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2017年7月11日 (火)

日銀「さくらリポート」に見る各地域の景気の現状やいかに?

昨日午後、四半期ごとの支店長会議に合わせて日銀から「さくらリポート」が公表されています。以下のテーブルの通りです。

 2017年4月判断前回との比較2017年7月判断
北海道緩やかに回復している回復している
東北緩やかな回復基調を続けている緩やかな回復基調を続けている
北陸緩やかに拡大している緩やかに拡大している
関東甲信越緩やかな回復基調を続けている緩やかな拡大に転じつつある
東海緩やかに拡大している緩やかに拡大している
近畿緩やかに回復している緩やかな拡大基調にある
中国緩やかに回復している緩やかに拡大しつつある
四国緩やかな回復を続けている緩やかな回復を続けている
九州・沖縄緩やかに回復している地域や業種によってばらつきがみられるものの、緩やかに拡大している

上のテーブルを見れば明らかなんですが、北海道、関東甲信越、近畿、中国、九州・沖縄の5地域で総括判断を引き上げている一方で、残り4地域では総括判断に変更なしです。総括判断が上方修正された地域の背景については、生産が、海外向けの電子部品・デバイスや生産用機械を中心に増加していることや、個人消費が、耐久消費財や高額品の販売堅調などから上向いていること、などが上げられています。全体として、「海外経済の緩やかな成長に伴い、輸出が増加基調にある中で、労働需給が着実に引き締まりを続け、個人消費の底堅さが増しているなど、所得から支出への前向きな循環が強まっている」と結論しています。
なお、トピック分析では、前回の4月リポートから、やや遅れて別冊で公表されるスタイルになり、6月にさくらレポート別冊として「各地域における女性の活躍推進に向けた企業等の取り組み」と題するリポートが明らかにされています。今回はどうなるのでしょうか?

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