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2006年12月31日 (日)

大晦日のお買い物

今日も一昨日や昨日と同じように冬晴れのいいお天気で寒かったです。今日は大晦日で女房が忙しいので、私が子供達を連れて大晦日の買い物に出かけました。読書のごほうびの神羅万象チョコを買いに行きます。

昼前に放送が終わった12チャンネルのポケモン・サンデーを見終えて、私と子供達が出かけます。昼食を作るのもメンドウだと女房がいうので、青山オーバルの地下にあるマクドナルドで昼食を済ませます。青山オーバルの地下は飲食店街になっているほか、HISなんかもあるんですが、今日の大晦日はマクドナルド以外は全部閉まっていました。年末年始休暇に入っているようです。青山オーバル以外でも、我が家の周辺を中心に、開いているお店は数えるほどしかありませんでした。表参道ヒルズ周辺から原宿方面は行かなかったので不明ですが、我が家の近くの青山地区はおおむね年末年始休暇に入ったように見受けられます。
昼食後、銀座線で上野からアメ横に出かけます。こちらは青山地区とは好対照で、押すな押すなの大盛況です。お巡りさんが大量に出張って来ていて交通整理に当たっていました。我が家の子供達は大晦日のアメ横は初めてで、まあ、社会勉強のひとつと考えて、チラリと雰囲気を味わうにとどめます。実は、アメ横に出かけたのは社会勉強というより、読書のごほうび神羅万象チョコを買いたかったんですが、食料品街の通りは小学生を連れていてはアクセスが困難で、アメ横で買うのは諦めます。
実は、一昨日に下の子が、昨夜におにいちゃんが、それぞれ、冬休みの読書の目標を年内に達成してしまいましたので、相談の結果、ごほうびを神羅万象チョコと決めて、今日、買いに行った次第です。神羅万象チョコは聞き慣れない方も多いと思いますが、神羅万象チョコのホームページがありますので、詳細はそちらをご覧下さい。私も説明能力はありません。オマケでカードが付いてくるのだけは知っています。なお、どうでもいいことですが、普通は森羅万象と書くんですが、チョコをつけると固有名詞になって、神羅万象チョコとなります。ではなく、に漢字が替わります。
アメ横では手に入れられなかったので、お天気もいいことだし、中央通りをブラブラと秋葉原まで歩きます。昨年の年末も立ち寄ったトレーディング・カードのお店に入り、ポケモン・カードを物色しながら、神羅万象チョコを売っているところを知らないかと尋ねると、さすがに、カード系のその筋のお店ですので詳しくて、すぐ近くにあると教えてくれます。早速、親子3人で出向いて、読書のごほうびにふさわしい分量の神羅万象チョコを買い与えます。おおむね1人1000円のご予算です。なお、1箱100円ほどですから、それ相応の分量を買い与えることになりましたが、カード見たさに一気に全部開封されると困りますので、1日に2箱までと取決めを交わします。
アメ横から秋葉原まで歩きましたので、ヨドバシ・アキバに立ち寄ります。6階がおもちゃ売り場になっているので、ガンプラを買い求めます。冬休みはまだ半分も終わっていないのに、早くも読書を終えてしまったので、それなりのヒマ潰しも必要だと考えてガンプラを買い与えます。
下の写真は家に戻ってガンプラの箱を持つ子供達です。

ガンプラ

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2006年12月30日 (土)

「ライアンを探せ!」を見に行く

今日も昨日と同じように冬晴れのいいお天気で寒かったです。今日は家族そろって「ライアンを探せ!」を見に行きました。ネタバレがあるかもしれません。ご容赦下さい。

ようやく、おにいちゃんの塾の冬季講座も年内の授業を終え、おにいちゃんが我が家では一番遅れて冬休みに入りました。専業主婦の女房を別にすれば、一番早かったのは下の子で、12月26日から冬休みに入っています。次が私で28日の御用納めから勝手に休んでいます。おにいちゃんは今日からです。近頃では、小学生も4年生くらいになると勉強がタイヘンです。
ということで、今日は一家そろって映画を見に行きます。ディズニー映画の「ライアンを探せ!」です。どうしてこれに決めたのかというと、結局、私の勤める役所の共済組合がタダ券をくれたことに尽きます。下の子に聞くと、「劇場版どうぶつの森」も小学校で人気だといっていましたが、役所のタダ券リストになかったので、少し幼稚園っぽいことにしておいて、「ライアンを探せ!」に決めてしまいました。蛇足ですが、私の職場では栗林中将の「硫黄島からの手紙」のタダ券を申請していた人が多いような気がしました。でも、子供といっしょに家族連れで見に行くには、ちょっとムリがあるような気がしました。
ライアンを探せ!我が家は有楽町マリオンの別館に見に行きます。マリオンでは指定席制ですので、私と下の子が先行部隊となって30分以上前に劇場に行って、ど真ん中少し後ろよりの席を確保した後、有楽町ビックカメラで時間を潰したりします。ちょうど、ニンテンドーDSライト緊急入荷したとかで、丸の内側に列を成して買い求める人がいたりしました。開演少し前になっておにいちゃんや女房と合流します。左上の写真は映画の劇場前で子供達を撮ったものです。
「ライアンを探せ!」は2-3年前の「ファインディング・ニモ」と基本的に同工異曲で、おとうさんが息子を探しに出かけるものです。すなわち、ニューヨークの動物園でのんびりと暮らしていたサムソンとライアンのライオン親子だったですが、貨物コンテナに乗せられてアフリカに行ってしまった息子のライアンを探して、父親のサムソンが仲間のリス、キリン、ヘビ、コアラとともにボートでアフリカまで行って、息子のライアンをニューヨークに連れ戻す、というものです。まあ、ライオンがボートを操縦してニューヨークとアフリカを往復するんですから、アニメらしい荒唐無稽な作品であるともいえますが、親子の愛情の深さを再認識できる作品です。
我が家が見た時の「ファインディング・ニモ」はPixarの製作だったんですが、ディズニーがPixarを買収したために、「ライアンを探せ!」ではPixarのロゴは出て来ませんでした。そういえば、Pixarの会長兼CEOはアップルのジョブスでした。内幕はよく知りませんが、「ライアンを探せ!」は旧Pixarのスタッフの手になるのかもしれません。違うかもしれません。私はこの方面に詳しくありません。それにしても、ディズニーとの買収前のPixar作品としては"Cars"が最後だったような気がします。
映画を見終えて、おなじみのマクドナルドで少し遅い昼食を食べて、家に戻りました。マクドナルドでは例年の通りハッピーセットのオマケはポケモンになっていました。毎年年末はポケモンです。我が家はポケモンのカレンダーも買い求めました。
いよいよ明日は大晦日です。

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2006年12月29日 (金)

ボケボケと家で過ごす休日

今日はいいお天気でしたが、とても寒かったです。太平洋沿いの東京は典型的な冬晴れでした。
私は昨日から休みに入っているんですが、おにいちゃんの塾の冬期講習が続いているので、私と下の子はボケボケと家で過ごしています。夏休みは私と下の子だけで「ゲド戦記」を見に行ったりしたんですが、余り私と下の子とで遊び回ってばかりいては、おにいちゃんの学習意欲を削ぎかねないので、冬休みは短いこともあり慎むようにしています。別の観点から見ると、最近、体重計を新しく買い換えて、今さらながらに、我が家の中でも私と下の子は特に体脂肪率が高くて、おにいちゃんはとても低いことが確認されたりしたんですが、その体脂肪率の高い2人が家でボケボケしているわけです。世の中とはこうしたものかもしれません。
ポケモン・ゲームおにいちゃんは家でも勉強が忙しく、勉強が一段落した後に、やっと、下の子とニンテンドーDSライトを持ち出して、ポケモンのゲームで遊んだりします。左上の写真は、子供達が2人でニンテンドーDSライトの通信機能を使って、ポケモンやポケモンの道具を交換しているところです。
女房は元旦のテレビに下の子が出演するので、DVD録画を予約し、ディスクへ書き出す練習に余念がありません。なお、下の子が元旦の日本テレビに出演することについては、詳細は先週12月22日のエントリーに書いた通りで、繰返しになりますが、元旦に放送される日本テレビTOKIOの「大笑点」午後4時から8時のどこかに、ボーイスカウトのカブ隊の紺色の制帽制服でウチの子が「ありがとうニッポン!1000人コーラス」に参加しますので、お時間あれば、ぜひとも、ご覧下さい。親バカですので、何度でも繰り返して宣伝しています。
私もヒマで、せっせと読書しています。先日読み終えた飯島勲「小泉官邸秘録」に続いて、清水真人「官邸主導」を読み終え、今は竹中平蔵「構造改革の真実-竹中平蔵大臣日誌」を読み進んでいます。3冊とも日本経済新聞社から出版されています。私は2001年から3年間ジャカルタに駐在していて、ちょうど、小泉政権発足直後でデフレが深刻さを増していた時に、日本を外していましたので、その当時の内幕を知るには格好の材料を提供してくれます。まあ、今さらとは思いますが、適当なヒマ潰しにはなります。

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2006年12月28日 (木)

金本選手の年俸

今日の夕刊を見て、少し驚きました。
阪神タイガース金本選手の年俸が5億5千万円の3年契約だそうです。現時点で、日本人野球選手の最高額だそうです。いつもの朝日新聞ではなく、日刊スポーツのサイトから引用すると、以下の通りです。

阪神金本知憲外野手(38)が28日、契約更改交渉に臨み、ソフトバンク松中の5億円を抜いて日本人最高俸となる年俸5億5000万円の3年契約でサインした(FA残留に伴う再契約金1億円)。
広島からFA移籍した02年に2億6000万円(プラス出来高)の4年契約を結んでおり、その間は現状維持。しかし中心打者として2度のリーグ優勝に貢献、また連続フルイニング出場の世界記録を樹立するなど阪神をけん引してきた。
球団提示は年俸6億円だったとみられるが金本の方から「裏方さんの待遇改善に使って欲しい」と5億5000万に異例の引き下げ要請。「経営者の立場に立つことも重要。お互いの譲り合いでこうなった。裏方さんの待遇改善も考えてくれているので感謝している」と話していた。(金額は推定)

我が家の下の子がまだ当たってもいない年末ジャンボ宝くじの1等前後賞合わせて3億円で騒いでいたのなんて、何だか、バカみたいに思えてきます。地道なサラリーマンでは一生かかっても目にすることの出来ない金額です。私は素直にうらやましいです。井川投手ヤンキースと5年契約で23億円とスポーツ面に出ていました。
井川投手はともかく、金本選手は、この待遇に発奮して、来年こそはセリーグ優勝日本一目指して阪神タイガースを引っ張って下さい。

来年こそ日本一だ。


がんばれタイガース

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ノロウィルスの脅威

今日は東京では、昨日ほどではないものの、割合とよく晴れて暖かでした。私は仕事が一段楽したので、官庁の御用納めに当たる今日はお休みしてしまいました。
官庁では年末に予算作業があり、その昔には、差入れをいただいたりしていた時期もあります。今から考えると、昨今、猛威を振るっているノロウィルスにやられたのではないかと思われるような経験をしたことがあります。
地方に補助金のようなものを配分する部署にいた時に、詳細は忘れましたが、牡蠣券のようなギフトカードをもらいました。1枚で牡蠣何グラムか、何円分かと引き換えられるものです。20年ほど前のことなんですが、そこの部署にいた時に、この牡蠣券を銀座の三越だったと思うんですが、今でいえばデパ地下に牡蠣券を持ち込んで牡蠣を買って来て、年末の御用納めで生牡蠣を食べたところ、課員のほとんどが下痢を起こして、翌日出勤出来なくなる事態を引き起こしたことがあります。ある役所から出向で来ていた1人だけが何ともなく、私なんかは一人住まいでウンウン唸っていたことがありました。今から考えると、嘔吐感はなかったのでノロウィルスではなかったのかもしれませんが、何らかの集団食中毒だったように思います。
現在、私が出向している役所でもノロウィルスに苦しめられた人がいるらしいです。特に薬もなく、体力勝負で自然治癒を待つしかないらしく、体力のある成人男子なんかは2-3日で直るらしいですが、お年寄りや小さい子供なんかが罹患すると生命の危機に陥る場合もあるようです。さらに、やっかいなのは吐瀉物なんかに触れなくても空気感染するらしいですし、もっとやっかいなのは、嘔吐や下痢の症状が改善しても、ノロウィルスの保菌状態が1ヶ月くらい続くともいわれていることです。これは本当であれば、ノロウィルスに罹患した本人が全快した後でも、周囲に感染する恐れがあることになります。報道されているノロウィルスの写真を見ても、何だか、イガイガがあって、いかにも体に悪そうに見えるのは、私だけではないと思います。
風評被害牡蠣なんかの売上げが落ち込んでいるのも気にかからないでもありません。確か、フーテンの寅さんシリーズで有名な山田洋次監督による「武士の一分」でも、主人公役のキムタクが失明するのは、お殿様の食事の毒見役だった彼が何かの貝を食べて失明するところからストーリーが始まっていると聞きました。また、厚生労働省のホームページでノロウィルスに注意を呼びかける部分で、牡蠣の写真を掲載していたのを取り止めたとも報道されていました。

