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2009年11月 4日 (水)

来年の経済見通しの季節に欧州委員会が先陣を切る

本題に入る前に、今日のニュースでレヴィ・ストロース教授が亡くなられたことを知りました。というか、正直なところ、私のような専門外の人間にとっては、そもそもご存命であったことも知りませんでした。20世紀を代表するアカデミストの1人といえます。謹んでご冥福をお祈りいたします。

ということで、文化の日の飛び石連休も終わり、天候も秋晴れが続く中、そろそろ来年以降の経済見通しが発表される季節を迎えた気がします。まず、昨日、欧州委員会から秋の欧州経済見通しが発表され、ユーロ圏の来年の成長率は+0.7%、さ来年は+1.5%と見込まれています。春の見通しの段階では来年もマイナス成長とされていたのが、+0.8%ポイントも上方修正されました。成長率以外ではインフレ率は今年の1.0%から来年1.3%、さ来年1.5%と徐々に上がるものの、この水準では物価は安定的だと見なされるような気がします。他方、失業率は来年から10%台に上昇し、また、政府バランスも大幅な赤字水準が続くとされています。下の表は縮小をかけて少し見にくいんですが、pdf のリポートの p.21 Table I.1.3 から引用しています。

Main features of the autumn 2009 forecast - euro area

なお、ユーロ圏ではなく、ユーロに参加していない英国などを含めた欧州全体の見通しはリポートの p.21 Table I.1.2 にあります。順序が逆になりますが、さらにページをさかのぼると、"International environment" としてリポートの p.16 Table I.1.1 に日米に加えてアジアや世界の見通しもあったりします。以下に引用した通りです。気になる日本の経済見通しについてはあくまで前提条件との扱いですが、今年2009年の成長率は春の見通しから▲0.6%ポイント下方修正されて▲5.8%と置かれている一方で、来年2010年は逆に+1.0%上方修正されて+1.1%成長となった後、さ来年の2011年は再び+0.4%成長に鈍化するとされています。何らご参考まで。

International environment

最後に、他で見かけない私のブログの大きな特徴として、極めて大胆にヨソ様のフラッシュに直リンするというのがありますが、今夜も秋の欧州経済見通しのページにあるフラッシュに直リンしています。しかも、幅が広過ぎるので勝手に少し右側を削った形で引用していたりします。EU 加盟国をクリックすると別窓で国別の詳細見通しが現れます。

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