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2007年5月22日 (火)

サマータイムは地球環境にやさしいか?

今日もいいお天気でした。気温も昨日よりも上がったように思います。

今日の朝刊で見かけたんですが、サマータイムに関する議論が盛り上がっているようです。読売新聞のサイトから最初の3パラだけを引用すると以下の通りです。

夏季の時間を1時間早めるサマータイム制度について、政府・与党内で21日、導入に前向きな発言が相次いだ。
日本経団連は21日、自民党幹部と意見交換する「2007年自民党と政策を語る会」でサマータイム制度の導入を要望した。これに対し自民党の中川幹事長は「温暖化対策の一環として目指していく」と前向きな姿勢を示した。
安倍首相も同日夜、首相官邸で記者団に、「省エネルギーあるいは地球温暖化を防ぐためにいろいろなアイデアが出てくることはよいと思う。よく議論をしたい」と経団連の提案を評価した。塩崎官房長官も同日午後の記者会見で「様々な場で真剣な議論が行われている。我々としても歓迎したい」と述べ、導入ムードが一気に高まった。

私が海外生活を送ったのはチリとインドネシアなんですが、このうち、チリではサマータイムが実施されていました。それから、旅行した限りでは、シンガポールもかなり時計を進めている印象があり、朝の7時でもまだ薄暗かったように記憶しています。サマータイムの最大の眼目は夕方の時間帯が有効に活用出来ることです。要するに、太陽の出ている昼の時間が長いわけです。ですから、早くから電灯を点ける必要もなく、地球環境保護には適しているといえます。私は何度かこのブログでも主張しているように、冬の寒い時期に暖房温度を下げるよりも、夏の暑い時期に冷房温度を下げる方が、より体調への影響が少なく、マイナス6パーセントは夏にがんばるべきだと考えていますから、ピッタリの制度だといえます。さらに、午後の活動時間帯が長くなりますから、ショッピングや余暇活動なんかの個人消費も活性化されるんではないかと期待されます。経団連なんかは後者の効果を狙っているような気がしないでもありません。もっとも、外が明るいので、ついつい残業をしてしまい、ホワイトカラー・エグゼンプションなんかと組み合わせると、大幅な労働強化につながりかねません。経団連はこの面での効果も期待している可能性があります。
チリでは北半球とは逆で、10月から3月までがサマータイムで、しかも、サンティアゴ周辺は典型的な地中海性気候ですから、夏の季節は雨が降りません。雨が降らないどころか、毎日カンカン照りで雲ひとつない快晴のお天気が続きます。加えて、カリフォルニアなんかが典型なんですが、南北米州大陸の太平洋岸はほとんど砂漠の気候に近くて、日中と夜間の気温差がとっても大きくなります。南緯と北緯の絶対値で考えると、サンティアゴは日本ではほぼ福岡あたりに位置し、気温も似ている気がしないでもありません。ですから、夏季においては、日中の最高気温は32-3度まで上がるんですが、でも砂漠の気候に近いため、太陽が沈むと15度くらいまで急速に気温が下がります。ですから、夏でも夜間の外出は上着が必要ですし、逆に、日本のような熱帯夜はあり得なくて、エアコンはいっさい必要ありません。私が在チリ大使館に経済アタッシェとして勤務している時は、オフィスにはエアコンは必須でしたが、家に持っているのは大使だけと言われていました。
確かに、外が明るいので、ついつい時刻を忘れて残業しがちになりますし、特に、時差ボケのある出張者とのアポなんかは遅くなりがちでしたが、それも慣れの問題だと思います。夕方に仕事を終えてからから日が暮れるまでが長いですから、テニスをしたり、ジムに通ったりと、とっても有効に時間が使えます。中南米のラテンの国は夕食が遅いですから、駐在している日本人なんかは時間を持て余したりすることもあるようです。
サマータイムからは離れますが、サンティアゴでは交通も合理的になっていて、何本かの幹線道路では1日のうちで朝の通勤時間帯は郊外の住宅街から市内中心部のオフィス街に向かう方向で一方通行にして、夕方の通勤時間帯は逆の一方通行にしたりして、道路を有効的に使ってたりしました。また、日本のお盆やゴールデンウィークに当たるような国民的な連続休暇の季節には、休暇の始まりの日はサンティアゴから外に向かう一方通行にして、逆に、日本でいうUターンラッシュの日にはサンティアゴへ向かう一方通行にしたりしていました。思い切ったことをするもんだと驚いた記憶がありますが、合理的といえるかもしれません。でも、当然ながら、一方通行と交互通行を切り替える時には交通事故が多発していたような印象もあります。それなりの社会的なコストも生じていたというべきかもしれません。

いずれにせよ、今日のエントリーのテーマである「サマータイムは地球環境にやさしいか?」の回答は、"Definitely, it is!" だと思います。地球環境保護の観点から、また、私は外国で夏時間制度のある生活を経験した立場から、サマータイムを熱烈に支持したいと思います。

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