コロコロコミック30周年
今日の東京はいいお天気でした。朝のうちは寒かったんですが、陽射しとともに暖かくなりました。今週に入って、街中ではコートを着ていない人の比率がグッと高まった気がします。
今日の朝日新聞朝刊を見て、コロコロコミックが30周年を迎えたことを知りました。「男の子文化」仕掛け30年 月刊誌「コロコロコミック」と題した記事が文化面に掲載されていました。いつもの朝日新聞のサイトから、最初のパラグラフだけを引用すると、以下の通りです。
小学館の月刊誌「コロコロコミック」が創刊30周年を迎えた。小学生男子にターゲットを絞り、玩具やゲームのメーカーとタッグを組んでミニ四駆やポケモンなど数々のブームを巻き起こしたマーチャンダイジング(商品化計画)の勝ち組。その歴史は、そのまま「男の子文化」の歴史でもある。
小学生男子向けに大いなる影響力を持つコロコロコミックなんですが、創刊30周年ですから、現時点で40歳くらいまでの人は子供時代に読んだことがある世代で、私のように40歳代半ば以降の人間は、子供が夢中になって読んでいたり、コロコロコミック発のおもちゃを子供と組み立てたりした世代なんだろうと思います。
おぼっちゃまくん、ドラえもん、ポケモンなどのマンガは言うに及ばず、ミニ四駆やチョロQ、バトル・ビーダマン、ベイブレード、たまごっちなどのおもちゃを大々的に取り上げて流行を巻き起こしたり、インベーダーゲームやファミコンなどのゲームも世の中に先立って取り上げたりしていました。小学生男子のバイブルとも呼ばれ、ブームの火付け役や仕掛け人とも言われたりしました。我が家では購読はしていませんが、赤坂図書館に行った折には、子供達がコロコロコミックに飛びついて、1時間ほど児童コーナーの読書室から出て来ません。
コロコロコミックで伝説になっているのはポケモンでしょう。鳴かず飛ばずでパッとしなかった任天堂のポケモンのゲームをコロコロコミックが1996年に大々的に取り上げ、記事やマンガ、アニメ、イベントなどを積極的に展開し、ポケモンと共にコロコロコミックも大ブレークしたと言われています。昨年もニンテンドーDSライトのゲーム機とともにポケモンのダイヤモンド・パールが大流行して、我が家でも買い求めたりしています。ポケモンは今や村上春樹さんの小説とともに日本を代表する文化であると私は考えています。
もっとも、朝日新聞の記事の中でコロコロコミックの佐上編集長がインタビューに答えて、「ハズした企画がヒットの100倍も200倍もある」と発言しているように、小学生は極めて敏感で正直なものですから、コロコロコミックに続く小学生雑誌がヒットした例は多くありません。別の面から考えると、小学生の見る目の確かさを実感します。購買力が違うとは言え、同じような女性向け雑誌がいっぱい出ているのとは対照的な気がしなくもありません。
我が家の子供達は、来月の4月から5年生と3年生ですから、コロコロコミック世代まっただ中です。
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