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2011年1月15日 (土)

マグナム・フォト写真展「50の情熱」に感激する

マグナム・フォト東京支社創設20周年記念写真展「50の情熱」ポスター

今日は午後から出かけて、銀座4丁目角の三愛ビル8-9階にあるリコー・フォトギャラリー Ring Cube で開催されている写真展を見に行きました。あのロバート・キャパの発案でそうそうたる写真家が集まったマグナム・フォトの東京支社創設20周年を記念した写真展「50の情熱」です。なお、どうでもいいことですが、この場合の数字の「50」は一見すると年齢にも思えるんですが、マグナム・フォトの会員数です。すなわち、マグナム・フォトのすべての正会員がこの写真展に作品を寄せています。上のポスターに見える通り、昨年12月15日に始まって、明日の1月16日で終了です。一応、マグナム・フォトと Ring Cube の両方のリンクを下に置いておきます。

実は、昨年の段階でこの写真展が始まったことは知っていたんですが、同時期の12月中旬に始まって、昨年12月18日のエントリーでも取り上げた報道写真展が1週間そこそこで終わってしまうため、ついつい人情として、ソチラを優先して回ったためコチラに行くのが遅くなってしまいました。
もちろん、マグナム・フォトの写真展だからといって戦争写真ばっかりではありません。もっとも、今日の写真展で私の目にした最初の写真が北朝鮮で撮られたものだったので、いきなり少し緊張してしまったりしました。私自身は写真とは一瞬の場面を切り取る芸術だと考えていますので、この写真展にもあったような女優さんがポーズを決めた写真もいいんですが、出来ることであれば、記憶に残る、もっといえば、歴史に残る一瞬を記録したリアリズムが写真の命だと考えています。その意味で、今日は大いに感激してしまいました。さすがに超一流のプロのリアリスティックな写真は素晴らしかったです。

日本の写真家の中で、マグナム・フォトやロバート・キャパのラインで考えると、当然、沢田教一が思い浮かびます。無料で写真展を拝見したにもかかわらず、最後のアンケートで、申し訳なくもリコーのカメラは持っていないにチェックを付けた後、取り上げて欲しい写真家として沢田教一を上げておきました。

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