今週のジャズは西山瞳・安ヵ川大樹「Down by the Salley Gardens」を聞く
今週のジャズは西山瞳・安ヵ川大樹「Down by the Salley Gardens」です。このピアノとベースのデュエットは2年前の2012年に「El Cant Dels Ocells」で共演していますので、デュオとしては2作目のアルバムです。それから、表題曲はアイルランドのトラディショナル=民謡です。まず、収録曲は以下の9曲です。表題曲の5曲めとともに、3曲めと8曲めがトラディショナルである以外、ほかの6曲は西山瞳のオリジナルです。
- Pescadores
- Softwind
- 花笠音頭
- Loca
- Down by the Salley Gardens
- Epigraph
- Alma
- 大漁唄い込み
- Whispering
おそらく、安ヵ川大樹の興したマイナー・レーベルだと思うんですが、Daiki Musica レーベルの27枚目のリリースだそうです。秋の夜長に読書のBGMなんかで聞くのにはいいかもしれません。ピアノとベースですから、私のような貧弱なオーディオ・セットで聞いていればもちろん、どうしても、ピアノが前面に出てベースが後景に退きます。同じ楽器の組合せで、ビル・エバンスとスコット・ラファロの2人がドラムを押しのけて火の出るようなコラボを見せていたという事実がとてもあり得ないものだったというのが、今にしてよく理解できる気がします。ジャズのアルバムとして世界に通用するわけではないでしょうが、近くのレンタル店で借りて聞くにはいいかもしれません。下の動画は、前のアルバム「El Cant Dels Ocells」のものです。
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