JTBリポートに見る2015年夏休みの旅行動向やいかに?
やや旧聞に属する話題ですが、先週木曜日の7月2日にJTBから2015年夏休みの旅行動向に関するリポートが公表されています。海外旅行人数は昨年比でやや減少するものの、国内旅行は前年比+0.2%増の7,561万人に達すると見込まれています。まず、リポートから今年の夏休みの旅行動向に関して、総消費額と国内旅行人数をグラフにしてお示しすると以下の通りです。
JTBが推計したのは、「7月15日から8月31日に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向なんですが、円安の影響や韓国でのMERSの感染症の発生などもあって、海外旅行は昨年夏休みの260万人から255万人にやや減少すると見込まれているものの、国内旅行は昨夏の7545万人から+0.2%増の7561万人に増加すると推測されています。ただ、国内旅行と海外旅行を合わせた総旅行消費額は昨年比で▲0.4%減の3兆2650億円にとどまるとの推計です。
行き先としては、北陸新幹線効果で北陸とか、来年のサミット開催決定で伊勢志摩とかが人気とリポートしています。ただ、国内旅行の交通手段としては、ガソリン安を受けて乗用車が増加する一方で、新幹線もJR在来線・私鉄とも昨年比で減少する見込みです。また、今年4月から発売を開始したプレミアム付きのふるさと旅行券が売切れ続出だそうで、人気のほどが伺えます。
最後に、夏休みだけでなく、今年は9月の敬老の日と秋分の日がつながって、土曜日を入れれば9月19日から23日まで5連休のシルバーウィークとなります。JTB系列の旅行予約も9月は昨年比で大きく増加しているとリポートされています。
少し傾向は異なりますが、リクルート・グループであるじゃらんの「2015年夏休み 国内旅行動向」やエイビーロードの「2015年夏休みツアー問い合わせ概況」なども、夏休み旅行動向のご参考まで。
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