ノーベル経済学賞はクルーグマン教授に授賞
本日、スウェーデンの王立科学アカデミーはノーベル経済学賞を米国プリンストン大学のクルーグマン教授に授賞すると発表しました。誠におめでとうございます。発表によれば、授賞理由は "for his analysis of trade patterns and location of economic activity" とのことです。日本語に意訳すれば「戦略的貿易論の功績」とでもなるんでしょうか。より詳しく、受賞の学術的背景に関する PDF ファイルも王立科学アカデミーから公表されています。どうでもいいことですが、ノーベル財団のホームページには "New York Times" を広げているクルーグマン教授の写真が掲載されています。コラムをたくさん書いているからいいんですが、他の新聞が使いにくい写真ではなかろうかと、私なんかは心配したりしないでもありません。
私のノーベル経済学賞予想はこのブログのちょうど2週間前の9月29日付けのエントリーで書きましたし、先週、10月8日付けのエントリーでもトムソンサイエンティフィックの有力候補者とともに再掲しておきましたが、大当たりではないにしても、カスッたと言えそうです。一応、貿易理論への貢献として、バグワティ教授とディキシット教授を2番手に上げ、場合によってはクルーグマン教授も受賞の可能性があると明記しました。まあ、自慢になりますが、私より遅れて発表したトムソンサイエンティフィックよりは近い予想を出した気がします。
言うまでもありませんが、クルーグマン教授はノーベル賞より難しいとさえ言われるジョン・ベイツ・クラーク・メダルの受賞者ですし、いつかはノーベル賞を受賞すると考えられていました。日本でも著名なエコノミストですから、私からクドクドとブログで解説することは差し控えます。
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