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2010年6月30日 (水)

明日発表の日銀短観6月調査の予想やいかに?

明日7月1日の発表を前に、シンクタンクや金融機関などから6月調査の日銀短観予想が出そろいました。いつもの通り、顧客向けのニューズレターなどのクローズな形で届くものは別にして、ネット上でオープンに公開されているリポートから、もっとも注目される大企業の製造業・非製造業について業況判断DIを取りまとめると下の表の通りです。また、6月調査ですので設備投資計画も注目されるところですので、3段目には大企業全産業の本年度2010年度の設備投資計画の前年度比も付記しました。ヘッドラインは私の趣味でリポートから特徴的な文言を選択しています。詳細な情報にご興味ある方は左側の機関名にリンクを張ってあります。リンクが切れていなければ pdf 形式のリポートがダウンロード出来ると思います。"pdf" が何のことか分からない人は諦めるしかないんですが、もしも、このブログの管理人を信頼しているんであれば、あくまで自己責任でクリックしてみましょう。本人が知らないうちに Acrobat Reader がインストールしてあって、別画面が開いてリポートが読めるかもしれません。

機関名大企業製造業
大企業非製造業
<設備投資計画>
ヘッドライン
3月調査実績▲14
▲14
<▲0.4>
n.a.
日本総研▲2
▲4
<+2.3>
大企業製造業から始まった業況改善の流れが非製造業にも波及し、景気回復の裾野が広がってきたことを示す内容
みずほ総研▲6
▲8
<+3.7>
外需を起点とした回復が続く中、ユーロ安がマイナス材料
ニッセイ基礎研▲4
▲8
<+5.1>
景気回復は他分野にも波及し始めており、非製造業、中小企業でも緩やかな景況感回復が確認される
三菱UFJモルガン・スタンレー証券景気循環研究所+2
▲5
<+7.3>
全般的かつ大幅な景況感の改善が示されることになり、大企業・製造業の業況判断DIは、リーマンショック前の08年6月調査以来、2年ぶりとなるプラスを記録することが見込まれる
第一生命経済研▲4
▲6
<+3.0>
企業マインドにはギリシャ危機の悪影響よりも、収益拡大が輸出増に支えられ進むことの方が大きく表れると予想
三菱総研▲3
▲7
<+3.1>
輸出の拡大や消費の堅調を受け、企業の売上・収益が回復傾向にあることから、製造業、非製造業ともに一段の改善を見込む
三菱UFJリサーチ&コンサルティング▲5
▲9
<+5.5>
中国などの新興国を中心とした世界経済の回復を受けて輸出の大幅な増加が続き、生産も堅調に増加していることが背景
新光総研▲2
▲6
<+7.0>
海外経済の回復を背景とする輸出の増加や生産活動の持ち直しが続くなか、企業収益も回復傾向にあり、徐々に設備投資などにも回復の動きが波及
富士通総研▲4
▲8
<+4.7>
日本経済は輸出の増加と政策効果を起点とした生産の回復、雇用の改善という流れで景気回復が波及し、最近では設備投資の回復が明確になるなど、自律回復に一歩足を踏み入れている

要するに、ヘッドラインとなる大企業製造業の業況判断DIはほぼゼロに近づき、さらに、大企業レベルでは今年度の設備投資は昨年度よりも増加する、ということになります。典型的には、日本総研やニッセイ基礎研のコメントにあるように、輸出にけん引された生産の増加で始まった昨年1-3月期の大企業製造業の景気回復が、ようやく1年余りを経過して非製造業や中堅・中小企業にも波及した姿が確認できる短観となる可能性があります。ただし、ギリシアに端を発した欧州のソブリン・リスク、さらに、緊縮に傾きつつある先進諸国での財政運営が不透明感を増幅していますが、業績の回復がそれを打ち消しています。しかしながら、生産や雇用に鈍化の兆しが現れ始めていることは明らかで、今次景気回復局面では前期から急回復を示す最後の日銀短観となる可能性もあります。さらに、もうひとつの注目は雇用判断DIです。学生諸君の就活にも大いに影響する指標ですのでチェックしたいと思います。

所定外労働時間指数の推移

最後に、日銀短観とは余り関係なく、今日、厚生労働省から発表された5月の毎月勤労統計調査から、景気に敏感な所定外労働時間指数のグラフは上の通りです。5人以上事業所の季節調整済み系列です。昨日取り上げた鉱工業生産指数と連動して鈍化の兆しを見せ始めています。

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