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2010年3月20日 (土)

おにいちゃんの十三参りで浅草寺に行く

おにいちゃんの十三参りで浅草寺に行く

今日は、朝からまずまずいいお天気で、気温も上がりました。陽気に誘われたわけでもないんですが、おにいちゃんを連れて出かけます。浅草寺に十三参りです。十三参りは、本来、旧暦の3月13日に干支が一回りした数えの13歳を連れて行くものなんでしょうが、今どきは、七五三も満年齢ですので、我が家のおにいちゃんも満年齢で十三参りに連れて行きます。旧暦の3月13日は今のグレゴリオ歴では4月中旬なのかもしれませんが、これも折衷で春休みや3連休を利用するようになっている気がします。まあ、冠婚葬祭や通過儀礼の一種と受け止めています。言うまでもありませんが、弘法大師空海が飛躍的に記憶力を増大させたと言われる故事にならい、虚空蔵菩薩にお参りします。私は京都の人間ですから、十三参りのお参り先としてダントツに有名な嵯峨野の法輪寺に父親に連れて行ってもらった記憶がありますが、東京では虚空蔵菩薩を本尊としているお寺は少なく、知り合いから浅草寺か増上寺らしいと聞いたものですから、我が家のおにいちゃんは浅草寺に連れて行きました。なお、京都では法輪寺に十三参りした後、渡月橋を渡るまで後ろを振り返ってはいけないと言われているので、私からおにいちゃんに仲見世を終えるくらいまでは後ろを振り返らないように注意しておきます。実は、私は渡月橋に差しかかったあたりで半分ほど後ろを振り返ってしまい、父親から「知恵を返した」と叱られたことがあります。でも、そんなのは前もって知らせておくべきですから、今日は、おにいちゃんに後ろを振り返らないことと、仲見世の人混みでは特にスリに気をつけるように申し渡しておきました。

小さいころの七五三から、一気に飛んで、成人式とか、冠婚葬祭ではないかもしれませんが、通過儀礼としての高校卒業や大学入学などの中間に十三参りは位置して、実に適当な年齢でのお参りだという気がします。仏教徒にふさわしく、弘法大師に由来する日本独特の儀式かもしれません。

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