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2008年2月26日 (火)

否定疑問文への子供達の答え方に海外帰国子女の名残りを見る

今日も、朝から少し晴れ間も見え、気温も上がりましたが、午後から雲が張り出し、夜遅くになって雨が降り出しました。明日の明け方までには止むような天気予報です。

昨夜、財務省の金貨のオークションから海外のコインを連想して、久し振りに海外生活の思い出の日記を書き、何となく、今夜もその続きです。と言うのは、割合と最近になって気付いたんですが、我が家の子供達は否定疑問文に対して英語のような答え方をすることを発見したからです。おさらいですが、否定疑問文に対する英語と日本語の答え方の違いは以下の通りです。

  • Isn't this bird white?
    • Yes, it is.
    • No, it isn't.
  • この鳥は白じゃないんですか?
    • いいえ、白いです。
    • はい、白じゃないです。

まあ、こういった単純な問答ではないんですが、この季節にお風呂上りなんか、私が「寒くないか?」と尋ねると、「いや、寒くない」と我が家の子供達は答えます。普通の日本人であれば、「うん、寒くない」と答えるような気もします。米国の連邦準備制度理事会 (FED) のリサーチ・アシスタントをしていたわずかな期間ながら、私は米国の首都のワシントン DC にいたことがあり、否定疑問文で苦労した記憶があります。典型的な日本人的な答え方で Yes, I don't. とか言ってしまうので、米国人を混乱させてしまったこともあります。最後の方は、私なりに考えて、Yes や No を言わずに、It is. とか、 I didn't. で答えていたりしました。もちろん、十分それだけで答えになります。
一応、我が家の子供達はジャカルタ育ちの帰国子女だったりします。インドネシア語では否定疑問文に対して英語型で答えるのか、日本語型で答えるのか、私は元々インドネシア語がそんなに出来なかったこともあって、すっかり忘れてしまったんですが、一応、子供達は2年くらい現地の英語の幼稚園に通わせていましたので、その当時から帰国直後くらいまでは、我が家の子供達にはそれなりの英語力があったような気がしないでもありません。松戸にいたころは、松戸駅前の女子大の大学祭に行って、その昔の ESS のような英語クラブの催しで女子大生と英語のクイズで競った記憶もあります。もっとも、日本に帰国して地元の小学校に転入学してから、急速に英語力は消滅したようですが、否定疑問文に対する答え方には英語教育を受けた帰国子女の名残りを見出せるような気がしないでもありません。

株価も落ち着いてきたんですが、何となく、理由は不明ながら仕事が忙しいので、今夜もジャカルタのころの海外生活の思い出の日記で継いでおきたいと思います。

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