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2009年9月 3日 (木)

佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズ第7-24巻 (双葉文庫)を読み進む

佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズ第7-24巻 (双葉文庫)

佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズ第7-24巻 (双葉文庫)を読み進んでいます。現時点で今年7月に発行された第30巻『侘助ノ白』が最終巻ですから、8割がた読み進んだことになります。あらすじを「居眠り磐音 江戸双紙」公式サイトから引用すると以下の通りです。

『狐火ノ杜』
いつも厄介事や争い事に巻き込まれてしまう坂崎磐音。紅葉狩りに出かけた先でも、料理茶屋に因縁をつける直参旗本の部屋住みらと遭遇したりしていた。そんな磐音は、奈緒を追う旅の途中で知り合った鶴吉と江戸で再会する。三味線作りの職人だった鶴吉が、四年前に殺された父・芳造の仇を討つために江戸に戻ってきたことを知った磐音は、笹塚孫一の協力を得て、鶴吉の仇討ちをかなえさせようと探索を開始する。
『朔風ノ岸』
妹・伊代の婚礼が決まったことを知り、おこんに見立ててもらった祝いの品を贈った磐音は、正月早々から事件に巻き込まれてばかりいた。柳次郎から紹介された豆州修善寺の仕事を終えた磐音は、蘭医・中川淳庵の命を狙っていた血覚上人一派を背後であやつる「鐘ヶ淵のお屋形様」の存在を知る。そんな折、血覚上人一派に中川淳庵がさらわれてしまう。
『遠霞ノ峠』
宮戸川に奉公にあがった幸吉は、出前に向かった先で釣り銭詐欺に遭ってしまった。同様の事件で菓子舗・明神屋の奉公人が身投げしたことを知った幸吉は、自ら犯人捜しをはじめるが、逆に犯人の手におちてしまう。磐音は地蔵の親分とともに幸吉を助け出そうとするが・・・・・・。一方、関前藩の財政再建のため、藩の特産品を積んだ正徳丸が無事江戸に到着した。大きな利益を出し、財政建て直しへの第一歩を踏み出すが、藩物産所組頭の中居半蔵を襲う刺客が現れる。
『朝虹ノ島』
大川端で数人の武士に囲まれていた一人の武士を助けたのを機に、因幡鳥取藩の藩内騒動に巻き込まれてしまった坂崎磐音。今津屋吉右衛門の厚意で名刀・備前長船長義をもらいうけた磐音は、江戸城の石垣普請のため熱海まで石の切り出し資金を運ぶことになった吉右衛門に同道して欲しいと依頼された。磐音は、吉右衛門と石切り資金の警護のため、品川柳次郎と竹村武左衛門らとともに熱海へ向かう。
『無月ノ橋』
南町奉行所年番方与力・笹塚孫一が辻斬りに遭い、危篤状態が続いていた。妖刀・村正に関わる旗本・逸見家の乱心と推測した磐音は、単身逸見家に乗り込んでいく。一方、吉原では白鶴太夫をめぐり新たな争いごとが起ころうとしていた。白鶴太夫を怨む“十八大通”の一人・金翠が、鐘ヶ淵に紅葉狩りに出かけようとする白鶴太夫を襲おうと画策していた。金翠の企みを知った磐音は、白鶴太夫の身を守ろうと密かに鐘ヶ淵へ向かう。
『探梅ノ家』
お艶が他界してから、なかなか後添えをもらおうとしない今津屋吉右衛門の様子に大店の将来を憂いた由蔵は、見合いの段取りをつけようと鎌倉へ向かった。由蔵に同行した磐音は、お艶の兄・赤木儀左衛門の紹介で、小田原の脇本陣・小清水屋の姉妹・お香奈とお佐紀に会うが、翌朝、姉のお香奈が姿を消してしまう。一方江戸では、品川柳次郎が船の荷下ろしの仕事に出たあと姿を消していた。柳次郎の雇い主は何かと悪い噂のある船商人だった。