我が家の子供達はもう小学生ですから、そんなに、体力のない小さい子供とは思いませんが、何はともあれ、予防が一番です。手洗いや食品の加熱など、いい古されたことかもしれませんが、衛生観念をしっかりと持ちたいと思います。

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2006年12月27日 (水)

3億円の夢

今日は東京では、昨日とうって変わっていいお天気で風が強かったです。でも、冷たい北風ではなく、少し湿り気のある南風で、日中はとても12月とは思えないほど暖かでした。

先日、12月20日付けのエントリーでオメガのスピードマスターを銀座の時計屋さんから返却してもらった折に、銀座の街角にたくさんある宝くじ売り場で、年末ジャンボ宝くじを連番で10枚3000円分買ったと書きましたが、最近、下の子にこれが発覚しました。別に、下の子だけに知らせたわけではないんですが、女房はもとより、おにいちゃんも宝くじなんかが当たるハズはないと、無視を決め込んだんですが、下の子だけは熱心に使い道を考えてくれます。ほとんど、1等前後賞を含めて3億円が当たったような騒ぎっぷりでした。私は天真爛漫そのもので、朗らかで前向きな下の子のこういった性格が大好きです。
まず、小学2年生で掛け算の九九をようやくマスターしたばかりなのに、割り算のような計算をさせてみます。3億円あれば、原宿のキディランドで1回100円のたまごっちカップのゲームが何回出来るか、を、紙に書いて解かせます。3億円あれば、1億円のマンションが3戸買える、から始まって、最後に、100円のたまごっちカップは300万回出来るところまで計算させてみます。
この計算を終えて、下の子は3億円あれば何を買いたいかを考え始めます。小学2年生らしく、PS3やWiiなんかのゲーム機を買うところから始まって、ハワイに旅行するとか、自動車を買うとか、別に、3億円が当たらなくても、何とか私の給料の範囲で可能なものまで含めて、いろいろと考えつくままに上げていきます。
最後に行き着いたのが家を買うことです。これは人生ゲームでも下の子が熱心に取り組む部分です。お金を貯めて、早くマス目を回って、出来るだけいい家を買うのが人生ゲームの序盤の目標になっています。次の目標は空港でピカピカ光るお土産を買うことです。人生ゲームはともかく、家を買って何をしたいかといえば、すでにおにいちゃんから独立した勉強部屋は与えられているので、犬を飼うことらしいです。たしかに、我が家は団地住まいばっかりで、ジャカルタに赴任した折に、女房が一戸建てを借りるのに並々ならぬ熱意を示したことがあるんですが、セキュリティの観点から諦めた経験があります。ですから、下の子は犬を飼いたいようです。シベリアン・ハスキーやラブラドル犬なんかの大きい犬にも目がいきますが、どうも、伝統的な日本犬である秋田犬や柴犬なんかがいいようです。散歩はどうするのか、餌はどんなドッグフードがいいのか、いろいろと調べるうちに夢が膨らみます。
最後に、春休みに引っ越して小学校を転校したばっかりなのに、宝くじに当たって家を買うことになれば、1年生、2年生、3年生と全部違う小学校に通う可能性を発見し、少し夢がしぼんだように思います。でも、宝くじが当たらなければ、一戸建ての家も建てられない甲斐性のない父親には非難の目は向けられませんでした。

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2006年12月26日 (火)

年末年始の読書計画

今日は東京では1日中雨が降り続きました。冷たい雨でした。晴耕雨読とか、読書の秋とかの言葉がありますが、まさに、秋から冬にかけての冷たい雨の降る日は読書がピッタリかもしれません。
それから、昨夜のエントリーではハリー・ポッターの最終巻の話題を取り上げたので、おにいちゃんがハリー・ポッターの第6巻「謎のプリンス」を冬休みのうちに読み終えれば、ごほうびを上げる、と書きましたが、もちろん、おにいちゃんだけでは不公平ですので、下の子にも同じようなことをいってあります。江戸川乱歩の明智小五郎シリーズのうちの少年探偵もので、「宇宙怪人」と「奇面城の秘密」の2冊を赤坂図書館から借りて来てあるので、下の子はこの2冊を冬休み中に読めば、ごほうびを上げることになっています。ごほうびはまだ決めていませんが、子供達には適当な刺激になったようで、熱心に読書しています。
なお、いきなり脱線するんですが、昨日取り上げた12月12日付けのWall Street Journalにはハリー・ポッター・シリーズの各巻の売り上げが掲載されていて、私の予想通りに、古い巻ほど売上げが多くなっています。単純に、古い方が販売期間が長いだけでなく、小説としてのレベルも第1-3巻の方が高いと私が評価しているのは、今まで、このブログのエントリーでも明らかにしてきたところです。それはそうとして、第1巻「賢者の石」の原題は、"Harry Potter and the Philosopher's Stone"であると、私は長らく信じて来たんですが、WSJには"Harry Potter and the Sorcerer's Stone"となっていました。これじゃあ、「賢者の石」じゃなくて、「魔法使いの石」になってしまう、と違和感を感じていたんですが、今日、米国のアマゾンのサイトを見ると、PhilosopherとSorcererは、どちらも売られているようです。米国と英国とで違ったりするんでしょうか。私にはよく分かりません

子供達だけでなく、先日、私も何冊か本を買い込みました。少し前に、飯島勲「小泉官邸秘録」(日本経済新聞社)を読み、今は、去年の本ですが、清水真人「官邸主導-小泉純一郎の革命」(日本経済新聞社)を読んでいるところですので、その流れで、竹中平蔵「構造改革の真実-竹中平蔵大臣日誌」(日本経済新聞社)と滝田洋一「日米通貨交渉-20年目の真実」(日本経済新聞社)を買いました。何だか、文藝春秋社が直木賞を独占したみたいに、私が日本経済新聞社ばっかり買っているような印象なので、別の流れとして、斎藤誠「成長信仰の桎梏-消費重視のマクロ経済学」(勁草書房)も買い求めました。まだ読んでいないので詳細は分かりませんが、斉藤教授の本は基本的にはエッセイながらも、かなり本格的な経済書ではなかろうか、と期待しています。
なお、どうでもいいことですが、これは私の年末年始の読書計画であって、必ずしも推薦図書というわけではありませんから、念のため

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2006年12月25日 (月)

最終作は「ハリー・ポッターと死の聖人」

久し振りに、新聞報道なんかでハリー・ポッターのニュースを見ました。実は、2-3日遅れで回覧されるWall Street Journalの12月22日付けの1面で見かけました。WSJではナンだと思いますので、いつも引用する朝日新聞のサイトから引用すると、時事からの配信を受けて、以下のように報じています。

世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリングさんは21日、現在執筆中のシリーズ最終第7作の題名が「ハリー・ポッター・アンド・ザ・デスリー・ハロウズ(ハリー・ポッターと死の聖人)」になると発表した。
ローリングさんは自らの公式ホームページで、「今書いているのは十数年以上前から決めていたシーンです」などと、執筆の状況を説明している。出版の時期は未定という。

要するに、ハリー・ポッター最終第7巻のタイトルが、J.K.ローリング女史のウェブサイトで発表になったらしいです。開かずの扉の向こう側にあるので、私は後に詳細を書きますが、解説ページに従って拝見しました。原題のタイトルは、引用した朝日新聞のサイトではすべてカタカナで書いてあって、少し分かりにくいんですが、英語では"Harry Potter and the Deathly Hallows"です。なお、引用にもある通り、第7巻の発売時期は未定のようです。
英語の"Deathly"は何となく類推できて、「死や死人のような」あるいは、詩文では「死の」という意味で、"Hallow"は「聖人」や「聖職者」のことです。ハロウィーンの語源にもなっている言葉です。ですから、引用した朝日新聞をはじめ、日本のメディアでは、第7巻のタイトルを「ハリー・ポッターと死の聖人」と訳しています。今夜の私のブログのエントリーのタイトルにも拝借しました。でも、6月27日の私のブログでも取り上げましたが、第7巻の最終巻ではホグワーツ校の3人組、すなわち、ハリーとロンとハーマイオニの3人うちの2人が死ぬようなことを作者のローリング女史が示唆しているんですから、ある意味で、ピッタリのタイトルかもしれません。
なお、私以上にハリー・ポッターのファンで、ぜひとも、作者のホームページでこのタイトルを見たい方は、日本語で解説ページがありますので、ご覧下さい。私もやってみました。複雑なオペレーションですが、解説ページに詳細なやり方が書いてありますから、この方法にていねいに従えば、ちゃんと出来ることを保証します。少なくとも、私は出来ました。なお、どうしても出来ない時は、解説ページの最後の方に、出来た時に現れる画像へのリンクがありますから、それで我慢しましょう。ハングマンの解き方は少し不親切かもしれません。
我が家でも、ニンテンドーDSとポケモンのゲームソフトを買い与えてからは、少し熱が冷めたように見られますが、それでも、おにいちゃんは熱心にハリー・ポッターのシリーズを読みふけっています。やっぱり、面白いんでしょう。時折、映画のDVDも見ます。昨日も第1巻「賢者の石」を見ました。ただし、我が家ではDVDは第3巻までしか買ってありません。
おにいちゃんは第5巻の「不死鳥の騎士団」を読み終えて、第6巻「謎のプリンス」に入っています。小学4年生にしてはなかなかのスピードだと思います。もっとも、私が親バカだから、そう思うのかも知れません。冬休み中に第6巻を読み終えたらごほうびを上げると、私も応援しています。

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終業式で通知簿を受け取る

今日は我が家の子供達が通う小学校の終業式でした。学校から通知簿を持って帰りましたので、恐る恐る拝見しました。
予想と違って、子供達は2人とも成績が上がっていました。11月下旬にニンテンドーDSライトとポケモンのゲームを買い与えてから、それ相応にゲームをしていましたので、勉強時間や読書が減って、この2学期の成績は少し下がるんではないかと思っていたんですが、2人ともよくがんばりました
特に、2学期からに通い始めたおにいちゃんの成績が大幅に上がりました。教育再生会議の野依先生は塾の禁止を盛んに発言しているように報道されていますが、我が家については塾は成果を上げているような気がしないでもありません。それから、下の子も成績が上がったんですが、もともと、2年生の通知簿の成績の刻みが荒いので、そんなに上がったような気がしない面もあります。
おにいちゃんについてはの成果もあるかもしれませんが、ハリー・ポッターにハマって読書は増えましたし、少なくとも、ゲームで大幅に成績が下がるような羽目に陥らず、朝早くから行列に並んで買い与えた本人としても安心しています。

それはそうと、今日は役所の回覧で回ってきたWall Street Journalの12月22日付けの1面で、ハリー・ポッターの第7巻の記事を見ましたので、もう1件エントリーを書きます。

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2006年12月24日 (日)

年賀状の宛名書き

年末を控えたこの季節に済ませておかねばならないのは年賀状です。先日、年賀状が印刷から上がって来たんですが、もちろん、宛名書きをしなければなりません。基本的に、我が家ではパソコンを活用します。宛名のデータとそれを印刷するソフトもインストールしてありますので、プリンターで印刷して、一言書き添えるだけです。IT技術の発展とともにラクになってズボラな私なんか大助かりです。
でも、我が家では年賀状の印刷はごく少ない枚数しかしていないんですが、女房が申告枚数を超えて宛名書きを済ませてしまったものですから、私の分が足りなくなって、コンビニに買いに走らされる始末でした。
何とか、子供達にも1枚ずつ宛名書きをさせ、夕方までにすべての宛名書きを終えて、買い物に行く女房に投函してもらいました。

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クリスマス・イブのごちそう

本日の最初のエントリーでも書きましたように、今日はクリスマス・イブです。
我が家は仏教徒であり、浄土真宗本願寺派の信者であって、キリスト教徒はいないんですが、まあ、世間一般の例にならって、そんなに深く考えずにクリスマスをお祝いします。クリスマスのプレゼントはニンテンドーDSライトとポケモンのゲームをすでに買い与えてあります。子供達2人とも殿堂入りして、ポケモン図鑑を全国版にバージョンアップしてもらってあります。
昼食にケンタッキー・フライドチキンからパーティー・バレルを配達してもらって、フライドチキンを食べます。杉並に住んでいたころは、ケンタッキー・フライドチキンからサンタ・クロースの服装の人が配達してくれたような記憶があるんですが、今日は普通の服装の人が持って来ました。キリスト教国では七面鳥の丸焼きを食べるという話を聞いたりしますが、私はカトリック教徒の多いチリで3年間外交官をしていましたが、七面鳥の丸焼きなんか見たことも食べたこともありません。もちろん、キリスト教徒でもない我が家では七面鳥ではなく、チキンで済ませます。
下の写真はクリスマス・イブのごちそうが並ぶテーブルを前にした子供達です。

