィギュアなんかは、緑色のケロロ軍曹以外の赤色のギロロ伍長や紺色のタママ二等兵のキャラはそれなりにファンがいるんですが、どうしても、黄色のクルル曹長だけは人気がないようです。これは、キディランドだけでなく、ケロロ軍曹のアニメやコミックのストーリーでもそうなっているようです。
ガンプラを買った後、地下のゲームを置いてあるフロアに行きます。前々から、特に下の子がたまごっちカップをやりたがっていましたし、おにいちゃんはムシキングの新しいバージョンのカードを欲しがっていましたので、地下のゲーム機でプレーします。しかし、ここでアクシデントが起こり、下の子のたまごっちが電池切れになってしまいます。でも、さすがに、キディランドではたまごっちの電池を売っていて、その場で取り替えてくれました。たまごっちカップはたまごっちとツーしん出来るのがウリになっているので、子供達のたまごっちが電池切れではシャレになりません。おにいちゃんはたまごっちカップとともにムシキングもやりたがったので、ここは兄弟で公平を保つため、下の子はたまごっちカップを2回やります。
いろいろとキディランドで遊んだ後、11時過ぎに家に帰り着きます。もちろん、子供達は早速ガンプラ作りに励みます。私はガンプラ作りは集中力を高めて、それなりの教育効果も期待できるのではないかと考えています。もちろん、そこまでいわなくても、決して悪い趣味ではないと思いますが、何事もハマッてしまうと本業の方がおろそかにならないよう、十分に注意する必要があることはいうまでもありません。

なお、私は午後からはCATVで甲子園球場の阪神・ソフトバク戦を観戦しました。阪神タイガースが鳥谷の活躍でサヨナラ勝ちしたので満足です。夜のニュースを見ると、インサイダー取引疑惑の方はともかく、村上ファンドが阪急ホールディングスのTOBに応じる方向だと報じられていました。ますます、我が愛する阪神タイガースにとってはいい方向でコトが進んでいるような気がします。

下の写真はガンプラを作る子供達で、左側のがおにいちゃんで、右側のが下の子です。おにいちゃんは先週のテコンドーのお稽古で左手の骨にヒビが入ってしまい、ギプスをしています。

ガンプラおにいちゃん  ガンプラ下の子

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2006年6月 2日 (金)

村上ファンドの証券取引法違反容疑による捜査と阪神タイガースへの影響

今日の朝日新聞1面トップで、村上ファンドの捜査の記事が出ていました。
そのまま引用すると以下の通りです。

村上世彰氏が率いる投資ファンド(村上ファンド)の投資活動の一部に証券取引法に抵触する疑いのあることが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は、村上ファンドの関与が取りざたされている05年のニッポン放送株売買など一連の取引記録を分析するとともに、取引関係者らから事情を聴くなど、慎重に捜査を進めている模様だ。
特捜部は、ライブドア(LD)グループに対する捜査で、前社長・堀江貴文被告(33)のほか前取締役や公認会計士ら6人を証券取引法違反の罪で起訴した。LDグループに対する捜査はいったん終了したが、その過程で、関係者から、村上ファンドの投資活動の一部に証券取引法の規定に違反する疑いがあるとの情報が得られたとされる。
村上ファンドは、元通産官僚の村上氏が中心になって設立された。
発足時の出資金はオリックスやベンチャー企業などからの数十億円とされる。これを元手に、電子部品会社「昭栄」に株式公開買い付け(TOB)をしかけ、衣料品販売会社「東京スタイル」には国内初の議決権委任状争奪戦(プロキシファイト)を展開するなどして、一気に知名度が上がった。
村上ファンドの動きが一般にも知られるようになったのは、ニッポン放送株をめぐって、LDがフジテレビと対立したころ。ニッポン放送株を大量に保有していた村上ファンドの動向が注目を集めた。
LDがニッポン放送株の買い集めを進めると、村上ファンドは持っていた同社株を売却して多額の利益を得たとされる。
この買い集めは村上氏がLD側に提案したとみられ、その経緯について特捜部はすでにLD元幹部らから事情を聴いているという。
また、TBS株の買い集めでは、TBSが実施した買収防衛策を批判した。楽天がTBSに経営統合を求めた05年10月の前後に多くを売却し、再び利益を得た。
最近では、阪神電鉄株の買い占めに乗り出し、阪神との経営統合を目指す阪急ホールディングス側との交渉が注目されている。

