将棋の名人戦挑戦者が三浦八段に決まる
昨日、第68期将棋名人戦・A級順位戦の最終9回戦が、青山の我が家からほど近い千駄ケ谷の将棋会館で一斉に指され、リーグ成績を7勝2敗とした三浦弘行八段が名人戦への初挑戦を決めました。まず、名人戦主催新聞社のひとつである朝日新聞のサイトから最初のパラだけ記事を引用すると以下の通りです。
将棋名人戦、三浦弘行八段が挑戦権 順位戦7勝2敗
羽生善治名人(39)=棋聖、王座、王将=への挑戦権を争う第68期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦は2日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で一斉に指され、三浦弘行八段が郷田真隆九段に142手で勝ってリーグ成績を7勝2敗とし、初挑戦を決めた。名人戦七番勝負は4月8、9日に東京都文京区の椿山荘で行われる第1局で開幕する。
私は将棋は決して上手くもありませし、ましてや段位や級すら持っていませんが、このブログでも名人戦だけは注目しており、一昨年の第66期名人戦、当時の森内名人に現在の羽生名人が挑戦した時から、昨年の羽生名人に挑戦した郷田九段の戦い振りなどを取り上げて来ましたが、今年は三浦八段が挑戦です。チャイルド・ブランドとか、羽生世代と呼ばれる羽生名人、郷田九段、森内九段、あるいは、『聖の青春』で取り上げた故村山九段などから、三浦八段は少しだけ若い挑戦者です。当時七冠を独占していた羽生名人から、1996年に棋聖位を奪ったことでも知られています。もっとも、翌年には棋聖位を失っていますから、タイトルはこれだけのような気がします。いまだに、出身地である群馬県のご実家から通勤しているらしいです。
A級順位戦が終わりましたから、降級者と昇級者も決まりました。佐藤九段は昨日の最終戦前に降級が決まっており、昨日の結果を受けて井上八段も降級となりました。逆に、昇級は渡辺竜王と久保棋王がすでに決定しています。深浦王位の昇級はなりませんでした。気の早い話かもしれませんが、渡辺竜王が名人位に挑戦する可能性が出て来ました。今年の挑戦者である三浦八段には誠に申し訳ないんですが、それまで羽生名人が在位することを1人の将棋ファンとして願っています。
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