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2014年4月23日 (水)

今年の新入社員はやっぱり安定重視で海外赴任は回避なのか?

やや旧聞に属する話題ですが、先週4月17日に日本能率協会から2014年度新入社員「会社や社会に対する意識調査」の結果が公表されています。今年の新入社員へのアンケート調査では、「定年まで勤めたい」が初めて過半数の50.7%に達し、他方、「海外赴任はしたくない」が2年連続増加など、それなりの特徴を捉えているように思います。まず、能率協会のサイトから調査結果のトピックスを6点引用すると以下の通りです。

トピックス
  1. 「定年まで勤めたい」が初めて過半数(50.7%)に。入社の決め手は「雰囲気の良い会社」
  2. 理想の上司像にギャップ。「丁寧に指導してほしい新入社員」と「結果を褒めたい上司・先輩」
  3. グローバル化を「ビジネスの好機」と捉えるも、「海外赴任はしたくない」が2年連続増加
  4. 過去最高! 女性の9割が「子供が生まれても仕事を続けたい」と回答
  5. 約6割 が「10年後の日本は良くなる」。東京五輪に期待!
  6. 「東日本大震災」が人生に与えた影響は、人との"絆"と"命"の大切さ

ということで、もう少し絞り込んで欲しかった気もしますが、2014年度新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果のpdfの全文リポートから図表を引用しつつ、新入社員の就活時の体験や意識などについて、簡単に調査結果を紹介したいと思います。

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まず、転職や独立志向とその逆の定着志向について、リポート p.7 図1 を引用すると上の通りです。一時は20%を切っていた「定年まで勤めたい」が50%超となりました。比率を高める非正規雇用に対して、スキルアップの機会が多いと仮定すれば、長期雇用のメリットも感じられ、転職や独立よりも定着志向が高まるのも自然なことなのかもしれません。ただし、このあたりは大企業志向と表裏一体のような気がしないでもありません。また、転職はともかく、もしもこの背景に独立のチャンスの低下があるとすれば、日本経済の逼塞感にもつながりかねませんので、何とも評価の難しいところです。

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就活時の会社選定基準と実際の基準について、リポート p.9 図4 を引用すると上の通りです。微妙にズレていたりするのは当然でしょう。就活時には業種や職種に重点を置いていたにもかかわらず、最終的に入社を決めたのは会社の雰囲気という結果です。これは大いに分かる気がします。特に、定年まで働く長期戦となれば社内の雰囲気が自分に合うかどうかは重要です。スキルは入社後に伸ばすことも可能ですが、社風を自分に合うように変更するのは極めて難しい、というか、不可能だという気がします。また、グラフは引用しませんが、就活に臨む気持ちや覚悟に関する質問では、数年前に比べて割合は低下しつつあるものの、「気に入った会社や仕事に就けるかどうかよりも、就職することを最優先に考えた」という回答が相変わらず過半を占めています。このあたりも背景になっているような気がします。

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最後に、いつも私が気にかけている海外赴任について、リポート p.15 図11と12を引用すると上の通りです。かなり拮抗していますが、「海外赴任はしたくない」との回答がやや優勢で、ここ2-3年は差が広がっています。ただし、グラフは引用しませんが、グローバル化については、不安感よりも期待感が、日本企業のビジネスの危機よりは好機が、自分には関係ないよりは自分も当事者が、それぞれ大きく上回っていますので、グローバル化についての意識はそれなりに高い一方で、海外赴任でその最前線に立つ気は余りない、ということで、国内の職場からグローバル化を支える、ということなんでしょう。もっとも、海外経験の有無により大きな差が生じていますから、我が家のように、親について行って海外経験をする子供が増えれば海外赴任希望も増えるのかもしれません。なお、これもグラフは引用しませんが、海外赴任したくない理由については、「言葉が通じるか不安だから」がここ3年ほどで比率を減少させた一方で、「治安や食生活、衛生面で不安を感じるから」が逆に比率を上昇させて、第1の理由になっていたりします。確かに、この理由であれば、海外経験によって誤解している部分と誤解していない部分の見極めが出来そうな気もします。

最後に、これもグラフは引用しませんが、2年前と比べて2014年の新入社員の就活時の「最も役に立ったツール・媒体」は、2012年のパソコンからスマートフォンになっていたりします。就活の必携アイテムといえそうです。

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