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2011年6月18日 (土)

国際通貨基金 (IMF) の「改定世界経済見通し」で日本は今年マイナス成長か?

昨日、国際通貨基金 (IMF) から「改定世界経済見通し」World Economic Outlook (WEO) Update が発表されました。ほとんど震災の影響を盛り込んでいなかった4月の見通しでは今年2011年+1.4%、来年2012年+2.1%の成長を見込んでいたんですが、新たな改定見通しでは2011年▲0.7%のマイナス成長の後、来年は+2.8%と今年の反動や復興需要などもあって成長が加速すると見ています。主要な国の成長率見通しは以下の通りです。IMF のサイトから引用しています。なお、クリックすると別窓で pdf の全文リポートの p.2 Table 1. Overview of the World Economic Outlook Projections だけを抜き出した pdf ファイルが開きます。

Latest IMF projections

それから、世界全体の成長率とインフレ率の見通しは以下のグラフの通りです。来年半ば以降も特に途上国でインフレが高止まりすると見通しを修正しています。IMF のサイトから引用しています。

Figure 1. Global GDP Growth and Inflation

さらに、経済見通しではないんですが、同じ IMF から、6月9日付けのエントリーで取り上げた IMF Article IV Consaltation の結果が IMF Staff Discussion Note SDN/11/13 "Raising the Consumption Tax in Japan: Why, When, How" として取りまとめられているとともに、「改定世界財政見通し」Fiscal Monitor Upate も明らかにされています。世界経済の不安定要因になりかねない日本財政を立て直すべく矢の催促です。前者の p.6 から Figure 3. General Government Tax Revenue in 2007 を以下に引用しておきます。以下に日本の税収が少なく、増税の余地が残されているかを表しています。

Figure 3. General Government Tax Revenue in 2007

非常に興味深いテーマですし、国際機関などの海外情報を詳しく取り上げるのは私のこのブログの特徴のひとつなんですが、週末の土曜日ですので簡単に済ませておきます。

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