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2012年7月 6日 (金)

景気動向指数に見る我が国の景気の現状やいかに?

本日、内閣府から5月の景気動向指数が発表されました。ヘッドラインとなる一致指数は95.8と前月から▲1.2ポイント低下した一方で、先行指数は+0.3ポイント上昇の95.9を記録しました。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

5月の景気一致指数、2カ月連続低下 自動車伸び一服
内閣府が6日発表した5月の景気動向指数(CI、2005年=100)速報値によると、景気の現状を示す一致指数は95.8と前月から1.2ポイント低下した。低下は2カ月連続。エコカー補助金などきっかけにした自動車の増勢が一服した。
自動車については生産、出荷の両面で前月よりも悪化。欧州向けが停滞したことに加え、政策効果を手掛かりにした大幅な伸びには一服感が漂いはじめた。生産活動の弱まりを受けて、大口電力使用量も減少した。
一方で、自動車の生産や出荷に関して「基本的には堅調に推移している」(内閣府)といい、悪化は一時的とみている。内閣府は一致指数の動きから機械的に求める景気の基調判断を「改善」で据え置いた。
数カ月後の先行きを示す先行指数は0.3ポイント上昇の95.9と2カ月ぶりに上昇に転じた。欧州債務問題を理由に株価などの市況悪化が指数を押し下げたものの、実体経済が回復を支えた。復興需要が後押しする建設関連の最終財のほか、半導体など電子部品・デバイスも出荷が増えて、在庫率が低下した。
景気に数カ月遅れる遅行指数は0.2ポイント上昇の86.1と、2カ月ぶりに改善。完全失業率の低下など雇用指標の改善が景気を下支えした。
指数を構成する経済指標のうち、3カ月前と比べて改善した指標が占める割合を示すDIは一致指数が50.0%、先行指数が22.2%だった。

次に、いつもの景気動向指数のグラフは以下の通りです。上のパネルはCI一致指数と先行指数、下はDI一致指数です。いずれも影をつけた部分は景気後退期です。

景気動向指数の推移

一致指数は低下したものの、先行指数は上昇しています。判断は難しい気がしますが、景気動向指数については、「CIによる景気の基調判断」の基準として、3か月後方移動平均と7か月後方移動平均の前月差を中心に、機械的に基調を判断するとのルールがあり、「改善」に据え置かれています。報道にもある通り、私も景気は基本的に堅調に推移していると受け止めています。一致指数への寄与の大きさを見ると、有効求人倍率や輸送機械を除く資本財出荷がプラスに寄与し、大口電力使用量、鉱工業生産指数、鉱工業生産財出荷指数、耐久消費財出荷指数などがマイナスの寄与を示しています。

夏休みの旅行動向 (JTB)

景気動向指数を離れて、この先の消費を占うひとつの指標として、JTBが「夏休みの旅行動向」を発表しています。2000年からの夏休みの旅行動向は上のグラフの通りなんですが、今年の夏休みは2000年以降で過去最高の人出となり、東京スカイツリーなどの人気スポットが出来た東京が国内旅行の中心になるとの見込みです。

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