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2013年1月22日 (火)

日銀金融政策決定会合の次の注目点は執行部人事!

今日までの日銀金融政策決定会合が終わり、「デフレ脱却と持続的な経済成長の実現のための政府・日本銀行の政策連携について (共同声明)」が発表されました。反対票が2票あり、佐藤委員と木内委員が2パーセントの目標に対して反対票を投じました。内容は広く報じられている通りで、私の感想は昨夜とほぼ同じです。ただ、昨夜の記事に書き忘れた点は、金融政策のラグの長さです。これを考慮すれば、物価目標の2パーセントに達するまでに3年やそこらはかかってしまうので、それなりに気長に考える必要があるんですが、逆に、ラグが長いだけにスピード感を持った金融政策運営に努めないと、いつまでたっても目標に向かって前進しているように見えない恐れもあります。
金融政策決定会合が終了し、今週中に経済財政諮問会議での集中討議も実施されますので、その先の注目点は3-4月の日銀執行部人事となります。野党に下野した民主党も、どうも前回の日銀総裁の選定には失敗した、と考え始めているように見えなくもなく、与野党そろってデフレ脱却のための適切な日銀総裁の選定が滞りなく運ぶように願っています。なお、1998年の日銀法改正以降、今までの3代15年に渡る日銀総裁がすべて日銀ご出身であり、私の目から見て忌憚なく申し上げれば、最初の速水総裁はほぼ最低でしたし、次の福井総裁は当時の小泉総理から「デフレ脱却」を強く要請されて日銀総裁になりながら、就任早々に「魔法の杖はない」と発言して日銀スタッフに取り込まれて期待を裏切りましたし、現在の白川総裁は福井総裁より下の評価で、速水総裁よりマシなんでしょうが、明らかに速水総裁に近い低い評価となります。本屋で立ち読みしただけですが、浜田教授の新著『アメリカは日本経済の復活を知っている』には、かなり強烈な教え子白川総裁評が収録されています。いずれにせよ、私から見て3人とも合格点にほど遠いと感じざるを得ません。

日銀出身だから、財務省出身だから、といった出身団体で括ることが適当なのかどうか、私は今ひとつ自信がありませんが、ご出身の組織にかかわらず、何とか次の総裁にはデフレ脱却のための強力な金融政策運営をお願いしたいものです。

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