クリスマス・イブのごちそう

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手袋派とポケット派

我が家では小学生だけでなく、私もヒマにしていますので、午前中のうちに少し外出しました。
原宿のユニクロまで歩いて、フリースの上着を買いに行きます。まさに、フリースころユニクロそのものというカンジで、やっぱり、フリースはユニクロに限ります。少し前に大幅値下げのチラシが入っていたので、早速、私も買いに行きます。
我が家からでしたら、表参道通りを往復します。片道10分余りの道行きなんですが、この季節はいうまでもなく寒いです。私なんか外に出ているのは顔だけです。手については、観察していると、私のように手袋をしている人とポケットに手を突っ込んでいる人と、何も対策を講じていない人に分かれます。このうち、手袋をしている人が圧倒的に少ないような気がします。
外を歩いている限りで、寒さを余り感じなくて、特に対策を必要としない人もいるんでしょうが、家に戻って金属製のドアノブなんかに触るときには、私は手袋があった方がいいように思います。私は手袋派ですから、業務用の皮手袋と普段着用のニットの手袋を2つずつ持っています。
それから、外を歩いているときにポケットに手を入れて歩くのは、お行儀は別にしても、安全面からもよくないと私は考えています。転んだ時なんかを考えれば明らかで、手をつけずに大怪我に結びつく可能性が高まるのは明らかです。少なくとも小学生くらいまではポケットに手を入れるんではなく、手袋をさせるのが正解だと思います。我が家でも、ようやく子供用の手袋を探し出して、子供達に持たせています。余談ですが、我が家では海外勤務時に飛行機をかなりの頻度で利用していたんですが、安全上の理由から、熱帯のジャカルタ在住だったにもかかわらず、サンダルではなく、運動靴で飛行機に乗るようにしていました。まさかの時に、コンマ以下の確率かもしれませんが、生き延びられる確率が高まるのであれば、サンダルよりも運動靴の方を選ぶべきだと考えていました。
まあ、話をそこまで大きくする必要もありません。ともかく、私は手袋業界からは何の利益も受け取っていませんが、手袋着用をオススメしています。

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そろそろ冬休み

今日はクリスマス・イブです。ということは、小学生の冬休みが近づいているということです。我が家の子供達の通う小学校は明日の月曜日が終業式です。明後日から冬休みに入ります。もっとも、大学生なんかはとっくにお休みに入っていたりするんだろうと思います。
ポケモン・ゲーム我が家の小学生もリラックス・ムードです。左の写真はおにいちゃんの部屋のベッドの上で、ニンテンドーDSライトでポケモンのゲームをする子供達です。小学校は後は終業式を残すのみで、宿題なんかが出るわけもなく、おにいちゃんの塾の冬期講習も冬休みに入らないと始まりませんから、昨日今日の週末は一番のんびり出来るのかもしれません。適度に時間制限を加えつつも、今日はポケモンざんまいです。
もちろん、ポケモンの時間制限の間には読書もさせます。おにいちゃんはハリー・ポッターのシリーズを第6巻「不死鳥の騎士団」まで読み終わり、下の子も熱心に江戸川乱歩明智小五郎シリーズを読みふけっています。しかし、実は、私もヒマにしています。

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2006年12月23日 (土)

カブ隊の天皇誕生日の奉仕活動

今日は土曜日なので余り認識されていませんが、天皇誕生日の祝日です。
我が家の下の子のボーイスカウトの集合場所は神社なので、というわけでもないんでしょうが、天皇誕生日には奉仕活動に行きます。東京からいくつかのボーイスカウトが集まって、奉仕活動をしているそうです。我が家の下の子が参加しているカブ隊とボーイ隊が、皇居前の参道で日の丸の小旗を配布します。もちろん、すべてのボーイスカウトというわけではなく、カブ隊より小さな子が活動しているビーバー隊の姿は見えませんでしたし、おそらく、私の推測では皇居に近い地域のボーイスカウトだけなんだろうと思います。
皇居前の広場には大型バスが次々とやって来て、主としてお年寄りが多いような気がしましたが、たくさんの人がバスを下りて皇居に向かいます。バスのナンバープレートは私の知らないものもあったりします。その参道の途中で制服姿ボーイスカウトの子供達日の丸の小旗を配ります。皇宮警察の警官が皇居入り口で厳重に手荷物なんかをチェックしています。まったくの余談なんですが、実は、私は皇宮警察の本部長と顔見知りで、昨年8月に出向する前の役所で参事官と審議官として小さな衝突をしたことがあります。アノ人も今日は休日出勤なんだろうと考えてしまったりします。
普通の人々と同じで、私は天皇制や天皇ご本人に対してはニュートラルです。特に熱烈に天皇制を支持したり、天皇を崇拝しているわけではありませんし、かといって、天皇制廃止論者でもありません。そこにいて、昔からある制度であるというだけです。祝日が増える分には反対するわけにもいきません。
ですから、皇居に入って万歳をする気はありませんし、逆に、皇居に入って万歳をしないのもヘンだと思ったので、皇居には入りませんでした。でも、ウチの子に聞くと、みんな小旗を振っていただけで、万歳はしなかったそうです。時代が変わったんでしょうか。私がモノを知らないだけなんでしょうか。
下の写真は皇居の入り口近くの参道で参列者に小旗を渡す下の子です。

天皇誕生日

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2006年12月22日 (金)

下の子のテレビ出演プロジェクト

下の子のテレビ出演プロジェクトを進めています。その関係で、年末年始のテレビ番組表を収録した雑誌を買ったりしていたりします。
今のところ、ウチの子は日本テレビの元旦番組ボーイスカウトの仲間とともに出演する予定です。昨年の元旦から始まったTOKIOの「大笑点」です。元旦の朝の8時半からの生放送らしいです。その中に、夕方4時からから夜8時にかけての最後の方の時間帯のどこか、「ありがとうニッポン!1000人コーラス」なる部分で、ウチの子を含めた1000人がTOKIOの宙船やAmbitious Japanなんかを歌うらしいです。詳細不明で、生放送ですから、当日その場ですら変更あるかもしれませんが、お時間のある方は、ぜひとも、ご覧下さい日本テレビから全国28局ネットと聞いています。このブログでも何度か紹介しているボーイスカウトのカブ隊の制帽・制服で出演します。制帽・制服は紺色で、赤いネッカチーフをしています。もちろん、我が家ではテレビで見るとともに、録画もします。
実は、おにいちゃんはすでに3歳の時にNHKの「おかあさんといっしょ」に出演しています。我が家がジャカルタに引っ越す少し前の2000年6月に放送されました。ご存じの方も多いと思いますが、「おかあさんといっしょ」は3歳の時にしか応募資格がありません。ですから、おにいちゃんだけでなく、下の子も出演させてやりたいのはやまやまだったんですが、下の子は2歳になったばかりでジャカルタに引っ越してしまったため、3歳の1年間はジャカルタで過ごすことになり、3年間のジャカルタ生活の後、日本に帰って来た時には下の子は5歳になっていましたので、「おかあさんといっしょ」には応募できませんでした。
このため、「おかあさんといっしょ」はともかく、何とか、下の子もテレビに出したい親バカの私は考えていたんですが、先日、ボーイスカウトのカブ隊の隊長さんから電話があり、日テレの正月番組に出演しないかと誘われました。おにいちゃんが「おかあさんといっしょ」に出演しているビデオを何度か見ている下の子も乗り気で、カブ隊の隊長さんにOKの返事を出しておきました。
問題は親の付添いなんですが、カブ隊の隊長さんを通じて日テレに確認したところ、小学校の低学年でもあり、親の付添いはOKとのことでした。それどころか、いっしょに出演することまでOKとのことだったんですが、下の子が拒否権を発動しました。私は若いころに役所の幹部の随行で国会に行って、見事に居眠りしているところをテレビに映されたりしていますし、チリでは何度もテレビや新聞に出ていますので、下の子の意思を尊重して、控え室で待機します。

繰返しになりますが、元旦の夕方4時から夜8時までのどこかで、ウチの下の子がボーイスカウトの制服で日テレのTOKIOの「大笑点」に出ますので、お時間のある方は、ぜひとも、ご覧下さい

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2006年12月21日 (木)

年賀状が出来上がる

先日、印刷に出しておいた年賀状が出来上がってきました。写真はおにいちゃんのお誕生祝いの時の子供達2人を撮ったものです。小学生の男の子2人を育てていますので、毎年の成長を親戚や友人に年賀状くらいではお知らせする義務があるような気がしますが、親の方は変わり映えしないので割愛しました。特に、私なんかはヒゲ面でメタボリックな体型を元旦早々から見せたくもありません。外国にいる友人へのクリスマスカードはすでに出しました。今年は春休みに青山へ引っ越して来たので、引越しのお知らせ葉書は出してあるんですが、年賀状でも住所を知らせておく必要があるような気がしています。
しかし、考えてみれば、年賀状には一家全員の氏名と住所や電話番号を印刷しますので、それなりの個人情報を公開することになります。数年前のお正月の話で、我が家はまだジャカルタにいたんですが、役所のOBの方からメールが来たことがあります。メールをくれた人と役所で同期だった人から年賀状が来たらしいんですが、奥さんの名前が去年と違っているといって、私が何か知らないか、という問合せでした。とても詳しいところまでチェックしている人だと感心しましたが、ジャカルタに暮らしている身として、その方から年賀状を受け取ってもいないし、奥さんの名前も覚えておらず、何の情報もないので、その旨を回答すると、しばらくして、勘違いだったと、訂正のメールが来たりしました。
このごろは、役所の名簿にも住所や電話番号は掲載しないようになりましたし、虚礼廃止とかで役所の中での年賀状のやり取りはしない雰囲気になってきました。私は歓迎しています。ですから、私も親戚やごく親しい友人くらいで、そんなにたいさんの年賀状は必要としません。昔は100枚単位でしか印刷出来なかったんですが、IT技術の進歩とともに、少ない枚数のロットでも印刷を受け付けてくれるようになり、我が家なんかは助かっています。
子供達にも1枚くらいは年賀状を出すようにいってあります。おにいちゃんには、この間も、こどもの城でいっしょに遊んだジャカルタのころのお友達に、下の子にはボーイスカウトでお世話になっているカブ隊の隊長さんに出すようにいってあります。年賀状を誰かに出すくらいの社交性は身に付けて欲しいと考えています。
先日は、女房に年末年始のテレビ番組表を収録した雑誌を買ってもらいましたし、お正月に着物を着る際の下駄も買ってくれるように頼んであります。昨年まで履いていたのは下駄の歯が欠けてしまいました。我が家のお正月の初詣はみんなで着物を着て出かけます。今年は少し元旦が忙しそうですので、わが女房はどのように企画しているんでしょうか。

長くなりましたので、年末年始のテレビ番組表と少し忙しそうな元旦の予定の関係については、明日のエントリーに回します。

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2006年12月20日 (水)

オメガの修理

今日の夕刻から来年度予算財務省原案が各省に内示されました。今夜から復活折衝が始まり、日曜日に政府原案が閣議決定される予定です。ニュースなんかで、夜遅くまで作業する役所の映像が流されたりするんだと思います。

というような堅苦しい話題はさて置いて、今夜は時計の修理について考えたいと思います。時計の修理の前置きで、自動車の修理についてなんですが、私の知り合いの女性のエコノミストで、新潟にある大学にお勤めの方がいます。新潟に赴任する時に自動車を購入し、その自動車自体は中古車でそこそこ安かったらしくて、ピーチちゃんなんて名前まで付けてかわいがっていたりするんですが、事故も含めて何度か修理に出して、中古車本体よりも修理代の方が高いと嘆いていたりして、悲劇的な目にあったりしているようです。最近、私も時計が止まったので修理に出そうかと考えて、同じような目にあいかけました。ということは、結局は、悲劇的な目にはあわずに済んでいます。
私は業務用には腕時計を2個持っていて、適当に持ち替えています。業務用以外の普段用にはスウォッチを大量に持っていたりしますが、業務用のはどちらもオメガで、手巻きのスピードマスターと自動巻きのコンステレーションです。今回、止まったのはスピードマスターの方です。どちらも、いわゆる機械時計ですから、3-5年に1度くらいはオーバーホールに出す必要があります。昔は、分解掃除なんぞと呼んでいたヤツです。
2年前の10月くらいにスピードマスターとコンステレーションの両方を銀座にある時計の修理やオーバーホールの専門店に出したんですが、先月11月、スピードマスターの方が止まってしまいました。2年と少々で止まってしまうようなオーバーホールはけしからんと考えて、今度は、私の青山の住まいの近くにオメガのブティックがあるので、そこに持ち込みましたが、何と、見積もりに1ヶ月もかかって、しかも、2年前に2個オーバーホールした値段よりも1個の方が1万円も高いので、これもけしからんと考え、再度、銀座の専門店に持って行ったところ、故障していませんとの回答が返って来ました。
南青山のオメガのブティックの方は菱形のガラスの外観で有名なプラダのすぐ近くにあって、とても高級感が漂うんですが、私が止まった時計を見せた瞬間にオーバーホールを勧められ、1ヶ月かかってバカ高い見積りが出てきました。オーバーホールだけでなく、ケースの交換まで勧められ、さらにバカ高くなっています。私が見積り書とともに時計を返してほしいというと、時計を店の外に持ち出すと見積りはキャンセル扱いになるとまでいわれて、プレッシャーをかけられてしまいました。まあ、店の外に持ち出せは時計の状態が変化する可能性があるので、キャンセル扱いは理解できないでもありませんでしたが、それにしても、お店の方は高級感をいっぱいに漂わせて、バカ高いビジネスを展開していることがありありとうかがえました。
他方で、銀座の専門店の方は、おじいさんの職人さん2人でやっているんですが、2年前の客の私の顔も覚えてくれていて、2年前のオーバーホールなんだから、最低でも3年くらいは油が切れることもなく、現に、ちゃんと動いているんだから、まだまだオーバーホルする必要はないとのことでした。確かに、ちゃんと動いている現物を見せられて、私も大いに納得するところがありました。また、私の方から1日に30秒くらい進むんだがといっても、オメガの機械時計なんか1時間に2-3分進んだり遅れたりするのもあるから、1日に30秒くらいなら使用に差し支えはなく、修理の必要もないといわれてしまいました。
これらの2店のビジネス・モデルについては評価の分かれるところなんでしょうが、おそらく、私の対応は大多数の日本人と同じで、オメガに修理に出すことはせず、銀座の職人さんの言葉を信じて、動き出したスピードマスターをそのまま使い続けています。もっとも、いつ止まるかは分かりません。
銀座に時計を取りに行った際には、何となく、おトクな気分に包まれて、年末ジャンボ宝くじを10枚連番で3000円買って、時計の修理代に消えたかもしれないお金の一部を散財してしまいました。

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2006年12月19日 (火)

スタグフレーションはどうして困るのか?

