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2014年5月14日 (水)

企業物価は消費税率引上げのため大きく上昇率を高める!

本日、日銀から4月の企業物価指数 (CGPI) が公表されています。消費増税直後の物価統計の発表として注目されたんですが、前月比で+2.8%、前年同月比で+4.1%の大幅な上昇となりました。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

企業物価、4月は4.1%上昇 消費増税除けば1.4%
日銀が14日発表した4月の国内企業物価指数(2010年平均=100、速報値)は105.7と、前年同月比で4.1%上昇した。プラスは13カ月連続。4月の消費税率引き上げが幅広い品目の価格押し上げにつながり、上昇率は前月(1.7%)から大幅に拡大した。前月比では2.8%上昇した。
消費税率引き上げの影響を除いた指数は102.9。前年同月比1.4%上昇と、3月(1.7%)に比べ伸び率は鈍化した。外国為替市場で円相場が下げ渋っており、物価の押し上げ効果が和らいでいる。前月比では0.1%上昇で、増税による押し上げ効果は2.7%程度となる。
企業物価指数は出荷や卸売り段階など企業間で取引する製品の価格水準を示す。全820品目のうち、前年比で上昇した品目は394、下落した品目は341。上昇が下落を上回るのは8カ月連続。
消費税を除くベースで項目別にみると、「電力・都市ガス・水道」や「石油・石炭製品」が上昇する一方、薬価改定で値下がりした病院向け医薬品を含む「化学製品」が下落した。
円ベースの輸出物価は前年比1.5%上昇、輸入物価は2.6%上昇した。

いつもながら、コンパクトによく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、いつもの企業物価上昇率のグラフは以下の通りです。上のパネルは国内と輸出入別の前年同月比上昇率を、下のパネルはその3指数の上昇率の中から国内物価だけを取り出してズームアップして、それぞれプロットしています。影をつけた部分は景気後退期です。いつものお断りですが、このブログだけのローカル・ルールで、直近の景気循環の谷は2012年11月であったと仮置きしています。

photo

当然ながら、消費税率引上げに従って、国内物価だけが4月に大幅に上昇率を高めているのが下のパネルから読み取れます。ただし、グラフには書きにくかったので加えていませんが、日銀試算に従えば、4月の国内物価上昇率は、引用した記事にもある通り、消費税込みで前月比+2.8%、前年同月比+4.1%ですが、消費税率引上げの影響を除けば前月比+0.1%、前年同月比+1.4%となり、3月が前年同月比+1.7%でしたから、消費税の影響を除けば4月はむしろ上昇幅が縮小しています。消費増税に伴う需給ギャップのマイナス方向への振れがありますから当然と言えます。前月の3月から上昇した品目として統計を作成している日銀から、食料品・飲料・たばこ・飼料、輸送用機器、石油・石炭製品、電力・都市ガス・水道などの寄与度が高いとされているんですが、円安圧力の軽減もありますし、需給ギャップの引締りに起因するのか、消費税率引上げの転嫁が進んだのか、どちらなのかは私にはサッパリ分かりません。統計以外の何らかのサイド・インフォメーションが必要なんですが、私は不勉強にして持ちつけません。

企業物価のうちの国内物価を見る限り、4月の消費税率引上げに伴って、上昇率は大きく高まっていますが、消費税の影響を除けば、むしろ、物価上昇圧力は低下しています。今後の物価動向次第では、日銀が追加緩和に踏み切る可能性が残されたと私は考えています。

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