この週末から完全地デジ化、の影響やいかに?
広く報じられている通り、この週末から東北の被災地を除きテレビが完全地デジ化されています。我が家なんかは対応が遅かった方なんですが、それでも今年に入ってからテレビを買い替えて対応していたりします。このテレビの地デジ化に対応して、ネット・リサーチ大手のマクロミルから「地デジに関する調査」が先週木曜日の7月21日に公表されています。今夜はこれを簡単に振り返りたいと思います。まず、以下の4点が調査結果の要約として示されています。
- 2台目のテレビが「地デジに未対応」の人は、約2割
- 地デジ対応後、「テレビを見る時間が増えた」約2割。「録画が増えた」約4割
- '地デジ放送'の満足度は、7割超
- 地デジになって、今後のテレビに「期待している」56%
まず、テレビごとの地デジ化の対応の有無は以下のグラフの通りです。1台目は95%超が対応済みなんですが、2台目になると80%に落ち、以下、5台目の50%まで落ちます。我が家のようにテレビが1台しかない家庭はすでに少数派なのかもしれません。他方、1台目の95%対応はかなり低いんではないかと私は思うんですが、混乱は生じていないんでしょうか。
また、地デジ放送の満足度ですが、「満足」と「やや満足」を合わせて70%を超え、「どちらともいえない」が20%弱ですから、不満層は10%未満と少数派になっています。我が家も「やや満足」といったところかもしれません。どういったところに満足しているかというと、「高画質・高音質」が最多で76%、次いで「テレビ画面で番組表が見れる (EPG)」が56%、「データ放送」が37%といったあたりが続いています。
地デジ放送の期待度については下のグラフの通り、「非常に期待している」と『やや期待している」の合計が過半を占めるものの、それほど期待はしていない割合もかなり高くなっています。我が家もそうかもしれません。テレビという通信手段そのものがどこまで発展性あるのか、ないのか、私には不明です。もっとも、インターネットについても同じで、通信手段としての将来性は疑問が残ります。だからといって、何が将来性豊かかどうかは、残念ながら、私には分かりかねます。
今回のテレビの地デジ化には2通りの意味があると私は考えています。第1に放送として、第2にハードとして、の2通りです。でも、「何はなくとも、まずテレビ」という一定の需要があることも確かです。
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