しかし、この情報はかなり市場関係者に知れ渡っていたらしく、マーケットはとても平静でした。東京株式市場の日経平均株価は、前日終値に比べ285円57銭高の1万5789円31銭で終わり、出来高も概算で23億4700万株に上りました。1月のライブドア堀江社長(当時)が逮捕された時とは比べものにならない平静さでマーケット取引を終えています。村上ファンドを率いる村上世彰氏は帰国中ですが、もちろん、逮捕されたわけではありませんし、マーケットは検察の出方待ちというか、模様眺めなのかもしれませんが、すでにある程度は市場関係者に情報として伝わって織込み済みであったことともに、ライブドア事件でマーケットがすでに調整局面入りしており、さらに、私なりの解釈として、日本経済や米国をはじめとする世界経済のファンダメンタルズが良好であることがコンセンサスになっていることも、このマーケットの平静さに寄与していると考えています。
そこで、気になるのは、我が愛する阪神タイガースの先行きに大いに影響する、阪急ホールディングズによる阪神電鉄株の公開買付け(TOB)なんですが、これまた、とても冷静に、阪急ホールディングズより「報道内容自体は阪神の企業価値を毀損するものではなく、既定方針通り、引き続き公開買い付けを継続する」との発表がありました。6月19日を期限とする930円での阪神電鉄株のTOBは引き続き有効なようです。なお、阪神電鉄株は昨日終値の941円から11円下落して、阪急ホールディングズのTOBの指値である930円に張り付いているようです。これは、捜査に関する報道があったため、村上ファンドに譲歩する形で阪急ホールディングズが買付け価格を引き上げることなどがまったく期待できなくなったためであろうと考えられています。ついでにいえば、阪急株の今日の終値は前日終値より4円高い596円で、これは、TOBがこのまま成立し、阪急と阪神との経営統合が実現する可能性が高まったと市場は受け止めたためであろうと推測されます。まだ、現時点で、村上ファンドは阪急ホールディングズのTOBを受け入れるかどうかについて何も表明していませんが、我が愛する阪神タイガースにはいい方向に向かっているといえそうです。
もちろん、平静一色ではありません。このところ軟調を極めていたジャスダックなど新興3市場は軒並み大幅下落を続けており、底値が見えない状況ですし、村上ファンド関連銘柄と見られている株については軒並み値下がりしているようです。一時的なものかもしれませんが、USEN(大証ヘラクレス)、TBS(東証一部)なども大幅下落し、松坂屋(東証一部)などは値幅制限の下限(ストップ安)で売買が成立しない状態にあったようです。

話を野球に進めると、一昨日は久保田がボロく楽天打線に打ち込まれて、今年初のJFKリレーは崩れ去りましたが、昨夜は岡田監督自ら久保田のマウンドに足を運んで気合を入れ、ようやく、JFKリレーで阪神タイガースが勝利しました。今夜は8時過ぎの現時点で下柳が7回まで投げきっています。ジェフが阪神に戻ってきてリリーフ陣が整いつつあるセパ交流戦のこの時期に、阪神タイガースが外野の声に惑わされることなく野球に専念できるよう、私は大いに願っています。

今夜のブログは、ぜんぜん評論していないので、経済評論の日記にはせず、いつもながらの無理やりですが、阪神タイガースの日記にしておきます。

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2006年6月 1日 (木)

今日から始まるクールビズのファッションいろいろ

私は縁かつぎをする人間ではないんですが、それでも、昨夜は阪神タイガースが楽天にヘンな負け方をしたので、今夜は、鳥谷が逆転ツーランを打った直後のタイミングでエントリーを投稿します。でも、ウィリアムスが出て来ましたねえ。

本日6月1日から政府機関などでクールビズが始まりました。役所でもノーネクタイ上着なしの人がいたりしました。クールビズ期間は、特異な例でしょうが、総理大臣執務室にご説明などで入る場合はネクタイや上着を外すよう要請されたりするそうです。もっとも、私はクールビスが始まった昨年からは、総理大臣執務室に入ったことがありませんので、真偽のほどを直接経験したわけではありません。
昨日は、我が家の近くの表参道ヒルズで、クールアジア2006なる環境省主催の催し物が開催され、麻生外務大臣、安倍官房長官、谷垣財務大臣ら9閣僚のほか、中国の王毅大使らカンボジア、韓国、フィリピンなど6カ国の駐日大使などがモデルを務めたそうです。新聞やテレビで報道されていたようなので、ご覧になった方も多いと思います。
私は2000年から2003年までインドネシアのジャカルタにいましたので、モロの熱帯の本場のクールビズを体験しています。アジアのクールビズとしては、フィリピンのバロンタガログとともにインドネシアのバティックも代表的なものだと思われますが、もちろん、私も日本で着ても違和感のないバティックを何着かもっています。日本で違和感を覚えるバティックも持っていますので、時折、実害のなさそうな日を選んで着用してみようと思っています。
私の持っている日本向けのバティックはコットン製で、割合と直線的でシンプルな幾何学模様で、青や緑の単色で、さらに、半袖なんですが、本格的なバティックはシルク製で、きらびやかな色使いで、長袖です。日本円で1-2万円くらいの本格的なバティックであれば、インドネシア大統領との会見で着てもおかしくはないといわれていました。1994年だったと思うんですが、インドネシアのボゴールで開催されたAPEC首脳会議で、APECの慣例により開催地の民族衣装を着ての記念写真で、我が国の村山総理などが黒いバティックを着ている写真を見た記憶があります。2001年の上海APECでのチャイナドレスよりはずっと地味だったですが、本格的なバティックは黒一色よりも色使いが華やかだったと記憶しています。何よりも、黒一色だと暑苦しく見えます。
アジア各国のクールビズ以外にも、ハワイのアロハシャツもありますが、色使いがオフィスによっては違和感があったりもします。また、日本では沖縄のかりゆしウェアもそれなりに有名です。かりゆしウェアはアロハシャツを参考に作成されているらしいです。デザインは、ゴーヤーやシークヮーサー、シーサーやハーリーといった沖縄独特の風物をモチーフにしているものが多いようです。なお、「かりゆし」とは沖縄の言葉で「めでたい」という意味らしいです。
アロハシャツとアロハを参考に作られたかりゆしウェアは、基本的なデザインは同じ半袖開襟シャツですが、バロンタガログやバティックは原則長袖で一番上のボタンまで留めますから、この点は違います。でも、この4つのファッションともズボンの外に出す点では共通しているように思います。やっぱり、その方が涼しいんでしょう。

私は今日はネクタイに上着ありのスタイルでしたが、マイナス6パーセントに貢献するため、近くクールビズに移行する予定です。

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