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2007年9月13日 (木)

トムソン科学財団によるノーベル経済学賞の有力候補者

今日は、久し振りに、朝からよく晴れていいお天気でした。気温はそれなりに上がりましたが、真夏の暑さからはほど遠く、湿度も低かったようです。秋の気配を感じさせる一日でした。

今週になって、いろいろとコメントやトラックバックをいただいて、今さらながらに、私のブログの幅広さを実感しています。自慢話はこれだけにして、基本的には、週初めは格調高く始まって、段々と格調を下げて行き、金曜日は週末前と称して軽い話題で済ませて、週末は子供と出かけた親バカ日記になるのが、私のブログの一般的なパターンで、今週もその通りです。木曜日の今日あたりから格調が下がります。今夜は、トラックバックをいただいたエコノミストの方のブログからのパクリで、トムソン科学財団によるノーベル経済学賞の有力候補者について取り上げます。もっとも、純粋なパクリではなく、昨年も10月6日のエントリーで取り上げています。昨年10月6日のエントリーをご覧いただければいいんでしょうが、それもメンドウなことと思いますので、おさらいのために再掲します。昨年、トムソン科学財団はノーベル経済学賞の有力候補者として以下のエコノミストを上げていました。

  1. 国際貿易理論への貢献に対して
    • Jagdish N. Bhagwati 米国コロンビア大学教授
    • Avinash K. Dixit 米国プリンストン大学教授
    • Paul Krugman 米国プリンストン大学教授
  2. 情報技術への投資と経済成長、また計量経済学で広く応用される技術のモデル化に関する貢献に対して
    • Dale W. Jorgenson 米国ハーバード大学教授
  3. 取引費用の経済学、契約、インセンティブとコーポレートガバナンスなどに関する貢献に対して
    • Oliver D. Hart 米国ハーバード大学教授
    • Bengt R. Holmstrom 米国マサチューセッツ工科大学教授
    • Oliver E. Williamson 米国カリフォルニア大学バークレイ校教授

で、結局、ノーベル経済学賞はコロンビア大学の Edmund S. Phelps 教授に対して for his analysis of intertemporal tradeoffs in macroeconomic policy の功績で授賞されました。エコノミストの業界では、フェルプス教授はリアル・ビジネス・サイクルの研究者として有名だと思います。まあ、厳しい言い方をすれば、結果として、トムソン科学財団は外したわけです。もちろん、今年の有力候補者もトムソン財団のホームページに掲載されており、以下の通りです。

  1. 国際貿易と経済的成長に対する貢献に対して
    • Elhanan Helpman 米国ハーバード大学名誉教授
    • Gene M. Grossman 米国プリンストン大学教授
  2. 産業組織と規制に関する研究に対して
    • Jean Tirole 仏トゥールーズ産業経済研究所所長
  3. オークションのメカニズムに関する理論的および実践的な功績に対して
    • Robert B. Wilson 米国スタンフォード大学名誉教授
    • Paul R. Milgrom 米国スタンフォード大学教授

昨年は国際貿易理論への貢献として、Bhagwati 教授や Krugman 教授なんかが上げられていたんですが、今年は同じようなテーマで、Helpman 教授と Grossman 教授が上げられています。でも、微妙に違うことは確かです。それから、経済学から遠く離れた物理学賞で、カーボンナノチューブの研究で有名な名城大学の飯島澄男教授を、トムソン財団は物理学賞の有力候補者として上げています。NEC筑波研究所の研究者として有名な研究者で、最近は毎年のようにノーベル賞の候補者になるんですが、詳しい研究成果なんかは私にはサッパリ分かりません。なお、ついでながら、昨年もエルビウム添加ファイバー増幅器の開発への貢献に対して、東北大学の中沢正隆教授が物理学賞の有力候補者として上げられていました。再び、研究成果については私にはサッパリ分かりません。さらについでに、科学から離れる分野ですが、私は今年こそ村上春樹さんにノーベル文学賞を受賞して欲しいと期待しています。でも、昨年も書きました通り、トムソン財団は科学財団ですから文学賞については特に有力候補者の名前を上げることはしていません。
数年前にジャカルタの役所に勤務している時、当時の局長なんかとランチの折に、日本人でノーベル経済学賞の有力候補は誰かと聞かれたことがあります。当時の国際的なご活躍を考慮して、スタンフォード大学の雨宮健教授と青木昌彦教授、さらに、開発経済学の分野で著名な政策研究大学院大学の速水佑次郎教授の3人の名を上げつつ、3教授とも少しお年なものですから、実際には、10年くらいたった先の話として、東京大学の林文夫教授がもっともノーベル経済学賞に近い日本人ではないか、と発言したことを記憶しています。ちょうど、2000年の暮れに Princeton University Press から林教授が "Econometrics" のテキストを出版した直後だったので、それなりに説得力はあると思ったんですが、開発経済に携わっていた役所でしたから、速水教授をもっとも高く評価しているような雰囲気が伝わって来ました。なお、聞かれてもいなかったのに、ついでに、インドネシア人でノーベル経済学賞に一番近いのはコーネル大学のアジズ教授だろうと付け加えると、インドネシアのエコノミストについてよく勉強していると思ってくれたのか、私の評価が高まったように感じなくもありませんでした。その1年ほど後、アジズ教授が夏休みでインドネシアに帰省した折に、私が勤務していた役所で記念講演会を開いたので招待してもらったんですが、インドネシア語での講演だったためサッパリ理解できませんでした。

ラマダンが始まった今日、何となく、インドネシアの思い出も含めてノーベル経済学賞に関する軽い話題でした。

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