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2009年9月 5日 (土)

米国雇用統計は景気後退の終了が近いことを示唆しているか?

日本時間の昨夜、米国労働省から米国雇用統計が発表されました。いずれも季節調整済みの統計で、ヘッドラインの非農業部門雇用者数の前月差は▲21.6万人減と減少を続け、失業率も9.7%とさらに上昇しました。しかし、雇用者数の減少幅が縮小していることなどから、米国景気もそろそろリセッションの終了に向かっており、今年年央が事後的に景気の谷と認定される可能性があると私は受け止めています。まず、New York Times のサイトから関連する記事の最初の3パラだけを引用すると以下の通りです。

The unemployment rate surged to 9.7 percent in August, signaling that joblessness and financial anxiety are likely to endure in millions of American homes for many months.
The Labor Department’s latest employment report, released Friday, added weight to a growing belief that - technically - the economy has already escaped the grip of recession. Though another 216,000 net jobs vanished in August, the losses continued to moderate from their worst numbers of the year.
Yet the report also lent credence to a growing consensus that, even as the economy resumes expansion, the recovery is likely to be weak, prompting most companies to hold back from aggressive hiring.

次に、いつものグラフは以下の通りです。いずれも季節調整済みの統計で、上のパネルの赤の折れ線グラフは非農業部門雇用者数の前月差増減、下のパネルの水色の折れ線は失業率です。影を付けた期間は景気後退期で、日本と違って米国はまだリセッションが続いているとの前提でグラフを書いています。

米国雇用統計の推移

さらに、上に引用した記事と同じNew York Times のサイトにあるフラッシュへ直リンしています。

週末ですので、かいつまんで簡単にアップしておきます。来週は日本のGDP統計、2次QEの発表などもあり、この米国雇用統計について改めて取り上げることはしないと思います。

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