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2011年7月13日 (水)

真保裕一『アマルフィ』と『アンダルシア』(講談社) を読む

真保裕一『アマルフィ』と『アンダルシア』(講談社)

真保裕一さんの『アマルフィ』と『アンダルシア』(講談社) を読みました。実は、この間に『天使の報酬』という作品が同じ外交官・黒田康作シリーズで発表されているんですが、映画化されていないので飛ばしました。『アマルフィ』を映画化した「アマルフィ 女神の報酬」は見ていませんが、後者の原作になる現在封切り中の「アンダルシア 女神の報復」は前売り券を買ってありますので、我が家のおにいちゃんとともに2人で見に行くことにしています。
繰返しになりますが、取り上げた2冊は外交官・黒田康作シリーズの作品です。いずれも図書館で借りて読みました。実は、『天使の報酬』を読んでいないのは図書館の順番待ちだったりします。一応、私は南米の在チリ大使館で領事ではなく経済アタッシェの書記官ながら外交官の経験がありますから、主人公である黒田康作以外の頼りない外交官の姿には反論したい部分もないではないものの、まあ、エンタテンメント性の強い文学作品ですから、こういったステレオ・タイプの外交官像を示しておけば、一般向けには有卦に入るんだろうと想像します。
邦人保護を担当する領事と呼ばれる外交官であって、警察官やましてや軍人、あるいは、スパイなどとは異なりますから、地味な情報収集活動はあるものの、派手なアクションはなさそうで、その分、映画には向かないような気もしましたが、逆に、アマルフィやアンダルシアといったラテンのエキゾチックな地域での海外ロケは風景だけでも日本人受けする可能性はあります。私は真相を知りませんが、米国ロスアンジェルスを舞台にする『天使の報酬』が映画化されていないのも、そのあたりに理由があるのかもしれません。
『アマルフィ』も『アンダルシア』もいずれも、黒田康作以外の保守的・保身的な外交官を小バカにしつつ物語が進み、黒田康作の邦人保護における活躍が取り上げられるわけですが、いずれも、単なる邦人保護にとどまらず、より大きな背景や事件を明らかにするようなストーリーになっています。しかも、欧州大国の外交的な利害がからんでいたりもします。その意味で、どちらもラストはびっくりする結末で終わります。特に、『アンダルシア』の最後はこのようなエンディングが残されていたのかと、私も驚きました。実践的な人柄であれば、非現実的なストーリーであると理解するかもしれません。でも、文学作品や映画とはそういったものだと受け止めるべきです。

夏休みに入ったら、親子でお出かけして「アンダルシア 女神の報復」の映画鑑賞に行きたいと思います。

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