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2015年3月 4日 (水)

大学生協による「第50回学生生活実態調査」の結果にみる大学生の生活動向やいかに?

先週金曜日2月27日に大学生協連合会から「第50回学生生活実態調査」の結果が公表されています。自宅生・下宿生とも収入合計は昨年よりも微増していたりしますが、ほかに経済状況に加えて学生生活や日常生活についても調査しています。我が家にも高校3年生の倅がいますので大学生の生活実態には興味あるところ、本日のエントリーではいくつか図表を引用しつつ、簡単に紹介したいと思います。

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まず、上のグラフは大学生協連のサイトから【図表6】暮らし向きの変化 を引用しています。大学生の暮らし向きは自宅生と下宿生である程度の差はあるものと思いますが、上のグラフに見られる通り、「普通」の比率はジワジワと減少している一方で「楽な方」は増加を示しており、現在の暮らし向きに対して「楽」(「大変楽な方」+「楽な方」)と感じている学生は51.1%(自宅生53.1%・下宿生50.2%)と、この3年間は半数を超えています。収入の大部分は親からの仕送りや小遣いとアルバイトだと思うんですが、アルバイトの就労率は69.1%(自宅生75.1%・下宿生64.8%、男子64.5%・女子74.9%)で、前年に続いて上昇しており、特に、終活との関係が明らかではないものの、自宅生・下宿生ともに4年生の就労率が上がっているようです。

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終活や留学の質問もありますが、ここは一気に生活面に飛ばして、上のグラフは大学生協連のサイトから【図表15】一日の読書時間 を引用しています。2013-14年と読書ゼロが増加して40%を超えています。ただし、読書ゼロ以外の読書をする学生の中では、上のグラフに見られる通り、「60分以上」が昨年から5%ポイント近く伸び、逆に、「30分未満」が大きく落ちている通り、読書については二極化が進んでいる印象です。他方、グラフの引用は省略しますが、読書を離れてスマートフォンの利用についても調査しており、1日のスマートフォン利用時間は平均163.6分に上っています。スマートフォンを持たない、または利用しない「0」分は4.4%(男子5.3%・女子3.2%)に過ぎず、平均時間は女子177.8分に対して男子152.2分と、女子が男子を25.6分上回っているとの結果を得ています。私には評価の難しいところです。

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興味本位ながら、50年以上も前の第1回調査との比較のグラフ大学生協連のサイトから引用すると上の通りです。物価の変動や社会情勢の変化などにより2014年の結果を約50年前と単純に比較することは難しいんですが、1963年の収入金額は自宅生、自宅外生ともに、ほぼ現在の10分の1の金額で分布していることから、大雑把に貨幣価値は10倍して得ることも可能かもしれません。パソコンやスマホなど50年前には存在しなかった学生生活の必需品が今ではそれなりの重要性を占めていますので、何とも比較の難しいところですが、あくまでご参考だと受け止めています。

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