思い起こせば、昨年12月に経済評論の日記のカテゴリーを設けてから、約1年余りで100エントリー近くを書いてきました。もっとも、少しごまかしがあって、カテゴリーを設ける前のいくつかのエントリーも経済評論の日記に分類し直していますので、ホントに1年で100件近く書いたのかといわれると、少し水増しがあるのは事実です。
役所の仕事は年末のクリスマスのころに予算のシーズンを迎えて、部署によっては大忙しで、これを終えないと年末年始の休暇に入れないんですが、私のように出向中の参事官クラスが予算作業に巻き込まれることは少なく、そろそろ、役所の世界では一足先にクリスマスから年末年始のホリデーシーズンに入りつつあります。
そこで、最後に、米国経済見通しと関係して、スタグフレーションについて考えたいと思います。
スタグフレーションはstagnationinflationの合成語ですから、経済が停滞しているにもかかわらず、インフレが進んでいる状態を指します。ごく単純に考えても、不況とインフレがいっしょに来るんですから困ったもんだといえますが、エコノミストの目から見ると、ホントに困るのは割り当てる政策が不足することです。
現在の経済政策の標準では景気の好不況には金融政策を割り当てることになっていますが、今年7月28日付けのエントリーで取り上げたティンバーゲンの定理により、不況とインフレの克服という2つの政策目標に対して、割り当てられる政策が金融政策しかないので、2つを一度に解決することが出来ないからです。中央銀行の司る金融政策からすれば、まずインフレを止めることに重点が置かれ、これはコンセンサスがあると思うんですが、不況の度合いを厳しくする可能性が高くなります。
12月13日のエントリーでも取り上げたプレスコット教授のコラムでは否定的な論調が展開されていますが、景気の良し悪しは金融政策によって決められる度合いが強いのは広く認識されているところです。しかし、スタグフレーションになれば、中央銀行が政策発動ができなくなる、あるいは、インフレを抑制する政策を発動せざるを得なくなることから、不況の度合いを強めてしまうことになります。
現時点で、日本経済はデフレを脱却しようかという状況ですから、スタグフレーションからはほど遠いといえますが、米国はスタグフレーションのリスクがあると私は考えています。そのリスクは2点あり、第1は原油価格の再上昇です。原油価格の見通しは誰にも分からないので、ランダムウォークで考えるしかなく、ドリフトがプラスかマイナスか、あるいは、それが大きいのか小さいのか、という程度です。中東の地政学的リスクか、何かの要因により、原油価格が上昇すれば、来年年央の米国景気の踊り場でインフレが進む可能性もあります。第2は米国経済の潜在成長率の下方シフトです。主として、女性の労働参加率の上げ止まりから生じているとする説もあり、連邦準備制度理事会(FED)のグリーンブックで分析されていたという情報もあります。潜在成長率が低下しているとすると、インフレを抑制するために、より低い経済成長率まで下げる必要が出てきます。
昨日のエントリーでも披露したように、私は住宅ブームのその後については楽観的なんですが、今しばらく、米国経済の動向を見極める必要があるのかもしれません。

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下の子も殿堂入りする

先日、12月9日にニンテンドーDSのポケモンのゲームで、おにいちゃんが殿堂入りしましたが、今日は、下の子が殿堂入りしました。私が役所から帰ると、玄関に飛んで来て報告してくれました。6月20日にベッドが届いた時以来の素早さだったような気がします。
ここで下の子に確認したんですが、先日、おにいちゃんの殿堂入りの時のエントリーに間違いがありました。シンオウ地方版のポケモン図鑑を全国版にバージョンアップしてくれるのはナナカマド博士ではなく、オーキド博士らしいです。お詫びして訂正します。ナナカマド博士はポケトレをくれるんだそうです。
先週末にパシフィコ横浜で開催されたバトルフェスタ2006に行ってゲットした最強クラスのポケモンは役に立ったのかと聞いたんですが、足手まといになるばっかりで、ぜんぜん役に立たなかったそうです。

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2006年12月18日 (月)

米国の住宅ブームはバブルだったのか?

先日、米国経済の見通しについてエントリーをアップロードしましたが、今夜は、米国の住宅ブームについて、もう少し詳しく考えてみたいと思います。特に、少し前までの住宅ブームはバブルだったのかどうか、という点です。
日本では1990年前後のバブル経済の爪跡が、一部なんですが、まだ残っている地域や産業もあり、それに引き直して、米国の住宅ブームをバブルであるとする意見もあります。あるいは、おそらくはエコノミストでない人達の世界で、乱暴にブームをすべてバブルといい換える人もいたりします。でも、米国の住宅ブームはホントにバブルだったんでしょうか?
もちろん、これはバブルの定義次第なんですが、私は米国の住宅ブームはバブルではなかったような気がしています。資産価格の異常な高騰という点からは、バブルだったとするエコノミストもいるんでしょうが、住宅は実物資産の面も有しており、株なんかとは違います。
今年2月2日のエントリー「デフレが終わってバブルが生じている?」でも取り上げましたが、株や土地なんかは将来の期待収益を現在価値に割り引いた価格が付けられると仮定すれば、将来に対するとても楽観的な見通しに起因して、将来の期待収益が過大に見積もられたり、現在価値への割引率がとても低く評価されたりする結果、分子が大きくなって、分母が小さくなりますから、資産価格は跳ね上がりますが、逆に、最悪の場合には価格がゼロ近傍まで下落するリスクがあります。でも、住宅はそれ自体で十分な価値のある実物資産で原価もありますから、価格がゼロ近傍にまで下落することはないと考えられます。別の言葉でいえば、供給曲線が右上がりになっているということです。実際に、設計業者や建設業者をどんなに厳選しても、ある程度の原価はかかってしまいますから、これが下値を支えて、中古であっても住宅価格がゼロになることは考えられません。上値も下値もない株や土地とは大きく異なります。しかも、地域にもよりますが、米国などの住宅は日本の住宅よりも耐用年数が長い場合も少なくなく、新築時から価値が低下していくカーブの傾きが米国では日本よりもフラットにより近いことになります。
先日のエントリーでも書きましたが、米国よりも日本の方が米国経済の先行き見通しについてより悲観的なバイアスを持ちがちなのは、少し前までの米国の住宅ブームを1990年前後の日本の土地バブルになぞらえて理解している向きがあるからではないかと、私は考えています。しかし、このように、土地と住宅は違います。加えて、日本の住宅と米国の住宅は耐用年数が違います。ですから、少し前までの米国の住宅ブームはバブルではなかった可能性が十分あるのではないか、と私は考えています。

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2006年12月17日 (日)

午前中のカブ隊の後、午後はポケモンざんまい

今日は、朝から下の子のカブ隊の活動のために、集合場所まで付き添います。このところ、カブ隊に上進してからはビーバー隊のころと違って、ベッタリ付き添うのではなく、行きは集合場所近くの地下鉄の駅まで連れて行き、帰りはおにいちゃんの塾の時と同じで、最寄の駅までお迎えに行きます。その途中の活動中の時間は、私は赤坂図書館に行ったりして、適当に時間を潰します。

午後からはポケモンざんまいです。昨日は、最強クラスのポケモン欲しさに、バトルフェスタ2006が開催されているパシフィコ横浜に出かけましたが、ことほどさように、最近の我が家の子供達はポケモンばっかりです。ニンテンドーDSライトでのポケモンのゲームやポケモン・カードゲームもします。我が家は親子3人でポケモン・カードゲームのプレイヤーズ登録をして、3人ともIDをもらっていたりします。
下の写真は、私とおにいちゃんがポケモン・カードゲームをプレーする傍らで、ニンテンドーDSライトを持ち出してポケモンのゲームで遊ぶ下の子です。

ポケモン・カードゲーム

それから、少し前に、子供達がポケモン・カードゲームのプレイヤーズ事務局に登録してある我が家のジムの主たる活動場所が、引越し前の千葉県松戸市になっているといって騒いでいたので、先日、私がプレイヤーズ事務局に連絡を取って訂正のお願いをしたんですが、12月15日にホームページが更新されて、我が家のプラズマ・ジムの活動場所が東京都港区に変更なっていました。東京都のジムで港区は我が家だけのようですが、千代田区にまでジムがあったりするようですし、他の近場では新宿区や渋谷区にもあるようです。もちろん、他にもいっぱいあります。
下の写真は、ポケモン・カードゲームのプレイヤーズ事務局のホームページ関東エリアのジム一覧に入っている我が家のプラズマ・ジムの写真です。

プレイヤーズ・ジム

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2006年12月16日 (土)

ポケモン・バトルフェスタ2006で最強クラスのポケモンをゲット

今日はパシフィコ横浜で開催されているポケモン・バトルフェスタ2006に行きました。
何といっても売り物は、最強クラスのポケモンがゲット出来ることで、我が家の子供達はニンテンドーDSライトとポケモンのソフトを持って、大きな期待に胸を膨らませて出かけます。
取りあえず、午前中は下の子が出かける予定があり、女房が付き添って行きます。渋谷で待合わせをすることにして、私とおにいちゃんは遅れて出かけます。いつもの通り、マクドナルドで昼食を済ませて、私と子供達は渋谷から東横線で横浜に向かいます。東横線からみなとみらい線に乗り入れていて、最終駅が元町・中華街駅になっているなんて、ぜんぜん知りませんでした。おにいちゃんはヘンな駅名だと感じたようです。
みなとみらい駅で降りて、クイーンズ・スクエア横浜を通り、パシフィコ横浜に向かいます。このあたりから、行き交う人の中の小学生の比率が目に見えて高まり、中には、何人かの小学生はニンテンドーDSライトを大事そうに持っていたりします。我が家の子供達も気持ちが高ぶって来たようで、最後にポケモン・バトルフェスタ2006と書いたゲートが見えると走り出してしまいます。私がゲートに着いた時には子供達が行列の中に紛れ込んでしまっており、私はスタッフに事情を説明して、入り口近くで子供達を待って割り込みます。
私がよく訪ねている関西方面の方のブログを拝見すると、ポケモン・バトルフェスタ2006の皮切りとなった神戸会場では、とても混んでいて待ち時間も長かったようなことが書いてあったので、私はかなり強く警戒していたんですが、パシフィコ横浜ではほとんど待ち時間はないカンジだったです。会場入り口で2-3分待たされただけで、とてもスンナリと入ることが出来て、ラッキーでした。子供達はすぐに最強クラスのポケモンをゲットしました。ここで子供達の性格の違いが出て、下の子は何もいわれなくても作業を淡々と進めるんですが、おにいちゃんはスタッフのおねえさんに質問しまくります。まあ、いずれにせよ、小学生が出来ることなんですから、何の問題もなくすぐに終わり、会場に入ったところで子供達はゲットしたポケモンを確認します。
この季節にしてはとても会場が暑かったです。女房は今日は暑いといって、薄着を勧めてくれたんですが、私は混雑状況によっては待ち時間が長くなって帰りの時刻が心配だったので、少し厚着をしてしまったんですが、これは失敗でした。まあ、仕方がないので、会場で何枚か記念写真を撮り、そろそろ帰ろうかと考えていると、下の子がポケモンセンターの出張所のようなお店でお土産を買いたいといいます。おにいちゃんはポケモンセンターなんて我が家から遠くもないので、もう帰ろうといいます。おにいちゃんのいうことが正論で、下の子は何もいいませんが、私は下の子が宿題の作文のネタを欲しがっているのを察知して、汗だくになりながら列に並んで、タオルとお菓子を買い求めました。
ポケモン・バトルフェスタ2006の会場を出て、パシフィコ横浜の別のフロアで休憩します。早速、子供達はニンテンドーDSライトの通信機能でゲットしたポケモンを交換し、進化させます。子供達にいわせると、交換して進化させるのが大きなポイントなのだそうですが、何度説明を聞いても私は半分くらいしか理解できません。
結局、夕食までには帰りたいと思っていたところ、夕方くらいには家に帰ることが出来てしまいました。
下の写真は、パシフィコ横浜でのポケモン・フェスタ2006にて、最強クラスのポケモンをゲットする子供達と、それをニンテンドーDSライトの通信機能で交換する子供達です。

