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2016年7月26日 (火)

企業向けサービス物価上昇率は小幅なプラスで膠着状態が続く!

本日、日銀から6月の企業向けサービス価格指数(SPPI)が公表されています。ヘッドラインの前年同月比上昇率は+0.2%と、かろうじてプラスを維持しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

6月企業向けサービス価格、前年比0.2%上昇 伸び率は横ばい
日銀が26日発表した6月の企業向けサービス価格指数(2010年=100)は103.0と前年同月比0.2%上昇した。伸び率は5月から横ばいだった。人手不足の業種は上昇しているが、円高の影響が上昇幅を抑えている。日銀は「国内需給の改善による値上げは続いているが動きは強くない」(調査統計局)として、当面は物価が大きく上がりにくいとみている。
品目別にみると、労働者派遣サービスや土木設計など人手不足が続く業種は堅調だった。訪日外国人観光客数の増加を背景に宿泊サービスも上昇した。一方で外航貨物輸送やリースなどは円高の影響で円ベースでの契約単価が低下した。
伸び率は前月比では横ばいだった。全147品目のうち前年比の上昇品目数は51、下落品目数は59で、下落品目数が8品目多かった。5月確報の7品目から差が拡大した。

いつもながら、包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。次に、SPPI上昇率のグラフは以下の通りです。サービス物価(SPPI)と国際運輸を除くコアSPPIの上昇率とともに、企業物価(PPI)上昇率もプロットしてあります。SPPIとPPIの上昇率の目盛りが左右に分かれていますので注意が必要です。なお、影をつけた部分は景気後退期を示しています。

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企業向けサービス物価(SPPI)のヘッドラインの前年同月比上昇率が+0.2%、国際運輸を除くコアSPPI上昇率が+0.4%と、いずれも先月の統計から変わりありません。引用した記事にもある通り、人手不足の影響が大きい労働者派遣サービスや土木建築サービズ、あるいは、外国人観光客に支えられた宿泊サービスなどが寄与度差でプラスに働いている一方で、国際商品市況における石油価格の下落の影響が大きい外航貨物輸送がマイナスとなっています。広告については、新聞広告とテレビ広告がマイナスを示した一方で、インターネット広告はプラスとなっており、差引き小幅のマイナス寄与度差を記録しています。また、リースが小さいながらマイナスの寄与度差を示しているのは円高による円ベースの契約単価の引下げと報じられています。いずれにせよ、このところ繰り返しているように、物価は膠着状態が続いています。でも、国際商品市況における商品価格の下落はほぼ一巡した一方で、人手不足に起因するサービス価格は、おそらく、消費者物価を下支えし、この先、マイナス回避、というか、プラスへの浮上につながって行くような気がします。

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