シェアリング・エコノミーの市場規模やいかに?
最近拡大を示しているシェアリング・エコノミーの市場規模を内閣府経済社会総合研究所が推計しています。新聞各紙にも広く取り上げられていたように記憶しています。スペースのシェアはいわゆる民泊であり、airbnbなどのマッチングによるものですし、上のテーブルにはありませんが、世界的にはUberなどによる移動のシェア、すなわち、ライドシェアもあるものの、我が国の現状では白タク規制により除外されているようです。他方、我が国独自のモノのシェア、すなわち、メルカリなどは中古品売買がほとんどですから、GDP統計には含まれません。でも、約5,000億円という規模はあくまでSNA上の生産額であり、GDPのような付加価値ということになれば中間投入を差し引く必要があるため、さらにこの5,000億円から規模が小さくなるんでしょうが、2016年時点とはいえ少し小さいかな、という気がしないでもありません。いずれにせよ、エコノミストの目から見ても、シェアリング・エコノミーは注目の分野であることは間違いありません。
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