ポケモン・バトルフェスタ2006  ポケモン・バトルフェスタ2006

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2006年12月15日 (金)

米国経済の見通し

先日12月6日には日本経済の来年度見通しについて書きましたが、もちろん、日本経済に多大なる影響を及ぼす米国経済についても、知り合いのエコノミストから何回か話を聞く機会がありました。いくつか講演会にも出席しました。
メインシナリオは日本経済の見通しと同じで、来年年央にかけて踊り場を迎え、一時、景気は弱含むものの、住宅価格は年央までには底を打って、来年後半から景気は回復軌道に戻るというものです。とても楽観的です。楽観的過ぎるのではないかと思うんですが、現時点で、米国の政策金利であるフェデラル・ファンド金利5.25%の水準まで引き上げられており、景気の下振れリスクが顕在化しかけると、金利を引き下げる余地が大いにあり、結局は、米国連邦準備制度理事会(FED)が適切に対応するだろうといわれれば、そうかもしれないと思います。それだけに、今日発表された短観が予想通りに強かったにもかかわらず、今月の再利上げ見送りの公算が大きいと報じられている日銀が、いわゆるノリシロを欲しがって、金融正常化の掛け声も大きく、金利再引き上げを目論んでいる気持ちは分からないでもありません。

私にとって、いくつか出た講演会のプレゼンはどれも知っていることも多くて、そんなに面白くもなかったんですが、ある講演会では質疑応答が面白かったです。実は、この講演会でプレゼンした講師がシンクタンクにお勤めの私の知り合いのエコノミストだったので、その日の講演会前に応接室で雑談をしていた時に、米国経済の強気派と弱気派について、質疑応答の伏線となるお話を聞きました。すなわち、日本では米国担当のエコノミストのほうが強気で、日本担当の方が米国経済については弱気の見方をしており、米国では、日本人エコノミストよりも米国人エコノミストの方が強気らしいです。どうも、米国経済に詳しいプロであればあるほど、強気になっているようなカンジのお話でした。
この日の講演会後の質疑応答で、確かに、とても経済のプロとは思えない観点から、シロートに見られかねない弱気な質問が出たものですから、私は大笑いしそうになりました。とても強い信念に裏打ちされているのは感じられたんですが、根拠は疑問を呈する向きもあり得そうな気がしました。最後には、講師のエコノミストが「この話は、吉岡さんにしたことがありますが、…」と唯一かもしれない出席者の知り合いである私の固有名詞を出して、いかにも、私の助け舟を求めているようだったので、出来るだけ、講師の趣旨に沿って話題を転換するべく努力しておきました。

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2006年12月14日 (木)

どうして賃金は上がらないのか?

昨年の今ごろは、私は今年2006年は景気拡大が続く中で、人手不足から賃金が上昇して、単位労働コストも上がり、デフレ脱却が可能となると考えていました。今でも日銀はフォワードルッキングに、1年前の私と同じことを考えているような気がします。ちょうど1年前の昨年2005年12月15日付けのエントリーにもそのようなことを書きました。当時の日本経団連の奥田会長も賃金引上げを容認する発言をしたりしていました。でも、今から考えると、日本経団連会長として、というよりも、絶好調の業績を続けるトヨタ会長としての発言だったのかもしれません。
しかし、今年に入っても一向に賃金は上がらず、単位労働コストマイナスを続けています。所得が増えませんから、景気拡大期間がいざなぎ景気を越えたと考えられるにもかかわらず、実感がないと報道されるのも無理はありません。株価も東証の日経平均で見る限り、昨年末から現時点までほとんど上昇していません。為替も少し円高が進みましたが、依然として、ボックス圏にあるようです。
その他の指標はともかく、賃金がなぜ上がらないかというと、いろんなエコノミストと意見交換してきて、2つの説がありました。ひとつは日本経済にまだまだスラックがあるというものです。要するに、インフレを加速しない失業率であるNAIRUは、みんなが考えているような4%近傍ではなく、もっと低いというものです。現状の4%を少し超えたくらいの失業率はフィリップス曲線のフラットな部分にまだあり、もっと失業率が下がらないと賃金上昇は起こらないとする考え方です。少しきつい前提を置けば、日本の潜在成長率は政府や日銀の2%弱よりも、もっと高いといっているのと同じです。
もうひとつの考え方は、賃金の決定構造が大きく変わったとするものです。私は何人かのエコノミストから経済分析のニューズレターを受け取っていますが、今朝は、「インフレは来ない?」と題して、失業率などの労働指標と賃金の関係は崩壊した、とするレポートがありました。サービス経済化の進展などの産業構造の変化や高齢化により、賃金の下押し圧力が大きいというものです。経済の国際化が進展した結果、労働者よりも株主をより重視するガバナンスの変化も一因です。また、別のエコノミストから、基本賃金よりもボーナスなどの業績連動部分の比率が高まったが、企業の業績は大幅に改善しているにもかかわらず、そんなにボーナスを大幅に引き上げるわけにもいかず、いわば、激変緩和措置として賃金が企業業績と比較して上がりにくくなっているとの説もありました。フィリップス曲線の崩壊を原因とする説ともいえます。
結論をいうと、私は前者の意見に近いです。ただし、現在の失業率がフィリップス曲線のフラットな部分にあるというのは同意するんですが、その原因はスラックがあるというより、期待により拡大(augment)されたフィリップス曲線が、余りに常識外れて左方、あるいは、下方にシフトしている可能性が高いと考えています。要するに、デフレ期待がまだまだ根強く残っているといえます。
私のを含めて3つの説に対して、経済政策の処方箋は違ってきます。第1のスラック説に対しては、政策的に需要を喚起する必要が浮かび上がります。世界的なスタンダードからすれば、金融政策の活用になります。第2の賃金構造説を採れば、フィリップス曲線が崩壊しているのですから、政策的な対応は難しい可能性が高いと思います。第3の私の説ですと、やっぱり、第1の説と同じように金融政策の出番なんですが、期待に働きかける必要がありますから、その対応は第1の説とかなり違ってくると考えられます。また、まったく別の処方箋として、賃金に頼らずに所得を引き上げる方法を考え、金融資産市場などを整備して投資により所得を増やそうとする解決策も成り立ちますが、今夜のテーマからすれば、これは別の独立したテーマです。金融資産の保有状況からして、格差拡大につながる恐れも大きいです。

長くなってしまいましたが、現在の景気拡大を長続きさせるためにも、より力強く実感あるものとするためにも、賃金の上昇が十分条件になると私は考えています。

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2006年12月13日 (水)

プレスコット教授のコラム

今夜はゲームばかりではなく、少しエコノミストとして、別の新聞ネタでコメントしておきたいと思います。
今朝、私の手元に届いたWall Street Journalの12月11日付けのコラムで、2004年にノーベル経済学賞を受賞したプレスコット教授が、Five Macroeconomic Mythsと題するコラムを書いていました。直訳すれば、マクロ経済学における5つの神話、ということになると思います。この場合の神話とは、疑わしいという意味を含意していると思います。
プレスコット教授のいうところの5つの神話を列挙すると以下の通りです。ただし、すべて米国経済に関することですので、念のため。

  1. Monetary policy causes booms and busts.
  2. GDP growth is extraordinary in the 1990s.
  3. Americans don't save.
  4. The U.S. government debt is big.
  5. Government debt is a burden on our grandchildren.

もちろん、タイトルの通り、プレスコット教授はこれらの5つのテーマについて、否定的な論調を展開しています。ただし、前の2点と後の方の3点は明らかに観点が違っています。すなわち、後の方の3点は米国経済に関する悲観的な見方であり、プレスコット教授はそれを否定しようとしていますが、最初の2点はもう少し理論的な観点から米国経済を論じています。コラムの最初の書き出しが、The sky is not falling.ですから、悲観的な論調を否定する楽観的な主張を展開しようとしているようで、ひょっとしたら、後の方の3点が主たるコラムの論点なのかもしれませんが、単純に語数で測った長さは第1の論点がもっとも長かったりします。リアル・ビジネス・サイクルに関する理論でノーベル賞を受賞したプレスコット教授らしいといえば、それまでかもしれません。
でも、私がガッカリしたのは、最後の結論で、少なくとも3つの教訓が得られるとして、その最初のが、Context matters.であることです。そんなんだったら、何でもいえるような気がします。
いずれにせよ、マクロ経済に対するとても単純でスタイライズされた見方を再考しようとの意気込みは感じられ、そういう向きには参考になるかもしれませんが、それだけのような気もします。私にとっては難解な英語でしたが、チャンスのある方は読んでみることをオススメします。

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ドラクエIXはニンテンドーDS向けに開発

今日は、コンピューターやゲーム関係でそれなりの注目すべき大きなニュースが2つありました。
ひとつは夕刊各紙で報じられていますが、Winny開発者が裁判で有罪になったことです。罰金刑のようです。私はこちらにはあんまり興味がありません。パスします。
もうひとつは、全国紙の夕刊にはほとんど報じられていませんでしたが、ゲームソフト開発会社であるスクウェア・エニックスがドラクエの次期最新版ドラクエIX「星空の守り人」ニンテンドーDS向けに出すことを発表したことです。スクエニのスクウェアの方の開発になるファイナル・ファンタジーについては引き続きPS3向けに次期最新版XIIIを開発することが決定していて、公表もされているんですが、スクエニのエニックスの方のドラクエは任天堂のゲーム機に戻すようです。ドラクエはもともとが任天堂のスーパーファミコンなどのゲーム機向けのソフトでした。すなわち、ドラクエVIまでは任天堂のゲーム機向けで、ドラクエVIIとVIIIだけがPS2向けとなっていましたので、スクエニとしては、元に戻した、ということかもしれません。
我が家も買ったニンテンドーDSライトが売れに売れている中で、勝ち馬に乗ったとの見方もできますし、スクウェアとエニックスが合併して出来たスクエニの会社として、任天堂とソニーの二股をかけた、との考え方もありえます。今年半ばに、スクエニがニンテンドーDS向けにドラクエ・モンスターズを出したころから、任天堂への乗換えを考えていたフシがあると指摘する専門家もいたりします。私にはよく分かりません
いずれにせよ、ニンテンドーDSとDSライトが累計で1200万台くらい売れに売れている中で、2000万台の大台を達成するのには圧倒的な援軍と考えられる一方で、PS3には苦しい展開となったように見えます。しかし、私はドラクエはニンテンドーDS向けだけのソフトとは限らない可能性もあると考えています。つまり、中身を一部リメイクした上で、タイトルを少し替えたりして、PS3向けに出荷する可能性も十分あるようです。でも、やっぱり、ソニーはショックでしょう。これで、ビデオの時のベータマックスみたいに、ブルーレイディスクがコケたりすると、今は完売が続いているPS3の売れ行きに大きな影響が出る可能性すらあります。

我が家も据置き型のゲーム機の購入を考えないでもないので、今少し様子を見たいと思います。

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2006年12月12日 (火)

年賀状の方針転換

年賀状をどうするかで悩んでいます。例年、我が家では秋の紅葉シーズンに一家そろって写真を撮って、それを年賀状に印刷していました。昨年は松戸の本土寺に行った時の写真を使いました。印刷も昔の100枚ロットではなく、30枚とか、40枚くらいのロットで仕上げてくれるので、そんなにたくさんの年賀状を出さない我が家でも、手軽に印刷が出来るようになりました。
でも、今年は年賀状向けの写真を撮りに行く時間的余裕がありませんでした。大きな要因は、ニンテンドーDSライトで子供達がポケモンのゲームを遊びまくって、絵画館前のイチョウ並木まですら外出してくれなかったことだと私は考えています。まあ、それはともかく、今週に入ってから、ニューヨークとチリのサンティアゴにいる友人向けにクリスマスカードを買ったついでに、年賀状も見て回りました。あけましておめでとうとか、来年の干支のイノシシの絵とかが書いてあり、後は、差出人の住所と氏名を書き込めばいいようになっているヤツです。でも、下見したサンプルが悪かったのかもしれませんが、とても割高に感じました。これなら、最初から自分でパソコンでデザインして、プリンターで印刷するする方がいいのではないかとすら感じられました。
しかし、幼稚園時代から絵が下手なことには定評のある私ですし、いろんな便利なソフトがあるとはいうものの、年賀状デザインには自信がありません。そうこうしているうちに、先日、このブログでも取り上げたおにいちゃんのお誕生祝いの写真が出来上って来ました。ウチの子供達が2人で仲良くかわいく写っているのがあります。育ち盛りの小学生が2人いるのですから、親戚一同にしかるべく成長している子供達を知らせたいと思いますし、一家4人そろっての写真ではありませんが、これで来年の年賀状を作るか、と、大きな方針転換をしつつある今夜です。

