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2009年11月13日 (金)

来週11月16日に発表される7-9月期1次QEの予想やいかに?

内閣府による来週11月16日の発表を前に、1次QEに必要な経済指標がほぼ10月中に出尽くし、各シンクタンクや金融機関などから今年7-9月期の1次QE予想が出そろいました。いつもの通り、顧客向けのニューズレターなどのクローズな形で届くものは別にして、ネット上でオープンに公開されているリポートに限って取りまとめると下の表の通りです。ヘッドラインは私の趣味でリポートから特徴的な文言を選択しました。今回は、先行きを示唆するものがあれば、それを優先的に拾ったつもりです。詳細な情報にご興味ある方は左側の機関名にリンクを張ってあります。リンクが切れていなければ pdf 形式のリポートがダウンロード出来ると思います。"pdf" が何のことか分からない人は諦めるしかないんですが、もしも、このブログの管理人を信頼しているんであれば、あくまで自己責任でクリックしてみましょう。本人が知らないうちに Acrobat Reader がインストールしてあって、別画面が開いてリポートが読めるかもしれません。

機関名実質GDP成長率
(前期比年率)
ヘッドライン
日本総研+0.9%
(+3.6%)
10-12月期もプラス成長が続く可能性
みずほ総研+0.1%
(+0.5%)
景気回復のモメンタムは徐々に鈍化
三菱UFJ証券+0.9%
(+3.6%)
実質成長率は、前年比ベースでもプラスに転じ、景気は底堅く推移する公算
第一生命経済研+0.8%
(+3.2%)
在庫投資が撹乱要因になる可能性に注意が必要
三菱UFJリサーチ&コンサルティング+0.3%
(+1.2%)
景気対策の効果と輸出の増加を背景に景気は持ち直しの動きが続いている
ニッセイ基礎研+0.5%
(+2.1%)
企業収益の持ち直しに伴い設備投資の減少幅が急速に縮小
三菱総研+0.6%
(+2.2%)
外需や生産の回復、景気対策による消費下支えの継続を背景に、前期並みの成長率を維持
新光総研+0.8%
(+3.1%)
内外における在庫調整の進展や景気対策の効果を受けて、2四半期連続のプラス成長となる見通し

3か月前の4-6月期1次QEの直前予想では、ほぼ年率3%を超えて各機関がかなり似通った数字を出していたんですが、今回は違います。プラス成長を維持することに間違いはなさそうですが、年率で見て+0.5%から+3.6%とバラツキが大きく、中心は+2%台半ばといったところでしょうか。4-6月期が年率+2.3%でしたから、ほぼ匹敵する成長率が見込まれています。ただし、私が上に取りまとめた範囲では、ドンピシャの+2%台半ばの機関はなく、ややニッセイ基礎研と三菱総研が近い結果を出しているといったところのような気がします。
しかし、来週に発表されても、いきなり過去の数字と見なされる可能性も大いにあります。景気の先行き次第だからです。私は日本総研と同意見で、10-12月期もプラス成長を維持すると考えているんですが、みずほ総研なんかは7-9月期がギリギリのプラス成長の上に、「景気回復のモメンタムは徐々に鈍化」なんですから、悲観論を代表しているのかもしれません。先行き順調とみれば別ですが、これから先ズレした2番底が来ると考えれば、潜在成長率を超える+2%台半ばの数字はすでに終わった7-9月期の実績としての意味しか持ちません。

私の注目は何と言っても設備投資です。デフレータ次第ではありますが、わずかなりとも設備投資がプラスに転ずる可能性も十分あると考えています。

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