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2012年4月25日 (水)

今年の新入社員はどのようなキャリアプランを持っているか?

やや旧聞に属する話題ですが、一昨日4月23日、日本生産性本部から「2012年度 新入社員 春の意識調査」が発表されています。今どきのことですから、pdfの全文リポートもアップされています。私の課でも先週金曜日までの初任者研修を終えた新人が今週から本格的に勤務に入っていたりしますし、なかなか興味深い内容がありますので、簡単に取り上げておきたいと思います。

一生勤めると転職の割合の推移

上のグラフは「一生勤める」と「機会があれば転職」の割合の推移をプロットしています。色分けは凡例の通りです。見れば分かるんですが、このグラフに収録されている限りの1997年以降の期間では、「一生勤める」の割合がもっとも高く、逆に、「機会があれば転職」の割合がもっとも低くなっています。必然的に、その差はもっとも大きくなっています。労働市場では、その昔のいわゆる「終身雇用」はかなり崩壊していると考えられていますが、新入社員の間では長期に勤務する希望が根強いことがうかがえます。グラフは引用しませんが、当然ながら、「社内で出世よりも起業して独立」の割合も低下を続け、ホンの10年前の半分まで低下しており、わずかに12.5%を占めるに過ぎません。安定志向は特にリーマン・ショックの後で顕在化していますし、厳しい就活を勝ち抜いて就職した会社に長く勤めたいという気持ちは理解できるところかもしれません。

SNS利用の割合

今年から新たに設問されたSNS利用の割合のグラフは上の通りです。見れば分かる通り、男性よりも女性の新入社員で利用が多く、単純に大卒と高卒と見なせるわけではありませんが、成人と未成年では前者の方が割合が高くなっています。SNSの利用内容としては、「友人とのコミュニケーションツール」、「学生時代の友人との交流」、「故郷の同級生との交流のため」などが上げられています。

私が役所に就職したのはすでに30年近くも前でバブルよりも前のころでした。そのころでも、それ以降でも、「今年の新人は理解しがたい」と毎年のように言われ続けて来たような気がします。現在の職場では、課長の私とヒラの新人との間に課長補佐や係長などが挟まって、直接に新人に仕事上の指示を与えたり、報告を受けたりする機会はそれほど多くないんですが、こういった情報を基に、円滑なコミュニケーションを図るよう努力したいと思います。

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