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2006年12月11日 (月)

ピノチェト将軍が死去

チリの元大統領で、1973年に当時のアジェンデ政権をクーデタで倒して、1974年から90年までチリ大統領の職にあったピノチェット将軍が91歳で死去しました。長くなりますので最初の2パラグラフだけですが、いつもの朝日新聞のサイトから引用すると、以下の通りです。

73-90年にかけてチリで軍事独裁を敷いたピノチェト元大統領(91)が10日、急性心不全のためサンティアゴ市内の病院で死去した。同氏の軍事独裁下、約3000人が殺害・行方不明になったとされる。一方で社会主義政権を倒して経済を再建した救国の英雄と崇拝されており、国論は長く二分されてきた。だがここ数年は、軍事政権下の人権侵害などについて訴追が進んでいた。
地元テレビによると、病院前では支持者が集まり、国歌を歌って死を悼んでいる。一方で、「独裁者」の死を喜ぶ人々もサンティアゴ市内の路上に集っている。地元紙のアンケートでは、55%が国葬に反対している。

私は在チリ大使館に3年間勤務しましたが、その当時でも、ピノチェット将軍は軍の最高司令官として、隠然たる勢力を有していました。ある晩に、自動車を運転していて道に迷い、ピノチェット将軍の自宅近くの道に迷い込んで、カービン銃を持った兵士に制止されたこともあります。外交官ナンバーの自動車だったので、手荒なマネはされませんでしたが、顔の間近に銃口を突きつけられるのは怖かった記憶があります。
引用した記事にもある通り、左派を弾圧して大量の死者や行方不明者を出し、その被害者などから蛇蝎のように嫌われていた一方で、社会主義政権をクーデタで倒して自由主義的な経済改革を進め、完全に崩壊していたチリ経済を立て直した英雄であると称える人もいたりします。今日付けのFinancial Timesでは、この点を評してなんだろうと思いますが、controversialと表現していました。もっとも、現在の中南米には、ベネズエラのチャベス大統領とか、ボリビアのモラレス大統領とか、はては、キューバのカストロ議長とか、controversialな元首にはこと欠きません。
引用した記事にもある通り、国民の過半数が国葬に反対しており、軍葬として執り行われるようです。現職の大統領であり、ピノチェット軍政下での拷問の犠牲者でもあるバチェレ女史は早々に欠席を決めたそうです。経済的にはシカゴ学派をバックボーンにして成功を収めましたが、政治的には強権路線で国内の融和が実現されず、最後まで裸の王様だったような気がしないでもありません。
しかし、独裁者の末路は哀れなものといわれていますし、民主主義が必ずしも十分に成熟していない国では、独裁者が退陣することは、国外に亡命するか、国内に留まれば何らかの訴追を受けるか、ひどい時は暗殺されるか、と相場は決まっているんですが、私が駐在したことのあるチリとインドネシアでは、独裁者が退陣しても、それなりの訴追は受けたものの、高齢による体調不全などもあって、結局、長寿で国内に留まっているのは不思議なめぐり合わせだと思っています。お隣の韓国なんて、ずいぶんと経済成長を遂げたんですが、やっぱり、軍出身の元大統領は山に蟄居させられたりしているんですが、経済規模が韓国まで達しないチリやインドネシアで、軍出身の元大統領の独裁者が、亡命も暗殺もされずに国内で高齢まで生き長らえているのは、両国の国民性の故なのか、と考えたりしています。
少し脱線してしまいましたが、いずれにせよ、ひとつの時代が終わったと受け止めています。

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2006年12月10日 (日)

お散歩の後は留守番

今日は少し外出した後、留守番でした。
ジャカルタのころのお友達が正月休みなんでしょうか一時帰国しているとかで、子供達がこどもの城に出かけます。我が家からでしたら、十分、徒歩圏内です。奥様方はおしゃべりです。この季節に合わせていえば、男の職場の忘年会のような位置付けではないかと想像しています。どちらにせよ、私の出る幕はありません。
昼前に出かけて、渋谷のマンガ喫茶ゴルゴ13の最新刊を読みます。マンガ喫茶を出てから、子供達の手袋がボロくなっているので、スペイン坂ユニクロに行きましたが、キッズは置いていないといわれてしまいます。風は強かったですが、お天気もよかったので、のんびりと渋谷から原宿まで明治通りを散歩して行きます。渋谷から原宿に行くに従って、歩道が狭くなります。そのせいでもないんでしょうが、今日はすごい人出でした。アチコチでクリスマス・セールが始まっています。でも、原宿のユニクロにもキッズは置いていませんでした。仕方がないので、久し振りに竹下通りに探しに行きます。ホントにすごい人出でした。めぼしいお店を何軒か当たりますが、どこにも子供向けの手袋はありません。地球温暖化が進んで、東京では手袋が不要になったんでしょうか?
仕方がないので、表参道の通りを青山まで歩いて、我が家に帰って来ました。かなり長いお散歩でした。結局、ゴルゴ13を読んだだけで、子供達の手袋は見つかりませんでした。

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2006年12月 9日 (土)

おにいちゃんのお誕生日のお祝い

昨日がお誕生日だったおにいちゃんのお祝いを今夜の夕食でしました。
お買い物冷たい雨は降っている上に、ポケモンのゲームに熱中しているので、子供達は女房の買い物には付いて行かないのではないかと思っていたんですが、兄弟そろって2人で女房とともに買い物に行きました。ちょっとびっくりでした。私は留守番です。1時間半ほどで帰って来ます。左上の写真は、家に帰って来たところを撮ったものです。おにいちゃんはケーキを持っています。お誕生日とクリスマスは何といってもケーキが欠かせません。
食いしん坊の下の子は食べ物のチェックについて行ったようなもんです。手ぶらで帰って来ました。大好きなおにいちゃんの誕生日がうれしいのもさることながら、夕食のお誕生祝いのご馳走が楽しみな様子です。お寿司は宅配で注文してあったんですが、その他に、兄弟そろって大好きなエビチリや肉団子などを買って来ました。でも、お刺身とお寿司はさいごまでどちらにするか悩んだそうです。
なぜか、下の子は私がやったヒスイの指輪を身につけてオシャレして、おにいちゃんにも華やかな格好をするようにオススメします。家族だけの家の中での夕食会なんですが、パーティーか何かと間違っているような気がしないでもありません。でも、そういえば、下の子の5歳のお誕生会はジャカルタ生活最後のイベントだったんですが、その直前のジョグジャカルタへの家族旅行で銀製の指輪を買い与えて、お誕生会の時にしていた記念写真も残っています。
おにいちゃんは10歳になりましたので、何となく、一区切りついたような気がしないでもありませんが、何たって、10歳はまだ小学生なんですから、まだまだこの先は長いんだろうと覚悟しています。ひそかに、親バカも当分は続けられるんではないかと思います。

上の段は、お誕生祝いの豪華お料理を並べたテーブルを前にして、主役のおにいちゃんを中心に私と女房が交代で撮った写真です。下の段の写真は、電気を消してケーキのローソクだけを頼りに写してみたんですが、このあたりが我が家の3年落ちのコンパクト・デジカメと私の腕の限界なんでしょう。

お誕生日のお祝い  お誕生日のお祝い
お誕生日ケーキ

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おにいちゃんが殿堂入りする

午後からも外は雨が降り続いています。とても冷たい雨です。
ポケモン・ゲーム子供達は午前中でおにいちゃんの勉強が一段落したので、予定通り、ポケモンのゲームで遊びます。左の写真の通り、下の子がおにいちゃんの部屋になだれ込みます。入り浸り状態です。そして、とうとう、おにいちゃんが殿堂入りしました。殿堂入りすると、ナナカマド博士から全国版のポケモン図鑑がもらえるそうです。シンオウ地方を制して全国に進むわけではなく、ポケモン図鑑が全国版になるだけだそうです。このあたりは、私はゲームをしていないので、よく分かりません。なかなか大変なことなのだろうということは、下の子がとてもうらやましがっているので理解できます。
詳しい説明をしてもらおうと、子供達に尋ねましたが、ポケモンのゲームに熱中していて、まともには取り合ってもらえませんでした。
3時過ぎから女房がおにいちゃんの誕生祝の夕食の買い物に行くので、下の子は付いて行くといっていますが、ゲームに熱中したままではホントに行くかどうか、私は大いに怪しいと思っています。

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冷たい雨が降り、午前中は家で過ごす

今日の午前中の東京は冷たい雨が降りました。
ポケモン・カードゲームおにいちゃんは勉強し、ヒマを持て余した下の子は私がお相手します。ポケモン・カードゲームで遊びます。おにいちゃんも勉強の休憩の合間に対戦を見に来ます。左上の写真の通りです。実は、昨日の金曜日、知り合いのエコノミストとのランチで日本橋コレドに出たんですが、ついでに、ポケモンセンター・トウキョーに立ち寄り、ボーナスが出て気が大きくなったもので、子供達のお土産にと思って、少し拡張パックを買い求めました。ニンテンドーDSライトのゲームにもなったダイヤモンドとパールの拡張パックです。でも、この拡張パックとは何の関係もなしに、下の子はエスパー・タイプのポケモンを中心にしたデッキを組みます。3戦対戦して、2勝1敗で下の子が勝って大満足でした。

午後からは何をするんでしょうか?
今夜の夕食は、エビチリ、お寿司、大きな肉団子などの豪華夕食で、家の中でおにいちゃんのお誕生会です。もちろん、ケーキもあります。

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2006年12月 8日 (金)

ボーナス支給日に冬休みの子供向け映画をレビューする

12月に入ってから1週間がたち、クリスマスが近づいてきました。別の角度から見ると、今日は公務員のボーナス支給日です。通常は12月10日なんですが、週末なので繰り上がっているらしいです。いつもの朝日新聞のサイトから公務員ボーナス支給に関するニュースを引用すると以下の通りです。

国家公務員に8日、冬のボーナスが支給された。管理職を除く行政職職員(平均年齢34.7歳)の平均支給額は約68万3000円。前年同期比で約1000円(約0.1%)の微増だった。人事院が2年ぶりに月給、ボーナスを据え置くよう8月に勧告しており、支給月数も前年と同水準の2.31月となった。
主な特別職の支給額は、安倍首相と島田仁郎最高裁長官が約582万円。河野衆院議長、扇参院議長は約553万円。閣僚は約424万円。国会議員は約330万円。ただ、安倍首相は30%、国務大臣は10%の返納を申し合わせている。
一方、地方公務員の一般行政職職員(平均年齢36.2歳)のボーナスは、国家公務員と同じ支給月数による試算で約65万2000円と、やはり約1000円の微増だった。

クリスマスということは小学生の冬休みの始まりでもあります。夏休みはもちろん、冬休みなんかでも、我が家ではまとまった休みごとに映画に行っています。我が家の子供達はテレビも好きですが、映画が大好きです。映画館に行って大きなスクリーンで迫力サウンドを聞きながらの映画は、やっぱり、テレビでは味わえない娯楽の王様です。さらに、大型の液晶テレビを買わない我が家のようなビンボくさい家には、映画を見に行くのは特別の娯楽です。この1年くらいで考えても、昨年の冬休みは12月25日のクリスマスの日に有楽町のスバル座ムシキングとセイザーXの2本立てを見ました。春休みには4月2日にケロロ軍曹と怪傑ゾロリの2本立てを渋谷の映画館に見に行きました。ゴールデンウィークは5月3日に有楽町マリオンクレヨンしんちゃんを見に行きました。夏休みはおにいちゃんの塾の夏期講習があったので、下の子だけ私と8月6日にマリオンゲド戦記を見に行きました。それから、やっぱりマリオンに家族そろって8月10日にポケモンを見に行きました。
そこで、今年の冬休みの子供向け映画について、少しYahooの映画情報を調べてみました。Yahooの映画情報ですから、今夜のエントリーではネタバレはないと思います。

