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2006年6月 7日 (水)

ハーマイオニの謎解きによりハリーはどの瓶を飲んだのか

先月5月17日にハリー・ポッターのシリーズ第6巻「謎のプリンス」が出たので買い求め、途中まで読み進みました。上下巻の上巻を読み終えて下巻に入ったところで、やっぱり、よくわけが分からなくなりました。私は、第1巻「賢者の石」は本を読み、かつ、映画も見ているのですが、第2巻「秘密の部屋」と第3巻「アズカバンの囚人」は映画を見ただけですし、第4巻「炎のゴブレット」と第5巻「不死鳥の騎士団」にいたっては本も読んでいなければ、映画も見ていません。ですから、第4巻と第5巻をすっ飛ばして第6巻「謎のプリンス」に進むのは無謀であると悟りました。ですから、ちょっと遠回りですが、第1巻「賢者の石」から読み返し始めています。昨日でこれを読み終え、今日からは第2巻「秘密の部屋」に入りました。
第1巻「賢者の石」では、ほとんどの方がそうだと思うんですが、最後のクライマックスでハリー、ロン、ハーマイオニの3人が賢者の石を取りに行くところが私も大好きです。3人がマクゴナガル先生の仕掛けたチェスの駒になって、ナイトになったロンが取られることでチェックメイトをかけ、結果的に、ハリーとハーマイオニがここを通り抜けた後、スネイプ先生の仕掛けた7つの瓶の謎を論理的にハーマイオニが解いて、ハリーが前進して黒い炎を通り抜け、ハーマイオニが後退して紫の炎を通り抜けます。私は特にこのところのハーマイオニの謎解きが大好きです。だって、最後のハリーが鏡から賢者の石を取り出して、ダンブルドア校長先生に助け出されるところは、ハリーが気を失ったとの前提で、かなり省略されていると思うからです。

今夜は、この謎を解明してみたいと思います。まず、ヒントを丸々1ページ書き写すのも何ですので、以下に私なりに取りまとめてみました。
(1) 大前提として、瓶は7つあり、入っているのは、イラクサ酒2本、毒薬3本、前進して黒い炎を通れる魔法薬1本、後退して紫の炎を通れる魔法薬1本の4種類。毒薬を飲むと死ぬ。
(2) ヒントは次の通り4つ。
 (a) 毒入り瓶のある場所は、いつもイラクサ酒の左。
 (b) 両端の2つの瓶は種類が違っていて、前進したいなら、2つはどちらも友ではない。
 (c) 7つの瓶は大きさが違い、小人も巨人もどちらも毒薬は入っていない。
 (d) 左端から2番目と右端から2番目の瓶は双子で中身は同じ。

結論からいうと、これを基に、ハーマイオニは後退して紫の炎を通るために右端の瓶を飲みます。しかし、ハリーが飲んだのは一番小さい瓶であることが書かれているだけで、どの位置の瓶かは不明です。また、書き出しはしましたが、(c)のヒントは実際に瓶を見ているハリーとハーマイオニ以外には意味不明です。前進できる瓶を探し出せば、結果的にそれが小人の瓶となるんですが、巨人の瓶は最後まで不明です。でも、もちろん、ハーマイオニには参考になったのだろうと思います。
私がとても単純に考えたのは、(d)のヒントで「双子(twins)」とあって三つ子ではないことから、左端から2番目と右端から2番目の双子の瓶はイラクサ酒である、ということです。毒薬なら三つ子であるハズです。これが正しいとすると、この双子のイラクサ酒の左側は毒薬でなければなりません。ここで、これ以降は、単純に、イラクサ酒を「酒」、毒薬を「毒」、前進する魔法薬を「黒」、後退する魔法薬を「紫」、そして、不明の瓶を「X」と表記すると、現時点で、7つの瓶の組合せは(毒酒XX毒酒X)となります。酒は2瓶とも使い果たし、(b)のヒントから端の瓶は黒ではないことが明らかですし、毒は酒の左側でなければなりませんから、右端はハーマイオニが解決したようにでなければなりません。ですから、7本の瓶の組合せは一歩進んで(毒酒XX毒酒紫)となります。最後に、残った2瓶は(a)のヒントから左から3番目が黒で、4番目が毒と推察され、結局、(毒酒黒毒毒酒紫)が結論として得られます。要するに、ハリーは一番小さい左から3番目の瓶を飲んだと推察されます。
ここで、自分でも分かっているんですが、私の解法の弱いところは「双子」にこだわって、三つ子の毒ではないとした点です。もしも、この双子が毒だったらどうなるでしょうか。(a)のヒントと併せて考えると、(X毒酒XX毒酒)の組合せが考えられます。酒は2瓶とも使い切りましたし、左端は黒ではないことが(b)のヒントから明らかですから、左端は毒か紫のどちらかになり、一意には解決されません。ですから、以下の3つの組合せが可能となります。すなわち、(紫毒酒黒毒毒酒)、(毒毒酒黒紫毒酒)、(毒毒酒紫黒毒酒)の3つです。これらの3つの組合せは(c)のヒントを別にすれば、(a)、(b)、(d)の3つのヒントを満たしています。
しかし、これは、ハーマイオニいうところのパズルですから、解が一意に決定しなければなりません。そうでないとパズルにならないからです。ですから、私は双子は酒で、7本の瓶の並びは(毒酒黒毒毒酒紫)となっていて、ハーマイオニが右端の瓶を飲み、ハリーは左から3番目の小人の瓶を飲んだと考えるのが正解だと考えています。

やや論理的に弱いことは認めますが、これ以外に原作と合致する解決はないように思います。なお、どうでもいいことですが、ここ3日ほど、かなり時間をかけて頭を使って長いブログを書き続けたので少し疲れてしまいました。明日からはしばらく軽く流そうと思います。

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