今週のジャズは上原ひろみ「ALIVE」を聞く
今週のジャズは、ようやく、上原ひろみの新しいアルバム「ALIVE」です。先月発売されたところで、諸事情あって、今月下旬にアマゾンのギフトを入手予定だったものですから、早速買い求めました。ベースのアンソニー・ジャクソン、ドラムスのサイモン・フィリップスと組んだトリオ・プロジェクトの新しいアルバムは「VOICE」と「MOVE」に続く3枚目です。私はすべて買い求めました。その昔はよくCDを買っていたんですが、最近ではめずらしい気もします。まず、曲の構成は以下の通りです。
- ALIVE
- WANDERER
- DREAMER
- SEEKER
- PLAYER
- WARRIOR
- FIREFLY
- SPIRIT
- LIFE GOES ON
ノッケのアルバムのタイトル曲が何と16分の27拍子で圧倒されます。終盤に向けて、リリカルなナンバーも取り入れ、各曲の完成度が高い上に、アルバムとしてもとても完成度が高くなっています。このトリオのアルバムとしては2作目の「MOVE」よりも、最初の「VOICE」の方を私は評価していたのですが、文句なく3作目にして上原ひろみの代表作となるアルバムと言えます。どうでもいいことながら、山中千尋がホーンも入れたグループで録音したアルバム「Somethin' Blue」を来月リリースすることになっていて、大いに楽しみにしているんですが、私としてはいまだに山中千尋の代表作はヴァーヴでのメジャー・デビューのアルバム「Outside by the Swing」だと思っていたりします。その意味で、上原ひろみの「進化」に私は大いに注目しています。ジャズファンを自任するのあれば、何としてでも聞いておくべきアルバムのひとつだと思います。
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