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2010年5月18日 (火)

佐伯泰英『孤愁ノ春』 (双葉文庫) を読む

佐伯泰英『孤愁ノ春』(双葉文庫)佐伯泰英さんの『孤愁ノ春』 (双葉文庫) を読みました。「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの第33巻です。前巻の『更衣ノ鷹』上下では、とうとう徳川家基が毒殺され田沼一派が幕閣の中で絶大なる権力を掌握して、尚武館佐々木道場を閉鎖に追いやるとともに、その際に、主人公佐々木磐音の養父母である佐々木玲圓とおえいが切腹し、磐音とおこんは今津屋のご寮に引きこもり、おこんに子供が出来たところで終わっていました。私はてっきり老中田沼意次が失脚するまで、一気に年月を飛ばすのではないかと考えていたんですが、何と、そのまま続いています。まあ、失礼ながら、佐伯泰英さんの作家としての力量は一昨日のエントリーで取り上げた京極夏彦さんとは大きく差があり、それは文学賞などの受賞歴に如実に表れていると私は考えていたので、一気に飛ばす派だったんですが、これは意外でした。作家としての力量はそこそこなんでしょうが、小説自体は面白いので私も読み続けています。今回の第33巻は5月13日に発売され、私も先週末に買い求めました。江戸を出て磐音とおこんが旅をします。途中から弥助と霧子も加わり、田沼一派の追手を蹴散らすというものです。これから先、出羽山形の奈緒を訪ねるんではないかと私は想像しています。今度の予想は当たりますか、どうでしょうか。

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