国連 Millennium Development Goals Report 2015 は最終年にどこまで進んだか?
国連からミレニアム開発目標の最終年である今年2015年の最終リポート The Millennium Development Goals Report 2015 が公表されています。上の画像の通り、大きく8つの目標を掲げましたが、例えば、1番目の貧困削減は私はかなり進捗したという実感を持っています。国連のリポートでも、極度の貧困の撲滅については、極度の貧困は途上国において1990年47%の1,926百万人を占めましたが、2015年には14%の836百万人まで大きく減少しましたし、2番目の初等教育についてもサブサハラ諸国で1990年の52%から2015年には80%まで伸びました。
ただし、貧困削減については違う見方もあります。すなわち、世論調査機関であるピュー・リサーチ・センターが世銀データを分析したところ、上のグラフの通り、貧困は確かに削減されたし、中流も増加したが、低所得層もかなり増加している、という事実です。上のグラフはのピュー・リサーチ・センターのサイトから引用しています。そして、依然として世界は低所得者が圧倒的な多数を占めています。
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