« 7月からスーパークールビズが始まり節電と再生可能エネルギーの活用について考える! | トップページ | ロースコアの接戦を制して3連勝で貯金生活が復活! »

2014年7月 4日 (金)

米国雇用統計は堅調な動きを見せ米国経済回復テンポの加速を示唆!

昨日、米国労働省から6月の米国雇用統計が公表されています。通常は第1金曜日の発表なんですが、今年は米国の独立記念日に当たり、統計発表が1日前倒しされています。米国雇用統計のヘッドラインとなる非農業部門雇用者は季節調整済みの系列で見て前月から+288千人増加し、失業率は先月から0.2%ポイント低下して6.1%を記録しています。まず、やや長くなりますが、New York Times のサイトから記事を最初の5パラを引用すると以下の通りです。

Hiring Is Strong And Jobless Rate Declines to 6.1%
American companies are finally getting comfortable enough with the economy's prospects to add new workers at a very healthy pace, after years of saying they lacked the confidence to hire people aggressively during a fitful recovery.
Employers added 288,000 jobs in June, the Labor Department said Thursday, the fifth month in a row that hiring has topped the 200,000 mark. The unemployment rate dipped to 6.1 percent last month, the best reading since September 2008, when the collapse of Lehman Brothers turned what had been a mild recession into an economic rout.
Since then, many segments of the economy have rebounded - including corporate profits, Wall Street and the housing market - even as payrolls inched higher at a grindingly slow rate. Now, these broader economic gains are prompting businesses to actually hire significantly more workers in response to growing demand, rather than taking half steps, like adding hours to stretch existing work forces.
The prospect of stronger economic growth, with healthier consumer spending as more Americans find work, helped to lift the stock market to new highs. On Thursday, the Dow Jones industrial average closed above 17,000 for the first time, while the Standard & Poor's 500-stock index recorded a new high and the tech-heavy Nasdaq hit its highest level since the go-go days of 2000.
Despite the broad gains, the economy is still a long way from its peak before the housing bubble burst and the recession began at the end of 2007. The broadest measure of unemployment, which includes people who are working part time because full-time positions are not available, stands at 12.1 percent. And the proportion of Americans in the labor force has been stuck for three straight months at 62.8 percent, a 36-year low, and is down sharply from 66 percent in 2008.

かなり長いんですが、まずまずよく取りまとめられている印象があります。続いて、いつもの米国雇用統計のグラフは下の通りです。上のパネルは非農業部門雇用者数の前月差増減の推移とそのうちの民間部門、下のパネルは失業率です。いずれも季節調整済みの系列であり、影をつけた部分は景気後退期です。全体の雇用者増減とそのうちの民間部門は、2010年のセンサスの際にかなり乖離したものの、その後は大きな差は生じていません。

photo

先月の米国雇用統計発表時と同じ感想を持ちます。すなわち、米国の雇用はかなり堅調で、今年後半に米国景気はいっそうの加速を見せる可能性が示唆されていると考えるべきです。で、すべて終わりだったりするんですが、それではお愛想なしなのでもう少し敷衍すると、今年に入って、2月の記録的な寒波の影響などにより米国景気は大きく減速を示していました。個人消費そのものである買い物の足は止まり、企業の設備投資も進まず、金利が下がらないために住宅建設も停滞していました。しかし、春の訪れとともに景気は一気に上昇の兆しを見せ、新車販売などの統計も上向いて消費が持直しに向かっています。一例として、4月の非農業部門雇用者の前月差増分は282千人から今回さかのぼって改定され304千人に上方修正されていたりします。2014年は出だしの1-3月期で年率成長率▲2.9%と大きなマイナス成長を記録し、通年の成長率はこのために1%台にとどまるとの予想がエコノミストの大勢を占めていますが、今年後半から来年にかけては2%台から3%近い、あるいは、3%を超える成長が期待できるのではないかと、米国経済の方向感が修正されつつあるように見受けられます。連邦準備制度理事会 (FED) がデュアル・マンデートのひとつの目標と示した失業率6%台半ばはとっくに超えてさらなる低下を示しており、米国の自然失業率と目される5%台前半も視野に入りつつあります。そうなると、量的緩和 QE3 のテイパリングやゼロ金利の解除、すなわち利上げがアジェンダに上って来ると考えるべきです。

photo

また、日本の経験も踏まえて、もっとも避けるべきデフレとの関係で、私が注目している時間当たり賃金の前年同月比上昇率は上のグラフの通りです。ならして見て、ほぼ底ばい状態が続いている印象です。逆に言えば、サブプライム危機前の+3%超の水準には復帰しそうもないんですが、同時に、底割れして日本のようにゼロやマイナスをつけて、デフレに陥る可能性は小さそうに見えます。

|

« 7月からスーパークールビズが始まり節電と再生可能エネルギーの活用について考える! | トップページ | ロースコアの接戦を制して3連勝で貯金生活が復活! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/20840/56690749

この記事へのトラックバック一覧です: 米国雇用統計は堅調な動きを見せ米国経済回復テンポの加速を示唆!:

« 7月からスーパークールビズが始まり節電と再生可能エネルギーの活用について考える! | トップページ | ロースコアの接戦を制して3連勝で貯金生活が復活! »