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2014年8月22日 (金)

マイナビ転職「夏の賞与に関する実態調査 2014」に見る今夏のボーナスやいかに?

一昨日8月20日にマイナビから「夏の賞与に関する実態調査 2014」と題する調査結果が公表されています。まず、マイナビのサイトから調査結果の概要を3点引用すると以下の通りです。

調査結果の概要
  • 【賞与額】賞与を受け取ったのは全体の約8割。金額は月給の「2カ月分以上2.5カ月分未満」が最多
  • 【賞与額の前年比較】賞与を受け取った人のうち4人に1人が前年より1割-3割程度増えており、景気回復の影響か、"増えた"が"減った"を上回る
  • 【賞与の満足度】4割以上が金額に不満。満足度は転職意向にも影響

経団連調査の「2014年 夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果」や日経新聞調査の「2014年夏のボーナス調査」の結果などによれば、今年の夏季ボーナスは+5パーセントを超えて+10パーセント近い増加を示していたりしますが、この調査結果については、賞与の額などのハードデータではなく、満足度などのソフトデータではないか、と私は受け止めています。厚生労働省の毎月勤労統計で夏季ボーナスの統計が出るのが遅れますし、ハードデータでは満足度などは出ませんので、簡単にこのソフトデータを見ておきたいと思います。

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上の積上げ棒グラフは夏の賞与額と従業員規模のシェアを示しています。このグラフの意図がよく分からないんですが、素直に、タテとヨコを反対にして、従業員規模別の賞与額のシェアを示してくれた方が分かりやすいと思います。何か差支えがあったのかもしれません。3000人以上の大企業に勤務していでも夏の賞与なしの従業員が存在する一方で、30人未満の中小企業では70万円以上の賞与は出ていない、という事実は確認できます。すなわち、極めて大雑把ながら大方の常識と一致して、夏の賞与額は企業規模と正の相関を有しているように見えます。

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次に、上のグラフは前年と比較した今夏の賞与額をプロットしています。±10パーセントというのが、とても大雑把なので、このレンジがもっとも多いのは当然なんですが、前年比11-29%の増減で「やや増えた」が「やや減った」を上回っていますので、当然ながら、昨夏よりも今夏の方が賞与額は増加したんではないか、少なくとも増加した印象があるのではないか、という推測は成り立ちます。これも大方の常識と一致しているように私は受け止めています。

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上のグラフは、夏の賞与があった人に満足度を問うた結果です。もっとも多い「普通」を別にして、「やや不満」が21.3%、「非常に不満」が20.2%と、4割以上が「不満」を感じており、「やや満足」の19.6%と「非常に満足」の5.0%を加えた「満足」24.6%を「不満」が16.9%ポイント上回る結果となっています。マイナビは昨夏に同様の調査をしていないようなので時系列で比較することはできませんが、少し私は驚きました。転職意向のある緑のラインがないピンクのラインより不満度が高いのは当然としても、比較対象が問題なのかもしれません。すなわち、昨夏の賞与額と比較していれば満足度は高いと思うんですが、売上げや経常利益などの会社の取り分と比較した従業員の取り分たる賞与額に不満が高い、ということなのではないかと私は理解しています。

顧客満足度についつい注目が行きがちですが、この先、ますます人口減少社会に突入する日本経済において、労働力を確保し従業員満足度を高めるためにも賃上げは必要です。

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