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2014年10月 6日 (月)

ノーベル賞ウィークが明けて来週発表の経済学賞について考える!

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広く報じられている通り、本日の医学・生理学賞から始まって、今週はノーベル賞の発表ウィークとなります。もっとも、やや格落ちと見なされることのある経済学賞の発表は来週になります。発表予定は以下の通りです。ただし、ノーベル財団のサイトではまだ文学賞の発表日が明らかにされていません。通例に従って、空いている10月9日と想定しておきます。

10月6日
医学・生理学賞
10月7日
物理学賞
10月8日
化学賞
10月9日
文学賞 (想定)
10月10日
平和賞
10月13日
経済学賞

なお、例年通り、9月下旬の26日にトムソン・ロイターから「引用栄誉賞」が科学分野に限って発表されています。すなわち、平和賞と文学賞は除かれています。この「引用栄誉賞」はノーベル賞受賞者との相関も高いとされており、今年は日本から、独立行政法人理化学研究所創発物性科学研究センターのセンター長(併任: 東京大学大学院工学系研究科)の十倉好紀教授が「新しいマルチフェロイック物質の発見」の功績により、物理分野で選出されています。この専門分野は私の理解を超えていますのでパスします。なお、社会科学という科学分野の代表たる経済学賞については、以下の3分野の5氏が「引用栄誉賞」を受賞しています。

功績氏名所属
For contributions to Schumpeterian growth theory

シュンペータリアン型成長理論に関する貢献
Philippe M. AghionRobert C. Waggoner Professor of Economics, Harvard University, Cambridge, MA USA
Peter W. HowittLyn Crost Professor Emeritus of Social Sciences and Professor Emeritus of Economics, Brown University, Providence, RI USA
For their advancement of the study of entrepreneurism

企業家論の研究の発展
William J. BaumolProfessor of Economics and Harold Price Professor of Entrepreneurship, New York University, New York, NY USA
Israel M. KirznerEmeritus Professor of Economics, New York University, New York, NY USA
For his pioneering research in economic sociology

社会経済学の先駆的研究
Mark S. GranovetterJoan Butler Ford Professor and Chair of Sociology, and Joan Butler Ford Professor in the School of Humanities and Sciences, Stanford University, Stanford, CA USA

上のテーブルにある3分野の中でわずかなりとも私に親しみがあるのは真ん中の企業家論であり、ボーモル教授の論文は読んだことがあるような気がしますが、不勉強にして他の先生方の業績はよく知りません。今年も、大胆かつ根拠ない私の予想として、成長論の分野からジョルゲンソン教授とバロー教授を上げておきたいと思います。

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