最初の有力候補は、春休み映画の「ナルニア国物語」をパスしたディズニーです。「ライアンを探せ!」です。「ナルニア国物語」と違ってアニメです。ストーリーは、何者かにさらわれた子ライオンのライアンを探し出すため、父親サムソンと仲間たちが大都会ニューヨークで冒険の旅に出る愛と勇気のアドベンチャー、とのことです。もちろん、ディズニー・アニメーションの最新作で、離ればなれになって初めて身に染みる親子のきずなの尊さと奇跡に彩られたストーリーが大きな感動を誘っているようです。日本では、人気お笑いコンビのオリエンタルラジオが吹替え版の声優に挑戦していることも話題を呼んでいます。
次に注目しているのは、必ずしも子供向けではないかもしれないんですが、阪神・淡路大震災で被災し、60歳目前にしてプロゴルファーを目指した実在の人物・古市忠夫氏の活躍を描いた「ありがとう」です。ストーリーは、1995年1月17日未明、阪神・淡路大震災が発生し、神戸市内でカメラ店を営んでいた古市忠夫(赤井英和)は、友も家も財産も失ってしまい、町の復興のためにボランティアに奔走しますが、ある日、震災を免れた自分のゴルフバッグに出会い、奇跡を感じた忠夫は、60歳を前にゴルフのプロテストへ挑戦することを決意する、というものです。総製作費15億円の巨費を投じて創り上げた冒頭40分間に及ぶ震災シーンも必見だそうです。
3番目は、やっぱりアニメで、人間に育てられた甘えん坊のクマが、生まれて初めて森に放り出され、相棒のシカと町を目指すフルCGアニメの「オープン・シーズン」です。ストーリーは、パークレンジャーのベスに育てられたクマのブーグは彼女を母親のように慕い、人間の世界で何不自由のない生活を送っていましたが、ある日、ハンターに捕まったシカのエリオットを助け、コンビニで大騒動を起こしたことから、エリオットとともに森へ返されてしまい、慣れない野生の生活に戸惑うばかり、というものです。ラストの動物vsハンターの知恵比べ戦は必見だそうです。
4番目は、 世界で4500万部を超えるベストセラーを記録する、E.B.ホワイトのファンタジー小説を最新CGI技術で映画化した「シャーロットのおくりもの」です。ストーリーは、農場を営むエラブル家に11匹の子ブタが誕生しますが、最後に生まれた小さな子ブタはか弱く、農場の娘ファーン(ダコタ・ファニング)に育てられることになり、やがてファーンの手を離れ、向かいのザッカーマン農場に預けられることになったウィルバーは、そこでクモのシャーロット(声:ジュリア・ロバーツ)に出会う、というものです。心温まるストーリーと夢のようなファンタジー映像が話題になっているようです。
5番目は、1993年から「ビッグ・コミック・スピリッツ」誌上で連載された、松本大洋原作による伝説的な超人気漫画の劇場版アニメである「鉄コン筋クリート」です。ストーリーは、昔ながらの義理と人情が支配する街“宝町”を拠点に、何ものにも支配されずに自由に飛び回る“ネコ”と呼ばれるふたりの少年クロとシロは誰よりも街を知り尽くしていましたが、その愛する宝町に再開発と呼ばれる変革の荒波が迫ってきて、その影響でヤクザと暴力といった“退廃”が同時に街に押し寄せてしまう、というものだそうです。アニメなんですが、子供向けではないかもしれません。
最後も洋画で、サンダンスを始め、多くの国際映画祭で、スタンディング・オベーションの絶賛を受けたロードムービー「リトル・ミス・サンシャイン」です。ストーリーは、小太りの眼鏡っ子、オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は美少女コンテストで優勝することで、地方予選で繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論に取りつかれる父リチャード(グレッグ・キニア)や母のシェリル(トニ・コレット)、自殺を図ったゲイの伯父フランク(スティーヴ・カレル)らと車で決勝大会の会場を目指すんですが、いろんな騒動に巻き込まれる、というものです。機能不全に陥った一家族が、旅を通して再生していくハートウォーミングな展開が見どころで、何といっても話題は、第19回東京国際映画祭で最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、観客賞など最多3部門を受賞したことです。

我が家はディズニーの「ライアンを探せ!」で落ち着くんではないかと思っています。実は、役所の共済組合から毎年末には映画のタダ券をくれるんですが、すでに、私の分だけは「ライアンを探せ!」のチケットを入手していたりします。それにしても、2夜連続で経済評論の日記を書き続けて、少し疲れましたので、今夜のエントリーはコピペで軽く済ませてしまいました。

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今日はおにいちゃんの誕生日

今日はおにいちゃんの誕生日です。小学4年生ですから10歳になりました。でも、今夜はに行かねばならないので、豪華夕食お誕生会は明日の夜にするそうです。区切りの10歳で大きくなったもんだと喜んでいます。お誕生日のプレゼントは自転車で、すでに、12月1日付けで写真付きのエントリーをアップロードしてあります。
食いしん坊の下の子は明晩のお誕生会の豪華夕食をとても楽しみにしています。

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2006年12月 7日 (木)

景気循環に関するなぞなぞ2題

昨夜のエントリーで予告したように、今夜は景気循環に関するなぞなぞを出したいと思います。昨年の金融政策とデフレに関するなぞなぞ3題は(1)金融政策の波及ラグの長さは、引締め期と緩和期で対称か非対称か、(2)ゼロ金利解除に伴ってイールドカーブはフラット化するかどうか、(3)単位労働コストとデフレ脱却との関係、の3点でしたが、とても詰めの甘い性格のために結論を得られませんでした。
詰めの甘い性格は今に始まったことではなく、高校時代には進学先を法学部か経済学部かで考えた末に、詰めが甘いので法曹界では通用しないといわれたこともありますし、役所の上司からは詰めが甘いのでゴルフは上達しないといわれたこともあります。この上司はすでに退職していて、役所では私とともに彼の方も詰めが甘いと自覚していたんですが、民間シンクタンクでエコノミストとしてご活躍のようですから、法曹界と違ってエコノミストの業界では詰めの甘さは大きな欠点にはならないのかもしれません。

さて、ひとつめのなぞなぞは日米景気循環のシンクロ化です。大雑把にいって、1980年代は日本経済が好調で米国経済がイマイチでした。ですから、1980年代末のバブル経済期には日本経済礼賛の嵐が起こりました。しかし、バブル崩壊後、1990年代はこれが逆転して、好調な米国経済とバブル崩壊で真っ逆さまに転落した日本経済がコントラストをなしました。しかし、前世紀末の2000年前後のITバブルとその崩壊の後、今世紀に入ってからは日米景気がシンクロしているように見受けられます。特に極超短期なんですが、今年から来年にかけては日本の景気は米国次第と昨日のエントリーでも書きましたし、日米景気はシンクロ化しているような気がします。これは単なる偶然なのか、それとも、軍事や政治の面で世界で唯一の超大国となった米国が日本経済に対しても決定的な影響度を大幅に増した、あるいは別の言葉でいえば、覇権を握った結果なのか、エコノミストとしてとても興味があります。
もうひとつは、在庫循環の変容です。2002年1月を谷として始まった現在の景気回復・拡大は2004年と来年と2回の踊り場を迎えても、結局、ピーク・ボトムをつけずに拡大を続けるとのシナリオがメインになっています。これが正しいとすれば、景気の振幅がとても小さくなった可能性があります。思い起こせば、バブル真っ只中の平成元年度の経済白書は世相を反映して、とても浮かれ切っていたんですが、サービス経済の進展を捉えて、製造業と違ってサービス業には在庫がないことから、在庫循環は消滅して永遠の反映が続く、みたいな記述が随所にちりばめられていました。実は、前世紀末の米国のITバブルのころのニューエコノミー論でも同じようなことがいわれたりしましたが、これらの景気循環の変容に関する楽観的な見方が、ひょっとしたら、今こそ現実化している可能性があるのかもしれません。この例外はIT産業で、産業自体が成長期にあることから、IT在庫は昔ながらの在庫循環がきれいな形で現れていたりします。現時点でも、IT在庫が増加していますが、これが積増し局面なのか、積上り局面なのかについては見方が分かれると思います。

昨年12月のなぞなぞの詰めが甘かったことを反省して、今年は私から一定の方向性を出しておきたいと思います。今の出向中の職場ではソフトウェアも充実していなくて、ちゃんとした実証分析はムリなんですが、直感的に、最初の問は否定的で、2番目の問は肯定的に考えています。
見識あふれる方々からのコメントをお待ちしています。

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2006年12月 6日 (水)

来年度経済見通し

いろんな業界の知り合いのエコノミストに来年度経済見通しをお聞きしました。シンクタンクのエコノミストの他、証券会社のセルサイド、機関投資家のバイサイドなどです。おしなべて、来年年央に日本の景気は踊り場を迎えた後、世界経済の回復とともに年度後半には再び成長率を高める、とのシナリオがメインだった気がします。もちろん、中には、踊り場なしで経済成長が加速するとの意見もありましたし、逆に、踊り場からもう一歩踏み込んで、ピーク・ボトムをつける、との意見もありましたが、中心的な見通しは、来年年央に弱含んで踊り場を迎えるが、景気後退局面には入らず、年度後半は回復というカンジだったと思います。
見通しに強弱があるのは、ひとえに米国経済次第だからです。米国経済がソフトランディングして、来年2%半ばの成長を達成するとの前提なら、日本経済もそんなに落ち込むことはなく、米国経済が2%を割り込むようなハードランディングなら、日本経済もそれなりに落ち込む、との見通しだったような気がします。前者がメイン・シナリオのようでした。要するに、日本経済は米国次第というわけです。

メイン・シナリオに対して、景気が下振れするリスクは3点あります。第1は、日銀ががんばり過ぎて金利を大幅に上げることです。現時点では、今月中か来年明け早々にオーバーナイト・コールの金利を25ベーシス引き上げるとのシナリオが一般的でしたが、その後もがんばり過ぎて金利を引き上げるのであれば、日本経済は腰折れする確率が高まります。ただし、これは私の推測なんですが、オーバーナイト・コールを25ベーシス引き上げただけなら、実態経済に影響を与えるであろう長期金利はそんなに影響を受けずに、イールドカーブはフラット化するだろうと考えられるんですが、金利そのものではなく、為替が円高に振れることによるリスクの方が大きいような気がします。
第2は、米国経済のダウンサイドリスクです。大勢は2%台半ばでソフトランディング、とのシナリオを描いているようですが、1%台半ばのハードランディングとの意見もありますし、私なんかは1%近傍までの下振れリスクまでありえると思っています。私の考える1%近傍ということは、四半期別で見るとゼロ成長の期がありえる、ということです。でも、早ければ、春先にもFEDが利下げに転ずるでしょうから、本格的に米国経済がリセッションに陥るリスクは小さいと考えられます。
第3は、欧州経済です。欧州経済はようやくドイツが着実に景気回復を進めているんですが、これがやや怪しいと私は考えています。というのは、ドイツでは来年から付加価値税率を現行の16%から19%に引き上げることを決めており、現在の景気はその駆込み需要の可能性があることです。日本でも1997年4月に消費税が3%から5%に引き上げられ、1996年末から1997年1-3月期に駆込み需要が発生して、これを誤解したどこかの大臣が「桜の咲くころには景気回復」と発言して、大恥をかいたことがあります。今では財務大臣になっていらっしゃいますが、それはともかく、2%ポイントの引上げでもあれだけの駆込み需要があったんですから、3%ポイントの引上げなら、それ相応の駆込み需要があってしかるべきだと思います。でも、多くのエコノミストは忘れているような気がしてなりません。
知り合いのエコノミストに、3点のリスクに官庁エコノミストはどう対応するのか、と聞かれたんですが、日銀は政府から独立した中央銀行ですし、米国やドイツにいたっては完全な独立した主権国家ですから、政府に勤務する官庁エコノミストとしては手の打ちようがない、と冗談で答えておきました。

長くなってしまいましたので、今夜はこれまでとしますが、明日は、昨年12月にも出したなぞなぞを出したいと思います。昨年12月のなぞなぞは12月21日になぞなぞ3題として金融政策について出しましたが、はなはだしく詰めの甘い性格が災いして、結局、結論を得られませんでした。性格なんてそんなに変わりはしませんから、今年もそうなりそうな気がしますが、今年は景気循環について、明晩になぞなぞを出したいと思います。

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2006年12月 5日 (火)

フィジー情勢が緊迫

南の島のフィジーで首相の自宅を軍が包囲し、政府と軍の対立が激化して、クーデタの危険が迫っているようです。長くなりますが、いつもの朝日新聞のサイトから引用すると、以下の通りです。