『残花ノ庭』
谷中界隈で隠居老人を強請る事件が頻発していた。探索の過程で浮かび上がった犯人一味の中に、二十年ほど前に佐々木道場の門下だった者が加わっていた。一方、おこんに見合い話が持ち上がり、磐音の胸中に空ろな風が吹き抜ける。そんな折、父親の借金のかたにおそめが連れ去られる事件が起き、磐音はおそめを助け出すため奔走する。また、阿蘭陀商館長フェイトら一行が将軍拝謁のため江戸に上ってきた。
『夏燕ノ道』
徳川幕府の威信回復を賭けた一大行事・日光社参に際して、幕府の経費出納管理者として社参に同行することになった今津屋の老分・由蔵ら。坂崎磐音も勘定奉行の配下として社参に同行することになっていたが、大納言家基の日光極秘帯同が決まり、ごく少数で日光に向かう家基一行警護の密命をおびていた。佐々木玲圓も密かに江戸を発ち、家基影警護のため日光へ向かう。そんな折、家基の命を狙おうとする下忍集団・雑賀衆が襲撃の時を窺っていた。
『驟雨ノ町』
関前藩の物産事業が軌道に乗った礼に、今津屋らは関前藩下屋敷に招かれた。案内役として同行した坂崎磐音は、父・正睦に“藩内に巣くう虚け者”の始末を告げられる。また、笹塚孫一から呼び出された磐音は、甲斐・市川の陣屋に捕縛されている盗人一味の親分を江戸に護送してほしいと依頼されるが、笹塚の真の狙いは親分の護衛よりも盗人働きで貯めた隠し金の方だった。磐音は、同心の木下一郎太らと共に甲斐へ向かう。
『螢火ノ宿』
白鶴太夫が山形の紅花商人・前田屋内蔵助に落籍されるという噂がたっていた。白鶴太夫を殺してでも落籍話を阻止しようとする者がいると告げられた坂崎磐音は、吉原会所の四郎兵衛を訪ね、事の真相を確かめようとする。そんな中、白鶴太夫の禿・お小夜、見世番の繁三郎が何者かに殺される事件が起きた。白鶴太夫の身を案じる磐音は、会所の若い衆に姿を変え吉原を奔走する。
『紅椿ノ谷』
今津屋吉右衛門と小田原の脇本陣・小清水屋の娘・お佐紀の祝言が執り行なわれた夜、今津屋に三河万歳を装った盗人たちが入り込むが、磐音らがこれを撃退し事なきをえる。今津屋の祝言からしばらく経ち、今津屋の奥向きを一手に切り盛りしていたおこんが気鬱の様子を見せるようになった。おこんの様子を心配した桂川甫周国瑞と吉右衛門らの薦めにより、磐音はおこんと共に法師温泉へ湯治の旅に出かけることとなった。
『捨雛ノ川』
笹塚孫一に請われ大賭博の手入れにかり出された坂崎磐音は、年末も忙しい日々を過ごしていた。年が明け、酔っ払った侍に絡まれていた娘を助けたことが縁で、本多鐘四郎に縁談話が持ち上がる。昔の想い人の消息が気になる鐘四郎は磐音と共に内藤新宿へ向かうが・・・・・・。一方、江戸市中では、名高き剣術家たちが体に凄まじい打撃を受けて殺されるという事件が相次ぎ、磐音は木下一郎太らと犯人の探索に奔走する。
『梅雨ノ蝶』
佐々木道場の改築も進み、道場開きの準備に忙しく立ち回っていた磐音だったが、師の佐々木玲圓からの思いがけない申し出に、それを受け入れるべきか思い悩んでいた。そんな折り、柳原土手で刺客に襲われた磐音は不覚をとり、右上腕と脇腹を斬られてしまう。江戸を代表する剣客36名を招いての新道場の柿落としに、傷の癒えない磐音は世話役として立ち働いていたが、不戦勝になる剣士の相手として磐音が請われ、急遽参戦することになった。
