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2015年3月 6日 (金)

景気動向指数に見る我が国景気は着実に回復中!

本日、内閣府から1月の景気動向指数が公表されています。ヘッドラインとなるCI一致指数は先月から+2.4ポイント上昇して113.0に、CI先行指数ポイントは逆に▲0.2ポイント低下の105.1を、それぞれ記録しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

1月の景気一致指数、2カ月連続改善 2.4ポイント上昇
内閣府が6日発表した1月の景気動向指数(CI、2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.4ポイント上昇の113.0だった。改善は2カ月連続。伸び率は消費増税前の駆け込み需要があった2014年1月(2.7ポイント上昇)以来の高さだった。輸出向けに生産が活発な設備投資用の一般機械や乗用車など生産関連の指標が上向いたことが寄与した。内閣府は、一致指数の基調判断を「改善を示している」に据え置いた。
数カ月先の景気を示す先行指数は0.2ポイント低下の105.1で2カ月ぶりに悪化した。中小企業の景況感が低下したことなどが響いた。景気に数カ月遅れる遅行指数は0.9ポイント低下の120.3だった。
指数を構成する経済指標のうち、3カ月前と比べて改善した指標が占める割合を示すDI(最高は100)は一致指数が80.0、先行指数が55.6だった。

いつもながら、簡潔によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、下のグラフは景気動向指数です。上のパネルはCI一致指数と先行指数を、下のパネルはDI一致指数をそれぞれプロットしています。影をつけた部分は景気後退期を示しています。

photo

先月2月6日付けのエントリーで景気動向指数を取り上げた際に明らかにした通り、12月指数の発表時から統計作成官庁である内閣府の基調判断は「改善を示している」に引き上げられたものの、先月の基調判断ではただし書きが、「ただし、基調判断に用いている3か月後方移動平均のこのところの変化幅は、大きいものではない。」とくっついていて、私には何のことやらサッパリ理解できなかったもので、すっかり無視していたんですが、今月の基調判断はスッキリと「改善を示している。」で終わっています。CI一致指数のプラス寄与の大きい系列は、投資財出荷指数(除輸送機械)、耐久消費財出荷指数、中小企業出荷指数(製造業)などが上げられており、逆に、マイナス寄与の大きな系列として商業販売額(小売業)(前年同月比)や有効求人倍率などがあります。CI先行指標がマイナスに転じましたが、引用した記事にある中小企業売上げ見通しD.I.もさることながら、マイナス寄与が大きいのは日経商品指数(42種総合)です。国際商品市況でこれだけ原油価格が低下したんですから仕方ない面があると私は受け止めています。この系列のマイナス寄与が1月には▲0.83あって、12月の▲0.51から▲0.3ポイント超も拡大していますから、▲0.2ポイントに過ぎないCI先行指数の下降は深刻に考える必要はないものと理解すべきです。ですから、本日発表の景気動向指数を見る限り、記事のタイトルにしたように、我が国の景気は着実に回復中である、と見なして何ら差し支えないと私は考えています。

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