00年のクーデター首謀者らへの恩赦法案などを巡ってガラセ首相と軍が対立している南太平洋のフィジーで5日、首相の自宅を兵士らが包囲した。首都スバ各地には軍の検問所が設置され、政府施設も兵士らが巡回している。軍は首相の自主的な退陣を促す方針とみられ、これを拒否する首相側と軍とのにらみ合いが続いている。
現地からの報道によると、5日午前、スバ市内の首相の自宅に兵士らが車両で到着。敷地内に入ったとの情報もある。兵士らは政府公用車の鍵を受け取り、乗車して去った。他の閣僚たちの車も没収された模様だ。
首相は豪ABCテレビのインタビューで「私と家族は拘束されるだろう。だが、恩赦法案の撤回など司令官の要求に従うことはできないし、辞任するつもりもない」と語った。また、ニュージーランドのラジオに対して首相は「事実上のクーデターが起きている」と述べ、軍を強く非難した。
軍のバイニマラマ司令官は恩赦法案の撤回や首相の辞任について、4日までに回答するよう求めていた。首相の回答がなかったことから、軍は同日、警察の武器押収や大臣らの警護部隊の武装解除などに踏み切ったうえ、スバに戻ったガラセ首相が首相官邸に入るのを阻止した。
司令官は5日、イロイロ大統領と面会。現地からの報道によると、大統領は軍の行動に同調している模様だ。
一連の行動について司令官は「武器が軍や市民に向けられるのを防ぐため」と説明している。
米国やオーストラリアなど周辺国が厳しい目を向けていることもあり、慎重な姿勢をとっているとみられる。
フィジーでは00年、フィジー系武装集団が議会を占拠し、インド系のチョードリ首相(当時)らを拘束。軍が介入し収束させた。フィジー系で国民の融和を掲げるガラセ首相は昨年、首謀者らに恩赦を与える法案を提出したが、事件の標的の一人だった司令官が反発。対立が深まっていた。

どうしてフィジーの情勢に私が注目しているかというと、実は、私の知り合いが在フィジーの大使をしているからです。フィジーには行ったこともなく、それ以外のつながりは皆目ないんですが、それだけの理由で注目していたりします。
我が家はジャカルタに3年間住んでいましたので、東南アジアのリゾートはいろんなところに行きました。インドネシアのバリ島、タイのプーケット島、マレーシアのペナン島なんかに行ったことがあります。みんな南の島です。でも、これらはいわゆる独立国ではありませんから、我が国政府は大使を置いていません。当然です。独身のころにタヒチ島も行ったことがありますが、これもフランスの自治領だったりします。太平洋の他のリゾートもハワイやグアム・サイパンなんかは米国です。でも、フィジーと、太平洋ではなくてインド洋なんですが、セーシェルは同じ南の島でも独立国ですから、大使館があり、大使がいるハズです。もっとも、在セーシェル大使館は外務省のホームページを見ると在ケニア大使館が兼轄しているそうです。フィジーは単独の大使館があって、単独の大使がいます。しかも、これも外務省のホームページによると、在フィジー大使館は、在バヌアツ大使館、在キリバス大使館、在ツバル大使館、在トンガ大使館、在ナウル大使館、在パラオ大使館、在マーシャル大使館、在ミクロネシア大使館を兼轄しているらしいです。まあ、リゾートばかりではありませんが、南の島のオンパレードです。我が国政府はこの地域の取りまとめとしてフィジーに大使館を置いて、大使を駐在させているのかもしれません。
私の知り合いが在フィジー大使に赴任した時は、まるっきりリゾートの南の島で、とてもうらやましい気がしたんですが、政情不安定だとは知りませんでした。フィジー人とインド人が半々で、民族対立的な不安定感があるのかもしれません。他の役所の人事ながら、そうそうはウマい話はないのかもしれません。

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2006年12月 4日 (月)

日本では昼休みが短い

昨日から東京でも気温がグッと下がり、私は今日からコートとマフラーを着用に及びました。もうすぐ手袋も出します。

今日は少し昼休みを長めに取りました。忘れていたんですが、今月12月から吉野家牛丼をランチタイム限定で復活させたので、赤坂まで食べに行きました。前回11月は2軒ハシゴするつもりで並盛りと生卵にしたんですが、今日は大盛りにしました。やっぱり、吉野家の牛丼はおいしいです。今の職場では、昼休みは1時間足らずしかありません。通常の役所では1時間です。まあ、普通の民間企業なんかでも1時間のところが多いような気がします。霞ヶ関の官庁街から赤坂に出て、吉野家の前には5-6人が行列をなしていましたので、いかに「うまい、やすい、はやい」の吉野家でも職場に戻るのにそれ相応の時間がかかります。
ジャカルタでは運転手さんにレストランに連れて行ってもらってランチを済ませていました。私はほとんど例外なく味平という日本食レストランに行っていました。週に2回はカツカレーだったような気がします。私の職場の運転手さんしか味平への行き方を知りませんでしたので、私が単独でタクシーに乗って行くのは道を知らないのでムリでした。ジャカルタに行った最初は、運転手さんにランチに連れ出してもらうのは違和感があったんですが、すぐに慣れました。日本に帰国すれば、私のような参事官クラスの人間と、ランチまでいっしょに行こうとする人は少なくて、私はおおむね単独でランチに出ていますので、ジャカルタで1人ぼっちでランチに行く訓練をしていたようなもんです。ジャカルタのイスラム教徒は、ライチタイム少し前のお祈りの時間から昼休みに入りますので、昼休みはとてもフレキシブルだった気がします。
サンティアゴの昼休みはとても長かったです。12時半から昼休みに入り、3時まで2時間半ありました。どうも聞いていると、始まりの時刻を日本人に合わせて、終わりの時刻をチリ人に合わせた結果、こんなに長くなったらしいです。私が在チリ大使館に勤務していた当時から、近隣諸国と比較しても異様にランチタイムが長いので、外務省の本省からも文句をいわれていたそうです。私は、ジムに通ってエアロビやリーボックのステップをやったり、区営のテニスクラブでコーチにテニスを教わったりと、1時から2時まで1時間ほどスポーツで汗を流した後、2時過ぎにアパートに帰ってシャワーを浴びて、適当に軽食をつまんで職場に戻っていたような気がします。通常、ラテン諸国のランチは昼過ぎ、おなかの空くギリギリまでガマンして、一気にタップリ食べて満腹にして、夕食を遅くにちょっとだけ食べるんで、これはこれで合理的は食生活らしいんですが、私はあくまで日本人スタイルの食生活を送っていました。夕食は必ず日本食のレストランに行っていたりしました。

吉野家が牛丼を時間限定ながら通常メニューに復帰させた12月に入って、昼休みのランチタイムについての感想でした。

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2006年12月 3日 (日)

カブ隊と赤坂図書館の後、ゆったりと過ごす日曜日の午後

今日は午前中は下の子をカブ隊の活動に連れて行きます。おにいちゃんの誕生日プレゼントの自転車が届いたせいでもないんでしょうが、下の子は自転車で行きたいというので、私も自転車に乗ってカブ隊の集合場所に向かいます。地下鉄よりも早く着いて、一番乗りでした。ボーイスカウトの大人の人が来たのを確かめて、私は赤坂図書館に行きます。館内でマンガを読んで過ごします。ほんの少しですが、赤坂図書館にはマンガが置いてあります。今日は美味しんぼを読みます。基本的には、マンガ喫茶に行くのと同じなんですが、当然ながら無料です。正午にカブ隊の集合場所に戻り、下の子といっしょに自転車で家に戻ります。
昼食後、年賀状写真を撮りに行こうかと考えましたが、子供達がポケモンのゲームに熱中してしまい、外出しそびれます。ひょっとしたら、今年の年賀状は写真なしで送ることになるかもしれません。昨日今日と私は自転車に乗りまくった気がするので、さすがに、運動不足中年のオジサンには厳しく、午後からは休憩しまくります。下の子のロフトベッドの下のソファをフラットにして、休憩のために横になります。今日は寒かったので、途中から毛布を取り出します。
昨日よりもやや寒いお天気だったので、何となく、のんびりと家で過ごした午後でした。

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2006年12月 2日 (土)

クリスマスシーズンの到来

昨日から12月に入り、気温もかなり下がって来たように感じましたので、冬服のコートを引っ張り出します。洋服ケースの空いたところにクリーニングから戻って来た夏服のスーツを詰め込みます。でも、その昔にナフタリンと呼んでいた防虫剤が切れていたので、駅前のドラッグストアに買いに行きます。少し足を延ばして遠回りし、南青山の裏通りをお散歩すると、アチコチで植木なんかに豆電球をつけてイルミネーションがきれいでした。我が家のコンパクトカメラと私の腕前の組合せでは、宵闇のイルミネーションをきれいに撮ることは難しいでしょうから、写真は無理しませんでした。写真なしでもクリスマスシーズンの到来を感じることが出来るんではないかと思います。昼間に何度か通ったことがあるんですが、太陽光線の下では目立たない豆電球も、宵闇のほの暗い中でとてもきれいでした。さすがに、松戸ではこんなにたくさんはお目にかかれなかったような気がします。私は夜の外出はほとんどしない方なんですが、クリスマスまで時々は遠回りして見に来ようと思います。

ポケモン・ゲーム家に戻ると、おにいちゃんが勉強を終えて、いつもの通り、左の写真のように、下の子がおにいちゃんの部屋になだれ込んで、2人でベッドに並んでポケモンのゲームに励みます。下の子は父親である私よりも、むしろ、おにいちゃんに対する尊敬の念が強く、とても慕っています。おにいちゃんも、時折、疎ましく感じているようですが、あくまで時折であって、かわいい弟分として仲良く遊んでいます。親のひいき目を離れても、とても仲のいい兄弟です。特に、ニンテンドーDSライトの通信機能をフルに発揮してポケモンをやり取りし、今日は、おにいちゃんの方でポケモンを進化して、下の子のマシンに戻してくれたそうです。でも、下の子はポケモンを進化させてくれても、そんなに感謝している様子がありません。このあたりは、私にもよく分かりません。とにかく、下の子はおにいちゃんの部屋に入り浸り状態です。

東京は今日はよく晴れて気温もそこそこ上がったんですが、明日はさらにグッと冷え込むとの天気予報です。本格的にコートを着用する季節、クリスマスシーズンが近づいた気がします。

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午前中は一人で自転車で走り回る

今日の午前中、私は1人で自転車青山から原宿方面を走り回りました。
子供達はニンテンドーDSライトポケモンのゲームに夢中で、私1人で自転車で出かけます。本来は靴下がかなりボロくなって来たので、原宿のユニクロで靴下を買うつもりだったんですが、3足990円の靴下以外にもフリースのパジャマを買ったりします。原宿に来たついでにラフォーレ原宿にも立ち寄ります。5階にあった山下書店が地下に移動していて、小学館の学年雑誌について尋ねると、昨日発売で「小学2年生」はまだありましたが、「小学4年生」は売り切れていました。昨日の発売なのに、出足の早さに驚きます。
そのまま、11時半ころに家に戻ると、当然ながら、おにいちゃんは文句をいいます。仕方がないので再び出かけ、今度は、青山一丁目の東南角にある青山ツインタワー西館の流水書房に行き「小学4年生」を買い求めます。正午過ぎに家に帰り着きました。
青山はそうでもないんですが、原宿のお店はラフォーレにせよ、ユニクロにせよ、11時開店なのでどうしてもお昼にかかってしまいます。ですから、自転車が重宝します。
ポケモンのゲームばっかりやっていた子供達は午後からは勉強するといってます。ホントかどうか……………

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2006年12月 1日 (金)

おにいちゃんの誕生日プレゼントの自転車が届く

自転車今日の午後におにいちゃんの誕生日プレゼント自転車が届きました。おにいちゃんの誕生日はホントは来週なんですが、クリスマスプレゼントニンテンドーDSライトポケモンのゲーム・ソフトも早々と買ってしまったので、1週間くらいは誤差範囲です。左上の写真がそれです。昨年、下の子に買ってやったのと同じようなブリジストンの子供用のマウンテンバイクです。なかなかカッコいいです。下の子のが青だったので、おにいちゃんは黒にしました。下の子の24インチに対して、少し大きめの26インチのタイヤです。ビックカメラの有楽町別館の店員さんによると、身長が135センチくらいから26インチなのだそうです。おにいちゃんはこの身長条件を軽くクリアしています。
子供達の自転車はマウンテンバイクなので、私が乗っているママチャリと違って変速ギアがついています。おにいちゃんによれば、通常は6速なんですが、我が家の子供達の自転車は7速になっています。人通りの多い青山通りや表参道なんかを自転車で走る時には、あんまり変速ギアも関係ないんですが、人通りが少ない歩道なんかでは、かなりトップギアに近くまでギアを上げて、親子でかなり飛ばすこともあります。
現在の道路交通法では第17条により、原則として、自転車は車道を走ることになっており、例外的に、自転車が走れる歩道が指定されています。道路交通法では自転車は車両とみなされているわけです。でも、最近の新聞情報によれば、引き続き、自転車は現行通りに車道を走るべきなのか、それとも、歩道を走ることに変更するのか、警察で検討されているようです。
我が家の近くの青山周辺では、青山通りや表参道に代表される大通りでは、文句なしに自転車は歩道を走っています。でも、我が家の団地が面しているような小さい道には、車道と区別されるような歩道もなく、結果的に、自動車と同じ車道を走ります。狭い歩道のある2車線の道路はないように思います。要するに、両極端なわけです。ですから、どちらに転んでも違いはないんですが、我が家では子供達が自転車に乗りますので、自転車は歩道を走った方がいいのではないかと私は考えています。

日曜日には神宮外苑サイクリングコースが設定されますので、ポケモンのゲームをするばかりでなく、子供達を自転車で外に連れ出そうかと考えています。

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