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2014年1月22日 (水)

国際通貨基金 (IMF) 「世界経済見通し改定見通し」 World Economic Outlook Update は世界経済の成長の加速を予測!

昨日、国際通貨基金 (IMF) から「世界経済見通し改定見通し」 World Economic Outlook Update が公表されています。今年2014年の世界経済の成長率は昨年10月の見通しよりも+0.1%ポイント高まって+3.7%に加速し、日本は+0.4%ポイント高まって+1.7%と見込まれています。まず、pdf の全文リポートから冒頭のサマリーに当たる Is the Tide Rising? の部分を引用すると以下の通りです。

Is the Tide Rising?
Global activity strengthened during the second half of 2013, as anticipated in the October 2013 World Economic Outlook (WEO). Activity is expected to improve further in 2014–15, largely on account of recovery in the advanced economies. Global growth is now projected to be slightly higher in 2014, at around 3.7 percent, rising to 3.9 percent in 2015, a broadly unchanged outlook from the October 2013 WEO. But downward revisions to growth forecasts in some economies highlight continued fragilities, and downside risks remain. In advanced economies, output gaps generally remain large and, given the risks, the monetary policy stance should stay accommodative while fiscal consolidation continues. In many emerging market and developing economies, stronger external demand from advanced economies will lift growth, although domestic weaknesses remain a concern. Some economies may have room for monetary policy support. In many others, output is close to potential, suggesting that growth declines partly reflect structural factors or a cyclical cooling and that the main policy approach for raising growth must be to push ahead with structural reform. In some economies, there is a need to manage vulnerabilities associated with weakening credit quality and larger capital outflows.

次に、IMF のサイトから成長率見通しの総括表を引用すると以下の通りです。前回2013年10月時点との比較も盛り込まれています。なお、下の画像をクリックすると別タブか別ウィンドウでリポート p.2 Table 1. Overview of the World Economic Outlook Projections のページだけを抜き出した pdf ファイルが開くようにリンクを張ってあります。今夜のエントリーでは、もともと3ページほどの短いリポートですし、チーフ・エコノミストのブランシャール教授のブログなどとともに、簡単に取り上げておきたいと思います。

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上の表にある通り、押しなべて先進国も新興国・途上国も成長率を加速させていますが、特に寄与が大きいのは米欧です。米国経済は2013年の+1.9%成長から2014年には+2.8%成長に大きく加速し、ユーロ圏欧州経済も長かった景気後退を終えて2014年には+1.0%のプラス成長を記録すると見込まれています。チーフ・エコノミストのブランシャール教授のブログでは、特に米国経済の高成長について、昨年12月の財政再建に関する合意によって民間需要が喚起される点が強調されています。他方、新興国・途上国は全体としては2013年の+4.7%成長から2014年には+5.1%成長に押し上げられる一方で、個別には中国経済が振るいません。すなわち、依然として成長率の水準は高いものの、2012-13年の+7.7%成長から2014年+7.5%、2015年+7.3%と徐々に中国の成長率が低下して行くのが見て取れます。シャドウ・バンキングなどへの信用規制のために資本コストが上昇し、成長をけん引している投資にマイナスの影響を及ぼす、との見方が示されています。
日本についてはリポートではそっけないんですが、これもブランシャール教授のブログでは、2014年の+1.7%成長は主として財政刺激と輸出によるものであり、よりサステイナブルな成長のためには消費と投資へバトンタッチされる必要がある、と指摘されています。もちろん、国債に対する市場の信認をつなぎ止めるために財政再建の必要性も強調しています。なお、見通しに関するダウンサイドのリスクとして、先進国においてはデフレと金融の不安定性、新興国・途上国においては米国の量的緩和縮小に伴う金融市場や外国為替市場でのボラティリティの上昇や国内需要の脆弱性などが上げられています。

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最後に、昨日から開催されていた日銀金融政策決定会合において、「展望リポート」の中間レビューが行われ、2013-2015年度の政策委員の大勢見通しが明らかにされています。IMF の経済見通しとの異同が気にならないでもありません。特に消費者物価です。

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