F. Scott Fitzgerald の The Great Gatsby を読む
昨日今日と、長崎ではいいお天気が続いていて、せっせと洗濯に励んでいます。青山で家族と共に暮らして女房に洗濯を任せていたころには気づかなかったんですが、単身赴任をして自分で洗濯などの家事をするようになると、ここ2-3週間で洗濯物が少なくなりつつあり、季節が着実に進んでいるのを実感してしまいます。
さて、本題に入って、F. Scott Fitzgerald の The Great Gatsby を読みました。長崎市立図書館で借りた版は英国から出ている Essential Penguin でした。ホントは米国版を読みたい気もあったんですが、ゴールデンウィークに青山の家族の許に帰宅する飛行機や電車での移動の際のヒマ潰しの軽い読み物ですから、図書館に置いてある適当なのを借りてしまいました。でも、よくよく考えると、控え目に言っても、米国と英国の英語の違いに関する該博な知識を私は持ち合わせません。なお、ついでながら、続けて Harry Potter and the Philosopher's Stone も同じく英国版を長崎市立図書館から借りて読んだんですが、今日のところはパスします。
2年ほど前の2007年6月7日のエントリーでは「村上春樹による新訳『グレート・ギャッツビー』を読む」と題して、邦訳の方をこのブログで取り上げています。上の画像にリンクを張ってある英国のアマゾンのサイトではこの本の Product Description について、"A masterpiece, a dazzling social satire, and a milestone in twentieth-century literature" との書出しで紹介されています。私も日英両国語でいくつかのバージョンを読みましたが、当たり前ながら、どれを読んでもやっぱりいいに尽きます。何度も読んだ小説ですが、それ以上は言いようがありません。なお、例の old sport については、ギャッツビーはニックに対してだけでなく、デイジーの夫のトムに対しても使っていて、トムからこの呼び方を拒否されていたりします。何度も読んでいるにしては忘れるのも早いのかもしれません。それから、英語で読んで初めて知ったのは、faint という言葉を、名詞、形容詞、副詞、動詞と実に多彩に使っていることです。私は適当な表現でごまかす時、sizable や sizably という形容詞・副詞を研究論文なんかでも多用するクセがあるんですが、機会があれば faint や faintly も使ってみようかという気になったりしました。
立派な図書館が出来た長崎ですが、まだまだ英語の本は貸出しに余裕があると見ていますので、いろいろと借りようと目論んでいます。
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