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2009年12月 6日 (日)

長崎大学のランキングはいかほどか?

少し前の12月1日付けのエントリーで「事業仕分けをどう見るか?」と題して、現内閣の目玉を取り上げ、その後、各方面からいろいろと異論が出ています。その中でもメディアなどに取り上げられた強い異論は科学分野とスポーツ界からのものが私の印象に残っています。ということで、科学分野からはノーベル賞受賞者とともに、いくつかの大学が反論しているんですが、日本の大学のランキングで、我が奉職する長崎大学がどのあたりに位置しているのかについて、休日のヒマを利用して少し考えてみます。まず、読売新聞の科学面から2つの記事を引用します。

最初の記事の9大学とは旧制帝国大学7大学プラス早慶です。当然ながら我が長崎大学は含まれていません。次の記事では旧制帝国大学7大学と東京工業大学を除く国立53大学に長崎大学が含まれています。もっとも、2番目の記事は国立大学だけで、私立大学や公立大学にも工学系の学部はありますから、トップ53というわけではありません。
大学のランキングで有名なのは『大学ランキング 2010』(週刊朝日)とか『大学図鑑! 2010』(ダイヤモンド) といえます。でも、私はどちらも見たことはありません。同業者の大学教員は熱心に見ているのかもしれません。分野を限れば、Financial Times の MBA rankings なんてのもあります。我が長崎大学にも MBA コースはありますが、そもそも、日本のビジネス・スクールは上位100校に出現しません。
また、経済週刊誌にも毎年の恒例記事で大学ランキングが掲載されています。下の画像は11月上旬の記事だったと思うんですが、私が見た中で、「本当に強い大学ランキング【2009年版】」(東洋経済) から引用しています。誠に残念ながら、我が長崎大学はトップ100に入っていません。さらに、我が母校の京都大学が4位に甘んじていますし、筑波大学が出現しませんから、引用しておきながら無責任ですが、かなり疑問に感じます。

「本当に強い大学ランキング【2009年版】」(東洋経済)

さらについでに就職で考えて、人事院が発表している平成20年度のキャリア公務員採用試験のうち、法律・経済・行政区分における合格者の出身大学に長崎大学出身者が1名います。女性となっています。この一覧には69大学が入っています。
再び東洋経済の「本当に強い大学ランキング【2009年版】」には失礼ながら、私自身の実感で言うと、トップ3大学は東大、京大、阪大の順で明らかです。過去50年間そうだったでしょうし、この先、50年くらいは動かないような気もします。トップ10となれば、旧制帝国大学7大学に早慶を加え、法律・経済系であれば一橋大学、理工学系であれば東京工業大学なんだろうという気がします。トップ12ならこのトップ10に筑波大学と神戸大学が加わります。いずれにせよ、長崎大学は1桁ではあり得ません。しかしながら、日本に700余りある大学の中で、何とかトップ100か、せめて上位20パーセントには入っているような気がしないでもありません。

私が海外生活を送ったチリとインドネシアでは国名を冠したチリ大学とインドネシア大学がダントツのトップ大学でした。従って、「日本では日本大学が一番」と勝手な類推をする場合があったことを思い出します。

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