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2017年3月 6日 (月)

トレンド Express による春節期間中の中国人観光客の動向やいかに?

やや旧聞に属する話題かもしれませんが、2月28日付けでトレンド Express から今年の春節期間における中国人観光客の動向について、SNS 上のクチコミを分析した結果が明らかにされています。インバウンド消費はこの先さらに伸びる可能性は必ずしも大きくありませんが、地域によっては貴重な売上に結びついている場合も少なくありません。トレンド Express のサイトからテーブルを引用しつつ、簡単に取り上げておきたいと思います。

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まず、行った先のランキングは上のテーブルの通りです。昨年の春節時期と同じでトップは沖縄でした。まあ、プレコードの統計調査表に記入してもらっているわけではなく、あくまで、春節の時期にSNS上に出現した地名を拾っているだけですから、場所の統一性はありません。すなわち、トップ5で見ても、清水寺や心斎橋・道頓堀などのピンポイントの建物や狭い範囲の地名があるかと思うと、都市名で札幌が入っていますし、沖縄は県名と解釈するのが妥当なんでしょう。清水寺、表参道、USJが昨年からジャンプアップしてトップ10に入っています。逆に、昨年4位だったラオックスは20位圏外になったようです。観光のコト消費と、買い物のモノ消費のバランスがビミョーに取れているような気がします。また、テーブルは引用しませんが、36位に阿蘇火山博物館が、また、37位に岡崎といった地方がランクインしており、地方分散化が進んでいるといえそうです。

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次に、モノ消費について、商品カテゴリで分類したテーブルが上の通りです。ドラッグストアや家電量販店などで売っている商品が多くランクインしているような気がします。トップ5は昨年から順位が入れ替わっただけで、中身の変更はありません。ジャンプアップしたのは医療器具であり、血圧計、体温」、鼻洗浄などのキーワードが見受けられるようです。背景には健康管理への関心の高まりや日本製の医療器具への注目がありそうな気がします。

かつての「爆買い」と称された中国人観光客のインバウンド消費の勢いはかなり下火になりましたが、まだもう少し中国人観光客のお買い物熱は続きそうな気もしないでもありません。

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