村上春樹『羊をめぐる冒険』(講談社)を読む
村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』(講談社)を読みました。『群像』1982年8月号で発表されており、言うまでもありませんが、村上さんの初の本格的な長編小説であり、同じく『群像』1980年3月号で発表された『1973年のピンボール』とともに初期の代表作です。その後、『ノルウェーの森』、『ダンス・ダンス・ダンス』や1990年代半ばの『ねじまき鳥クロニクル』、今世紀に入ってからの『海辺のカフカ』、『アフターダーク』に続きます。今回、『羊をめぐる冒険』を読み返してみて、やっぱり、『海辺のカフカ』の流れの中に位置づけられる作品だと改めて実感しました。ただし、『ねじまき鳥クロニクル』以降のやや暴力的な部分はまだ見えていません。とってもファンタジックです。
今日は午後からの教授会がやたらと長引きましたので、今夜のエントリーはこれくらいで軽く終わりにします。
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