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2010年6月17日 (木)

エコノミストの右翼と左翼

先日、学生と話をしていて初めて知ったんですが、私はどうも右翼的なエコノミストと認識されているようです。このブログでもリバタリアンめいたことを書いたこともあり、そもそも公務員出身ですから、薄々は感じないでもなかったんですが、実は、私自身は左翼だと自任しています。自分自身を含めて、京都大学出身の多くのエコノミストは左翼ではないかとさえ思っているほどです。

Nolan Chart

ということで、上の画像は名高いノーラン・チャートです。どこかのサイトから拾ったんですが、忘れてしまいました。無断転載になるのかもしれません。反省しています。
ノーラン・チャートはそもそもリバタリアンが考案したものですから、それ以外には異論も多いんですが、今夜のエントリーでは有用です。フツーのノーラン・チャートは数学のグラフと同じで垂直軸と水平軸になっていますが、上の画像が反時計回りに45度ずらしてあります。この方が右翼と左翼を直感的に理解できると思います。
上の画像に即して言うと、個人的な自由と経済的な規制を主張するのが左翼で、その逆に、個人的な規制と経済的な自由を主張するのが右翼となっています。個人的にも経済的にも自由を強調するのがリバタリアンです。私が考える右翼と左翼のエコノミストとは、経済に関する政府の介入をどこまで許容するかで分類されます。なお、ここでの「政府」とは中央銀行を含んだ統合政府と考えるべきです。別の言い方をすれば、政府の経済への介入をいっさい認めないのが右翼エコノミスト、政府の経済への介入を認めるのが左翼となります。ここで誤解してはならないのは、「経済への介入」を「市場への介入」と読み間違えてはいけないということです。政府の市場への介入をよしとするエコノミストはいません。いたとしたら、「トンデモ」に分類されるべきです。
私は政府の経済への介入を認めます。マクロ経済の安定や所得格差是正のための再分配などは政府の経済への介入なしで市場が自律的に行えるハズもありません。ですから、私自身は左翼のエコノミストであると自任しています。ホントのリバタリアンなんて、私はそうそうはいないと思います。下の画像は4月に New Yoker で掲載された風刺画ですが、現実に、こんな人がどれくらいいるのか、私には大いに疑問です。

Libetarian

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