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2008年12月25日 (木)

村上春樹『うずまき猫のみつけかた』(新潮社)の新装版を読む

ここ2日くらい、この1年を振り返っていましたが、今日は図書館で借りた村上春樹さんの『うずまき猫のみつけかた』を読み終えましたので、大きく趣向を変えて読書感想文の日記です。一応、細かいことですが、今年新潮社から出版された新装版です。と言うのは、新潮文庫からも出ていて、内容は同じで買えばソチラの方が安いような気がするものの、新装版を見たかったので図書館に行って借りた次第です。

村上春樹『うずまき猫のみつけかた』(新潮社)

この本は、1990年代半ばに村上さんがボストン近くのケンブリッジに住んで米国のタフツ大学に在籍していた時のエッセイです。春にはボストン・マラソンを走り、年末には愛車を盗まれ、公園でリスを観察し、旅行先のジャマイカで泳ぎ、通販で楽しい「猫の腕時計」を買ったりと、大好評の絵日記風米国東部海岸滞在記です。でも、絵は安西水丸画伯のようです。別のソースでは長編小説『ねじまき鳥クロニクル』を書いていた時期だと解説されています。実は、私は村上ファンなので小説や翻訳はいくつか読んでいるんですが、エッセイは初めてでした。自分でも意外な気がします。ひょっとしたら、以前に読んでいて忘れているだけかもしれません。ものすごく確かな自信があるわけではありません。ちなみに、『ねじまき鳥クロニクル』は全部読んでいます。図書館に行って、いろいろと村上朝日堂シリーズなどのエッセイが置いてある中で、これを選んだのは米国の大学滞在中のユルいエッセイだったからです。でも、キャンパスライフはほとんど触れられていません。よく考えたら、毎日書いている私のブログでもキャンパスライフはほとんど出て来ませんから、そんなもんだと言う気がします。
このエッセイで有名なのは「小確幸」という新語ではないでしょうか。「小さくても確かな幸せ」という意味で、そのものズバリなんですが、不況の現在では身にしみるような気もします。ホームシックでもないんでしょうが、国内に比べてやや不安定に感じがちな外国生活を続けていると、こういった境地に達する可能性はあります。1990年代半ばはバブル崩壊後の時期だったことも関連するのかもしれません。この「小確幸」も含めて、タイトルのネコ関係も含めて、かなりユルいエッセイですから、冬休みあたりにノンビリ読むのにはうってつけです。ただし、もう12-3年前に出版されたエッセイの新装版ですから、米国最新情報を求めて読む向きには不適であることは言うまでもありません。

平成21年スギ花粉前線予測 (速報)

最後に急に話題を変えて、12月22日に環境省から「平成21年春の花粉総飛散量の予測(速報)について」が発表されました。スギ花粉前線の予測は上の地図の通りです。長崎や東京は2月10日から20日の間、例年通り、来年も建国記念日から始まってゴールデンウィークあたりで終息するようです。来年のスギ・ヒノキなどの花粉総飛散量は今年と比較して、関東・東北地方では同じかやや少なく、東海及び北陸から九州地方は多くなると予測されているようです。花粉症の人には気になるところかもしれません。

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