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2006年10月14日 (土)

子供の将来に対する投資

先週、知り合いの証券会社のエコノミストとランチをともにしました。
親しい人なので、以前から、お子さんがお受験をすると聞き及んでいましたが、今週末に保護者面接があるそうです。今日なのかもしれません。そういえば、我が家のおにいちゃんの幼稚園の面接も10月だか、11月だかにあった記憶があります。もっとも、私は行かずに女房に任せていたような気がします。せいぜい、下の子を家で面倒見ていたんだろうと思います。記憶は定かではありません。
知り合いのエコノミストがお子さんのお受験を考えたきっかけは、近くの小学校が各学年1学級しかないような状態で、廃校間近とは言わないまでも、やや子供を預けるのに信頼感がなく、そうかといって、学校選択制で区内の別の区立小学校に行かせようにも、希望者殺到のために断られたからだそうです。我が家の子供達を通わせている小学校は、一応、各学年3学級ありますので、そこそこの規模だといえます。でも、松戸の時は4学級ありましたから、やっぱり、郊外の方が子供がいるんだろうと思います。大昔、私が卒業した京都府宇治市立の小学校も卒業時で4学級ありました。学年に3-4学級が平均的なのかもしれません。
私が少し前に見た週刊誌などから、おとうさんの場合はダブルのスーツは厳禁で、おかあさんは茶髪がダメなのはいうに及ばず、ピアス穴があるんだったら小さめのイアリングで隠した方がいい、なんてことを受売りでいっていると、もちろん、そんなことは先刻ご承知で、その他にもいっぱい知っている様子でした。例えば、その他の備考欄には、収入的に学校の学費を払うことは問題ないと書き添えなければいけないそうです。いずれにせよ、小学校に上がる前の幼稚園児ですから、本人よりも保護者を面接しているのは明らかだと意見が一致しました。
特に、その人が気にしていたのが収入の安定性で、官庁エコノミストの私なんかよりもずっと年収は多いハズなんですが、よく聞くと、雇用自体は期間の定めのない、いわゆる終身雇用なんですが、所得は年俸制のために、極端な場合は、固定部分だけになってしまえば、私なんかよりずっと少なくなってしまう可能性があるらしいです。小学校は学校の中でも6年間と長丁場ですから、安定的・継続的に学費を支払う能力が必要なんだそうです。
いろいろと話をしているうちに、その人も私も借家住まいなんですが、家を買うところまで踏ん切りがつかないのは、ひとつに子供の学費だという話になります。特に、私立の医学部に行きたいとかになると、6年間で大雑把に5000万円かかるそうで、我が家は男の子2人ですから、2人とも行かせたりすれば1億円かかる計算になり、そうなると、80歳まで働いても借金が返し切れない、なんて冗談をいったりしていました。

最近は、貯蓄から投資へと資金の使い方が変化して来て、証券会社のエコノミストなんかはその最先端に立っているのかもしれませんが、従来から、私は子供の教育費がもっとも利回りのいい投資だと考えています。日本のエコノミストでこれを実証した人はいませんが、それにしても、私立医大の学費は天文学的な数字になるもんだと、改めてびっくりしました。我々サラリーマンでは手の届かない金額なのかもしれません。
特段の外出もせず、我が家でボケボケと子供達がパソコンで遊んでいるのを見て、投資対象として適当であるかどうかを考えている秋の空です。
一応、無理やりに経済評論の日記に分類しておきます。

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