『野分ノ灘』
おこんと共に新しい道を進もうと決意した磐音は、立ち寄った関前藩江戸屋敷からの帰途、柳原土手にて刺客に襲われた。それを退けた磐音だったが、刺客の背後に潜む黒幕を探ろうとした同心・木下一郎太が、南町奉行所年番方与力・笹塚孫一の命により、蟄居閉門を余儀なくされてしまう。そして一郎太暗殺を企てる者たちが現れ・・・・・・。一方、父・正睦からの手紙を受け取った磐音は、坂崎家の墓参と此度の決心の許しをえるため、おこんと共に海路豊後関前へと向かう。
『鯖雲ノ城』
おこん、松平辰平と共に海路関前入りした磐音だったが、磐音の関前入りを歓迎しない輩が正睦・磐音父子の命を狙っていた。宍戸文六騒乱ののち、関前藩に食い込んだ中津屋文蔵という商人が力をつけ、新たな腐敗の温床となっていることを察した磐音は、中津屋の動向に注意をはらっていた。そんな折り、関前藩郡奉行の東源之丞が刺客に襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。
『荒海ノ津』
ひと月余り滞在した豊後関前城下を発った磐音とおこんは、博多の商人・箱崎屋次郎平の招きにより筑前博多に立ち寄った。箱崎屋にて歓待を受けた磐音らだったが、荒戸の浜で5人の武芸者に囲まれた男女を助けたことから、刺客に狙われることに・・・・・・。一方江戸では、品川柳次郎が小普請組組頭からの呼び出しに頭を悩ませていた。柳次郎の父も兄も女をつくって家を出てしまっているため、品川家廃絶の危機に立たされていた。そんな折り、柳次郎は両国橋で幼馴染みの椎葉お有と再会する。
『万両ノ雪』
南町奉行所年番方与力・笹塚孫一は厄介な事態に直面していた。笹塚は六年前、内藤新宿の麹屋宣左衛門方に押し入り千両箱を強奪した疑いのある「万両の親方」こと万両の大次郎を捕縛した。拷問にも口を割らなかった大次郎は別の罪で遠島となっていたが、その大次郎一党が島抜けしたとの知らせが笹塚の元に届いたのだ。未だ見つからない盗まれた千両箱を取りに来るとにらんだ笹塚は、内藤新宿に網を張る。一方、筑前博多を発った磐音とおこんは、一路江戸への帰途についていた・・・・・・。
『朧夜ノ桜』
御典医の桂川甫周国瑞と因幡鳥取藩の重臣織田家の息女・桜子の祝言に列席するため、麻布広尾村に出向いた磐音とおこん。折りしも、界隈で横行する不逞の輩が桜子の花嫁行列を塞ぐが、磐音がこれを撃退し事なきをえる。そんな折り、四年ぶりに江戸に舞い戻ってきた鶴吉と再会した磐音は、田沼意次のお膝元・遠州相良の地にて磐音暗殺を画策する密談がなされ、刺客団が組織されたことを告げられる。

前回、8月11日付けのエントリーでは1-6巻を紹介した後、3週間で20冊近く読み進んだことになります。実は、第9巻『遠霞ノ峠』を入手するのに手間取ってしまいましたので、ほぼ1日に1冊読んでいるような気がします。今月半ばまでに最新刊を借りられれば、第30巻まで読み終えるような気がします。このシリーズ中盤の山場である徳川家基のお忍びでの日光社参、第20巻過ぎの相次いでの祝言、もちろん、佐々木家の養子となった磐音とおこんの祝言が読ませどころであることは言うまでもありません。「島耕作」シリーズと同じで、これでもかこれでもかと磐音のスーパーヒーロー振りが書き立てられています。それはそれで面白いと思います。歳を取ったのかもしれません。

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