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2015年6月 9日 (火)

2か月連続で低下した消費者態度指数の先行きやいかに?

本日午後、内閣府から5月の消費者態度指数が公表されています。先月から▲0.1ポイント低下して41.4を記録しています。ほぼ横ばい圏内ながら、4月5月と2か月連続の低下を示しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

5月の消費者態度指数、0.1ポイント低下の41.4 基調判断引き下げ
内閣府が9日発表した5月の消費動向調査によると、消費者心理を示す一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は前月比0.1ポイント低下の41.4だった。2カ月連続で前月から悪化した。指数を構成する4つの意識指標のうち、「雇用環境」が前月から1.4ポイント低下した。食料品などで値上げが続いていることも消費者の心理に影響したようだ。
内閣府は消費者心理の基調判断を「持ち直している」から「持ち直しのテンポが緩やかになっている」に下方修正した。判断を引き下げるのは2014年11月以来、半年ぶり。
意識指標では「雇用環境」のほか、「耐久消費財の買い時判断」も前月から低下した。「暮らし向き」と「収入の増え方」は上昇した。
1年後の物価見通しについて「上昇する」と答えた割合(原数値)は前月から1.8ポイント減少し、87.4だった。
調査は全国8400世帯が対象。調査基準日は5月15日で、有効回答数は5498世帯(回答率は65.5%)だった。

いつもながら、簡潔によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、下のグラフは景気動向指数です。上のパネルはCI一致指数と先行指数を、下のパネルはDI一致指数をそれぞれプロットしています。影をつけた部分は景気後退期を示しています。

photo

昨日公表された景気ウォッチャーが供給サイドのマインドを、この消費者態度指数が需要サイドのマインドを、それぞれ代表する指標だと私は考えているんですが、いずれも5月はほぼ横ばい圏内ながら低下を示しています。景気ウォッチャーの基調判断は「緩やかな回復基調」で据え置かれましたが、消費者態度指数は、引用した記事にもある通り、「持ち直している」から「持ち直しのテンポが緩やかになっている」に下方修正されています。半ノッチくらい下方修正と受け止めています。まあ、6か月振りの低下だった景気ウォッチャーと2か月連続の低下だった消費者態度指数の違いはありますが、ビミョーなところかもしれません。消費者態度指数を構成する4つのコンポーネントのうち、「収入の増え方」と「暮らし向き」は上昇を示しているんですが、特に、「雇用環境」が▲1.4ポイントと大きく低下を示しています。緩やかな景気回復に従って労働市場に新規参入ないし再参入しようとした向きがまだ適当な職を見つけられないのか、それとも、4-5月くらいから生産が踊り場に入って派生需要である労働市場がパッとしないのか、不勉強にして追加情報はありません。夏場に向けて、ボーナスの増加や賃上げ効果で消費が拡大したり、あるいは、本格的な設備投資需要が盛り上がったり、といった内需主導の景気回復を私は期待しています。

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