Romantic Jazz Trio の The Beatles in Jazz 2 を聞く
John Di Martino 率いる Romantic Jazz Trio の The Beatles in Jazz 2 を聞きました。当然ながら、その2があるんですからその1も出ています。Let It Be や Yesterday、また ジャズでもよく取り上げられる Norwegian Wood、あるいは、山中千尋が最近のアルバムのタイトルにした Because などはその1に収録されており、今日のブログで取り上げるその2には以下の曲が収められています。
- For No One
- Mother Nature's Son
- Something
- You Never Give Me Your Money
- If I Fell
- She's Leaving Home
- Till There Was You
- Hey Jude
- I'll Follow the Sun
- Girl
- You've Got to Hide Your Love Away
- Oh! Darling
- Why Don't We Do It in the Road
- Imagine
その1の方をこのブログでは取り上げずに、いきなり、その2に注目してしまいましたが、まあよく似たものです。John Di Martino が昨年あたりからポピュラーソングを取り上げて、精力的に新しいアルバムをいくつか出しているのは知っていましたし、9月2日のエントリーで取り上げた Michael in Jazz のように、中には聞いたのもあるんですが、私もジャズ・ピアノを聞く能力が落ちたのか、ほとんど同じに聞こえるようになってしまいました。私の知り合いに「50歳を過ぎてしまえばAKB48はみんな同じに見える」とうそぶいているエコノミストがいますが、まさか、私がジャズ・ピアノを聞いて同じに聞こえるとは思いもよりませんでした。もちろん、有名なビートルズの曲ですから、何の曲かは分かりますが、およそ平板に聞こえるようになってしまいました。同じようなテンポで同じようなメロディラインですから、BGMで聞く分にはいいのかもしれませんが、ジャズらしい緊張感は皆無です。その意味でオススメしません。しかし、イージーリスニング的にBGMとして流す分にはいいかもしれません。音楽を聞く目的によります。その昔に、前夜によく寝て体調を整えて電話線を抜いてまでしてから、コルトレーンを聞いていた私なんかには物足りません。私の一方的な好みではなく別の表現をすれば、好き嫌いの評価は分かれそうです。
実は、役所の建物に入っていた書店が3月いっぱいで閉鎖されました。私は Jazz Japan を定期購読していたりしたんですが、ここ半年近くジャズの情報にうとくなってしまっていて、「坂道のアポロン」なんかもまったく知りませんでした。ネットの情報は検索のキーワードを知らなければ必ずしも十分ではなく、こういった月刊誌はマイナーな音楽の情報を得るには必要だと実感しました。10月23日発売の第27号は買いたいと思います。
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